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【特別企画】低迷巨人の救世主へ! OB若林晃弘ドラフト6位指名記念インタビュー!!

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【特別企画】低迷巨人の救世主へ! OB若林晃弘ドラフト6位指名記念インタビュー!!

2017年10月29日(日)
JX-ENEOS合宿所

今年のドラフト会議で多くのプロ野球選手が誕生した。かつて法政の副将で活躍した若林晃弘は読売ジャイアンツ6位から指名を受けた。3年連続V逸に苦しむ球界の盟主の復活のピースとなるか。既にプロを見据える若林にお話を伺った。

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決意の表情をみせる若林

選手インタビュー

若林晃弘 内野手 (平27年度卒)

ー指名されたときの心境は
 正直かからないと思ってたので、かかった瞬間は不思議な感じというかすごい嬉しいというよりかは違った心境でした。

ー指名漏れの可能性も感じてましたか
 正直ないと思って、身体のケアをしに行ったりして指名された瞬間は洗濯物したりしてテレビで見てなかったので、本当に俺なのかなって感じでしたね。

ー調査書はいただいていましたか
3球団来てました。

ージャイアンツのスカウトから声かけなどは
そんなにグラウンドの中ではなかったですけど、電話をいただいてはいました。

ー法大を選んだ理由は
高校の監督の土屋(恵三郎,昭50年卒=現星槎国際湘南監督)監督が法政大学を勧めてくれて、セレクションでテスト受けてから入りましたけど、監督の母校でもありましたし、六大学でやりたいということはあったので、それで選びました。

ー法大の印象は
 僕の1年生のときに優勝しましたけど、すごいレベルの高い大学だと思って、個々のレベルすごく高いなと思いましたので、そんなに大学入ってきついことはなかったですけど、レベルアップする為に選んでよかったなと思いました。

ー印象に残った選手は
 やっぱり、西浦(直亨,平25年卒=現東京ヤクルト)さんですね。守備とかはすごいなと思いましたし、打撃だと多木(裕史,平24年卒=現トヨタ自動車)さんとかはすごい確率の高いバッティングをしますし、上の人たちの凄さを感じたので、早く追いつかないといけないと思いました。

ー転機となった二塁への転向は当時助監督だった青木久典監督の助言でした
 元々外野を1、2年のときにやっていて、青木監督が助監督として来たときに冬場の練習で全員内野ノックをやるっていう練習があってその中で、僕の動きを青木監督が、みたときに「お前内野もう1回やらないか」と言われて、そこからですかね。

ー外野からの転向は苦労があったと思います
元々下手くそだったので、やるしかないなとは思っていて、とにかく練習して青木監督につきっきりで1から守備を教わりました。あの人の教えが今に役立ってますね。

ー同期の佐藤竜一郎(平27年卒=現新日鐵住金鹿島)選手との二遊間でした
 竜一郎とは今でも休みの日に会ってますね。そこら辺はやっぱり二遊間としてコミニュケーションは大事だったので、常に取るようにしましたし、彼も彼でショートとして、非常に良いプレイヤーなので、お互い信頼して二遊間組めたと思います。

ー4年生は副将を務めました
 畔上(翔,平27年卒=現Honda鈴鹿)がキャプテンとしていたので、ほとんど僕しては何もしてないですね。畔上がチームをまとめてくれて、僕らが野球に集中させてくれました。彼がいなければ、副キャプテンとしての自分のあるべき姿を見つけられなかったかもしれないし、彼がいたから自分は野球で引っ張っていこうっていう風に思えたのて畔上がいたからこそ、務まったと思います。

ー4年春にキャリアハイの成績を残しました
 やっぱりこのままじゃいけないという風に思いましたし、とにかく冬は相当練習してなんとか優勝したい気持ちは強かったので、結果的に2位でしたけど、そこで結果を残せたということは自信につながって今もこうやって出来てるかなと思います。

ー六大学リーグでの4年間を振り返って
 自分の足りない部分というのを見つけられる時間でしたし、技術的に3、4年のときにはスキルアップできたと思うので、自分にとっては本当になくてはならない4年間だったと思います。

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ー今年の法大を見ていて
 なかなか結果が出ない中で、苦しい試合が続いてると思いますけど、そんな中でも最後まで諦めない姿勢というか、キャプテンの森龍馬(キャ4)がしっかりと崩れそうなチームをなんとか踏みとどめてるというかそういう印象があるので、龍馬は本当にきつい年代かもしれないですけど、良くやってるなと思います。

ー来年の4年生で期待している後輩は
 僕は川口(凌,人3)ですね。部屋子でもありましたし、いろいろ本人からも技術的なところとか、いろんな質問を受けたので、期待したいですね。

ー来年のドラフト候補の菅野秀哉(キャ3),中山翔太(人3)選手については
 彼らはいいものを持っていて、プロでも通用する力はあると思うので、本当に自分の長所を伸ばしてほしいなと思います。後輩なので、行けるときにプロ目指して行ってほしいなと思います。

ーJX-ENEOSを選んだ理由は
 僕は大学のときはプロに行かないと決めたので、とにかく社会人の最高峰の自分からエネオスに行きたいと決めて選びました。

ーJX-ENEOSの印象は
 常に全力でやるところですね。社会人ですけど、全力疾走だったり、諦めないところはどのチームよりも負けないところだと思ってるので、そういうところはエネオスのいいところだと思います。

ー印象に残る選手は  
僕の中では渡邉貴美男さん、山崎錬さんですね。入ったときのキャプテンと今のキャプテンですけど、同じ内野手として、声を出しながら引っ張っていくそして試合の中でもベテランとして確実に結果を出して引っ張っていく姿は参考になると思います。

ー去年を振り返って
 社会人1年目は本当に右も左もわからない状態で、個人としては全然納得のいくシーズンではなかったので、ただ野球をやってるって感じになってしまってあまり自分の中で得たものはなかったので、何もならなかったですし、正直に言えばあまり良くなかった1年間だと思います。

ー今年は都市対抗野球に補強選手として出場しました
 エネオスでは出れなかったので、非常に残念な部分はありますけど、三菱日立(パワーシステムズ)の後藤(隆之)監督に選んでいただいて、経験させてもらった中でああいった大舞台で経験していただいたことが自分の中では大きくて社会人の最高峰の大会でやれたことは自分の経験の中でこの1年間であそこが転機だったと思います。

ー満塁本塁打を放ちましたが
 満塁本塁打は打ってやろうという気持ちよりも差し込まれないように技術的なことを考えていたから、あの本塁打につながったので。そういうメンタル面でも、成長が出来たっていうところでもあの本塁打につながったと思います。

ー大学時代ではあまりなかった左打席での一発になりました
 社会人入って昨日が社会人入って初めて右で本塁打打ちましたけど、そのときの調子だったりはありますけど、どちらでも長打を打てることはアピールポイントになると思うので、そこは非常に良かった点になると思います。

ー日本選手権に向けての調子は
 本当にいい状態で来てるので、とにかく1試合毎に自分のやれることをやって、勝ちに貢献して結果的に優勝したいと思います。

ー社会人日本代表に選ばれてアジア選手権にも出場しました  
海外でそういった大会があったので、経験させてもらって食事だったり、環境が違う中で今まで通りプレー出来たのは1番の自信にはなりましたし、ああいう国際大会で優勝出来たというところも初めてのジャパン選出だったのでその中で優勝出来て非常にプラスになりました。

ー決勝では代打で四球で出塁。その後田中俊太(日立製作所)選手の適時打で先制のホームを踏む活躍がありました
 相手先発の左投手が良かったので、どこかで代打あるなと思って準備していて5回に代打で先頭で出してもらって四球を選んだときに、僕が出れば流れ変わると思っていたので、出れたことが良かった点と先制点に貢献できたのは良かったのかなと思います。

ージャイアンツの印象は
 常に勝ちを求められるチームで、必ずAクラス以上、優勝しなければいけないチームなので、非常に厳しいですけど、華のあるチームでファンの方も多いですし、注目度が違うと思ってます。

ー印象に残る選手は
 やっぱり坂本(勇人)選手とかは日本を代表するショートで、バッティングも勝負強さだったり、長打もありますし、守備も上手くて脚もあるので、そういう選手を目指していきたいと思います。

ー監督の高橋由伸氏については
 小さい頃からジャイアンツの試合見ている中でのプレイヤーだったので、どういう気持ちで打席入ってるかいろんなことを聞いてみたいです。

ー子供の頃の好きな球団は
あまりなかったですけど、父(憲一氏)がベイスターズ(大洋=現DeNA)の選手だったので、多少はベイスターズをよく見ていた感じですね。

ー六大学出身の同級生では重信慎之介選手や山本泰寛選手がいますが、連絡などは
 山本とは連絡取りましたね。重信は知らないので、来てないですけど。山本からはすぐラインしてきてくれて、いろいろ聞いたりしてます。

ー同じセリーグの横浜DeNAベイスターズには先輩の石田健大(平26年卒)選手や三嶋一輝(平24年卒)選手が所属してます
  相手チームですし、どんな投手からでも安打を打ちたいので、負けないようにやっていきたいです。

ー外野手経験もある中で、守備位置は内外野問わない形でしょうか
 求められるところで、やらなくてはならない世界だと思うので、自分が出られるのであればチャンスがあると思ってやれと言われたところでやりたいと思います。

ースイッチヒッターを魅力だと思います
 これが自分の持ち味だと思うので、そこはしっかりアピールしたいと思います。

ー左右で打撃スタイルに違いはありますか
 最近はあまり変わりはないと思いますけど、元々右の方がパンチがあると思うので。ここ最近は左の感じも掴めてきたので、どちらとも安打を狙いながら長打になるスタイルなので、変わりはないです。

ースポーツ紙には「巨人の松井稼頭央へ」という見出しもありましたが
 三拍子揃っていて、右左で本塁打も打ってますし、遊撃手でものすごい守備もしてましたし、若いときは盗塁でも素晴らしい選手だったので、そういう選手も目指していきたいと思います。

ー1年目の目標は
 まずは試合に出ないと話にならないので、1軍の試合に出場して、そこから積み重ねて何かタイトルが取れるのであれば取りたいですし、一日一日しっかりとやって試合に出てその場できることをやっていく内に、何かタイトルだったり、結果がついてくると思うので、まずは1軍の試合に出て活躍することが目標です。

ー最後にジャイアンツと法大のファンにメッセージをお願いします
 この先、厳しい世界に入りますが、自分の出来ることをしっかりとやって後は結果は自ずとついてくると思うので、毎日毎日日々成長してやっていくので、応援のほどよろしくお願いします。

(取材:渡辺拓海)

若林晃弘 (わかばやし・あきひろ)
キャリアデザイン学部卒業 1993年4月18日生まれ
東京都出身・桐蔭学園
180cm77kg 右投両打
 スイッチヒッターながらパンチ力を秘める打撃と堅実な守備をみせる万能内野手。法大時代は3年秋に二塁の定位置を奪取すると、副将になった4年時は春に打率リーグ2位、秋にはベストナインに輝き、法大の看板選手として活躍した。卒業後はJX-ENEOSへ。プロ解禁年となる今年は都市対抗に補強選手として出場。準々決勝に満塁弾を放つなど、三菱日立の4強進出に貢献。社会人日本代表に選出され、決勝で先制のホームを踏むなどアジア選手権優勝も経験した。ドラフト会議で読売ジャイアンツから6位指名され、目標のプロへ。内外野共に経験がある若林はまずはユーティリティーとしての活躍が期待される。

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  • 4 R取材に応じる若林
 

 

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