【バスケ】第95回関東大学1部リーグ戦 対専大 序盤の失点響き5連敗…2勝8敗として前半戦最終節へ
2勝7敗と低迷する法大は第10節で専大との対戦となった。試合は開始直後から専大の猛攻を受け、序盤に大きなリードを奪われると、その後も反撃を仕掛ける時間帯はあったものの、序盤の接点が響き17点差の完敗。10節を終えて2勝8敗と下位に沈む法大は、前半戦最終節となる次節で最下位明大を迎え連敗脱出を図る。
試合結果
トータル試合結果
67 法政大学 |
11 | 1Q | 24 | 84 専修大学 |
---|---|---|---|---|
21 | 2Q | 16 | ||
19 | 3Q | 24 | ||
16 | 4Q | 20 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#30 水野幹太(営3) | PG | 福島南 | 14 | 3 | 1 |
#34 濱田裕太郎(文3) | SG | 育英 | 7 | 1 | 0 |
#1 川島聖那(法2) | SG | 福大大濠 | 7 | 4 | 1 |
#24 鈴木悠介(営4) | C | 洛南 | 12 | 13 | 4 |
#31 戸井堅士朗(法3) | C | 法政二 | 9 | 3 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#14 小野怜史(文2) | SG | 法政二 | 15 | 2 | 3 |
#33 茨城博晃(法4) | SF | 京北 | 3 | 3 | 0 |
#51 金本一真(文2) | SF | 光泉 | 0 | 0 | 0 |
戦評
第9節の神奈川大戦に敗れリーグ9位と低迷している法大。下位グループから抜け出すために勝利が欲しい法大は今季ここまで2戦2敗の専大との対戦を迎えた。
試合開始後、いきなり専大に流れを持っていかれる。相手にバスケットカウントを決められ、開始4分で法大がタイムアウトを取る展開に。法大もオフェンスは機能するもののシュートがリングに嫌われる場面が多く、2桁点差で第1Qを終えた。だが第2Qが始まると#14小野怜史(文2)のバスケットカウント、#30水野幹太(営3)、#24鈴木悠介(法4)の連続得点と法大が息を吹き返し8点差まで縮め、前半を終えた。
第3Q、法大はディフェンスをゾーンに切り替え仕掛ける。だが強豪・専大はこれをものともせず再びリードを広げられる。第4Qにもう一度法大が追い上げるも、ターンオーバーなどのミスが随所で響き67ー84で敗れた。
今季ここまで2勝8敗としている法大。早大、神大、明大と共に1部の下位グループに位置している。久しぶりの1部で苦戦を強いられており、このままでは再び2部降格という危機に直面する。試合後、チームはいつもより長めの全体ミーティングを行った。さらに全体ミーティング後にはゲームの司令塔である水野がキャプテンの#15米山滉人(営4)と副キャプテンの鈴木と真剣な表情で話し合っていた。「今チームが噛み合ってないのにチーム同士で言い合いとかそういうのがない。これからはそういう所をもっと話してチームで戦っていこうというのを話しました。」と言っていた水野。今の法大にはもう一度チーム一丸となって戦う準備をする必要がある。(鈴木滉平)
選手コメント
茨城博晃(法4)
―今日の試合を振り返って
今日は最初の立ち上がりからチームの中心である米山が出れないということで、ベンチでどうやって回していくかってところで、最初やられてしまったと思うんですけど、中盤で立て直して追い上げることができたのは、チームとしてレベルが上がってるなと思いました。
―試合開始直後から点差を開かれる展開になりました
ディフェンスから自分たちのバスケットをやろうということで、ゾーンディフェンスとかマンツーとかいろいろ試行錯誤して立て直そうとして、結果的にいい方向に出たんですけど、もともと自分たち選手で考えてやるチームでもあるので、もっとコミュニケーションとか取らないと、上に行きたいのであれば、そういうところを徹底しないとだめだなと感じました。
―専大はインサイドに外国人選手を置いていました
自分の持ち味がスリーポイントとドライブで、身長もインサイドの選手と張れると思っているので、今日みたいにいきなり出番が回ってくるときも、自分がドライブやスリーポイントをもっと精度良く決めていれば、今日は追いつけたんじゃないのかなと思っているので、もっと練習して少しでもチームに貢献できるようにやっていきたいです。
―立ち上がりの悪さが試合展開を決めてしまいました
昨日の神奈川大戦で立ち上がりがよかったのは、試合前からみんなで立ち上がりをよくしようというのをみんなで話し合った結果だったんですけど、昔からその部分が悪いっていうのがズルズル来ているのかなとみんなで話しましたし、誰かしらが最初からいいプレーをしないといけないというところで、人任せにしないということを自分の出番があるときに実践して、改善できたらいいと思っています。
―次節は前半戦最終節の明大戦です
今チームでも少し負けてきて、気持ち的にも少し下を向いている部分があったんですけど、今日の試合後にミーティングでスタッフ陣にそこはダメだと、このままだったらどんどん負けていってしまうし、もっと自分たちが練習から話し合って改善していかなければだめだということを全員で話したので、次の試合に向けてもそうなんですけど、これからの法政バスケットボール部としても、もっと改善していかなければいけない部分があるので、そういうところを練習から話し合ってやっていこうと思います。
水野幹太(営3)
ー今季専大と戦って3戦3敗となりました
どちらかといったら自分たちが流れを崩して最初のスタートもそうなんですけど自分たちの入りも悪くて、途中追いついたと思ったらまた自分たちのミスでやられたというイメージの方が大きいです。
ー後半ディフェンスをゾーンに切り替えた後に点差が広がりました
いきなりということだったので相手も考えたりするかなと思ってやったんですけど、そこは上位のチームなので頭を使って中で攻めたり外で攻めたりというのを上手くやられてしまったのでそこがゾーンを崩された理由だと思います。
ー2度の追い上げを見せましたが、追いつくことはできませんでした。そこの原因は
自分たちの速攻のミスとか、あとゴール下で相手の外国人選手を気になって決めきれなかったのが大きいのかなと思います。
ー最後の全体ミーティングの内容は
毎回そうなんですけど負けたことをマイナスに捉えないで、次から練習をやっていこうという話をしました。
ーミーティング後に米山選手、鈴木選手、小野選手らと話し合っていました
今チームが噛み合ってないのでそれなのにチーム同士で言い合いとかそういうのも無いし、ただ自分たちの心の中で止めてるだけなのでそれをやっぱり出していかないとこれからリーグ戦も長くて体力的にもきついところがあると思うので、そういう所をもっと話してチームで戦っていこうというのを自分からは言いました。
ー来週は落とすことのできない明大戦です
本当に下位チームの方で落とせない試合なので次落としたら来年2部に落ちちゃうというのもあるので次は絶対勝ってチームで勝利を掴めたら絶対2巡目にも進めると思うのでそこだけ意識してやっていきたいです。