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【フェンシング】全日本フェンシング選手権大会(団体戦) 2日目~男子フルーレは史上初2年連続5冠達成 女子サーブルは主力メンバー不在の中で全日本ベスト8!~

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【フェンシング】全日本フェンシング選手権大会(団体戦) 2日目~男子フルーレは史上初2年連続5冠達成! 女子サーブルは主力メンバー不在の中で全日本ベスト8!~

 

全日本選手権大会
2017年12月16日(土)
越前市AW-Iスポーツアリーナ

女子フルーレが全日本で優勝と歓喜に沸いた昨日から一夜明け、今季5冠を目指した男子フルーレ。見事、創部初となる2年連続の5冠を達成した。女子サーブルは主力メンバーである、ダブルエースを欠いた中で笑顔のベスト8で今シーズンを終えた。

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左から順に野口、中島寛総監督、西藤、鈴村、敷根章

試合結果

種目 出場選手 試合詳細 順位
男子フルーレ  野口凌平(営3)、敷根章裕(法3)、西藤俊哉(法2)、鈴村健太(法1)

準決勝〇45-24 別府翔青高

決勝〇45-29 警視庁

優勝 
女子サーブル  服部妃冬未(法2)、和田佳奈(文1)、髙田真帆(法1)、新井ひより(営1)

準々決勝×40-45 日体大

ベスト8
 

男子フルーレ戦評 

 男子フルーレには、野口凌平(営3)、敷根章裕(法3)、西藤俊哉(法2)、鈴村健太(法1)が出場した。
初戦である2回戦の相手は京都クラブ。45-15で圧勝し、1ラウンドの平均失点が約1.67点と完璧な試合で初戦を終える。

続く迎えた準々決勝で早大と対戦。今季初めて1回り目を相手にリードされた展開で迎えた。2回り目の鈴村で点を取り返し逆転。

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その後追い付かれそうな展開にはなるが、しっかりとリードを守り切った。

準決勝ではインターハイで団体優勝した別府翔青高。早大戦が嘘だったかのように、1回り目から点差を広げ、相手を寄せ付けない。45-24と相手を圧倒させた。

決勝では、前回大会と同じ顔合わせの警視庁と対戦。鈴村、西藤と点が取れずに苦しんだが、1回り目の野口から点を取りはじめ、終始リードを広げる展開へ。最後は西藤が締め45-29で優勝を決めた。

4年生が団体メンバーにいない状態ではあるものの、創部82年目で初となる2年連続5冠を達成した。(京岡沙寿乃)

 女子サーブル戦評

 女子サーブルは服部妃冬未(法2)、和田佳奈(文1)、髙田真帆(法1)、新井ひより(営1)が出場した。

初戦は秋田市役所と対戦。1回り目からリードする。追い付かれそうにはなるが最後までリードは許すことなく勝利。

続く準決勝では日体大と対戦。1回り目からリードを広げられるも、昨日女子フルーレで団体優勝を果たした髙田が活躍。フルーレとはまた違った戦い方になるにも関わらず、29-34から6連続ポイント。しかし次の和田でリードされる展開へ。最後の服部も逆転できず敗戦。ベスト8となった。

主力メンバーを欠いた状態でベスト8まで登りつめた。1・2年生だけのメンバーだっただけにフレッシュで笑顔の絶えないチームでベンチを盛り上げた。大事にしてきたチームの雰囲気が来年ではさらに良い結果になるだろう。

(京岡沙寿乃)

選手・マネージャーコメント

 野口凌平

ー今日の試合を振り返って
全体的にチームとして、一つひとつ勝っていけたというのはあるんですけど、個人としては、足を引っ張ってしまう部分が多々あったので、最後勝って終われて良かったです。

ー5冠を達成されました今のお気持ちは
(敷根)崇裕(法2)がいなかったので若干僕たちも、「しっかりやらなきゃな」といったところがあったんですけど、2年連続5冠は初めてということなのですごく嬉しいです。

ー今年を振り返って
とにかく試合が今年の後半は多くて。
国内の試合も海外の試合もいろいろ経験がつめてチームもみんな成長できた1年だったと思います。

ー来年は大学ラストイヤーですが目標は
卒業単位数をとり終えます(笑)
大学の試合もそうですけど、国内の試合も今年同様に戦い抜いてチームとしては3年連続5冠を目指したいです。

西藤俊哉

ー今日の試合を振り返って
個人としてはあんまり内容が良くなったですね。良かった試合もありますけど、改善すべき点はあったな、と思います。
結果的に、チームとして優勝できたのは嬉しいです。

ー史上初5冠という偉業を成し遂げられましたが
勝ち続けることってすごく難しいと思いますし、負けてないということは僕たちにとっていいことだと思っています。
そういったプレッシャーの中で試合をするというのは難しいですけど、更新し続けていきたいです。

ー今年一年いろんなことがありましたが
人生の分岐点になった一年だったんじゃないかなと思います。国内、海外の試合ともに表彰台に上がらせていただいてすごい嬉しい思いからすごい悔しい思いまでしたのでそういった中でいろんな経験ができたと思っています。

ー来年の目標は
国内、海外ともにもっと安定した結果を出していきたいです。

 鈴村健太

ー大会を振り返って
めちゃくちゃ嬉しいです。

ー1年生ながら全国制覇を経験しました
そうですね。自分は1年生なのでプレッシャーを感じず、強気で試合を楽しめれば良いかなと思っていました。その通りできましたし、今日は僕が負けてしまった試合も先輩方が励ましてくれましたし、逆に先輩方がダメだったときに僕が勝てたので、良い感じに回せました。

ー全日本選手権個人戦で敗れた早大の松山恭介選手とはどのような意識で戦いましたか
今日は絶対に負けたくないと思っていました。こないだ負けたときは相手がすごく速いテンポで試合を展開していて、それを対処できずに負けてしまったので、速いテンポを潰すようにプレッシャーをかけたりしました。その策が徐々にはまっていって、松山選手もやり辛そうにしていたのでその辺は良かったと思います。

ー序盤で苦しむ試合もありました
全日本のレベルなのでどの選手も強いのは分かっていましたし、最初から集中してやっていたのですが、入りが良くない試合もありました。しかし、一試合目がダメでも二試合目、三試合目自分の良い形に持って行けたのが良かったと思います。それが一試合目からできていればもっとチームに貢献できていたと思うので、来シーズンはそこを改善していきたいです。

ー今季を振り返って
今季はとても忙しかったですね。大学の試合もありましたし、ジュニアとシニアと二つのカテゴリーもあったので大変でしたが、最近は調子も上がってきたので年明けからまた良い結果を出せるようにしたいです。1年生の試合はこれで終わりなので、2年生からは先輩らしく、今の先輩のようにかっこいい背中を見せられればなと思います。

富田菜央(理工4)マネージャー (創部初となるマネージャーに就任した)

ー4年間を振り返ってみてどうでしたか
難しいですね(笑)
本当に選手にいい試合をいっぱい見せてもらいました。すごい充実した4年間だったと思います。

ーフェンシング部のマネージャーになった理由は
高校時代にフェンシングをやっていて、高校の時は選手でもあったんですけどマネージャーのような仕事もしていました。
今度は選手としてではなく、部員のために支えてあげたいと思って入りました。
法政のフェンシング部って強いの知ってたから選手にはなれないだろうな、と。それでマネージャーとしての入部を決めました。

ー創部初のマネージャーということで苦労した点は
最初に入部したときは、自分が何をしたらいいか?どんなことしたらいいか?が全く分からないというのはもちろんのこと、周りの人たちも私に何頼んでいいのか、扱い方が分からなくて最初は部にマネージャーとしてなじむのと、マネージャーとしての仕事を確立していくのが大変でした。自分から小さなこともコツコツと、探していきましたね。

ー同期やチームのメンバーを振り返って
同期は、結構ケンカも多かったんですけど、今となってはいっぱいケンカした分、心の底から応援できる存在にはなったかなと思います。

ー後輩に期待することは
法政大学に所属していれば、選手は結果を求め続けられると思うので、プレッシャーがより強くかかると思います。だけどそれに負けず、頑張ってほしいなと思います。
マネージャーに対してだったら、今後マネージャーが途切れないように今までやってきたものを受け継げるように今後も頑張ってください。

フォトギャラリー

  • yusyyo左から順に野口、中島寛総監督、西藤、鈴村、敷根章
  • doag1優勝が決まり、中島総監督を胴上げする選手たち
  • nonogutiチーム最上級生として下級生を引っ張った野口
  • DSC 1180点を取りガッツポーズを見せる西藤。早大戦は接戦となった。
  • suzumu来年もチームの主軸として欠かせない鈴村
  • takada昨日のフルーレとはまた違う戦い方で挑んだ髙田
  • wadakanaw来年は主力の団体メンバーとしての活躍が期待される和田
  • wadakana11チームの最上級生として笑顔の絶えないチームを作り上げた服部(右)と1年の新井(左)
 

 

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