【ラグビー】関東大学リーグ戦 対大東大 前半1T差の善戦を演じるも後半無得点に沈み敗戦… 選手権進出を逃す…
関東大学リーグ戦
対大東大
2019年11月16日(土)
秩父宮ラグビー場
先週の東海大戦に惜しくも敗れた法大。選手権出場の4位以内に入るには残りの大東大、流通経大戦に勝利することが絶対条件となる。昨年リーグ準優勝の大東大を相手に前半1T差の肉薄した試合を展開するも後半追いつけず、惜しくも敗戦。選手権出場の道は断たれた。
試合結果
トータル試合結果
14 |
14 |
前半 | 19 |
24 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 |
5 |
ポイント詳細
2/0 | T | 3/1 |
---|---|---|
2/0 | G | 2/0 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:伊藤、根塚/ノートライ G:伊藤 |
※前半/後半
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 宮川優也 | 経4 | 仙台育英 |
2 | HO | 濱野隼也 | 社3 | 秋田工業 |
3 | PR | 菊田圭佑 | 経3 | 仙台育英 |
4 | LO | 大澤蓮 | 現2 | 長崎南山 |
5 | LO | ウォーカーアレックス拓也 | 社4 | 東福岡 |
6 | FL | 吉永純也 | 経3 | 東福岡 |
7 | FL | 山下憲太 | 経3 | 長崎海星 |
8 | NO.8 | 竹内仁之輔 | 経4 | 法政 |
9 | SH | 中村翔 | 経4 | 東福岡 |
10 | SO | 伊藤浩介 | 現2 | 愛知 |
11 | WTB | 井上拓 | 社4 | 御所実業 |
12 | CTB | 舘内倭人 | 経2 | 法政二 |
13 | CTB | ジョーンズ杏人竜 | 社3 | 札幌山の手 |
14 | WTB | 斉藤大智 | 現3 | 黒沢尻北 |
15 | FB | 根塚洸雅 | 経3 | 東海大仰星 |
16 | Re | 井口龍太郎 | 社1 | 静岡聖光 |
17 | Re | 石母田健太 | 経1 | 国学院栃木 |
18 | Re | 河村龍成 | 社1 | 明和県央 |
19 | Re | 兼森大輔 | 経2 | 報徳学園 |
20 | Re | 山下太雅 | 現3 | 東福岡 |
21 | Re | 中澤俊治 | 経3 | 日川 |
22 | Re | 有田闘志樹 | 経2 | 鹿児島実業 |
23 | Re | 高橋達也 | スポ2 | 目黒学院 |
戦評
秋季リーグで初めて主将でFWの井上とBKの中心選手である根塚がスタメンに名を連ねたこの試合。W杯の熱が冷めきらない2500人近い観客の中、秩父宮で大東大と激突した。
トライの笛は試合開始早々鳴り響く。前半2分SHの中村が相手ディフェンスの隙を突き、大きく抜け出す。最後はSO伊藤がパスを受け取りトライ。試合序盤から優位に立つも、前半15分味方の反則から相手に力で押し込まれて7-7と追いつかれてしまう。ボールを支配することができていた法大は、LO大澤が相手陣地に攻め込みビックゲインをすると、相手プレイヤーのイエローカードも重なり追い風が吹いてくる。前半25分左サイドにパスをつないでFB根塚が華麗なステップでディフェンスを2人、3人と抜き去ってトライ。14-7と再びリードを奪う。大東大も負けてはいなかった。前半32分キックで空いたスペースを狙われ、技ありのトライを決められる。さらに前半終了間際、またもミスによって相手にボールを奪われるとディフェンスの一瞬の油断からトライを許す。14-19と1Tのリードを許して折り返し。
トライを決めた伊藤
後半、法大のキックから始まり、今度は大東大が2分でリードを広げる独走トライ。1T1Gでも追いつかなくなった法大は緊張の糸が切れてしまった。後半19分根塚の自陣ゴール前から起死回生の突破が見られるも、トライには至らず攻めあぐねた。FW陣も相手に押し負ける場面が多く、後半は相手ペースで試合が進んでいった。その後、スコアは動かず14-24でノーサイド。
前半戦は法大がボールを支配して進められていただけに、後半戦で巻き返せなかったのはもったいなかった。ペナルティの数自体は大東大の方が多かったが、法大は大事な場面でのミスが目立ってしまい、相手に流れを渡してしまった。次は最終戦の対流経大。個人技での突破に固執せずに、ボールを左右に展開するチームプレーで最後に勝利を飾りたい。(高安寛)
セットプレーでは苦戦を強いられた
インタビュー
濱野隼也
ー今日の試合を振り返って
法政としてはここで負ければ選手権出られないという状況でセットプレーフィールドプレーをしっかりしていこうという話だったんですけど、自分のスローのミスでターニングポイントでターンオーバーされてしまいました。他のプレーで取り返したかったんですけど大東さんのプレッシャーに押されてしまいました。今回は自分のミスで負けてしまいました。
ーファーストスクラムでは圧倒
時間が重なるにつれて疲れてきて、体が浮いたところで食い込まれました。ただ、後半は修正できたので良かったです。
ーラインアウトは途中で修正
本当は後ろで投げて展開したかったんですけど、自分のスローが不安定だったので前で飛んでキープを1番に考えました。
ーゴール前までキャリーするもトライが遠かった
今回は貪欲に前に行くというのがテーマだったのですが大東さんのプレッシャーに一歩引いてしまったり、我慢できずにターンオーバーされてしまったのでFWはもっと頑張らないとなと思います。
ーポイントの球出しで相手の出足が早かった
そこはすごい大東さんがプレッシャーかけてきていて球出しが遅れたりしたのでFWが頑張らなくてはなと思います。
ーメンバーは揃っていた
メンバーはしっかり揃っていてちゃんと戦えば勝てたと思うんですけど、復帰したのが直前で準備が足りなかったかなと思います。
ー最終戦に向けて
今日は自分のミスで負けてしまったので次は自分がフィールドもセットプレーも引っ張って4年生とできる最後の試合、頑張りたいと思います。
館内倭人
ー今日の試合を振り返って
今日は前半の入りは、自分たちのペースでやっていけて良かったです。ただ、今週のテーマが『精度を高くする』というものだったんですけど、徐々に精度の部分で自分たちのミスから相手の流れになってしまったと思います。
ー試合前にどのような声掛けがあったか
試合前は今日は、今週一週間やってきたことをやればできるっていうそういう気持ちを持ってやろうという声を掛けました。
ー攻撃で意識していたことは
スペースを攻めるということを意識していて、早めにスペースに放ったりということを意識していました。
ー前半戦を良い流れで進めることができた
前半は自分たちのミスからの失点だったので、そこの部分を修正して、自分たちでボールキープをして、攻めればいけるっていうことを話してボールキープを目標にやっていました。
ー大事な場面でのミスが失点につながった
まず、ノーペナルティっていうのを全員でワードとして結構言ってる場面が多くて、でもそれでもミスしてしまうってことは、もっと声掛けを外からどんどん出していくべきだったと思います。
ー根塚選手が3試合振りの出場をした
勢いがある選手なので、そこは結構頼ってしまう場面も多かったですね。尊敬してます。
ー最終戦に向けて
次はもう今季ラストの試合なんですけど、2週間あるのでしっかり練習で勝つっていう気を持って一日一日の練習をしっかりやっていきたいと思います。それで、勝ちたいです。勝ちます。
フォトギャラリー
- 復帰戦でトライを決めた根塚
- ガッツあふれるプレーが見られた井上
- 濱野はセットプレーの要
- SHで多く出場する中村
- 留学してパワーアップした吉永
- ラインアウトでは苦戦した
- 後半は点が入れられなかった
- 来週が最終戦となる