【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第20節 法政大1-1国士館大 またもや試合終了間際に失点… 最下位相手に手痛い取りこぼし
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第20節 法政大ー国士館大
2018年11月10日(土)
相模原ギオンスタジアム
公式戦2連勝中と好調の法大の前に立ちはだかったのは、早々の降格が決まった最下位・国士大。開始早々先制に成功するものの、終始相手にペースを握られると、試合終盤に得点を許し勝ち点2を落とした。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大 |
1 | 前半 | 0 | 1 国士館大 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
6分 | 得点 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | 1-0 |
55分 | 交代 | 法政大学 | 橋本→紺野 | |
65分 | 交代 | 法政大学 | 高木→黒崎 | |
82分 | 交代 | 法政大学 | ディサロ→青柳 | |
90+3分 | 得点 | 国士館大学 | 松岡大智 | 1-1 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
44 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 4・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 8・1 |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 5・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 12・0 |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 14・0 |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY | 7・2 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 17・1 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ(cap) | 経済4・三菱養和SCY | 16・2 |
30 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 | 5・2 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 19・2 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 18・11 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 長島卓哉 | スポ3・東京ヴェルディY | 0・0 |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 11・0 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FMY | 7・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 11・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 20・2 |
7 | MF | 下澤悠太 | 社会3・柏レイソルY | 10・1 |
10 | FW | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 | 10・3 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 早稲田大 | 43 | 20 | 13-4-3 | 46/34 | 12 |
2位 | 筑波大 | 35 | 20 | 10-5-5 | 36/24 | 12 |
3位 | 順天堂大 | 32 | 20 | 9-5-6 | 34/21 | 13 |
4位 | 法政大 | 32 | 20 | 9-5-6 | 32/24 | 8 |
5位 | 明治大 | 29 | 19 | 8-5-6 | 35/20 | 15 |
6位 | 駒澤大 | 29 | 19 | 8-5-6 | 34/31 | 3 |
7位 | 東洋大 | 27 | 19 | 7-6-6 | 27/25 | 2 |
8位 | 流通経済大 | 27 | 20 | 8-3-9 | 32/41 | -9 |
9位 | 専修大 | 23 | 20 | 6-5-9 | 28/41 | -13 |
10位 | 桐蔭横浜大 | 22 | 19 | 6-4-9 | 29/32 | -3 |
11位 | 東京国際大 | 15 | 20 | 3-6-11 | 21/40 | -19 |
12位 | 国士館大 | 12 | 20 | 3-3-14 | 22/43 | -21 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 駒澤大 | △1-1 | 日立市民運動公園 |
13 | 9月23日 | 順大 | ●0-1 | 味の素フィールド西が丘 |
14 | 9月30日 | 桐蔭大 | △1-1 | BMWスタジアム平塚 |
15 | 10月7日 | 筑波大 | ●0-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
16 | 10月13日 | 専大 | ○3-1 | 味の素スタジアム西競技場 |
17 | 10月20日 | 流経大 | ●1-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
18 | 10月27日 | 東国大 | ○5-0 | 山梨中銀スタジアム |
19 | 11月4日 | 明大 | ○2-0 | BMWスタジアム平塚 |
20 | 11月10日 | 国士大 | △1-1 | 相模原ギオンスタジアム |
21 | 11月17日 | 東洋大 | 14:00 KO | 相模原ギオンスタジアム |
22 | 未定 | 早大 | 未定 | 未定 |
マッチレポート
「相手は二部降格が決まっているので、その分吹っ切ってやってきた」。
試合後、前谷崇博が語ったように、今季わずか3勝しか挙げられていないチームとは思えないほどの『勢い』が国士大にはあった。
試合序盤は左サイドを中心に攻撃を構築する法大が、立ち上がりの主導権をつかむ。すると、6分に幸先よく先制。関口正大からのロングボールを起点に相手陣内に侵入。最後は高木友也からのクロスをディサロ燦シルヴァーノがダイビングヘッドで合わせた。
しかし、得点後は攻撃的なオーバーラップを見せる飯野七聖・信末悠汰の両選手の対応に手を焼き、なかなか攻めに転じられない時間が続く法大。結局、これ以上のチャンスを作れないまま前半を終えた。
その後も相手の勢いある攻撃をなんとか水際で防いでいたが、試合終了間際、ついに相手の圧力に屈してしまう。
90+3分、バイタルエリアでボールを回されると、最後は相手FWに狙いすましたミドルシュートを沈められた。
最下位相手の痛い取りこぼしにより、再びインカレ出場に向けて気を緩められない状況となった。
しかし、前谷は「守備の修正はできる」とこの結果を悲観していない。今節で明確となった守備の課題を見つめ直し、残る2節で勢いを取り戻したいところだ。(赤染徳光)
選手コメント
前谷崇博
ー試合を振り返って
ここ2試合は勝っていて、3連勝を目指していたのですが、最後で追いつかれてしまって悔しいですね。
ー水際で耐える場面が多かった中で最後に崩れてしまった要因は
耐える場面が多かったのですが、最後はマークの受け渡しというか、足を見せる場面や体を張る場面でやられてしまいました。修正はできると思うので、次に生かしたいです。
ー相手の攻撃陣に対する対策は
相手の10番は足が速いと聞いていたので、攻めている時のリスク管理をしないといけないと考えていました。
ー試合の中で感じた国士大への印象は
前に勢いを持ってやってきました。国士大は二部降格が決まっているのですが、その分吹っ切れて勢いを持ってやってきたので、普通に強いなという印象は持ちました。
ー次節以降は難敵との連戦になるが
相手は強いですけど、準備とか姿勢で勝ちは付いてくると思うので、自分たちが最高の準備をして相手に向かっていくというチャレンジャーの気持ちを持ってやっていきたいです。
森俊貴
ー今日の試合を振り返って
前半の早い時間帯に点を取ることができて幸先は良かったですけど、それ以降守りの時間が多くなってしまい、最終的に同点にされてしまうという法政の弱さが出てしまったのかなと思います。
ー国士大対策は
相手は前線に1枚、ターゲットとなる選手がいるのでそれに対しての対応やセカンドボールを拾うなどの練習を1週間で重点的に行いました。
ー早い時間帯での得点からの試合展開は
追加点を早めに取ろうと考えていましたがそれ以降は相手に攻められる時間が続き、上手くいきませんでした。
ー右サイドに流れる場面もありましたが
ボランチより前のポジションの4人は流動的にプレーするようにと監督から言われていたので相手の陣形を崩すためにあえてそのようなポジションを取りました。
ー1試合通じてチャンスをあまり作れませんでしたが
カウンターの場面などで人数をかけられなくて上田(綺世)や紺野(和也)頼みになってしまい、2人へのサポートが足りなかったのか1番の要因だと思います。
ー後半ATの失点の1番の要因は
その直前まで相手に押し込まれてた中で上手く守れていてそれが一瞬の油断になってしまったと思います。
ーリーグ戦残り2試合となりましたが次に向けて一言
東洋大は天皇杯予選含めて勝ててない相手なので何としてでも勝って、インカレの出場権を決めたいと思います。
関口正大
-今日を振り返って
ここ2試合無失点で勝てていたにもかかわらず今日は最後まで守りきれなかったのはディフェンスラインの問題かな、と思います
-国士舘大の印象は
前線にスピードのある選手が多いというのは事前の分析で知っていたのですが、そこに粘り強く行けなかったのは今後の課題だと感じました。
-前節に続いてスタメンだが、どのような指示が
相手のサイドバックの裏のスペースを狙う意識がありましたね。
-リードして終えた前半ハーフタイム、選手たちで話したことは
相手のサイドバックが攻撃参加してくるので、そこをサイドハーフの選手とマークの受け渡しをしようという話とその裏を狙っていこうという話をしていました。
-後半ATの失点シーンを振り返って
ボランチの選手の位置が下がりすぎてしまったために、ボールに対して当たりに行く意識が薄くなっていました。そこでディフェンスラインの選手が声をかけていればあの様な失点はなかったのではないか、と認識しています。
-攻撃の場面で意識していることは
前線の選手にヘディングが強い選手が多いので、そこに対してクロスボールを入れる意識は常に持っていますね。
-今後に向けて一言
リーグ戦優勝は無くなってしまいましたが、インカレに向けて今後もやって行きたいと思います。
フォトギャラリー
- 末木はここまで全試合に出場
- 得点を喜ぶディサロ
- パスを出す長谷川
- 上田は疲労の色が見えた
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- 1アシストと結果を残した高木