【サッカー】全日本大学サッカー選手権 決勝 法政大1-0駒澤大 “バンディエラ”の置き土産は劇的V弾!ディサロの決勝ゴールで悲願のインカレ優勝! 《全日本大学サッカー選手権 決勝 法大1-0駒大》
全日本大学サッカー選手権 決勝 法政大ー駒澤大
2018年12月22日(土)
浦和駒場スタジアム
昨年、あと一歩まで迫りながら悔し涙を飲んだ大舞台に帰ってきた法大。関東勢対決となった駒大との決勝は序盤から激しい攻防が繰り広げられ、両者一歩も譲らない試合運びを見せた。迎えた後半、エース上田綺世の投入で1段階ギアを法大はディサロ燦シルヴァーノが待望の先制点を奪う。この一点を守り切り、悲願のインカレ制覇を果たした。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大 |
0 | 前半 | 0 | 0 駒澤大 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
61分 | 交代 | 法政大 | 松澤→上田 | |
72分 | 得点 | 法政大 | ディサロ | 1-0 |
83分 | 交代 | 法政大 | 黒崎→長倉 | |
89分 | 交代 | 法政大 | ディサロ→青柳 | |
90+1分 | 交代 | 法政大 | 末木→鳥居 | |
90+3分 | 交代 | 法政大 | 紺野→橋本 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 |
22 | DF | 黒崎隼人(cap) | 経済4・栃木SCY |
3 | DF | 前谷崇博 | 社会4・ガンバ大阪Y |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FマリノスY |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京VY |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 |
7 | MF | 下澤悠太 | 社3・柏レイソル |
10 | MF | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 |
15 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 |
マッチレポート
延長戦の末順大を下し、2年連続で決勝進出を果たした法大。泣いても笑ってもこの試合が現チームのラストマッチ。有終の美を飾るべく、42年ぶり3回目の優勝を懸けて駒大と対戦した。
序盤はロングボール主体の駒大の対応をしつつ隙を見て手数をかけずに攻撃するという構図。インカレ決勝に相応しく目まぐるしい攻守の切り替えが目立った。
7分、末木裕也がボール奪取するとディサロ燦シルヴァーノへ横パス。星キョーワァンとの1対1を振り切ってシュートを放ったがDFのブロックに阻まれる。13分には一瞬の隙をつかれてDFライン裏への抜け出しを許すも黒崎隼人の素早いカバーリングで難を逃れた。16分には森俊貴がカットインからシュートを打ち、こぼれ球に紺野和也が反応するもゴールには結びつかず。22分にはセットプレーを跳ね返さたカウンターから中原輝にクロスバー直撃のシュートを放たれ、続く25分にはロングスローから至近距離でシュートを許し、大ピンチが連続した。その後は展開の激しさを継続しながらも決定機らしい決定機がないまま試合が進み、0-0で試合を折り返した。
50分、左からのクロスを松澤彰がバックヘッドで合わせるもゴールのわずか右に逸れた。駒大の守備を崩す為にはもう1段階ギアを上げたい法大は60分、ついに上田綺世を投入。すると66分、最前線にいた上田にボールが収まると素早い反転でGKとの1対1に持ち込む。惜しくも好セーブに阻まれたものの、ワンプレーで会場の雰囲気を変えた。そして迎えた71分、森のダイレクトシュートがクロスバーを叩いたこぼれ球をディサロが押し込み、待望の先制点を奪った。続く75分には黒崎のクロスから上田がシュートを放ったがこれはブロックに阻まれた。
最終盤、駒大は本格的にパワープレーを開始。リーグ最少失点ながらここまでインカレでは毎試合失点を喫していた法大だが最後の最後で持ち味である粘り強い守備を発揮。しっかり試合を締め、1-0で勝利。42年ぶり3回目のインカレ優勝を果たした。(岩瀬斗真)