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【陸上競技】第24回日本学生ハーフマラソン選手権 箱根1区区間賞の鎌田が優勝!

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【陸上競技】第24回日本学生ハーフマラソン選手権 箱根1区区間賞の鎌田が優勝!

第24回日本学生ハーフマラソン選手権
2021年3月14日(日)
陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース

新体制となって挑んだ日本学生ハーフマラソン選手権。箱根の1区間賞の鎌田航生(社3)が優勝を果たしワールドユニバーシティゲームズ競技大会の出場権を獲得。新たなシーズンに向け好スタートを切った。(インタビューはオンラインにて行いました)

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優勝した鎌田航生(提供:法政大学陸上競技部)

試合結果

順位 選手名 記録
1位 鎌田 航生(社3) 1時間3分00秒
92位 中園 慎太朗(社2) 1時間7分31秒
114位 内田 隼太(経2) 1時間9分00秒
117位 川上 有生(スポ2) 1時間9分23秒
DNF 山本 恭澄(経2)
DNS 徳永 裕樹(現2)

記事

優勝争いから抜け出すと、一人悠々とビクトリーロードを突き進んだ。箱根駅伝1区を制したときと同じように、後続を一気に突き放す渾身のラストスパート。ゴール直前でサングラスを外すと、そこに『世界』へのスタートラインがはっきりと見えた。

際立った冷静さ

「前半は足を溜めて、後半で差し切る」。レース前から考えていたのは、『勝つこと』だけだった。大会当日は強風が吹き荒れる厳しいコンディション。周回コースで開催されたことにより、選手たちは追い風と向かい風を交互に受けることになった。だが、そんな難しいレースにも箱根の1区を制した勝負師は、冷静に対応した。「集団を引っ張るようなことはせずに、人を風除けにして体力を温存し、後半勝負に備えていました」。途中で誰かが出ても、勝負どころまではじっと我慢。ラスト1周(残り約2.6㌔)を迎えるまで、前に出ることはなかった。「勝つためには一気に抜け出さないといけない」と考えていた鎌田は追い風を使ってここぞとばかりにスパート。ラスト1㌔で後続の選手を7秒も引き離すそのスピードはまさに圧巻だった。

箱根から世界へ

今回のレースで優勝したことにより鎌田はワールドユニバーシティゲームズへの代表切符を手にした。「世界規模の大会は初めてなので、どういったものなのか分かりませんが、しっかりと頑張っていこうと思います。ハーフマラソンでは日本人選手がここ最近は優勝しているので、それに続けるようにしていきたいです」。法大のエースから一躍、学生長距離界のエースとなった男はどこまでも貪欲な姿勢をのぞかせた。「ただ、学生の間は箱根という所を一つの目標として置いている」と補足。周囲から注目されるようになっても、法大の一人のランナーとして箱根にこだわる姿勢に変わりはない。2大会連続で逃しているシード権を何がなんでも取り返す。個人としても花の2区でリベンジを果たす。将来に世界で活躍するランナーになる前に、鎌田は学生時代にしかできない重大な任務を自らに課している。

(根本 成)

監督・選手インタビュー

坪田智夫監督

―今大会をふり返って
鎌田が見事優勝してくれました。今回はユニバーシアード大会の代表の選考レースということもあり、3枠の中に入りたいという話はしていましたが、まさか優勝というところまでは想定していませんでした。勝ったということと、レースの内容自体も強い勝ち方をしていますので、評価できるレースだったのではないかなと思います。
その反面、現2年生で次年度主力となる選手たちが鎌田に近づいてくれないと、『箱根総合5位』という目標にはなかなか近づくことができませんし、予選会も厳しいと思っています。練習が積みきれていなかったという原因はありますが、もう少し結果を出してほしかったなという反省材料はあります。

―今大会の位置づけは
例年の学生ハーフは基準が低く出場人数を増やすことができるのですが、今年はコロナの影響もあり、非常に基準も高く、人数が絞られる中でのレースでした。また、コースも例年とは異なり、駐屯地内だけを走るコースでした。従来は箱根予選会を想定し、状態が悪い選手でも練習の一環として走るという形で出場はさせていましたが、今年は駐屯地内だけのフラットなコースということで、勝負をしに行くレースにしようという話は選手たちともしていました。

―当日のグランドコンディションは
非常に風も強く、選手たちにとっては厳しかったと思います。特にゴール前の長い直線のところが風が強く、かなりの向かい風で条件としては非常に悪かったと感じています。気温はそれほど高くなかったので走りやすかったとは思いますが、とにかく風が強いレースコンディションでした。

―今後の強化ポイントや課題点は
駅伝を目指すチームであればどこのチームにも言えることであると思いますが、チームの底上げです。鎌田というエースはいますが、一人だけでは予選会も箱根も勝てませんので、チームの底上げがどこまでできるか、というのが一つ課題になると思っています。

―今後に向けて
まず、関東インカレでは、長距離ブロックとして1点でも多く点数を取っていきたいです。その後は全日本の予選会、箱根の予選会をしっかりと勝ち上がって、2大駅伝にしっかりと出場し、目標に到達できるよう、チーム一丸でやっていきたいと思っております。

鎌田航生

大会を終えての率直な気持ちは
ワールドユニバーシティゲームズの代表に内定することができたので、一安心したという気持ちと、勝ち取れて良かったなという気持ちです。

―箱根が終わってからどういった練習に取り組んできましたか
2月の間はどちらかというと4月以降のトラックシーズンに向けての練習に取り組んできました。冬のロードレースの集大成としてこの試合は捉えていましたが、やはり4月以降のトラックシーズンのことを見据えて距離というよりは質の方を重視していました。

―箱根の前と比べて練習のレベルに変化はありましたか
箱根が終わってから、一回疲労を取ってから練習を始めたので練習のレベルに変化はありませんでした。

― スタート前の自信の程は
天候は暑くて風が強いコンディションだったので、おそらくけん制し合う展開になるのかなとスタート前は考えていました。レース展開次第で勝てるのかなと思ってました。

―序盤から先頭に近い位置でレースを進めていました
後半まで足を溜めて、最後に刺すことを意識をしてレースを進めていました。風が強くて、気温が高かったので、集団を引っ張るようなことはせずに、人を風除けにして体力を温存し後半勝負に備えていました。

― レース中に意識していた選手はいますか
特にマークしていた選手はいませんが、誰かが仕掛けたときに対応できるように、集団全体を見てレースをしていました。

―20㌔までは集団でしたがスパートのタイミングはいつ決めましたか
ラスト1周に差し掛かったあたりから、そろそろ(スパート)かなとタイミングをうかがい始めていて、風が追っていた所で前に出ました。そしたらそのまま逃げ切ったという形です。

―終盤はどれくらいの余力がありましたか
勝つためには一気に抜け出さないといけないと思っていました。なので一発しかける分の余力を残しておくことを意識して走っていました。

―終盤の走りについてはどのように評価してますか
レース前に考えていたように、前半で溜めて、後半で差し切るレースができたので良かったかなと思います。今回のようにタフなレースで勝つことができたのは自信に繋がります。ただ、上を目指すにあたりまだまだ課題はあるのかなとも思いました。

― 箱根に続いて結果を残すことができた要因は
レース自体が自分が得意としている展開となったことと、相手をしっかり見てレースができるようになったことが大きいのかなと思います。

―ワールドユニバーシティゲームズの日本代表に決まったことについて
世界規模の大会は自分自身初めてなので、正直どういったものなのか分かりませんが、しっかりと頑張っていこうかなと思います。

―目標は
ハーフマラソンでは日本人選手がここ最近は優勝しているので、それに続けるようにしていきたいです。

―過去には相澤晃選手(現・旭化成)や鈴木健吾選手(現・富士通)がメダルを獲得しています
僕自身も将来は世界規模の大会でしっかりと結果を残せる選手になっていきたいと考えています。ただ、学生の間は箱根という所を一つの目標として置いているので、まずは来年の箱根に向けて頑張っていきたいです。

―今後の関東インカレや全日本大学駅伝の予選会での目標は
関東インカレでは優勝、全日本予選ではチームが通過できるように貢献していきたいです。

―最後にメッセージをお願いします
ファンの方々や色々な人の応援やサポートがあって、学生ハーフで優勝ができたと思っています。本当にありがとうございました。

内田隼太

ご自身の走りに点数をつけるならば
10点ですね。

―理由は
走る前の目標タイムとしては予選会で63分42秒の自己ベストで走っていて、その半年後くらいのレースだったので自己ベストが目標でした。風が強いなど悪条件だったんですけどタイムというのがついてこなかったので自分のなかではそんなに納得いくレースではなかったのかなと思っています。

―レース前の調子は
2月くらいまでは調子があまり良くなかったんですけど、3月に入って大会が始まる1.2週間前から調子が上がってきていたので、予選会と同様もしくはそれ以上に調子が良かったです。ただ本番にその調子をしっかり持っていくことができなかった感じです。

―レースプランは
上位陣は自分の目標とするタイムよりも速いペースでいくことは予想できていたので、自分のなかでしっかり自己ベストでいけるくらいでは走ろうと思っていました。ただ5㌔くらいから風が強いということもあってあまりペースを維持することができなかったのでレースプランというのもそんなに意味なくグダグダなレースになってしまいました。

―着順よりもタイムを
そうですね。ただレース前はタイムを意識していたんですけど始まってからは最初の5㌔でタイムは狙えないなと思っていたのでそこからはできるだけ順位を上げていこうという走りに切り替えていきました。

―監督から指示は
今回は予選会と違って個人のレースで出場した選手の調子もそれぞれ違ったので直接「これくらいのタイムで走れ」という指示は一切なかったです。ただトップの選手が集まる大会だったのでそういう選手と勝負ができるような走りをしてこいというのは言われました。

―高校の先輩でもある鎌田選手が優勝しましたが鎌田選手の存在とは
高校のときも一緒に走っていてすごくお世話になっていて、またライバルでもあり意識している選手でもあるので箱根の1区でもそうだったんですけど、続いて1位を取ったということで自分のなかでも大きな刺激にもなったので少しでも追いついて、一緒に箱根駅伝でも良い結果を残せるように頑張っていきたいなと思える大会でした。

―鎌田選手との仲は
高校から一緒というのもあって良いと思います。陸上の話もしますしプライベートでも普通に喋ったりしています。

―鎌田選手の優勝によってチーム内の雰囲気に変化は
鎌田先輩は練習からずっと良い練習をしていて、やっぱりそれについていこうと下の選手達は思えてチームの士気も上がりましたし、全体として『箱根駅伝5位』へ向けてまた頑張っていこうという雰囲気になったと思います。

―今季の個人の目標は
もうすぐトラックシーズンが始まるんですけど、関カレのハーフやトラックは1500㍍から1万㍍まで、と出る大会は多くなってくると思うのでしっかり一つ一つまずは自己ベストというのを各種目狙っていくことが目標です。そのあとは予選会から箱根がスタートなのでしっかりとメンバーになって貢献できる走りをして本戦につなげていきたいなと思います。

川上有生

箱根後の調子は
箱根後はあまり調子が良くなくて、直前まで調子が上がっていない状況でした。

―レースプランや目標は
エントリーする際に坪田監督から出るからにはしっかり勝負する意識を持ってやってほしいということを言われていたので積極的なレースができればと思っていました。

―当日は強風が吹いていましたが走りへの影響は
5㌔以降、集団から遅れてしまったので風が強い時だと1人で走るのはすごくきつかったです。集団から遅れてしまってからすごく風を感じたというか、つらいなと感じました。

―レース展開は
5㌔までは中盤くらいの集団にいて、それ以降はかなり遅れてしまいました。

―結果については
今回の結果は自分が思っていたよりもだいぶ悪かったんですけど、これが今の自分の力だと思うのでこれを受け止めてトラックシーズンに切り替えていければと思っています。

―課題や収穫は
箱根後初のハーフのレースだったんですけど、箱根の結果が良くなかったこともあって自分の中でハーフという距離に対してあまりいいイメージを持っていなかったのでそれを払しょくしたいという意味でもしっかり走りたかったんですけどそれができなかったです。

―次のレース予定は
国士館大記録会です。多分みんな出ると思います。

―今後の目標は
トラックシーズンでは関東インカレでトラック種目に出場して上位に食い込めるような走りをしたいというのと全日本予選会もあるのでそこをしっかり通って全日本につなげられるようにここから頑張っていきたいと思っています。

中園慎太朗

今回のレースを振り返って
いつもより風が強いレースで駐屯地のコースだったので、直線が長く直接風を受けることが多かったです。そういった面で位置取りであったり、レースプランというのがすごく難しい試合だったなと思います。

―コンディションは
箱根が終わってから故障してしまい、本格的に合流しメンバーの中で練習をこなせるようになったのが3月の頭くらいだったので、そこから1週間練習を積んで、1週間調整を行ってという感じで自分の中では急ぎで間に合わせたようなレースの準備でした。その影響もあって自分の中では記録とかタイム、順位というのは狙っていくつもりではありましたが、他の人と比べたらまだ確認の段階で出場したという感じです。

―今回のレースプランは
もともと現地に着いてから風が強いというのを感じたこともありアップの段階から、単独走になると風の影響をすごく受けてしまうので、可能な限り前についていって集団の中で風除けを狙っていってレースを進めていこうと考えていました。

―調整段階での出場でしたが手応えは
風が強かった影響でタイムというのは参考値にしかなっていないのですが、自分の中では全然駄目だったなという感じです。もともと今回の学生ハーフというのは日本のトップレベルの学生たちが集まる大会でもあったので、そういう強い選手たちと一緒に走れるチャンスで自分の中では積極的に行きたかったのですが、レース後半で練習がしっかり積めていないというのと風に対して弱いという部分が出てしまって、自分の中では反省点しかありませんでした。

―一緒に出場されていた鎌田選手の優勝という結果に関して
箱根でも1区で区間賞を取っていて、練習に対する意識であったり周回コースでの鎌田さんの取り組みや考えというのは参考になる部分があって、今回それがまた学生ハーフで更に良い結果として鎌田さん自身に帰ってきたというのを見て、ちょっとまだ手の届かない存在だなと感じています。ですが、すごく参考になりますし、同じチームで練習させてもらっていてすごく刺激になるなとも思っています。

―関東インカレに向けての課題、調整は
ハーフマラソンから3000㍍障害というのは幅が広いので自分の中でかなり変えていかないといけない部分があると思います。
その中でハーフにも3000㍍障害にも共通してタフさというのが必要になってくると思っていたので、箱根が終わってから食事というのを意識して食べるようにしていて、実際体重も箱根が終わってから5㌔くらい増えて自分が努力した部分が数字として出てきています。これはハーフでは後半のスタミナという面での体重増加で、3000㍍障害では筋力量を増やして力強い走りで最後まで押し切るというのを意識しています。
そういった面でハーフから3000㍍障害まで共通しているのは体重増加という部分で、そこが自分の中ではキーポイントになってくると思うので、そこの面をしっかり生かし切ることができれば関東インカレでもしっかりと走れるのかなと思っています。

―関東インカレでの目標は
目標はもちろん優勝ですが、順天堂大学の三浦(龍司)くんは(3000㍍障害で)日本歴代2位のタイムを持っていて、すごく力のある選手だと思うので、まずはそういう世界で戦えるような選手と走れる機会というのを大切にして、何か1つでもきっかけを見つけて少しでも上の順位でゴールできればなという風に思っています。

―駅伝での今年の目標は
チームとしては箱根での総合5位というのを目標にしていて、難しい目標ではあると思いますがやはり自分たち新3年生の代は力のある代だとは思っているので、そこが台頭してその中でもお互いに高め合い、自分自身も周りからの影響を受けてチームの主力として箱根に臨めれば良いなと思っています。またもちろん全ての駅伝には出たいのですが、往路などの主要区間を走って、チームに勢いをつけられるような走りができれば良いなとも個人的には思っています。

―ファンの方々にメッセージをお願いします
いつもご声援ありがとうございます。今回は自分自身の弱い部分が出てしまって箱根に引き続いて風に弱いという部分がよくわかり、後半のスタミナという部分も課題として見つかりました。次からはトラックシーズンに入るということで、自分の強みにしている3000㍍障害という部分でしっかりと結果を残して、その良い流れで駅伝にも向かって良い1年にしていきたいと思っているので、変わらぬご声援をよろしくお願いします。

山本恭澄

箱根予選会後の練習の消化具合、調子は
練習はできてたんですけど思うように結果が出ないというか、いまいちキレのある動きがなくて自分の思いと走りがつながらない時期がずっと続いていました。試合の結果が思うように出なくて、5000㍍とかは自己ベストを出せたんですけど思うような結果が出ず、今も含め苦しかったです。

―箱根にはエントリーされませんでした。その時の心境は
自分の中でも練習の消化具合に比べて試合で結果を残せないという状況が続いていたのでそういった結果になったのは当然で自分の実力不足をすごく痛感しました。箱根の結果を受けても法政自体も鎌田さんとかは通用すると思うんですけど、他の選手はまだまだ実力不足で全然力が及ばない、自分は特に力が及ばないと感じたのでまずは土台の部分を鍛え直そうと思ういい機会にもなりました。

―今大会、途中棄権ということでしたが何かアクシデントがあったのでしょうか
風が強くて向かい風の時にお腹がつってしまって。背中も痛くなり、呼吸がきつくなって走れなくなってしまったので途中で棄権したという感じです。

―何㌔あたりでお腹がつり始めたのでしょうか
6㌔地点くらいでお腹がつり始めて、10㌔地点くらいではまっすぐにも立てない状態になってしまって14㌔地点で止めました。集団からも離れていたのでタイムも厳しいと思ったのと、そのまま走ってもこれからトラックシーズンが始まるのでそこにつながらないかなと思って棄権しました。

―現在の状態は
ちょっとお腹の緊張状態みたいなのがずっと続いていて、今日と昨日は練習したんですけどちょっと痛みとかも感じるので練習をできることはできるんですけどケアしながらうまく抜いているという感じです。

―鎌田選手が優勝されました。この結果に関しては
今回の優勝というよりは箱根で1区区間賞を取ってからなんですけど、法政は去年、箱根駅伝で負けてから引っ張っていくようなエースがいない感じで、去年の箱根予選会とかはエースは鎌田さんですけど他大のエースと互角とか有名な人ではなかったので全員で頑張るといった形でした。箱根1区の区間賞を取って自分たちの目指すべき場所が身近にできたような感覚で、今までだったら試合で他大の選手と比べてどうかという部分で答え合わせみたいなのをしていたんですけど、今は鎌田さんが他大のエースとも戦って勝ち切れる正解のような存在で。それを見て自分たちも日々の練習を鎌田さん基準というか、まず鎌田さんに追いついてそこから他大の選手と戦えるような土台作りの部分の答え合わせを鎌田さんが示してくれているような感じがして。自分の中では今回鎌田さんが優勝してそれがよりはっきりしました。鎌田さんに追いつけ追い越せじゃないですけど、1つの目標にしてやっていっていいんじゃないのかなと思えますし、頼りになるなとすごく感じています。

―今後の目標は
法政は全日本大学駅伝の予選会に出る基準ぎりぎりの状況なんですけど、自分とかが全然タイムがないので自己ベストを更新しないと予選会に出ることすら厳しいと思っていて、関東インカレとかありますけど、まずは1万㍍で記録を4月中に狙いたいなと思っています。そこである程度通用するタイムを出してからその後という感じです。自分の中では4月に1万㍍で記録を出して、ある程度調子が良かったら関カレのハーフで出させていただける可能性があるのでハーフで頑張って、全日本予選会に出場してという流れになると思います。

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