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【スピード】第90回日本学生氷上競技選手権大会最終日 力を合わせて団体種目を乗り切り、部門総合2位に輝く!!

 

スケート

【スピード】第90回日本学生氷上競技選手権大会最終日 力を合わせて団体種目を乗り切り、部門総合2位に輝く!! 

第90回日本学生氷上競技選手権大会最終日
2018年1月8日(月)
軽井沢風越公園スケートリンク

2日目までの個人競技を終え、2位につけた法大。最終日となる今日は2000mリレーとチームパシュートの団体種目が行われた。選手が少ない法大にとって体力の消耗が懸念されたものの全員が粘りをみせ、合計で18得点を追加した。この結果部門総合2位と去年よりも一つ順位を上げてインカレを終えた。

DSC 1097
見事部門総合2位に輝いた!

試合結果

種目成績

種目 順位 選手名 記録
2000mリレー 5位 ①中村隼人(営4) 2分25秒87
②安済修哉(営2)
③大竹拓三(文3)
④阿部啓吾(営4)
チームパシュート 4位 大竹 3分59秒62
安済
田中笑太(営2)

順位表

順位 大学名 500m 1500m 10000m 5000m 1000m 2000mリレー チームパシュート 合計得点
1位 日本大学 44 13 39 46 48 15 18 223
2位 法政大学 8 20 24 27 28 8 10

125

3位 専修大学 26 8 18 14 18 12 4 100
4位 高崎健康福祉大学 24 26 0 0 9 18 8 85
5位 明治大学 8 10 17 23 1 6 15 80
6位 東洋大学 14 0 18 19 6 10 12 79

※上位6校のみ掲載 
※得点が同じ場合、上位者が多い学校を上位とする
※各距離15位までの選手が得点。1位20点、2位18点、3位16点、4位14点、5位12点、6位10点、7位9点、8位8点…15位1点となる。
ただしリレーおよびチームパシュート競技は、1位18点、2位15点、3位12点、4位10点、5位8点…8位2点となる。

学校対抗総合成績 男子

大学名 順位 得点
明治大学 優勝 18
法政大学 準優勝 14.5
関西大学 3位 13
東洋大学 4位 10

※上位4校までの記載
※学校対抗はアイスホッケー部門、スピードスケート部門、ショートトラック部門、フィギュア部門の総合得点で競う。

戦評

 インカレ最終日となる3日目は、2000mリレーとチームパシュートの2種目が行われた。2日目までの順位では、日大に次ぐ2位につけており、2位死守を至上命題としてチーム一丸となって最終日に臨んだ。まず行われた2000mリレーには、中村隼人(営4)、安済修哉(営2)、大竹拓三(文3)、阿部啓吾(営4)の4人が出場した。安済と大竹は本来中長距離を専門とするものの、法大が6人の少人数チームのためにリレーへのエントリーを強いられる苦しいチーム編成となった。1走の中村はさすがの滑りを見せ、同走の日大の選手とほぼ横並びで2走の安済にバトンを渡す。しかしその後の安済、大竹は本職ではない短距離のレースで粘りを見せるも、やはりスピード不足で先行されてしまう。4走の阿部は前を行く日大の選手を必死に追いかけるも追いつくことはできずにゴール。同走の日大と高崎健大が日本記録を更新するハイレベルなレースの中、2分25秒87で5位と、まずまずの結果を残した。

 続くチームパシュートでは、田中笑太(営2)、大竹、安済の3人が出場した。大竹と安済の二人は2000mリレーに続く今日2レース目、田中もここまで2日間で1万mと5000mを滑っており、メンバーの疲労が心配された。しかし最初の400mを32秒23と快調な滑り出しを見せ、その後も少人数チームらしくチームワークの良さを見せた。しかし、2000mを超えた中盤以降は疲れの影響からか30秒台のラップタイムが続くなど粘りを見せられないままゴール。3分59秒62と4分台を切った滑りであったが、惜しくも4位と表彰台に上ることは叶わなかった。

 最終結果では、法大は125ポイントを獲得し2位。前を行く日大を捉えることはできなかったものの3位の専大からは逃げ切り、スピードスケート部門で準優勝と堂々の結果を残した。4年生の中村と阿部もチームに大きな貢献を見せ、有終の美を飾っての卒業となった。残る下級生たちにも長距離の実力者たちが揃っており、来季以降の活躍にも期待をしたい。(片山和貴)

コーチ・選手コメント

中村卓也コーチ

―今大会を振り返って
うちは人数が少ないんですけど、その中で各自が役割を果たしてくれたと思います。

―中村隼人選手の1500m優勝について
調子は悪くないんだけど、最後にばてるというのが最近のパターンだったんでね。最後に手を振って足を擦るというのをやめさせるのに、バックハンドにしたんですよ。それが功を奏して結果につながった。簡単にいえばそういう感じです。

―バックハンドにすることでどのような変化が
上体の力が抜けるので、ピシッと体が下におさえられるんですよ。最後に手をバタバタするから「手を振るな、バックハンドでいけ」と言ったらうまくいきましたね。実際に今シーズン勝てなかったのに勝ったんだから、やっぱりそういうことだなと。

―阿部選手のレースはいかがでしたか
500mは最低でも4位か5位だと思っていました。ちょっとアクシデントもあってね、残念でした。でも1000mでばん回してくれましたね。1000mも最低でも10位には入ってほしいなと思ってはいたんですけど、今年の成績でいくと15位にも入らないような成績だったんですよ。でもいざ走ったら5位と、もうサプライズ。ビックプレゼントをいただきました。

―1000mのレース前には厳しい言葉をかけたようですが
そうそう、ちょっと厳しいことを言ってやろうと思ってね。そしたら見事な結果で。あいつにもあんな気持ちが強いところがあったんだと、安心しました。

―阿部選手はどういう選手でしたか
高校時代は表彰台とか全然関係ないような選手だったんだけど、あの身長と、なんというか素直な心がある子だったのでね、ぜひうちの大学で頑張れって言ったんです。ちょうど(中村)隼人の兄の駿佑がいた頃で、駿佑がよく教えてくれてましたね。それでぐっと伸びたのが(阿部)啓吾だと思います。

―2年生の2人も法大に入学してから急成長しています
あの子たちもインターハイの枠外から入ってきてね。彼らはスケートに対して純粋です。「頑張ろう」という気持ちがあって大学に入ってくるのと、「俺まあまあ速いから大学に入ってからもできるや」って思うタイプがいて、あの子たちは前者です。まだスケートに飢えていて、大学でも上を目指すという気持ちが強い分、やっぱり頑張ってくれたんじゃないかなと。特に田中なんかは、インターハイでも全然60位とか70位とかそのくらいだったので。去年あたりからぐっと伸びてくれたので、来年は大竹とダブルエースで、うちは人数が少ないんだけど頑張ってほしいなと思います。

―選手を育てる上で心がけていることは
とにかくスケートへの意欲を失わないようにですね。大学生って難しいんですよ。練習もあるし学校もあるし、遊ぼうと思えばいくらでも遊べますしね。そこをいかに学生たちが協力し合ってできるかという事が大事だと思っています。

―今シーズンを振り返って
今シーズンは本当にみんな波があって、良かったり悪かったりして。なかなか掴みどころがなかったです。でも最後にこのインカレで、100点とは言えないけど、個人個人が90点くらいの滑りをしてくれました。安済がちょっと物足りなかったんだけれども、それはみんながカバーして、90点くらいまで持ってきて結果を出してくれたので、十分やってくれたと思います。

―今年はどんなチームでしたか
2つ上には藤野、三輪、佐藤と、4年間で3回優勝した世代がいました。その先輩たちの意思を隼人と啓吾が引き継ぎながら、ほかの大学と比べれば3分の1の人数なんだけども、みんなでやることをやって結果を残したという事は、本当に素晴らしいなと思います。

―主将としての中村選手は
あいつは練習のメニューを全部作っていて、自分のこともやりながらで大変だったと思いますね。口だけじゃなくて練習でよく引っ張ってくれて、いいキャプテンでした。

―次期主将の大竹選手に期待することは
4年生だから就職かスケートかで悩むところはあると思うんだけども、部の中には彼がいなければ法政大学は成り立たないと思います。練習面も生活面も学校のこともあいつが中心になってやってほしいなと思います。

―来年のチームの課題は
隼人と啓吾がいなくなって、長距離の選手ばかりになります。北沢さんという銀メダリストの方の息子が、山形中央から新しく来るので、その子を育ててなんとかしなくちゃな、という感じですね。ほかにも盛岡農業と市立長野から新入生がきます。人数が少ないので優勝は厳しいんですけど、今の2、3年生に隼人と啓吾が抜けた穴を埋めてもらって、1年生は新しい戦力になってくれればと思います。

中村隼人 主将

―今日の2000mリレーを振り返って
選手層が薄くて、リレーを組むような面子ではなかったんですけど、その中では良かったのかなと思います。

―今大会を振り返って
今シーズンはみんな調子の波が激しくて、いい時はいいんですけど、悪い時はすごい悪かったです。それを考えると、このインカレに入る前は不安要素がたくさんありました。でも終わってみれば、みんながしっかり走ってくれて、良い大会になったと思います。

―ご自身のレースはいかがでしたか
今シーズンは調整とかがうまくいかなくて、いい滑りができていなかったです。今シーズンの中では1500も1000も一番いい滑りができたと思います。

―大学での4年間を振り返って
入ったときは速い先輩方がいて、それに追いつこうという気持ちで頑張ってきました。上級生になって、自分が引っ張る立場になってからはすごい難しい部分もありました。自分に足りないところがいっぱいあるな、と思いながらやっていましたね。それでも後輩たちがしっかりついてきてくれました。4年間でたくさんの経験ができたのは、自分にとって大きなものになったかなと思います。

―どういったところで苦労をされてきましたか
雰囲気はとてもいいチームで、そこで苦労することはなかったです。でも3年生になって自分が練習メニューを立てるようになってからは、自分のメニューで後輩たちが満足しているのか、考えることがありました。それでいい成績がでるのかっていうことは、シーズンが始まるまですごい不安だったので、そこが一番大変でした。

―インカレを終え、後輩たちの成績をみていかがですか
初日は啓吾の500と安済の1500が思ったより良くなくて、でも自分がずっと引っ張ってやってきたので、とりあえず滑りで後輩たちに何か感じるものを与えられればなと思っていました。1500でそれができ、その後はいい流れで3日間を終えることができたので良かったと思います。

―同期の阿部選手の存在は
同じ北海道出身だったんですけど、はじめはよく知らなかったんです。練習を見た感じだと、本当に500だけだなと思っていました。陸トレはすごい弱かったんですけど、氷上になったらスプリンターらしい滑りをしていて、それは自分にはないものだったので見習うものがありました。2人しかいなくて、2人で協力して4年間共に過ごしてきて、自分にとってはいい刺激になる人だったと思います。

―父である中村コーチの存在は
ずっと小さいころからスケートを教えてもらっていたので、ここまで離れてスケートをやったことは今までありませんでした。自分の中では一番大きな存在で、最後にインカレで優勝できて少しは恩返しできたかなと思います。

―4年間で印象に残っていることは
1年生の頃のインカレ総合優勝が、自分の中では4年間で一番嬉しかったことですね。中学高校はあまり人数がいない学校だったので、学校対抗というのにあまり興味がなかったんですけど、法政に入って、全国大会の学校対抗で優勝するという機会を与えてもらって、それがとても嬉しかったです。先輩方を見て、それを受け継ごうという思いを持っていたので、ここまでやって来られました。

―卒業後の予定は
来年は、啓吾と同じ茨城県のチームで競技を続けていきます。もう学生ではないのでワールドカップに行けるように、1年でレベルアップしていきたいと思っています。

―後輩たちへ向けて
人数が少なくて大変な部分があると思うんですけど、2年間自分が練習をみてきて、力はあると思います。なのでまずは個々の力を磨いてほしいと思います。あと法政の強みはチームワークだと思うので、そこをさらに磨きをかけて、来年もいい成績を残せるように頑張ってもらいたいです。

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阿部啓吾

―今日のレースを振り返って
上位の方には食い込んでいけないかなとは思っていたんですけど、ミスすることなく最後までバトンを繋げたのでその点はすごくよかったかなと思います。

―今日の調子は
今日は体もキレがあってよく動いていたので、自分自身は調子がいいんじゃないかなと思っていました。

―アンカーとして前の選手たちを待つ間は
ちゃんと滑れば部門2位は確実であったので、しっかり落ち着いて繋いでくれと思っていました。

―部門2位でした
シーズン始まった当初はみんな調子が悪くてどうなるんだろうと思っていましたが、チームが団結してレースに臨んで、こういう結果をつかめたので嬉しく思います。

―大学最後の大会となりました
自分はまだ競技を続けるので引退ということではないんですけど、周りの選手、一緒に小さい頃からやってきた同期の人達がここで引退するということなので、正々堂々と真剣勝負できてよかったです。

―4年間を振り返って
1年生の時とかは周りよりずっと弱くて、けっこう辛くてやめたいと思ったこともありました。1度怪我をしてしまったことはあったんですけど、ずっと右肩上がりで自己ベストを出し続けられているので、この4年間にはすごく意味があったのかなと思っています。

―4年間で一番嬉しかったことは
1、2年生の頃は3部門優勝できて、自分も貢献することができてすごく嬉しかったです。でも今回の2位にもすごく意味があって、このチームでこんなにいい成績をおさめることかできて、今が一番嬉しいです。

―一番悔しかったことは
4年目にして一番得意な500mで表彰台に上りたかったです。それを1年目標にしてきたので達成できなくてすごい悔しいです。

―辛いときに心の支えになった人は
隼人が同期じゃなかったら、自分はここまで来れていないと感じています。一緒に練習している中で励まし合ったり、頼りにしてずっと支えてもらっていたので感謝しています。

―後輩との印象的な思い出は
ずっと寮で一緒にいて、本当の家族ぐらいの近さでいて、いい後輩たちを持ったなと思います。

―後輩たちにかける言葉は
自分と隼人が抜けて法政はさらに厳しくなると思うんですけど、新しく入ってくる3人をしっかり指導して、自分達も1年生も実力を伸ばせるように頑張ってほしいです。

―一番感謝している人は
法政大学に導いてくれた中村コーチですね。中村コーチにはお世話になって、これからもお世話になると思うんですけど、1年生の頃から合宿だったり大会だったりずっと指導してくれました。中村コーチもそうですけど中村家には感謝しています。

―卒業後の進路は
茨城県の競技力向上対策本部です。

―次のステージでの抱負は
今後は学業とかがなくて、練習が仕事になります。もう甘ったるいことは言えない状況で練習をして、結果が求められる世界なので、しっかりと結果を出せるレベルの選手に成長したいと思います。

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大竹拓三 

ー今日のレースを振り返って
リレーは4年生の先輩に引っ張ってもらって、自分は無難にバトンパスするだけでしたがめちゃめちゃ緊張しましたね。なんとか失格なしでいけて自分の中では良かったと思っているんですけど、自分は1番ラップ出ていないのでなんとも言えないですね。

ーパシュートはいかがでしたか
パシュートは結構いい感じで入れたんですけど、みんな疲れもあってそこからの繋ぎがもう少し上手くいったのかなと。3位以内というのが頭にあったのでとても悔しいですね。

ー疲れは
いや、もう疲労困ぱいです(笑)。

ーパシュートのレースプランは
プランというかもうなるようにしかならないので、いつもの練習のようにラップを意識してやっていこうと話しました。

ー団体種目を振り返って
今年のインカレは総合2位を狙っていて、思ったよりリレーの順位が良くて2位が確定していたので、全体を通して今日は頑張れていましたね。

ー総合2位でしたが
去年みんな調子が良くて3位で、今年は僕を含めて不調な選手がいるという不安しかないインカレだったんですけど、4年生が勢いづけてくれましたね。やっぱり4年生あってのこの順位だと思うので、インカレの重みを知っている4年生は凄いなと感じさせられたインカレでした。

ーご自身としてはどのようなインカレでしたか
去年よりは順位を落としたのですが、大きな大会で結果を残せないというジンクスに加えて、今季の調子を考えるとここまで頑張れるんだと気づかされた大会でもありました。

ー4年生が引退となりますが
成績とか練習の姿勢で引っ張ってくれる先輩で、それにみんなで食らいついてこの結果を残せたので感謝しかないです。

ー来年は主将となりますが
法政のやる時はやる、休む時は休むというメリハリを1年生の時から受け継いできているのでそれは継続して、法政の伝統を守っていけるような存在になっていきたいです。でもまだ4年生とも行動を共にするので、足らない部分とかを吸収したいです。

ー来年の目標は
インカレは順当に考えると今年は2位ですけど、来年は5位以内も厳しくなってくると思うのですがOBの方たちも応じてくださるので学生としてはインカレで結果を残せるようにそれぞれレベルアップしていきたいです。

安済修哉

ー今日のレースを振り返って
1500が不甲斐ない成績だったので、今日の2種目は頑張ろうと思って滑りました。リレーは良い感じの動きができました。パシュートは大竹先輩も僕もリレーがあったのですが、まあ予定通り滑ることができたのでしょうがないですね。

ーリレーの時どのように先輩に声を掛けられましたか
無難に行こうと。失格しないように安全にバトンを繋いでいこうと。その通りに滑れました。

ーパシュートは
リレーの時点で2位が決まったので気楽に行けました。

ー疲れは
2日で4レースだったので疲れましたが、疲れているなりに頑張りました。

ー部門2位でしたが
自分は順位もポイントも落としてしまったのですが、先輩たちや同期がポイントを取ってくれたので結果的には良かったです。来年は自分が引っ張ってポイントを取りたいです。

ー4年生が引退となりますが
ずっと練習を引っ張ってくれましたし、そのおかげで大学までは結果を残していなかったのですが、大学入ってから優勝や表彰台を経験できたのですごく感謝しています。

ー今季はどのようなシーズンでしたか
去年よりは安定していました。まだ大きい大会で走れていないので、そういう大会で落ち着いて滑れれば良かったかなと思います。

ー来季は上級生となりますが
指導できるほどの実力はもっていないので、一緒に足を引っ張らないように頑張っていけたらと思います。

ー来年の目標は
インカレで2種目ポイント取って、リレーもパシュートも表彰台上がれるようにしたいです。今年以上の成績を残したいです。

田中笑太

―今日の滑りを振り返って
自分はトップスピードがなくて、ほかの2人よりも明らかに遅いんです。交代の時に一気にスピードが上がる瞬間があるんですけど、そこについていけない時があって、練習にならない時もあったくらいなので、そこが心配でした。だけどそういうこともなく、自分がタイムを落としてしまった部分もあったんですけど、この3人のチームであれば4分切れたのは及第点かなと思います。

―大竹選手と安済選手はリレーの後でしたが、作戦はありましたか
いえ、いつも通りに頑張ろう、という感じでした(笑)。

―昨日の滑りを振り返って
昨日は最終カルテットだったんですけど、その前の専修の原田君と日大の小野塚が自分のベストタイム近いタイムを出していて、ちょっとヤバイんじゃないかと思っていました。自分の中では50秒切って40秒の後半くらい出たらいいとこいくかなと思っていたんですけど、みんな40秒前半出していて、ビクビクしながら滑っていました。でも最初の入りは自分の中ではすごい楽に入れて、3000m通過が4分だったんですけど、それは自分のなかではベストでした。でも、最後の残り5周で結構落ちてしまって5位になっちゃいました。タイム的にはよかったんですけど、順位が全然ダメだったのでまだまだでした。

―来シーズンに向けての課題は
今年1万mと5000m取った伊藤先輩がすごい強くて誰もついていけない状態なので、そこについていけるように、スケーティングフォームの改善と体力を、今年の結果を踏まえて一からトレーニングしていきます。

―部門2位でした。今大会を振り返って
去年は7位と8位で微力ながら貢献できました。今年は4位と5位で順位的には上がって、みんなのサポートもできたので、いい大会だったと思います。

―4年生は引退です。先輩たちにかける言葉は
素晴らしい存在で、法政というチームを作ってきていた先輩なので、これから自分達もそうならなければならないという中で、気持ちの切り替えをしなければならないと思います。2人ともまだ競技を続けるので最後の別れではないですけど、学生としての一区切りとしてお疲れさまでした、という感じです。

―4年生との思い出は
今まで一緒に生活してきたことのすべてが自分の成長に繋がるものだったので、すべてが思い出です。

―今シーズン全体を振り返って
去年も高校の時からかなり伸びて、今年もそれくらい伸びなければお前はそこまでだ、といろいろな人から言われてきました。5000も1万も大幅更新できたので、収穫はすごい大きいものだったと思います。

―来シーズンの抱負は
インカレのポイントゲッターが減ってしまうので、自分たちが引っ張って、下級生達が1つでも多くポイントがとれるようなタイムを出せる選手になれるように頑張って指導していきたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 0723中村は2000mリレーで1走を務めた
  • DSC 07492走の安済は今大会4種目に出場
  • IMG 70563走の大竹も落ち着いた滑りを見せた
  • DSC 0759アンカーの阿部がラストスパ―トをかける
  • IMG 2064中村(左)からバトンを受け取った安済
  •  MG 20933走の大竹(右)にバトンがわたる
  • IMG 70614走の阿部(右)にバトンを繋ぐ大竹
  • DSC 0769見事に最後まで走り切った(阿部)
  • DSC 0921チームワークが鍵となるパシュート
  • DSC 0922目標の3位には届かなかったが、4位と健闘した
  • DSC 0933パシュートを走り終えた田中(左)と安済
  • DSC 0959連戦の疲労がたまる中、走り切った大竹
  • DSC 1048喜びのウィニングラン
  • DSC 10664年生による挨拶が行われた
  • DSC 1182部門準優勝で有終の美を飾った
  • DSC 1097部員とコーチとで記念撮影

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