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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対慶大3回戦 今季3度目の慶大戦に臨むも勝負はつかず 両者ともに譲らず4回戦へ!

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対慶大戦
2022年4月19日(火)
慶大日吉台グラウンド

慶大との2回戦に勝利し、望みをつないだ法大は今季初めての3回戦に挑んだ。1回戦同様藤中壮太(社3)と慶大先発・日比谷元樹の対決は、再び投手戦に。高橋凌(社3)の適時二塁打で法大が先制するも、守備のミスにより同点に追いつかれる。その後互いに1点を挙げ、そのまま延長戦へ。延長10回で勝負はつかず、勝ち点の行方は4回戦へと持ちこされることになった。

先制の適時二塁打を放った高橋

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
法大 0 0 1 1 0 0 0  0  0 0 2 5 2
慶大 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 2 8 3

(法大) 藤中、古川端-澤野
(慶大) 日比谷-道本

二塁打:高橋(3回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 4 1 1 1 .429
2 (8) 森涼太(経1) 三重 4 0 0 0 .125
3 (3) 堀尾浩誠(社4) 報徳学園 4 0 0 1 .176
4 (7) 関宮楓馬(社2) 静岡 5 1 0 0 .250
5 (5) 須賀椋也(現2) 新田 3 0 0 0 .278
6 (9) 大塚海斗(社1) 鳴門 3 1 0 1 .333
7 (6) 中井雄也(社4) 済美 4 0 0 1 .188
8 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 4 1 0 0 .167
9 (1) 藤中壮太(社2) 鳴門 2 1 0 0 .143
1 古川端晴輝(社2) 花巻東 1 0 0 0 .667

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
藤中 6 2/3 6 2 2 2 2.08
古川端 3 1/3 2 1 1 0 0.75

戦評

悪天候により前日に試合ができず、一夜明けて行われた慶大3回戦。相手先発はチームが苦手とする日比谷元樹(慶大)。1回戦でもわずか1安打に抑え込まれた天敵を相手に、何とか先制点を奪いたい法大。1戦目にも先発を務めた藤中壮太(社2)がマウンドへ。

わずか6球で3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、先にチャンスを迎えたのは法大。2回表に先頭の関宮楓馬(社2)が左方向に安打を放つと、犠打で1死二塁に。しかし続く大塚海斗(社1)と中井雄也(社4)が相次いで三振に倒れ、先制とはならず。

前回同様に日比谷に苦しめられるかと思われた3回表。初球を仕留め中安打を放った澤野智哉(社3)を藤中が犠打で送り、二塁へ。得点圏に走者を置いて打順は上位打線に返り、今季2本の本塁打を放つなど好調な打撃を見せる1番・高橋凌(社3)が打席に向かった。追い込まれるも、チームの期待に応える適時二塁打で先制に成功。

しかしその裏に失策の絡む適時打を浴び、一塁走者が一気に生還。同点とされたが相手の守備の乱れを利用し、遊撃手の後逸で法大もすぐさま勝ち越しに成功する。

そのまま試合は終盤に差し掛かった7回裏、藤中は2人を内野ゴロに打ち取ったものの2死から四球で出塁させる。すると初球を狙われ、痛恨の適時二塁打を浴びると試合は再び振り出しに。
ここで古川端晴輝(社2)に継投し、内野安打を打たれるも味方の好守備で逆転の走者を本塁で阻止。
古川端は厳しい場面を背負いながらも無失点で切り抜け、試合は延長戦に突入。その後は互いに得点はなく10回を終え、両者譲らず引き分けという結果に。

3回戦を終えて再戦と珍しい形になるが、4回戦ではチーム全員の執念で勝ち点をつかんでほしい。

(記事/写真:山中麻祐子)


7回途中から登板した古川端は無失点で試合を締めくくった

選手インタビュー

藤中壮太

―登板が決まっていた中雨で延期になって、試合迎えた心境は
昨日が試合という気持ちで土曜日からずっと調整していたので、やっぱり昨日したかったところもありました。延期になっても絶対勝つという気持ちだけだったので、気持ち的には別に変わりませんでした。

―試合を振り返って
向こうも日比谷(元樹、慶大)さんのピッチングが結構良くて自分もプレッシャーだったんですけど、我慢比べの試合でした。そこを欲を言うなら7回のツーアウトから自分が1点を取られたんですけど、あの1点さえなかったら勝っていたのでそこだけが悔やまれますね。

―バッテリーで方針は
土曜日に1回対戦していて自分の投げる球とかもちょっとわかられているかなというのもあったので、とにかくコースに分けて丁寧なピッチングをしていこうとは澤野(智哉、社3)さんと話していました。

―「前回の登板で打たせて取る」ことを心がけたとおっしゃっていましたが、今回もそういった意識を
そうですね。今回もリズム良く打たせて取ろうという風に話し合っていました。

―日比谷投手と再び対戦し、今回は引き分けに持ち込みました。この点については
1戦目は1安打完封をされて負けたので、やっぱり今日こそは打ち崩そうという話はしていました。そう簡単には打ち崩せなかったんですけど、チーム一丸となって2点を取ったことは大きいかなと思っています。

―今日はこれまで以上に大きな声がベンチから飛んでいたように見えたが、その声は聞こえていた
はい、聞こえていました。とても元気づけられました。

―慶大との4戦目に向けて
4戦目に勝ってリーグ戦優勝に向けてもっと勢いをつけていけるように、(4戦目が)いつあるかわからないですけどチーム一丸となって勝ちます。

 

古川端晴輝

―今日の試合について
雨で1日延びると、気持ちの面でも作るのがちょっと難しくなりました。先発の藤中(壮太、社2)と一緒に昨日はいて、藤中が先発で僕が後ろでいくというのは試合前から言われていたので、しっかり2人で頑張ろうなという風に気持ちの準備はしていました。

―グラウンドの状態もあまり良くなかった
僕の投げる頃には乾いてきてあまりやりづらさはなかったんですけど、試合が始まって最初の方はかなりやりづらい感じだったのかなと感じました。

―7回途中から登板でしたが、試合をどのように見ていたか
いつも厳しい場面から投げるので緊張はしたんですけど、相手に1点もあげられない状況だったので気合いを入れて臨みました。

 ―日比谷投手に対して、1戦目を終えてチーム全体で対策は
バッターボックスの中でピッチャーが投げづらいように立つなど対策をして。今日の試合は臨みましたね。

―表攻撃ということもあって延長戦は緊張感のある中での登板だったと思いますが、マウンドでの心境は
表の攻撃で裏に投げるという感じなので、1点を取られても攻撃に頼もうというのができない状況でいつもよりプレッシャーがかかっていました。関東大会では後攻で先に投げて後に攻撃という感じが多かったんですけど、いつもより痺れる展開で緊張しました。

―無失点で明日の試合につなげたことは、チームにとっては大きいのでは
そうですね。第4戦までいくのはみんな体力的にもきついと思うんですけどここまで来たら勝ちたいという気持ちがみんなあると思うので、そこは体力云々ではなくてみんな一丸となって気持ちと体力を振り絞って何としてでも勝ちたいと思います。

―次の登板に向けて
次も展開次第では投げると思うので、気持ちを切らさないようにして0で抑えて勝ってリーグ戦優勝につなげられるように頑張りたいと思います。

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