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【アメフト】特別対談!!アメフト部現主将山岸達矢×アメフト部元主将コージ・トクダさん『あなたが思う#hoseifootball』

主将特別対談
2020年3月19日(木)
法政大学川崎総合グラウンド

甲子園に出場した橙将から甲子園出場を目指す橙将へ。お笑い、俳優とマルチに芸能界で活躍するOBコージ・トクダさんと現主将山岸達矢(社4)が『あなたが思う#hoseifootball』をテーマに対談をしていただいた。

(取材・小倉明莉、撮影・宮川昇)

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主将という共通点を持つ二人に理想の法政フットボールについて語ってもらった

特別対談

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—先程から喋られていらっしゃいますが、お2人は初対面ではないのでしょうか
コージ:初対面ですよ。
山岸:一方的にライスボウルで見かけたことはあるんですけど。
コージ:あっライスボウルの時来てたんだ。
山岸:はい。

—いつのでしょう
コージ:あれは2006年ですよ。
山岸:えっあれっ
コージ:2006年でしょ?あれそういうことじゃなくて?
山岸:会場、あれXボウルでしたっけ?会場で見かけたことがあるんですけど。
コージ:ああ、いつだろ。昨年とか?
山岸:今年の、一番最近のやつです。
コージ:じゃあ2月のやつだ!
山岸:その時は一方的に見かけただけですね。

—ほぼ初対面ということでお互いの印象のようなものは
コ・山:(笑)
山岸:そうですね、単純にかっこいい
コージ:(笑)
山岸:それと、甲子園ボウルに出られた先輩ということもあって憧れの存在でもありますし、テレビとか見てても俳優とかでも活躍されていたりとか、Xリーグのイベントとかネットの記事とかでアメフトの発展にすごく貢献されている方だなと思っています。
コージ:ありがとうございます(笑)

—これをお聞きになっていかがでしょうか
コージ:そうですね。やっぱり僕はどっちかというと今まで大学を卒業して就職をしなかったんで、後輩のいわゆる見本にならなかったんですけど、今その話を聞いて、後輩の見本に少しでもなれてたらいいなと思ってたから、そういう意味じゃ少しは貢献できたのかなというのは思いました今。

—今回のテーマは『あなたの思う法政フットボール』でお話ししたいと思いますが、それぞれがお考えになっている『法政フットボール』はどのようなものでしょうか
山岸:僕が入ってから感じるのはやっぱり『自由と進歩』っていう大学の理念に基づいたフットボールをしようっていうことで、本当に選手一人一人が何をすべきかっていうことを自由に考えてその中で成長していこうっていうことをやっているチームだと思ってて。僕が高校の時から大学の先輩とかからも学生主体を目指してるっていう話を聞いてて、そのトップダウンじゃなくて学生自らがやっていこうっていう意志が見えるチームなのかなと思っています。
コージ:これは僕が大学の時でいいんかな。そうですね、今のを聞いて伝統は引き継いでもらってるのかなと思ったな。やっぱり学生主体っていうチームで、自ら考えて行動するっていうそこに一番重きを置いている大学のスポーツなんじゃないかなと思っています。法政フットボールっていうのは。自分がこうしたいって思ったことをまず皆に提案して、それで皆がそれを良いなと思えばそれを実行に移すっていう、合間に余計なものを通さないっていう意味では他の部活とのおっきな違いなんは、法政の良いところじゃないかなと思いますけどね。

—昔から引き継がれているというお話でした。現在は結構SNSが展開されていたり等しますが、以前と今を比べて変わったなと思うことは
コージ:それはもう全部違いますよ! 設備から、法政といえば設備が一番悪くて有名でしたから。グラウンドも1部で唯一土で、ウエートルームも本当にもう、ミーティング中に誰かまたケガしたとかよく聞くくらいすぐ物が壊れるとか。本当に1回ねこう、横になってベンチをするみたいなのあってん、それの寝てるところがガコーン!! て外れて歯全部バコーン!!て折れちゃった先輩がいんのよ。
山岸:まじすか(笑)
コージ:うん。っていうくらい、設備は本当に悪かったんですよね。て考えたら今は設備もしっかり整ってるし、あとは一番やっぱり変わったのはなんていうのかな、それこそSNSかな。SNS言ったらあかんのよね、ソーシャルメディアね!
山岸:(笑)
コージ:ソーシャルメディアが一番変わったかな。多分日本でもトップクラスなんじゃないかなって思いますよ。うん、見てて。それは絶対やるべきだと思うし。僕らの時はやってなくて、いかにこの内向きでチームが良くなるためにはどうしたらいいかっていうのを考えてたんですけど、この法政のORANGEは外に向けて発信してるっていう部分では他の部活とは飛び抜けていると思います。

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現役時代との違いを語るコージさん

—それをお聞きになってどうでしょう
山岸:僕はORANGEに変わってからしかわからないんですけど、聞いてる話とか、あとは下級生がすごい成長しやすい環境っていうのは整っているかなとは感じていて。上級生が主体となって仕事とか雑用っていう部分をしっかりとやっていて、下級生の子たちがしっかりと授業に出て単位を取ってもらうっていうことと、今仰っていたウェイトルームだったりとかグラウンドだったりとか。それこそ今はフルタイムコーチもいて、わからないことがあったらすぐアドバイスをくれたりとか、失敗してしまったらそれを正してくれるコーチとかっていうのがずっているってのが今の『法政フットボール』なのかなって感じています。

—コージさんの時はコーチというのは
コージ:フルタイムはいなかったですね。僕ら自分たちでビデオ見ながらこうした方がいいかなってのをそのまま練習に下ろして自分たちでやるっていうフットボールでしたね。だから結果が全てでした。負けたらそれは間違えてたんだなって思うし、どれが正しいかなんて全然わからずにやってたから、自分たちが全てでやってました。っていう意味では今わからないことがあったらすぐ聞ける状態だし、多分最新の情報も入ってると思うんで、成長するには多分今一番良い環境にいると思います。

—お2人の共通点としてポジションがディフェンスというものがありますが、法政のディフェンスといえばここが強み!のようなものはございますか
コージ:ポジションどこ?DE?
山岸:DLっす。中っす。
コージ:ああ、中だ!
山岸:そうですね。僕が高校生の時から見てて、自分が入ってきても感じるのはパシュートとか集まりっていうのが徹底されているチームだなっていうのは感じていて、キャリアーが走ってて気付いたらその周りにもう全員が集まってる。そういうことができるからこそ攻めたディフェンスもできますし、強いディフェンスをできてるのかなっていうのは感じます。
コージ:僕らの時もずっと言われてましたね1年の時から。アメフトって笛を鳴らして終わりなんですけど、笛鳴った時に全員ボールの周りにいようということを皆で話し合って決めて。笛が鳴った瞬間に皆が行って顔を見合わせて皆で解散するみたいな。それを徹底してたから良い所まで行けたのかなというのは思いますけどね。だからアメフトもやっぱり、まあ今はわからないですけど、それを結局100何プレーある中で最後までずーーっとやり続けたら負けることはないと思ってるんですよね。ただやっぱりどっかでしんどくなったりとか、1人がこう誰かに押し負けて倒れてるとかいう状況がやっぱりどっかで生まれるから負けっていうのはあるんですけど、基本的には皆が笛が鳴った瞬間に皆がボール周りにいれば負けることはないと思ってるんで、そこの徹底だけはやっぱり今のやってほしいなと思いますね。
山岸:今もやっています。
コージ:『法政フットボール』です。それが。
コ・山:(笑)

—もう一つの共通点として主将というものが挙げられますが、主将として大事なことなどは
コージ:まだやりたてっていうか、選ばれて何カ月目くらいの?
山岸:3カ月目とかですね。
コージ:3カ月目か……。

—山岸選手は昨年度から副主将も務めていらっしゃいました
コージ:ああそうなん!? そっかそういうパターンもあるか、そっかそっか。

—では先輩としてアドバイスなどはございますか
コージ:まあちょっと僕らの時とはかなり仕様が変わってて、僕らの時はどっちかというといかにこのキャプテンというものを今でいうと良くも悪くも崇めるじゃないけど、「あの人はすごいな」って思い続けられないといけない存在だったんですよね。だから決して弱みみたいなんは見せられないし、なんかミスみたいなんて絶対できないし。で、無闇に1年生と喋らないとか下級生と喋らない、変に話し合える状況がその時は僕の中ではチームのピラミッドの中では良くないんかなと思ってて。そういうのを意識してやってたんすけど、多分それはやっぱ良くなくて。いかに皆と話し合えるかとか、1年生とキャプテンが話し合える状況を作るっていうのは結局一番大事なんじゃないかなって。僕は卒業して10何年経つけど、皆結局学生だからそん中の上下関係なんて社会で見たら本当にちっちゃいもんだから、その時のプライドは変にいらなかったのかなと思います。でも多分そんなんないもんね、今は。
山岸:そうですね。
コージ:でもやっぱり1年生からしたら学生の時の4年生、3つ上はかなり上に感じるからそこら辺の垣根は多分かなり無くそうとはしてると思います。今のフットボールは。
山岸:そうですね。僕もやっぱその下級生とのコミュニケーションというのは意識していて、最近だったらその部室、選手のロッカー以外にもマネージャー室とコーチ室とケア室っていうトレーナーが集まる部屋があるんですけど、一日絶対そこはもう毎回出入りするようにして自然とコミュニケーションを取れるように意識しています。

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山岸主将の話を聞くコージさん

—ここまでいろいろ話していますが、お互い聞きたいことなどはございますか
コージ:僕としては今年どこまでやってくれるのかなってのはめちゃくちゃ気になるんですよね(笑)。昨年のいわゆる法政フットボールはまあ、結果甲子園には行けなかったわけでしょ。で、今年甲子園に行く目標、勝つ目標があるとしたら、昨年から大きく変わったことって何なんかなってのは一番気になるかな。
山岸:自分としては今年のチームのスローガンっていうのが『覚悟』っていうものなんですけど、昨年シーズンを通してあまり一戦一戦、いったら下のチームに対しても肉薄してしまう場面とかもあって、そこでやっぱその自分たちはチャレンジャーであると、挑む立場であるっていうことを認識してなかったからこそ泥臭さだったりハングリーさが無かったからそういう場面があったのかなと思ってて。最後、甲子園を決める早稲田との試合では前半勝ってて、少し気が抜けて後半巻き返されてしまったこともあって。その中で各個人々々が自分の役割だったり仕事に対してしっかり『覚悟』を持って取り組んでいこうっていう風にはしています。

—甲子園ボウルの話が出ましたが、コージさんは当時出場なさったということで、先程仰っていた「ディフェンスの集まり」などの他に必要なものはあるのでしょうか
コージ:多分フットボールの内容に関してはいろいろ人それぞれ教えることはあると思うんですけど、やっぱり学生なんで「学生として人間成長するためにこれは絶対やっておかないといけない」ということを徹底してやれば、僕は学生の内は勝てるんじゃないかなと思ってて。それはもちろんその皆で話し合うってこともそうだししっかり考えるっていうこともそうだし、まあ最低限ですよね。それこそ挨拶もそうだと思うんですよね。挨拶できないチームが勝てるなんて僕は想像できないと思うし。それこそ遅れないとか、最低限あることってあるじゃないですか。っていう、学生として成長しようっていう中に多分学生スポーツの不思議さというか価値が、そこに生まれるんじゃないかなって思うんですよね。

—それを踏まえてその学生スポーツでは何が重要なのでしょうか
山岸:学生スポーツで重要なこと…………?
コージ:学生、学生スポーツしかやったことないもんね(笑)そらそうやね(笑)
山岸:まあでも4年間って限られた時間っていうのはすごく大きいと思います。
コージ:うん、確かにね。他のスポーツだとやっぱりプロだったら首切られるとかあるけど、『4年』って絶対決まってるから、その中でどう自分を成長させるかって考えたらかなりやりがいのあるスポーツだと思います。っていう中で4年目でキャプテンって僕は正直めちゃくちゃ良いことだなって。成長するには。人の成長も感じられるし、いざ卒業したらわかるのは自分が一番成長してたなって思うから、本当にこのキャプテンっていうのを楽しんだ方が良いし、良い結果残したら一生言えるから、絶っ対勝った方が良い!
山岸:はい。頑張ります……!
コージ:絶対甲子園出た方が良い。で甲子園出て勝った方良い! 俺ら負けたから関西の人らには良い顔できないけど(笑)。

—先程はコージさんから山岸選手へ質問をいただきましたが、山岸選手からお聞きしたいことは
山岸:先程とちょっと被ってしまうかもしれないんですけど、主将としてどんなことを大事にされていたのかなと。
コージ:あー。正直ねこれはあんま使えるかわからんけど、監督と仲悪かったのよ。で、監督とほとんど対話しなかって副キャプテンの奴に喋るのを任してて(笑)。まあ僕らの時は自分がやりたいことだけをやってたの。一応皆と相談するけど、俺はこれは間違いないと思ったことを徹底するんで監督の言うことはあまり聞かないみたいなことをやってた。けど、確実に監督と部員たちのパイプ役なのはキャプテンだから、そこの役割。どう下にうまくこう繋げるか、監督の悪いところがあったらそれを咀嚼して下にうまく伝えるとか、下の話を聞いて監督にどう伝えるかっていう。そのチーム全体のバランス取るのもキャプテンの仕事だから、そこはできると思うからそれはぜひやって欲しいなって。
山岸:ありがとうございます。
コージ:本当に時代が変わって僕らの時とはね、ここを集中してやるみたいなことはちょっと違ったけどでも、部員たちがそれこそ今問題になっているように、何かいろんな素行の悪さとかがあるけど、そこは絶対させないように! っていう。そこはキャプテンの信頼にもかかってくると思うから、変な話下級生たちが「キャプテンに迷惑かけたくないからここでやめとこうか」みたいなことをさ、思えるような人になって欲しいなというのは思います。
山岸:ありがとうございます。


終始和やかな雰囲気であった

—他にはございますか
コージ:行ける?今年。
山岸:行きます。
コージ:何回か、会ったキャプテンには聞いてんのよ毎回(笑)。「行きます」って言うん。いや今年は行ってほしいね。中々ね。え、どこが今一番ライバル?
山岸:まあ早稲田なんですけど、日大もまたTOP8に復活してくるので。
コージ:日大がくるのは一緒?今年から?
山岸:今年からです。
コージ:なるほど。じゃあ日大も倒して早稲田も倒してか。厳しいなあ……。調整する試合ってほとんど無いもんね今ね。TOP8になったから。前は最初は調整みたいのがあったけど。部員は全部で何人?100人は超えてるか。
山岸:超えてますね。
コージ:本当にね、毎日悩んで相談して、で練習してまた不安抱えてっていう繰り返しになると思うけど、それがね、びっっくりするくらい「あー良いことやってたんだな」って後で思うから、とことん悩んで欲しいなって思います。大丈夫絶対。

—他に聞きたいことはないですか
コージ:うん。まあ何でも聞いてまた。別に今じゃなくてもいいし(笑)

—では最後にコージさんから山岸選手への応援メッセージを
コージ:学生スポーツだからとか、人間的な成長っていうのもあるんですけども、それはまあ学生にも言えることなんで、何故スポーツをやってるのかっていうのはやっぱり「勝たないといけないから」。だからもう勝ちにとことんこだわって、言うこと聞かないならしっかり言うこと言って、自分のやりたいようなチームを作ってください!
山岸:ありがとうございます!

—それを受けて山岸選手は意気込みを
山岸:先輩方の期待に応えられるようにしっかりと準備をして8年ぶりの甲子園ボウル出場と日本一を取りたいと思います。応援お願いします。
コージ:もちろん。今年は行きます、試合に。

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最後には握手を交わし、コージさんは今後のORANGEの活躍に期待を寄せた

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