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【準硬式野球】第63回関東地区大学選手権大会3回戦 対亜大 球春到来!危なげなく勝利を収めベスト16に進出!

第63回関東地区大学選手権大会3回戦
2021年3月17日(水)
バッティングパレス相石スタジアム平塚

関東の頂点を争う関東地区選手権がついに開幕。昨年、準優勝と悔しい思いをした法大は3回戦から登場し、1回戦の東大、2回戦を不戦勝と勝ち上がってきた亜大を初戦に迎え入れた。序盤から点数を重ね打線でリズムを掴み、その勢いで投手陣も完封する完璧な試合運びでベスト16へ駒を進めた。

 

勝負強さを見せた

試合結果

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
亜大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2
法大 1 1 0 0 0 2 1 0 5 10 1

(亜大)●二井谷、佐伯ー坂本
(法大)〇西村、湯浅、伏見、中村ー澤野

二塁打:澤野(2回)、古屋(2回)、鈴木(5回、7回)

三塁打:古屋(6回)

盗塁:堀江(1回)、堀尾(7回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球
1 (5) 堀江悠介(経4) 健大高崎 4 o 0 0
2 (4) 細木雄斗(社4) 報徳学園 3 0 0 0
3 (9) 鈴木歩夢(社2) 明星 4 3 1 0
4 (3) 堀尾浩誠(社3) 報徳学園 4 1 1 0
5 (DH) 福本陽生(経2) 星稜 3 0 0 1
6 (2) 澤野智哉(社2) 国士舘 4 1 0 0
7 (7) 藤平心(社3) 藤代 3  1 0 0
8 (6) 中井雄也(社3) 済美 4 1 1 0
9 (8) 古屋一輝(経3) 健大高崎 4 3 2 0
P 西村勇輝(経4) 日本文理
湯浅創太(経3) 国学院久我山
伏見颯真(営3) 帯広緑陽
中村淳太(社3) 法政大学第二

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
西村 6 2 6 0 0
湯浅 1 0 1 0 0
伏見 1 1 0 0 0
中村  1 0 1 1 0

戦評

2021年初の公式戦である、第63回関東地区大学準硬式野球選手権大会。法大はシードにより3回戦からの登場となった。

法大は初回から試合の主導権を握る形となった。初回の攻撃、先頭の堀江悠介(経4)が相手失策で出塁し、犠打と盗塁で1死三塁すると3番鈴木歩夢(社2)が右前適時打を放ち幸先よく1点を先制する。続く2回の攻撃でも先頭の6番澤野智哉(社2)が左中間を破る二塁打を放ち出塁すると、1死三塁から8番中井雄也(社3)が一塁線を破る二塁打を放ち更に1点を追加する。

序盤に2点の援護点をもらった先発の西村勇輝(経4)は「初回は変化球の調子がよくなかった」と言いながらも試合途中から直球を主体とした投球に切り替え、6回を無失点に抑える完璧な投球を見せる。打線もその投球に応えるかのように6回の攻撃では2死一、二塁から9番古屋一輝(経3)が右翼手の頭上を超える三塁打、7回の攻撃では一死3塁から4番堀尾浩誠(社3)が中前適時打を放ち、更に3点の追加点をあげる。

投手陣も7回から湯浅創太(経4)、8回は伏見颯真(営3)、9回には公式戦初登板となった中村淳太(社3)がそれぞれの回を無失点に抑える安定した投手リレーを展開。投打がかみ合った試合展開により、4回戦進出を決めた。

この試合でチームに勢いはついたことは確かである。負けが許されない今大会において投打がカバーし合うことでこのまま優勝まで駆け上って欲しい。

(記事:米山正男、写真:山中麻祐子)


見事完封勝利で次戦へ!

選手インタビュー

古屋一輝
ー試合全体を振り返って
初戦の入りというのはチームでミーティングしてやってきたので、このようなロースコアの試合になることは予想していました。その(予想していた)展開通りに試合を持っていけたのでよかったと思います。

ー3安打の活躍でした。自身の打席を振り返って
関東大会に合わせて調整してきたので、初戦いい入りができてこれを継続できるように練習していきたいと思います。

ー今まで取り組んできた課題は
1回コロナで自粛になって練習が全体でできなかったので、そこでもう1回バッティングフォームを見直してタイミングの取り方とかを課題として取り組んできました。

ー初戦の難しさに対する意識は
それは高校のときから言われてきたので、身に感じて高校のときも試合をやっていました。初戦は緊張感を持ってやっていきました。

ーチームの雰囲気は
下級生が試合に出ているんですけれど、新4年生が積極的に声をかけてくださっているので、下級生は下級生で自分の力を出しやすい環境にあってとてもいい雰囲気でやっていると思います。

ー次戦に向けて
リーグ戦とかと違ってデータとかが特になく、短期決戦で負けたら終わりなので1打席1打席大事にしてまた一戦必勝で戦っていきたいと思います。

 

中村淳太
ー初出場に対する率直な感想は
初出場だったんですがあまり考えすぎずに、点差も開いていましたし楽しんで投げることができました。

ー点差は気持ちに影響する
そうですね。思い切ってバッターと対戦することができたと思います。

ー大会は始まったばかりですが、チームの状態は
オープン戦でも締まったゲームができていましたし、初戦でしたが野手が打ってくれると信じていいゲーム運びができたと思います。

ー序盤から動く試合をどのような心境で見守ったか

展開によって投げるイニングが前倒しになったりとかの案もあったので、その中で臨機応変に準備ができて結果につながったのかなと思います。

ートーナメント形式の試合に対する意識は
これから連戦も来週に控えていますし、特に今年はピッチャーは1人2人ではなく総力戦で勝っていくチームなのでこれからも全員のピッチャーでつないで優勝したいと思います。

ー次戦に向けて
与えられた役割をしっかり果たして必ず優勝したいと思います。

西村勇輝
ー本日の試合を振り返って
チームの初戦の先発を任せてもらえたことが嬉しかっです。結果を出す為に頑張りました。

ーピッチングの調子について
MAXの力を出すことはできませんでしたが、7、8割ぐらいの力を発揮することができました。

ー本日のピッチングの組み立て方について
登板直前までは変化球重視でいこうと考えていましたが、あまり変化球の調子が良くなかったので、試合中に直球重視の投球に切り替えました。しかし結果的に、良い方向につながりました。

ー投手戦の試合であったが、心掛けていたことはあるか
0点に抑えることを1番に心がけており、下位の先頭打者が出塁すると得点に繋がる可能性が高いので、下位の先頭打者を出さないように意識しました。

ー課題点は見つかったか
初回に変化球でストライクを取ることが難しく、直球に頼ってしまったので、今後は初回から万全な状態で挑めるように調整していきたいです。

ーコロナ禍で調整が難しい中、本日の試合に向けての準備について
ランニングや筋力トレーニングを中心に自分が出来ることを常に行いました。

ー今後に向けて
0点に抑えることを目標に、チームが優勝できるように頑張っていきたいです。

フォトギャラリー

  • 猛打賞の活躍を見せた古屋
  • 先発の西村
  • 初登板の中村
  • 投手陣を支えた澤野
  • タイムリーを放った堀尾
  • チームを勢いづけた中井

 

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