【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第13節 法政大1-2慶應大 難敵慶大にまたも黒星‥ 公式戦連勝は5でストップ
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第13節 法政大ー慶応大
2017年9月23日(土)
Shonan BMW スタジアム平塚
前節でリーグ戦首位の筑波大を破った法大は、13節で苦手とする慶大と対戦。今節は、上田綺世(スポ1)に代え、松澤彰(現2)を起用した。試合は、前半序盤に失点した後、黒崎隼人(経3)が今季初ゴールで同点とするなど攻守に活躍を見せる。しかし終了間際で失点し、またもや慶大に苦汁を飲まされた。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 | 前半 | 1 | 2 慶應大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
15分 | 得点 | 慶應大学 | 渡辺夏彦 | 0-1 |
36分 | 得点 | 法政大学 | 黒崎隼人 | 1-1 |
63分 | 交代 | 法政大学 | 森→青柳 | |
72分 | 交代 | 法政大学 | 松澤→関口正 | |
78分 | 交代 | 法政大学 | ディサロ→平山 | |
90分 | 得点 | 慶應大学 | 渡辺恭平 | 1-2 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 11・0 |
2 | DF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高 | 13・1 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 10・1 |
5 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 7・1 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 4・1 |
26 | MF | 大西遼太郎 | 社会2・ジュビロ磐田Y | 4・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 6・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高 | 12・0 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SCY | 10・2 |
29 | MF | 森俊貴 | 情科2・栃木SCY | 2・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和Y | 11・4 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高 | 2・0 |
7 | DF | 川崎雅哉 | 現福4・静岡学園高 | 10・1 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工1・東京ヴェルディY | 1・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高 | 4・0 |
10 | MF | 上田慧亮 | 現福4・前橋育英高 | 0・0 |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高 | 9・1 |
17 | FW | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY | 3・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 26 | 12 | 8-2-2 | 24/10 | 14 |
2位 | 順天堂大 | 25 | 12 | 7-4-1 | 21/14 | 7 |
3位 | 東京国際大 | 20 | 12 | 6-2-4 | 20/16 | 4 |
4位 | 流通経済大 | 19 | 12 | 6-1-5 | 21/18 | 3 |
5位 | 法政大 | 19 | 13 | 6-1-6 | 21/22 | -1 |
6位 | 東洋大 | 18 | 13 | 5-3-5 | 23/18 | 5 |
7位 | 明治大 | 15 | 12 | 4-3-5 | 17/19 | -2 |
7位 | 駒澤大 | 15 | 12 | 4-3-5 | 17/19 | -2 |
9位 | 専修大 | 15 | 12 | 4-3-5 | 13/15 | -2 |
10位 | 慶應大 | 14 | 13 | 3-5-5 | 9/17 | -8 |
11位 | 日本体育大 | 11 | 13 | 3-2-8 | 17/29 | -12 |
12位 | 桐蔭横浜大 | 9 | 12 | 2-3-7 | 14/20 | -6 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 筑波大 | ○2-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
13 | 9月23日 | 慶應大 | ●1-2 | BMWスタジアム平塚 |
14 | 9月30日 | 流経大 | 龍ケ崎市立たつのこフィールド | |
15 | 10月7日 | 専修大 | 法大城山グラウンド | |
16 | 10月10日 | 駒澤大 | 法大城山グラウンド | |
17 | 10月14日 | 明治大 | 法大城山グラウンド | |
18 | 10月22日 | 桐蔭大 | 東洋大グラウンド | |
19 | 10月28日 | 東洋大 | 中銀スタジアム | |
20 | 11月4日 | 順大 | BMWスタジアム平塚 | |
21 | 11月11日 | 東国大 | 保土ヶ谷公園サッカー場 | |
22 | 11月18or19日 | 日体大 | 未定 |
マッチレポート
前節で首位・筑波大を下した法大は、前期リーグ戦で敗れた慶大と対戦した。
試合は好調を維持する法大が右サイドを起点にチャンスを創出する。3分、紺野和也(現2)とのコンビネーションで右サイドを崩した武藤友樹(社4)がボックス内の松澤彰(現2)にボールを送ったが、うまく合わせることができなかった。その後も最終ラインからシンプルに前線にボールを送り得点を狙う法大だったが、一瞬の隙から15分に先制を許してしまう。池田豊史貴からのボールを受けた渡辺夏彦が右足を振り抜くと、これがゴールネットに突き刺さった。しかし、失点後も気落ちせずに攻めの姿勢を見せる。36分、黒崎隼人(経3)がペナルティエリア内に侵入すると、相手をかわし右足を一閃。黒崎の今季初ゴールで同点とし、試合は後半へ。
迎えた後半は相手GK上田朝都の活躍もあり最後が崩せず、試合は膠着状態に陥るが、中盤から終盤にかけては得点の欲しい両者が前に出てオープンな展開になる。72分、紺野の絶妙なスルーパスに抜け出した青柳燎汰(現3)がGKをかわし、黒崎にラストパス。これを黒崎が合わせるも、相手DFに阻まれ惜しくもゴールネットを揺らすことができない。一方の慶大に訪れた80分のチャンスは、法大守備陣がシュートを打たれる前に対処した。
同点のまま試合終了を迎えるかに思われた90分に試合が動く。近藤貫太が右サイドを突破し、クロスを放つ。これを走り込んでいた渡辺恭平が合わせ、慶大が再びリードを奪った。嫌な時間に得点を許した法大は最後の猛攻を見せるが、引いて守る相手から得点を奪うことができずに試合終了。前期リーグ戦に続き、慶大に敗れる結果となった。
総理大臣杯から続いていた連勝が5でストップした法大。チームが目標とする「リーグ戦3位以内」のためには、次節でしっかりと白星を挙げなければならない。(赤染徳光)
選手コメント
関口亮助
ー今日の試合を振り返って
前半の早い段階で失点して、取り返せたところまでは良かったです。でも、後半の自分たちのチャンスの多い中で失点してしまい、不甲斐ない結果でした。
ー慶大の印象は
率直に勝ててない相手なので、向こうも守備を粘り強くやってくる中でそれをどのように自分たちでやっていくかという感じでした。
ーリーグ戦の連勝記録が3でストップしましたが
自分たちは勢いがあるチームで、大臣杯からもここまで来れました。次に連敗しないことが全てだと思うので、しっかり勝ちたいと思います。
ーキャプテンとしてチームメイトにどのような声を掛けますか
試合の負け方が悪いと思います。最後のラスト何分かに決められて、負けるのは感じ悪くてチームの雰囲気もあまり良くないです。今週中にミーティングを通して上手く切り替えて次に向けてやっていこうという話をしたいと思います。
ー次節に向けて
自分たちが連敗しないことが全てだと思うので、勝つことだけ考えてやっていきたいです。
黒崎隼人
-試合を振り返って
自分たちの弱さが出た試合でした。ここから気を引き締めていきたいと思います。
-自分たちの弱さとは具体的に
前半失点して追いついつくまではよかったのですが、最後の部分で弱さが出たかなと思います。ゲームの流れは自分たちだったと思うのですが、後半にもう1回ギアを上げきれなかったのが良くなかったですね。球際だったりの粘り強さだったりは自分たちは欠けていたかなと思います。そこが原因でリズムが悪くなって、力負けしてしまったと思います。
-ゴールシーンについては
相手を揺さぶって、カットインしてからのシュートは狙い通りの展開でした。練習でも決まっていたので、振った瞬間に入ったなと感覚はありました。
-ドリブルのキレが目立ちましたが
調子はいいですね。ただ、まだまだ自分の中のノルマは達成できていないです。
-スタメン出ている機会が増えましたが
誰が出ても、チーム状況的にこのチームは機能すると思うので。今、自分が出れていることに感謝しています。出ている以上は、頑張りたいと思います。
-次節に向けて
もう一度気を引き締めて、来週勝てるように頑張りたいと思います。
森俊貴
―試合を振り返って
全体的にボールを支配していたので、もったいない結果だと思います。
―5戦連続でスタメンでしたが
自分自身びっくりはしているのですが、やるからには法政の名に恥じないように頑張りました。守備が持ち味なのでそこから自分のペースに持って行きました。
―試合後チームではどのような話がありましたか
自分たちの実力のなさが結果に出たと皆思っているので、総理大臣杯のことは忘れて、全員で練習からやっていかないといけないです。
―監督からの指示は
攻撃は攻撃でこれをやってくれというのもありますし、守備は守備でやれと言われています。
―次節に向けて
前期は連勝か連敗しかなかったので、後期はそれをなくすためにも勝つしかないです。流経大は自分たちよりも順位が上なので、勝って少しでも近付きたいです。
フォトギャラリー
- 黒崎は今季初ゴールを記録
- 森は主に守備でチームに貢献
- 武藤は紺野とのコンビネーションで相手を翻弄
- 黒崎の得点に歓喜するチーム