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【準硬式野球】全日本大会出場予選会2次トーナメント 対関東学院大 初回に大量得点で先制するも乱打戦を制せず敗戦…全日出場をのがす結果に

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【準硬式野球】全日本大会出場予選会2次トーナメント 対関東学院大 初回に大量得点で先制するも乱打戦を制せず敗戦…全日出場をのがす結果に

全日本大会出場予選会2次トーナメント
対関東学院大
2019年6月22日(土)
法大多摩グラウンド

全日出場をかけて挑んだ予選会。法大はリーグ戦で優勝を逃し2次トーナメントへ出場した。予選会では2連勝すれば全日出場枠を獲得できるという条件下ではあったものの、関東学院大に9-10で惜敗。全日出場権を逃した。

※なお法大は6月29日(土)13時から法大多摩グラウンドにて行われる敗者復活トーナメントに出場します。敗者復活トーナメントの勝者が清瀬杯出場権を得ることができます。

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安打を放たれ肩を落とす西村

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
関東学院大 0 0 5 0 3 2 0 0 0 10 14 1
法大 4 0 3 0 0 1 1 0 0 9 13 0

(法大)    ●西村、尾崎−乘松
(関東学院大) 森園、○佐々木、野口ー澤田、大杉

三塁打:土倉 (3回)
二塁打:土倉(1、7回)、佐々木(3回)、
併殺:大石智(6)-鎌田(4)-土倉(3)(2回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (7) 八木達也(社2) 日大三 4 1 0 1 .250
2 (6) 大石智貴(経4) 静岡 4 1 0 0 .250
3 (DH) 堀皓貴(社4)  鳴門 3 1 1 1 .333
4 (9) 佐々木勇哉(社4) 花巻東 5 1 0 0 .200
5 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 4 2 1 1 .500
6 (8) 中川大輔(社3)  日大三 4 3 1 0 .750
7 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 4 3 5 1 .750
  PR 古屋一輝(経1) 健大高崎
8 (2) 乘松幹太(現4) 新田 3 1 1 0 .333
  PH 堀尾浩誠(社1) 報徳学園  1  0   0     0   .000
9 (4) 鎌田航平(社3) 鳴門 3 0 0 1 .000
P (1) 西村勇輝(経2) 日本文理
  1 尾崎海晴(社3) 鳴門

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
西村  5 0/3 12 3 4 10 18.00 
尾崎  3 3/3 2 6 1 0 0.00 

 

戦評

  全日出場をかけた負けられない一戦。昨年ベスト8に終わった全日で『今年こそは日本一に』と掲げた目標は、舞台に足を踏み入れることなく夢物語となった。

 先制したのは法大だった。1回裏、先頭の八木達也(社2)が四球で出塁。その後2番大石智貴(経4)の犠打、3番堀皓貴(社4)の右前安打で1死一、二塁と幸先良く得点圏に走者を置く。5番堀江悠介(経2)が左前適時打を放ち1点を先制。なおも6番中川大輔(社3)の放った打球を相手遊撃手が処理することができず、その間に走者が生還。続く7番土倉徳(社4)が中越え適時二塁打を放ち初回から5点と大量リードに成功した。
 
 順調に試合を運んでいた3回表、先発の西村勇輝(経2)が相手打線に捕まる。2死一塁から3者連続で安打を放たれ1失点。西村は際どいコースを丁寧に投げ込んだものの、2者連続で押し出し四球を与えるなど精彩を欠き、この回だけで5点を失う。しかしその裏、先頭の3番佐々木勇哉(社4)が左越え二塁打で出塁。その後中川大も右前安打を放ち1死一、三塁と好機を作ると、再び7番土倉が右中間を破る適時三塁打を放ち逆転に成功。次打者の乘松幹太(現4)のスクイズが決まり、2点差に引き離した。
 
 試合の流れを引き寄せたかのように思えたが、5回に再びビックイニングを与えてしまう。1死から連打で一、二塁に走者を背負うと、その後右中間を抜く適時三塁打を放たれ同点。続く打者への暴投の間に走者が生還。勝ち越しを許した。6回にも先頭から四球、安打で出塁を許しピンチを迎える。2度の暴投で走者を一人返し西村はここで降板。救援した尾崎海晴(社3)がアウトカウントを稼ぐも、左越え適時二塁打を放たれ7-10と3点を追う苦しい展開になった。
 
 法大打線はその後6回に堀の中犠飛、7回には土倉が今試合5打点目となる左中間越えの適時二塁打を放ち追い上げを図るも及ばず。9-10と僅差のゲームをものにすることは出来ず、今年度全日出場をのがす結果となった。
 
 リーグ戦とは異なり指名打者制が採用されている今大会は、主将堀が守備の間はベンチからチームを見守った。西村がマウンドを降りた際も、真っ先に駆け寄り声をかけたのは堀だった。「全日出場をのがしたことは僕のやり方が間違っていたということ」(堀)と語ったものの、誰よりも勝利にこだわってきた姿は後輩たちの目に焼き付いたはずだ。残る一戦で清瀬杯出場権をつかみ、今度へつなげていきたいところだ。

(記事:梅原早紀、写真:村井美咲)

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土倉は今試合5打点をあげる活躍

監督・選手インタビュー

本間隆洋監督

―今日の試合を振り返って
そうですね、やはり勝ち切りたかった試合でした。勝てるゲームでもあったと思っているので、本当に悔しいです。
 
―今試合の敗因は
お互い様ではありますが、ビックイニングを作ってしまったことだと思います。それ以外の点数は細々した部分だと思うのですが、やはり3回に5失点してしまったことなどを今振り返ってみると悔いが残る場面でした。
 
―バッテリーに声をかけにいく場面もありました
とにかく腹をくくってやろうという話をしました。やはり西村がずっと柱となって勝ってきたチームなので、出塁をバッテリーのせいにするのではなく思い切り割り切ってプレーできるよう、間合いを取ろうという思いでタイムを取りました。
 
―西村選手の調子は
はっきり言って良かったと思っています。少しストライクを取ってもらえるところで惜しい判定が多かったように思います。厳しいところをついていた分、少し判定に苦しんだ場面もあります。
 
―最終回の代打起用について
やはり乘松が当たっていなかったこともあり、どうしても最終回に得点したかったのであの場面では代打を起用しました。
 
―全日出場を逃したが選手たちに次に向けてかけた言葉は
敗戦や失敗を後悔しても時は戻らないので、そのような気持ちを次はどのような形で乗り越えていけるのかという点で真価が問われていると思います。ですから失敗からどのように立ち直ることができるのか、どのように来週の試合へ向けて調整を行っていけるかという点について話をしました。支えてくれている人たちの思いを背負って次戦に挑んでくれたらと思っています。
 
―次週の試合へ向けての課題は
チャンスに弱いことは課題です。ですが、一週間のうちに劇的に変えることは出来ないので、今日の試合で後半も良いプレーがあったのでそのような攻撃パターンの形を磨いていくことができればいいなと思います。
 
―次週に向けて一言お願いします
選手権はなくなってしまいましたが、清瀬杯も選抜大会であり、リーグを代表して出場することができます。ですから何とか勝利して、清瀬杯に出場しタイトルを取りたいと思います。頑張ります。

堀皓貴

ー今日の試合を振り返って
リーグ戦の最終戦からこの試合までを含めて、僕たちの一番悪いところである我慢ができないところが出てしまいました。それが敗因かなと思います。
 
ー序盤から乱打戦になりましたが
西村がここまで打たれたのは想定外でしたが、野手陣もそれなりに取られたら取り返すというのができていたと思います。しかし劣勢になった時に僕たちは本当に弱いので、最後1点差で勝つことができなかったのは本当に僕たちの弱さだと思います。
 
ー雨で試合が中断されましたが、ベンチの様子は
中断からまた切り替えてやっていこうという感じで、良かったと思います。
 
ー打順を組み替えた理由は
リーグ戦が終わってから少し時間が空いたので、空き週使って考えて調子が良いものを上げて調子が悪いものは下げて、これが一番いい打順かなと思って使ったのですが、今日は上位打線の4年生が機能しませんでした。
 
ー試合後のミーティングで話したことは
僕たちの全日本への挑戦が終わったっていうことと、結果としてリーグ戦2位でこの予選会で負けて全日本を逃してしまったということは、僕たちのチーム、僕のやり方が間違っていたということなので、それを下級生の来年、再来年につなげていって欲しいということを言いました。あと4年生には後輩に残せるものは残そうという話をしました。
 
ー来週の試合に向けて一言お願いします
モチベーションを維持して、勝ち星が取れるように頑張りたいと思います。

土倉徳

―今日の試合を振り返って
粘り負けだったと思います。
 
―敗因をあげるならば
僕らが得点して先制したにも関わらず、そのあと相手に追いつかれてしまいました。そのあと追いつくことができなかったことかなと感じています。
 
―ベンチの雰囲気について
チームが一体となって勝とうという気持ちでできていたと思います。本当に勝ちたいという思いでした。
 
―打順の組み換えについて
僕はリーグ戦であまり打てなかったので、今日は7番という打順でした。リーグ戦を通して、下位打線で得点する機会が非常に多かったので、7番という打順はポジティブに捉えて試合に臨みました。
 
―5打点をあげたが
今日はたまたまですね。最初は直球を待って打てたので、次はどこかで変化球が来ると予測して甘い球が来たので打つことができました。
 
―全日出場をのがしたことについて
僕らの代はまだタイトルが取れていないこともあり、チームの力不足や今までやってきたことに対して反省材料が残りました。今後まだ清瀬杯の選考試合や、秋リーグも残っているので、そこで何か4年生は次の世代のために何かチームに残していこうという話しをしました。
 
―そのためにこれから取り組みたいことは
投手陣は僕ら4年生の代はいないので、来年も期待しています。逆に野手陣については4年生が中心となって出ているので、今後プレーで何か残せたらと思います。
 
―次週に向けて一言お願いします
勝つしかないので頑張ります。

乘松幹太

ー今日の試合を振り返って
西村が打たれてしまったことは本当に想定外でした。結果論から言えばもっと尾崎を早めに使えば良かったのかなと思います。しかし、リーグ戦は西村一人で活躍してもらってここまで来てたので、本間監督と相談することもありましたが信じて使いました。それが裏目に出た結果となってしまいましたが、その中でも西村は本当に良く投げてくれたし、尾崎もチームに勢いがつくようなピッチングをしてくれました。尾崎の踏ん張りが無ければもっと大差になっていたかもしれませんし、負けてしまいましたが、あと1点というところまでいけたのは本当に尾崎の気迫あるピッチングのおかげだと思います。
 
ー雨がふってたが、リードで気をつけたことは
雨量がかなり変わっていたので、その中でピッチャーが投げやすいボール、投げにくいボールというのは自分の中で判断しながら、またピッチャーと話し合いながらやっていました。
 
ー試合中に西村選手にどのような声をかけたか
試合も進んでますし、とりあえず点を取られたことや走者がいることは気にしないで、打者だけに集中して投げて来いよっていうのは言っていました。
 
ーご自身の今日の打撃について
バッティングはもともと好きでもないですし、得意でもない分野なのですが、そんな事が言ってられない状況の中でスクイズを決められたのは良かったなと思います。しかし、その他の打席では内容が良くなかったので、打てないなりにもうちょっと工夫するべきだったと思います。
 
ー清瀬杯に出場に向けて投手陣において取り組みたいこと
基本的には西村、尾崎が主軸になって投げてくれると思いますが、それ以外で前芝、湯浅など他の投手もいい選手が揃っているので数を増やしていきたいなと思います。
 
ー来週の試合に向けて一言お願いします
来週は勝つしかありません。内容よりも結果にこだわって、なんとしても清瀬杯につなげられるようにという思いで泥臭くやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • hori R指名打者として出場した主将堀
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