【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男子サーブル団体は昨年の悔しさを払しょくする準優勝!女子エペはあと一歩及ばず団体戦を3位で終える
関東学生フェンシング選手権大会
2018年10月18日(木)、19日(金)
駒沢オリンピック公園体育館
5日間に渡って開催される関東学生選手権。男子サーブル・女子エペは2日目、3日目に試合が行われた。昨年4位という結果に悔しさを見せた男子サーブルは健闘し、準優勝と確かな手ごたえをつかむ。女子エペは個人戦では村上久美(国文4)の11位、団体戦は3位とあと一歩及ばぬ結果となった。
試合結果
男子サーブル個人
選手名 | 順位 |
---|---|
柳嘉亮(文4) | 6位 |
山本真太郎(営1) | 7位 |
小野大貴(文2) | 20位タイ |
横尾知浩(社4) | 24位 |
魚躬裕介(法3) | 53位 |
山名星文(理工2) | 54位タイ |
小田隆介(営1) | 54位タイ |
武捨大輔(文2) | 77位 |
女子エペ個人
選手名 | 順位 |
---|---|
村上久美(国文4) | 11位 |
富永恵美(法4) | 17位 |
前田友菜(文3) | 26位 |
新井ひより(営2) | 35位 |
加藤有紗(営1) | 57位 |
男子サーブル団体
出場選手 | 試合詳細 | 順位 |
---|---|---|
柳嘉亮 横尾知浩 山本真太郎 小野大貴 | 準々決勝〇45-32専大 準決勝〇45-33慶大 決勝●37-45中大 | 準優勝 |
女子フルーレ団体
出場選手 | 試合詳細 | 順位 |
---|---|---|
富永恵美 村上久美 前田友菜 新井ひより | 準々決勝○45-27東女体大 準決勝●32-39日大 3決○45-37明大 | 3位 |
男子サーブル個人戦評
大会2日目の男子サーブル個人には柳嘉亮(文4)、横尾知浩(社4)、魚躬裕介(法3)、小野大貴(文2)、古田凌大(文2)、小田隆介(営1)、山本真太郎(営1)らが本戦に出場。魚躬、古田、小田ら3人が1回戦で姿を消すと続く2回戦で小野が敗退。団体戦でも主軸を担っている柳に加え1年生の山本が健闘を見せ、ベスト8には法大勢が2人残ることとなった。
2回戦では山本と横尾の同校対決が行われた。立ち上がりは横尾が着実に得点を重ね、一歩リードする展開に。しかし、中盤から山本の脚の動きが軽快になると、最後は1本勝負と白熱した試合を見せる。山本のひと突きが勝り、勢いそのまま3回戦も快勝。準々決勝では渡邊裕斗(中大)に及ばずベスト8で大会を終えた。
安定した強さを見せたのは柳だった。3回戦では中大の野村涼と対峙。試合展開は常に柳リードで進むと、自分の攻めのペースを貫く。剣が折れるアクシデントに見舞われたものの、15‐12と快勝で準々決勝進出を決めた。準々決勝では金子健司(日大)と対峙するも8-15と敗戦した。(梅原早紀)
女子エペ個人戦評
女子エペには富永恵美(法4)、村上久美(国文4)、前田友菜(文3)、新井ひより(営2)、加藤有紗(営1)が出場。予選プールで加藤が新井も1回戦で姿を消した。
富永は2回戦で早大の登尾と対戦。同時突きで点を入れるケースが多く、最後まで点差を詰められず敗戦。無念の2回戦敗退となった。 前田も強敵村上(早大)相手に、シーソーゲームを展開したが、ラスト1分で連続失点を許した。 学生王者として挑んだ村上だったが、日大の登尾に対し積極的な攻撃ができず敗戦した。 レギュラー全員が入賞台に入れなかった関カレ。1ヶ月後のインカレで立て直せるか。(京岡沙寿乃)
男子サーブル団体戦評
準々決勝の専大戦では、1回り目の横尾の攻めが決まり、そこから勢いにのり徐々に点差を広げ、勝利を上げた。 準決勝の慶大では、またも横尾が1回り目で3-5から7得点を挙げ逆転に成功。2回り目の柳も良い雰囲気のまま、1失点に抑える活躍を見せ、勝利。
決勝では、今大会個人戦でベスト4に2人が入った中大と対戦。1回り目で登場した柳がリードを奪うも、それ以降なかなか点を取れずリードを広げられた。最後に柳が維持の反撃を見せるも、10点差開いた点差を逆転することはできず敗戦。リーグ戦より1つ順位を上げ準優勝に輝いた。(京岡)
女子エペ団体戦評
初戦の準々決勝を戦ったのは、入賞候補の学習院大を破った東女体大。勢いのあるチーム相手だったが、序盤から実力差を見せつけ一度もリードを許さないまま45点目をあげた。
迎えた準決勝は強豪日大と対戦。戦略的な戦いで接戦を繰り広げた。最後まで勝敗がわからない展開になったが、最後回りの村上でラスト1分に怒涛の5連続ポイントを許した。そのまま追いつけずに敗戦。3位決定戦に回った。 3位をかけて戦うのは明大。1番手を富永に変えて挑んだ。序盤からシーソーゲームになるも、2回り目の前田で5点の点差をつけた。そこからは危なげない戦いが続き、勝利。3位に輝いた。(京岡)
選手コメント
横尾知浩
—まずは準優勝おめでとうございます
やっぱり優勝したかったですね。 優勝したかった悔しい気持ちが7割でリーグ戦よりも成長を感じられた嬉しい気持ちが3割くらいです。
—準優勝できた要因は
1年生の山本が個人戦でベスト8に入りましたし、自信になったと思います。リーグ戦の時よりも、同じチームとして一緒に戦いやすくなりました。
—夏にはどんなところを課題として取り組んだか
自分個人としては、落ち着いてフェンシングができるようになったと思います。チームとしては、なによりも山本が成長してくれたことです。
—決勝で敗れた敗因は
序盤に流れがつかめずに悪い雰囲気のまま、試合をしてしまったことです。
—1ヶ月後のインカレでは
団体戦を優勝すること、個人ではベスト4を狙っていきたいです。
フォトギャラリー
- 初の関カレでベスト8入りをした山本
- 団体では最後回りを務めた柳
- 横尾は最上級生としてチームをけん引
- 準優勝でフィニッシュ終えた男子サーブル団体
- 安定した強さを見せた村上
- 富永は持ち前の明るさでチームを支える
- 前田は隙をつくプレーで団体戦で貢献
- リザーブとして出場した新井