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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大1回戦 打線爆発18安打11得点!!個々の力弱くとも、つなぐ意識で『結束』打!!! 開幕5連勝を飾る!

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大1回戦 打線爆発18安打11得点!!個々の力弱くとも、つなぐ意識で『結束』打!!! 開幕5連勝を飾る!

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大1回戦
2018年4月28日(土)
ネッツ多摩昭島スタジアム

開幕から4連勝と波に乗る法大。今週のカードはナインの誰もが「優勝に向けて絶対に落とせない」と言った立大戦。エース竹内を筆頭に、手強い立大打線を3点に抑えた。そして小技を利かせた打線は18安打11得点と大勝を飾り、勝ち点に一歩近づいた。

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破竹の勢い、開幕5連勝!!!

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
立 大 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 8 4
法 大 1 2 2 1 0 0 0 5 × 11 18 4

(立大)●濱崎、泰道、山村-木村一
(法大)○竹内、尾崎-乘松

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (3) 佐々木勇哉(社3) 花巻東 5 4 0 1 .400
2 (5) 堀皓貴(社3) 鳴門 4 1 1 0 .263
  5 江間大賀(スポ4) 法政 1 0 0 0 .000
3 (6) 鳴川宗志(社4) 鳴門 4 2 1 0 .550
4 (9) 石橋優一郎(法4) 徳島北 4 0 1 1 .154
5 (7) 大石智貴(経3) 静岡 4 1 0 0 .211
6 (4) 三品勇人(社4) 報徳学園 4 1 0 0 .176
7 (2) 乘松幹太(現3) 新田 5 2 1 0 .350
8 (1) 竹内悠(社4) 藤代 3 3 2 0 .500
  1 尾崎海晴(社2) 鳴門 2 1 0 0 .250
9 (8) 中川大輔(経2) 日大三 5 3 2 0 .368

二塁打:佐々木(1回)、鳴川(1回)、竹内(2回)、乘松(8回)

 

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
竹内 6 7 2 2 3 1.35
尾崎 3 3 4 2 0 2.45

併殺:竹内−乘松−佐々木(5回)

 

戦評

 開幕5連勝で優勝に近づきたい法大は、前半から立大先発濱崎を攻め立てる。1番佐々木勇哉(社3)が、右翼線への二塁打で出塁すると続く打者の犠打で1死三塁の形を作る。迎えるは、ここまで打率.600と絶好調の鳴川宗志(社4)。その3球目、芯で捉えた当たりが左中間へ。これが適時二塁打となり4連勝の勢いそのまま法大が1点を先制する。ここから法大打線が爆発。初回から4回までで12安打を集め6得点。立大を大きく突き放した。  

 一方、先発した竹内は「点を取ってくれたので、野手に助けられた」と序盤からの大量リードで余裕を持った投球を披露。5回には、無死満塁のピンチもギアを1段階上げ、三振と併殺で切り抜けた。それでも6回、安打と四球で走者を背負うと右翼へ大きな飛球。これを右翼手石橋優一郎(法4)が目測を誤ってしまう。記録は、三塁打となったが手痛いミスもあって3点差まで詰められてしまった。

 そこからは、継投策。7回からは尾崎海晴(社2)が登板し、危ない場面があったものの好救援を見せる。すると8回、相手失策にも助けられダメ押しの5点を追加し、立大の息の根を止めた。18安打11得点。連勝の勢いそのまま開幕5連勝を大勝で飾った法大。この勢いはどこまで続くのか、明日の第2戦にも大きな期待がかかる。(具志保志人)

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先制のホームを踏んだ佐々木をベンチが元気よく出迎えた

 

Pick Up

これが今年の法大野球!大振りを捨てたスモールベースボール!

 ここまで同じく開幕から2カード連続で勝ち点を奪っている昨春の王者立大。その立大との初戦に大勝し、法大は、勝ち点奪取に一歩近づいた。圧勝に見えたこの試合。だが、大きな当たりは少なく小技を利かせた緻密な野球をしての勝利だった。  

 この試合で法大が犠打を試みたのは計6回。そのうち記録上、安打と失策になって出塁したものを含めれば5回走者を送ることに成功している。昨年までの法大なら、アウトをあげて送ることはせずエンドランや自由に打たせてチャンスを広げていたところだ。

 「去年よりも攻撃力が落ちた」本間隆洋監督をはじめ選手一同は、口を揃えてそう語る。それもそのはず、昨季をもって萩原幹斗、甲本裕次郎の六大学通算100 安打達成コンビや昨季の首位打者窪田剛士、主砲栗田和憲(ともに平29年度卒)らが抜け、リーグ戦前までの下馬評は高くなかった。それでも18安打11得点の猛攻で開幕5連勝。その大きな得点力を生んでいるのが、小技を利かせて確実に走者を次の塁に進め、確実に得点を取りにいくスモールベースボールだ。  

 この日、犠打をして次の塁に進めた走者は全て本塁に生還。得点圏に走者を進めたことで、相手へのプレッシャーとなり甘い球を誘って確実に得点へとつなげた。大振りの多かった打線から、小技の利いた打線へ。今年のチームは昨年と比べれば個々の力は劣っていても、選手それぞれにつなぐ意識があることで束となって戦うことができている。明日からの残り試合、この戦いができれば2季連続の優勝も近づいてくるはずだ。(具志保志人)

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犠打を決める堀(上)と三品(下)

 

監督・選手インタビュー

本間隆洋監督

―今日の試合を振り返って
本来もう少し楽に勝たないといけない試合だったのかなと思います。6回の3失点はミーティングで話したのですが収穫の多いものだったと思います。やはりちょっとしたミスの連鎖で、あっという間に点数をひっくり返されることがあるというのが知れたので、収穫の得られる試合だったのかなと思います。

―立大の印象について
バンバン振ってくることは以前のリーグ戦からありました。ただ細かさや丁寧さはないので、意外と竹内はかわような投球が有効に利くのかなと思って送り出しました。 ―最初から先制攻撃が決まりました やはり勝ち点の関係と立大の残りカードとの関係で、今週うちが勝ち点を逃すようなことがあれば、そのまま抜けて優勝していくだろうと話しました。あと立大さんは、慶大と東大さんしか残っていないので、とにかく何がなんでも『石にかじりついてでも』全員で勝ち点をもぎ取ろうというお話を試合前にしました。

―今日は、特に犠打が多い印象がありました
これも最後のミーティングで、練習できる時、やれる時にやっとこうというのがあったのですが、今までやっていないことはできなかったですね。特に投手陣には、犠打の有効性というか自分は、きちんと送ってパッとベンチで休み走者を送ることができるという、自分を楽にできるのが犠打だとという重要性をミーティングでは話しましたね。

―昨年は、エンドランなどで走者を進めることが多かった中で犠打というのは新しい形なのかなと思います
犠打やエンドランも今年は、去年よりも攻撃力が落ちるというのを選手も自覚しているので。本当にこれという攻撃の戦法は決めていなくて、状況に応じて選択していこうという感じです。

―竹内投手、尾崎投手について
竹内は、調子が良くても悪くてもそれなりに抑えて帰ってくるので、信頼感は正直チーム1ですね。尾崎は、先発でなかなか。これから中継ぎとかをやっていくなかで、今日も立ち上がりに関して調子の制球がね、まだまだできていないですね。波が大きい怖さがありますね。

―次に向けて
明日なんとか今日とは違う形で、守備、攻撃含め引き締まった形で連勝を取りたいと思います

 

竹内悠(投打で大車輪の活躍!)

―今日の試合を振り返って
野手の方が点を取ってくれたので、本当に野手に助けられたのかなと思います。

―立大打線の印象
身体が大きい打者が多くて振ってくる印象なので、ちょっと怖さはありましたね。

―警戒していた打者は
3番打者の福田選手ですかね。結構打たれているので。

―昨春は、同じ立大戦で1回途中にKOされたことがありました
そうですね、あんま良いイメージがないので慎重に入りました。

―5回満塁の場面について
ある程度、序盤で点差が開いていたので楽に投げられたかなと思います。

―打撃も好調ですが
本当に調子いいですね(笑)、なんか何もないですけど当たったら良い感じなんですよね。調子良いです。打撃絶好調です(笑)。

―6回失点した場面について
疲れてましたね。その中で粘れなかったのは、良くなかったので次に向けてしっかり調整していきたいかなと思います。

―次に向けて
とりあえず明日勝って、優勝できるように頑張ります。

 

佐々木勇哉(5打数4安打と好調を維持する法大打線の切り込み隊長!!)

ー今日の試合を振り返って
今日は全体的に2桁安打2桁得点と打線がつながった印象が強いです。(今季としては)今までで一番投打がかみ合った良い試合だったのではないかと思います。

ー5打数4安打と死球を含め出塁5回と好調を見せたが
今日はやるべきことをできたかなと思います。僕はコツコツ安打を積み重ねていけるような選手を目指しています。イチロー選手がかなり理想の選手像ですね。

ー先週の慶大2回戦には昨年1番を担っていた萩原幹斗(平29年度卒)さんから試合後声をかけられていたが
そうですね、僕先週の2戦目はあまり結果を出せていなくて「あまり気にせず次も頑張れ」と声をかけて頂きました。

ー昨年までの盗塁など足を絡めた走塁が多かったが今年は犠打が多い印象だが
去年ほど打力のあるチームではないので、バンドでしっかりつないでいこうという気持ちがあります。『人事を尽くして天命を待つ』ではないんですけど、しっかり走塁などやるべきことをやって結果に表れればと思います。

ー両校失策の多い試合だったがチームとしての課題は
やっぱり守備から眺めを作らなくてはいけないと思うので、守備のミスは次戦から減らしていきたいと思います。

ー明日へ向けて一言お願いします
立教と法政が今優勝争いしている状態なので明日の試合にしっかり勝って優勝を目指します。

 

中川大輔(今季からレギュラーに定着!小技を利かせ打線をつなぐ!)

ー今日の試合を振り返って
開幕試合は(安打を)打つことができて、今までチームが勝てているからまだいいんですけど自分としてはまだ結果を出さなきゃいけないなと思っています。

ーご自身が開幕から変えてみたこと
打つタイミングですね。タイミングの取り方です。投手と同じ動作で足を動かしたりだとかですね。そうしたら今日だいぶ調子が良かったです。

ー2打席目のセーフティバンドという選択をしたが
竹内さんがヒットを打ったので絶対捕手の心理的に(普通に)打ってくると思っているんだろうなと。だからセーフティで意表を突いたら面白いのではないかと思って。もともと小技が得意で決められる自信もあったので内野の守備もみながらやってみました。

ー9番という打順に関してご自身が考える役割について
もう1番につなぐというそれだけですね。2回に決めたセーフティも次へつなげようと思ってやりました。

ー今日のチームとしての反省点
今日は守備ですね。今日投げた竹内さんや尾崎があまり調子が良くなくて。投手陣がストライク先行できるように流れを作れたらなと思います。

ー今年は後輩の八木達也選手が法大に入学しました
そうですね。まだ試合に出れていないですけど準備はしておけよとはいつも言っています。ご飯とかもよく行きます、可愛い後輩です。

ー明日へ向けて一言お願いします
明日もチームのためにしっかり頑張ります!

 

 

フォトギャラリー

  • DSC 1532勢いそのまま先制のホームイン(佐々木)
  • DSC 1518先制打を放つ鳴川
  • DSC 1887竹内は6回3失点で踏ん張った
  • DSC 2181中川は、3安打と存在感を示す
  • DSC 1967好救援を見せた尾崎
  • DSC 1721調子を取り戻しつつある大石
  • DSC 2157乘松は、貴重なダメ押し打にガッツポーズ
  • DSC 2054ファインプレーとはならなかったものの気迫のプレーを見せる場面も(三品)
 

 

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