【水泳】インカレ直前インタビュー 男子編 シード権は譲らない HUSTが武蔵の地で旋風を起こす インカレ水泳2018in横浜明後日開幕
2018年8月17日(金)、30(木)
法政大学多摩キャンパス
9月7日に開幕する第94回日本学生選手権(インカレ)。前回総合8位でシード権を死守した男子。今年は期待の大型新人やエース内藤が存在感を見せている。シード争いが例年以上にきっ抗していると言われる今大会。目標の6位には届くのか。今回は注目選手5人のインタビューをお送りする。
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選手エントリー
種目 | 選手名1 | 選手名2 | 選手名3 |
---|---|---|---|
50m自由形 | 森本祥之(経4) | 平沼晃多(経3) | 後藤和真(経2) |
100m自由形 | 岡本拓巨(経2) | 田中洸太郎(現4) | 後藤 |
200m自由形 | 岡本 | 廣川剛己(経3) | 柳本純希(社3) |
400m自由形 | 市丸貴之(経3) | 柳本 | 廣川 |
1500m自由形 | 市丸 | 吉岡康樹(経3) | ― |
100m背泳ぎ | 津村航平(経4) | 内藤良太(人3) | 木下大輔(社2) |
200m背泳ぎ | 津村 | 内藤 | 竹鼻幹太(社1) |
100m平泳ぎ | 宮本一平(人1) | 戸野本陽友(社4) | ― |
200m平泳ぎ | 宮本 | 戸野本 | ― |
100mバタフライ | 赤羽根康太(人2) | 塩澤雅人(スポ4) | 林孝晟(経4) |
200mバタフライ | 馬場航平(スポ4) | 林孝 | 洲鎌匠人(現1) |
200m個人メドレー | 滝本将大(社4) | 林寛人(経4) | 常深皓貴(経4) |
400m個人メドレー | 常深 | 下田晴也(現2) | ― |
※選手エントリーの掲載順は日本水泳連盟発表種目別エントリー掲載順に則っています。
選手インタビュー
常深皓貴
―主将として向かえる最後のインカレが近づいてきました
今まで3人の主将を見てきた中で、自分がどんな主将になってるのか分からないんですけど、自分たちがやってきたことに後悔はないですしできることは全てやってきたので全員のベストを尽くした泳ぎの中で結果が付いてこればっていう感じですかね。
―今季を振り返って
元々、法政はデカい試合で一発良い記録を出すという選手が多いので、正直この1年これといって良い結果というのはなかったのですが、インカレでの調子の合い方みたいのは法政らしさっていうのがあるので、それを出して奇跡って呼べるような大躍進を遂げたいですね。
―現時点で法政は他大学と比べてどの位置にいますか
目標としては6番を目指してるのですが、その中でシード権(団体8位以内)というのは堅く取っていきたいなとは思います。
―ライバルとなる大学
結構多いので同志社、日体、筑波、近大あたりが競ってくると思うのでいかに最後のタッチまでに諦めずにできるかっていうのが大事だと思います。
―期待している選手について
宮本一平ですかね。入ってきたばっかでこれまでインハイを勝ち続けているとはいえ、インカレになると1番っていうのは取りづらいとは思うのですが、その中でどこまで戦ってくれるのかみたいのは楽しみですし、難しいとは思うのですが羽を広げて自分らしく頑張ってほしいですね。
―法政のチームカラーについて
本当に明るいやつが多くて、皆でこうやろうっていう雰囲気が出やすいチームですね。
―下級生では高校の時のクラブで練習する選手が多い中、学校練を選んだ理由
寮生活をしていく中で上下関係を学べますし、私生活を共にすることで学べたこともありますし、高校の時のクラブでやるのもありだったのですがレベルの高い選手が多くいる中でお互い切磋琢磨しながら上を目指すことに興味を持っていたからですかね。
―法大への入学理由
高校のクラブのコーチが法政出身で、その影響がありますね。それと八塚監督、金田コーチの魅力に引き寄せられたっていうのがありますね。
―4年生は入学当時、かなり強い代だと言われていたと聞きました
高校時代の成績で言ったら、明治の次に集まったと言われてましたね。馬場、林孝、津村、僕っていう4人はずっとA決に残れるレベルにいますね。これにプラスしてB決に残れるのが戸野本、森本だったりがいる中で半分以上が点数取れる選手なので、そういう結果を考えると自信になるというか頼りになる存在だったのかなと思いますね。
―4年間で1番苦しかったこと
やはり1年生の時は、全く結果が出ない中で自分の力に過信していた部分があって捨てレースが多くなって諦めるようなレースをしちゃう事が多かったですね。それでやはり何回も監督やコーチに怒られたのですが、自分はその時未熟で反抗心があったり気付けな部分もありましたね。なので、1年生の時は苦しかったですね。寮生活は苦しくなかったのですが、やはり水泳をやりにきている中で水泳のタイムが伸びないっていうのは苦しい時期もありました。
―そう言いつつも今となっては主将になりました
本当に成長したと自分から見ても思いますね。1つ1つのレースに全力を尽くすようになりました。両親だったり監督への恩返しってタイムだけじゃなくて、どんだけ全力で泳ぎきったかが大切なのかなと学びましたし、そういうのを教えてくださったのは監督、コーチだったので他大学にはないだろうなと思いますね。こういう成長の場というのは。
―辞めたいと思ったりはなかったのですか
辞めたいはなかったですね。辛くてつまんねえなと思ってはいたのですが諦めることはなかったです。水泳が好きだからかなという感じなんですけどね。
―常深選手にとってこの4年間とは
監督、コーチに出会えたことが1番成長としての過程にあったかなと思います。
―主将になった経緯
2年の後半から結果が出始めてきて、自分で言うのもおかしいですけど責任感が結構強い方だったのでそこなのか分からないですが監督からはお前で行くと言われてて、どこか見てもらってたのかなと思います。
―今季は体調を崩していた時期もありました
主将やっていく中で辛い時期とかもあって就活なども入っていく中で言い訳みたいのはしたくなかったのですが、何であそこで体調崩してしまったのかは分からないですね。まぁあれも1つの経験として良かったのかなと思います。
―就活をしながらのレースはいつ頃の時期ですか
3月から本格的に始まって6月には終わったのですが、そんなに支障出ていないと思ってても自分の心のバランスが崩れている部分が今思えばあったのかなと思いますね。
―インカレ後の進路について
商社に就職して水泳は辞めます。4年生は全員水泳は辞めますね。
―八塚監督への思い
素直に何でそこまで分かるんだろうっていうくらいまで人の感情だったり、人格というのが分かってる監督で「水泳は人間形成の道なり」という言葉を監督は掲げてていつもおっしゃるのですが、まさにそのままの人だなと思いますね。こうやって人間形成をしてもらった中で最後は結果だったり、何か形に残るもので恩返しがしたいなと思います。
―主将の役割を振り返って
この1年間は良い意味でも悪い意味でも楽しかったですね。僕の指揮次第でチームが変わっていくので。思うようにチームがまとまったこともありますし、全然まとまらなかったこともあるのですが、それも全部含めて楽しかったですね。
―まとめる上で苦労したこと
まず自分の中で、他人を変えるというよりは自分を変えるということを始めないとっていうのがあったので特に4年には引っ張っていくには大事にしていて何か基本的な事はできないのに指導したところでチームというのは付いこないですからね。責任感あるないっていうのは10人も同期がいれば、分かられてくるのですが、とにかくそこを自分はぶらさないように自分は4年にも指示できるし、下にも指示できるようにこの1年間は務めてきました。
―厳しくチームメイトに接する時もあるのですか
ありましたね。1、2回同期と結構言い合ったこともありますね。後輩に上から言うことは簡単なのですが、同期に上から言って素直に受け入れてくれることなんか正直ないので僕的にはどれだけロジカルティックに論理的に言っていけるかを大事にしてます。こうやって言ったら、こう言われるだろうなというのを想像して、どう返していくかまで考えて相手の当たり前だと思っている所をどう変えて教えていくかですよね。
―次期主将の市丸選手への期待
こうやって僕が4年間見てきたように僕のチームはこうですし、市丸のチームはどういうチームになるか分からないですけど、それぞれ色があるので市丸なりのチームを作っていければ、それが正解だと思いますし同期だったり、後輩の意見を聞いたりしないでも市丸が合ってると思うチームを作ればそれが正解だと思うので、その道を進んでもらえれば良いと思います。
―最後にインカレへの意気込みについて
個人は表彰台を狙って、インターナショナルを切って引退したいと思っていてチームとしては最後まですごい4年生だったなと思えるチームになれるようにどんな結果だったとしても良いチームだったなと思わせられるようにしたいと思います。
(取材:具志保志人)
主将として最後に有終の美を飾りたい
林孝晟
ー今シーズンを振り返って
1年比較的調子も良く、練習も結果も納得のいく1年でした。
ー去年のインカレ後に切磋琢磨できるチーム作りとおっしゃりました。現在のチームの雰囲気はどうですか
この事に関しては常深主将が4年生を含め引っ張ってくれて、そこに僕自身も少しでも影響を与えられるようにやってきました。具体的には僕ら先輩から積極的にコミュニケーションを取りました。そしてその中で今現在は練習中も笑顔が見えるので1年間取り組んできた甲斐があると思います。
ー期待している後輩
市丸です。来年主将にもなり学校練のキーマンにもなると思いますし、今年のインカレで良いタイムを出して活躍してほしいです。学校練が盛り上がる事で法政の色がクラブ練の人たちにも伝わると思うのでそんな意味で彼には期待しています。
ーインカレまでおよそ1週間ですがどのような心境ですか
周りからは不安だったり、緊張という声を聞くんですが、僕自身は楽しみでしかないです。
ー現在のコンディションは
コンディションは順調に仕上がっています。
ーインカレA決勝まで残るという目標でしかが、今も変わらずこの目標ですか
そうですね、変わらずと言うか絶対果たさなければいけない僕の使命だと思いますのでそこは必ず果たしたいと思います。
ー意気込み
本当に最後になってしまうので、少しでも良い順位でタッチしてチームとしても来年につながるようにしっかり後輩にバトンタッチをしたいと思います。
(取材:大政欣也)
副将として激戦のバタフライで結果を残せるか
馬場航平
―インカレが近くなりましたが、今の調子は
1年間、ここにしか照準を合わせないでやってきたので、だいぶキレが出てきて調子が上がってきているかなという感じなので、結果はついてくるんじゃないかなと思います。
―今年は靭帯を伸ばしたりなどで練習ができない状態からスタートし、タイムも奮わない試合が続きましたが、そこから抜け出すために取り組んだことは
ライバルを想定して練習に取り組むことが多くなりました。同じタイムくらいの人とか他大の速い選手などをイメージしながら練習に取り組むことによって、いつもだったら心が折れていた部分というのが、2時間しっかり折れずに練習できていたかなというのがすごくあります。
―イメージした選手とは
去年一緒に練習していた矢島優也(明大)は、すごい僕の中ではずっと追いかけていた選手なので、全然タイムは違うんですけど、やはり今でも意識しながら練習している部分はありますね。あと、同じ大学にいる林孝晟はずっとライバルというか、一緒に練習してきたので、やはり負けられないなというのはすごくあります。
―昨年スイムオフで決勝を決めた200㍍バタフライに今年もエントリーとなりますが、目標やレースプランは
目標タイムは1分56秒00で、5番を目標にしています。やはり、自分の持ち味はサードラップの100~150㍍だと思っているので、そこで29秒前半できて、最後30秒台で帰ってこれるようなレースプランにはしていきたいなと思っています。
―昨年スイムオフを経験したことを振り返って
もう二度と経験したくないなとは思います。決勝に(タイムを)上げるとなると、3本(予選、スイムオフ、決勝)は結構きついです。なので、やはり予選で余裕を持って決勝に残って、最後決勝で5番に入れるような形のプランを立てていきたいなと思います。
―昨年のインカレ時に「林孝選手と同じ場所に一緒に立ちたい」と述べていた林孝選手は、副将としても共に頑張ってきました。ラストインカレも共に戦う林孝選手への思い
4年間一緒に戦ってきて、チームメイトとしても一緒に過ごしてきたので、すごく思い入れがある選手の一人ですし、一緒に頑張ってきた選手の一人なので、やはり最後2人で決勝に残って法政に点を持ってきて、みんなで喜びたいなというのはありますね。同じバタフライの選手ですし。ただ、一緒に決勝に残りたいというのはあるんですけど、負けたくないという気持ちもあるので、やはり水泳は個人競技なので、そこ(順位)は徹底してやっていきたいなと思います。
―最後のインカレに懸ける思いをお願いします
下の台に残すということは多分何もできてないんですけど、やはり最後の水泳の締めくくりとして自分自身が何をやってきたかというのがしっかりレースで見せられるような泳ぎを周りに見せていきたいなというのはすごく思いますね。今まで、小学校の時から関わってきた選手であったり、コーチだったり、学校の先生だったり、そういう人たちに胸を張って言えるような結果やタイムを出して、泳ぎを見てくれた人たちには、「こういう選手がいるから頑張ろうかな」と思ってもらえるような泳ぎを見せたいなと思います。
―副将としての思いをお願いします
この1年間、自分自身がタイムが出ていない状態が続いていて、チームに何かしてあげられたかと言われると、全然してあげられなかったです。けれど、やはり一対一で話したりご飯にも連れていったりしましたし、そういう選手たち(後輩)が思いというのを色々自分に言ってくれたり、やはりこういう楽しいチームは他にないんじゃないかなというくらい今楽しいので、これをもっともっと来年、再来年って続けていってほしいなというのはすごくあります。
―団体目標6位ということですが、厳しいという声も聞きます
僕はもう変わらず6位を目標にしていきたいなという風には思っています。8位も厳しい厳しいと周りには言われているかもしれないですけど、やはり去年の自分も「決勝に残れない」とみんなに言われていた中で、しっかり決勝に残ってという(結果を残せた)。みんながやってくれたら絶対6番になれると思っています。そういうところ(予想以上の結果)はインカレの面白いところでもありますし、また他の大学も、もしかしたらそうなるかもしれないという中なので、ここはチーム力で勝っていきたいなと思います。
―目標のためにチームにどう貢献していきたいですか
やはりA決勝5位ですね。僕は一種目しか出ないので、1日目にしっかり流れを作って泳いで終わって、後2日は応援とサポートに回るという感じで、チームに貢献したいなと思います。
―残り20日間で行いたいことはありますか
残り20日でやりたいことは、今まで自分がやってきたことを全部後輩たちに伝えることですかね。後輩から「4年生がいないとチームがあんまり回らない」とか、「今の4年生が抜けたらキツイです」という話も聞くので、そういうことを思ってるやつがしっかり(次のチームで)やってほしいなと思いますね。
―最後にインカレに向けての意気込みをお願いします
誰よりも輝いてレースをします!
(取材:中西陽香)
昨年のミラクルをまたインカレで見せてくれ
津村航平
―インカレが近くなりましたが、今の調子は
良くも悪くもなく、可もなく不可もなくという感じです。
―5月のジャパンオープンでも前半に飛ばすなど「水泳を楽しむ」ため様々な工夫をされていましたが、その後さらに練習などで取り組んだことは
前半から入るのは、自分のスタンスじゃないなというのは分かったので、いつも通りの感覚で泳いで、いつもより速く入れるような感じにできるような練習の取り組みをしています。
―具体的にどのような練習をしている
今までは、ある一定の本数をずっと同じタイムで泳ぐという練習ばかりをしていたんですけど、そういうのではなく緩急をつけるというか、メリハリをもっていくところはいって、抜くところは抜いてというような感じで練習しています。
―6月のオレンジデイズでは、少し調子が良くないのかなという印象を受けましたが
題名をつけた方が良いという話があって、やはりみんな『チーム力』という話をしていて同じ内容が嫌だったので、身近なことで話題がないかなと思って書いたんですけど(笑)。でも、あの時よりは調子は良いかなという感じです。
―タイムは
先週ちょうど試合を想定したような練習があったんですけども、その時はあまり納得のいくようなタイムではなかったので、その結果を踏まえてこれからどこまで上がるかなというのは分からない部分もあるんですけど、(状態は)悪くはないかなとは思います。
―昨年と同じ100㍍背泳ぎと200㍍背泳ぎでのエントリーとなりますが、今年のそれぞれの目標は
100㍍に関しては、ずっとメインで泳いできていないのでどれくらいの結果が決勝ラインの相場かというのが分からない部分もあるので、具体的に目標というのは言えないです。ですが、200㍍に関しては、何だかんだ3年間ずっと2回泳いでいますし、2年生の時がA決勝だったので、今年もちゃんとA決勝に残って、あわよくば後輩の内藤(良太、人3)くんと2人で表彰台に上れたら円満に引退できるかなと思います。
―考えているレースプランは
個人的に、昔から「後半が速い方がカッコいいんじゃね?」というスタンスで泳いできたせいもあって(笑)、それが身体に染み付いてしまっている部分もあるので、何年間か選手やっていますけれども今さらスタンスを変えるのもどうかなと思っています(笑)。なので、最後のインカレも、自分が納得できるレースっていうのがそういうもの(後半に刺すスタンスに合った泳ぎ)だと思うので、後半に上げるような形でいきたいなと思っています。
―インカレに懸ける思いをお願いします
こんなこと言うのもなんなんですけど、多分他の4年生に比べると水泳に関してあんまり思い入れがないんですよ。正直、高校の時に全国で優勝することは経験できましたし、決勝に残ることも経験できましたし。なので、結構自分の中で納得のできるところまでは経験できてしまったんです。大学1年生の時は、レベルが落ち込んで「(調子を)戻さなきゃ」ということがモチベーションでできたんですけど、大学2年生でそこそこ調子が戻って決勝の舞台に戻ったときに、「結局自分のレベルはここら辺なのかな」という思いが生まれモチベーションがなくなってしまって。大学3年生の時も結局B決勝で。そこから、ずっと「うーん」というような状況でここまできてしまいました。「結局自分は、A決勝に引っ掛かるか引っ掛からないかくらいのレベルの選手なんだろうな」って思っちゃっていて。なので、個人的な思い入れというものはあまりないんですけど、でも、チームとして言うと、やはり法政大学に取ってもらっている選手なので、恩返しはしないといけないと思います。選手としては、練習を頑張ることよりも、試合で結果を出すことでしか恩返しはできないと思うので、個人的な思い入れはないですけども、チームのために頑張りたいと思います。
―団体での目標は
当初は総合6位と言っていたんですよ。なんですけれども、今関東インカレの方が終わって、インカレまでの試合がほとんど終了した状態でランキング作ったときに、確か法政が9番かなんかだったんです。なので、現実的に考えて6番というのは厳しい位置にあるとは思うんですけど、僕が何とかA決勝で点を取れれば見えてこない順位ではないと思います。なので、自分で言うのも変なんですけど、僕は点を取らなくてはいけない選手なので、そういった意味でも、僕が点を取って総合6位に少しでも近づければなと思います。
―これから20日間で調整したいことは
今のまま、変なことをせずに20日間で自分の調子を上げきれればなと思います。あと20日間しかないので、後輩とコミュニケーションとかを取っていきたいなというのはあります。
―後輩とのコミュニケーションは、一致団結していくためにでしょうか
というよりは、個人的にあんまり絡んでこなかったというんですかね。他の同期と比べると割と後輩と話をしていないかなという感じなので、最後くらい印象づけて(話しておこう)いこうかなと(笑)。
―最後にインカレに向けて意気込みをよろしくお願いします
自分らしく頑張ります!
(取材:中西陽香)
得意の200㍍背泳ぎでのラストスパートは見ものだ
市丸貴之
―インカレまであと約1週間になりましたがお気持ちは
去年、400が17番で補欠1番とかでした。そのため悔しい思いをしてるので今回は絶対点数を取ろうという気持ちで1年間頑張ってきていて、楽しみでもあるのですが、あまり去年とタイムが変わってないというのもあって、ちょっと不安な部分もあります。ですが、あと1週間で何とか結果を出せるように調整していきたいと思っていますね。
―今の調子は
ちょっと疲れが残っている感じがあって、正直自分が思っていたより上がって来なく、ここ一か月くらい厳しい期間でした。八塚監督と金田コーチからアドバイスを受けながら、あと1週間でどこまで上がるかは、不安なのですが1週間で何とかして頑張りたいと思います。
―チームとしてのインカレでの目標は
当初はインカレ5番というのを目標にしていて、そこを目指して1年間頑張ってきたので、そこに届かなくても、最低でもシード権は死守して来年につなげていけるようにしたいと思っています。
―ご自身のインカレでの目標は
まず何よりも点数を取ってくる事、それが1番かなと思っています。法政の自由形の点数がすごく少ないので。特に1500㍍は僕と同期の吉岡君だけで三人いないですし、そういうところで点数を取らないとやっぱり目標の5番にも届かないし、シードを落とすこともあると思うので、そこは大事な点数だと思います。三度目の正直じゃないですけど、今年こそ点数を取っていきたいと思います。
―ジャパンオープンが終わってから具体的に取り組んでいることは
選手権やジャパンオープンでの反省点としては、前半を控えめにいってしまって、結果的に微妙なタイムを何度も続けてきてしまったという点が反省点なので、前半突っ込んでも持たせられるような力をつけようと思って頑張って来ました。あとは、それがうまくいくかどうかですね。
―現状の課題は
前半思い切っていくことと、それでも持たせられるような体力です。
今まで前半がいけなかったので、インカレでは前半をわりと思い切っていって、それでも後半も持たせられるようなレースができるようにっていうインカレのレース展開を目標にしています。
―コーチや監督から言われていることは
とにかく前半から離されずに付いていかなくてはダメだと言われていて、特に選手権の時にコーチから言われました。なかなか難しいんですけど、離されないようにというのを意識しながらですね。
―今後インカレに向けて取り組んでいきたいことは
とりあえず、今のところあまり調子が良くないので、残りの1週間で泳ぎが崩れてりしていると感じています。疲れを抜いて泳ぎを整え、そして最後はスピードを上げて400㍍でも1500㍍でも戦えるような力を整えていきたいと思います。
―意気込みをお願いします
本当に1点だけでもいいので、今年は点数を取ってこないといけないと思っています。特に来年僕が主将をやるにしても結果は影響力になると思うので、来年の自分のためにも、チームのためにもしっかり僕が点数を取って帰ってきたいと思います。
(取材:中村祐悟)
法大の長距離パートを背負う存在へインカレで飛躍を誓う
フォトギャラリー
- 6位以上を目標に掲げる(水泳部提供)
- 背中でチームうを引っ張る主将の常深
- 最後に表彰台へ登りつめろ(林孝)
- ラストインカレに挑む森本祥
- 戸野本は4年分の思いをぶつける
- 3年生としての意地を見せられるか(廣川)
- 後藤はメドレーのアンカーを務める可能性がある
- インカレでは選手たちに勢いを与える大きな応援にも注目だ