第100回東京箱根間往復大学駅伝競走
2024年1月3日(水)
東京・大手町-神奈川・芦ノ湖-東京・大手町
往路9位となった法大は目標とする総合5位を目指し、芦ノ湖をスタートした。武田和馬(社3)が法大史上77年ぶりとなる6区区間賞の走りで勢いをつけると、8区・清水郁杜(社2)が順位を6位まで押し上げる。その後も順位を守り切り、総合6位のまま大手町へ。全員が意地の走りを見せ、復路4位という結果を残した。
復路成績
順位 | 大学名 | 記録 |
---|---|---|
1位 | 青学大 | 5時間23分12秒 |
2位 | 駒大 | 5時間27分09秒 |
3位 | 東洋大 | 5時間27分28秒 |
4位 | 法大 | 5時間27分32秒 |
5位 | 國學院大 | 5時間28分20秒 |
6位 | 帝京大 | 5時間28分59秒 |
7位 | 創価大 | 5時間29分13秒 |
8位 | 明大 | 5時間30分07秒 |
9位 | 東海大 | 5時間30分19秒 |
10位 | 早大 | 5時間30分35秒 |
11位 | 日体大 | 5時間30分55秒 |
12位 | 城西大 | 5時間30分56秒 |
13位 | 中大 | 5時間31分23秒 |
14位 | 立大 | 5時間31分27秒 |
15位 | 国士大 | 5時間31分32秒 |
16位 | 神奈川大 | 5時間31分47秒 |
17位 | 大東大 | 5時間31分48秒 |
18位 | 日大 | 5時間34分15秒 |
19位 | 東農大 | 5時間35分43秒 |
20位 | 中央学院大 | 5時間35分43秒 |
21位 | 駿河台大 | 5時間36分07秒 |
22位 | 順大 | 5時間36分25秒 |
23位 | 山梨学院大 | 5時間40分06秒 |
個人成績
区間 | 選手名 | 記録 | 区間順位 | 総合順位 |
---|---|---|---|---|
6区(20.8㎞) | 武田和馬(社3) | 58分02秒 | 1位 区間賞 | 7位 |
7区(21.3㎞) | 矢原倖瑛(経2) | 1時間03分44秒 | 9位 | 8位 |
8区(21.4㎞) | 清水郁杜(社2) | 1時間05分21秒 | 9位 | 6位 |
9区(23.1㎞) | 稲毛崇斗(社4) | 1時間09分51秒 | 6位 | 6位 |
10区(23.0㎞) | 宗像直輝(社4) | 1時間10分34秒 | 14位 | 6位 |
復路戦評
復路山下りの6区は、武田和馬(社3)が3年連続のエントリー。いずれも区間2位、5位と好成績を残しており、「次は区間賞を」と意気込んだ。8位の大東大以下16校が一斉スタートに回り混戦模様となったが、小涌園前から区間1位の快走を続け、続々と他大の選手を抜き去っていく。最終的に着順は5番目、総合順位は7位まで押し上げた。また見事に法大としては77年ぶりの6区区間賞を獲得し、チームに良い流れを作る。
7区は矢原倖瑛(経2)が箱根初出走。序盤に吉居駿恭(中大)に抜かされるも、冷静に自分のペースを保ち、小田恭平(大東大),石丸惇那(創価大)と集団を形成。最後には集団を抜け出し、総合8位で平塚中継所へ。目標の5位との差を着実に縮める、区間9位の安定した走りでたすきをつないだ。
8区は矢原と同じく箱根初出走の清水郁杜(社2)。
序盤は小池莉希(創価大)と併走し、前を行く東洋大、中大を猛追する。ハイスピードでレースを進め、遊行寺を前に中大を抜き、最後の坂で小池を突き放す。最後まで粘りの走りで区間9位。順位も2つ上げ、『総合5位』が見える位置へ持ってきた。
復路の最長9区を任されたのは副将・稲毛崇斗(社4)。
すると早々に前を行く吉田蔵之介(國學院大)を捉える。
権太坂の時点で、併走する5位・國學院との差を50秒に縮めた。仲間の思いを乗せ、最後は笑顔でたすきリレー。副将らしい力強い動きで区間6位の好走を見せた。
最終10区、アンカーを託されたのは前回大会8区区間賞の主将・宗像直輝(社4)。序盤は國學院大と併走するも20㌔付近で離され、徐々に7位・早大との差が縮まっていく。それでも主将は仲間を前に意地のラストスパート。渾身の走りを見せゴールテープを切り、総合6位を死守した。復路4位の好成績で追い上げを見せ、総合6位でフィニッシュ。目標の総合5位以内とはならなかったものの、前回大会から順位を1つ上げ、3年連続のシード権を獲得し、記念すべき第100回大会を終えた。
(中田沙羅)