• HOME
  • 記事
  • 準硬式野球
  • 野球 【準硬式野球】第62回関東地区大学選手権大会準々決勝 対関東学院大 5回一挙7得点! 序盤のビハインドを跳ね返し今日も大爆発 好調打線の勢いそのまま準決勝へ

野球 【準硬式野球】第62回関東地区大学選手権大会準々決勝 対関東学院大 5回一挙7得点! 序盤のビハインドを跳ね返し今日も大爆発 好調打線の勢いそのまま準決勝へ

第62回関東地区大学選手権大会準々決勝
2020年3月23日(月)
中栄信金スタジアム秦野

ベスト8のチームが顔をそろえた準々決勝。昨年の全日予選で敗北を喫した関東学院との一戦だ。先制に成功するも、一時ビハインドの状況を背負う。しかし5回裏に先頭の鎌田航平(社4)が出塁すると、法大打線がついに目を覚まし一挙7点。5回以降は毎回得点で計15点を奪い、4回戦に続く大量得点で準決勝進出を力強く引き寄せた。

 

DSC 1941 R
法大打線が止まらない

試合結果

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
関東学院大 0 2 0 2 0 1 1 0 0 6 18 1
法大 1 1 0 0 7 1 3 2 × 15 18 2

(関東学院大)●戸塚、大平、秋山ー大杉
(法大)前芝、○尾崎、湯浅、伏見ー堀尾

二塁打:細木(2回、5回)、堀江(5回)、鎌田(5回、7回)、古屋(5回)、中川大(7回)
三塁打:大石(5回)
盗塁:堀江(1回、8回)、八木(1回)、鎌田(5回)、堀尾(7回)
三盗:鎌田(1回)

 

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球
1 (5) 堀江悠介(経3) 健大高崎 5 3 2 1
2 (4) 鎌田航平(社4) 鳴門 4 3 2 1
3 (8) 八木達也(社3) 日大三 1 0 3 1
4 (2) 堀尾浩誠(社2) 報徳学園 2 1 2 2
5 (DH) 中川大輔(社4) 日大三 3 2 2 2
6 (3) 藤平心(社2) 藤代 5 1 0 0
7 (9) 大石悠月(経4) 静岡 5  3 1 0
8 (6) 細木雄斗(社3) 報徳学園 4 2 2 1
9 (7) 古屋一輝(経2) 健大高崎 5 3 1 0
P 前芝航太(営3) 法政二
尾崎海晴(社4) 鳴門
湯浅創太(経3) 國學院久我山
伏見颯真(営2) 帯広緑陽  ー

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
前芝 4 4 3 1 2
尾崎 3 5 3 2 2
湯浅 1/3 0 0 1 0
伏見 1 2/3  1 1 1 0

戦評

筑波大に快勝し、準々決勝に挑んだ法大。対するは、昨年全日予選で対戦し敗れ、本戦出場への切符を阻まれた因縁の相手、関東学院大。

 先発マウンドに立った前芝航太(営3)は、1回を三者凡退に抑える。先制点が欲しい法大は、1回裏の攻撃、1番堀江悠介(経3)、2番鎌田航平(社4)が連続四球で出塁する。八木達也(社3)が凡退するも、盗塁で走者が進み、1死二、三塁の好機を作る。今大会から4番に立つ堀尾浩誠(社2)が犠飛で確実に打点を挙げ、先制点を奪う。2回表2死を奪うも堀江の失策で走者を許してしまい、その後安打で繋がれ、8番打者に右線へ適時打を放たれ、逆転とされてしまうも、その裏、細木雄斗(社3)の適時打で同点に追いつく。4回表。安打と四球で1死満塁となり、前芝のボークと左前犠飛で勝ち越しを許す。流れを変えたい法大は、5回表から前芝に代わり、尾崎海晴(社4)が登板する。走者は出すも気迫ある投球で抑え込む。その裏、先頭の鎌田が右線二塁打を放ち、八木が進塁打で1死三塁の好機となる。堀尾が本日2打点目となる適時打で1点を返し、中川大輔(社4)も内野安打で続く。2死二、三塁となってから、7番大石悠月(4)が中堅越えの適時三塁打を放ち、逆転に成功する。その後、細木、古屋一輝(経2)、堀江、鎌田が続き、一挙7得点を挙げる。
6、7回と1点ずつ返されるも、6回裏には藤平心(社2)の適時打。7回裏には八木の犠飛と中川大の二点適時二塁打。そして8回裏、堀江の適時打と古屋の好走塁が光った、鎌田の犠飛でさらに点差を広げる。8回から登板した湯浅創太(経3)に打球が直撃するというアクシデントに見舞われるも、交代した伏見颯真(営2)が危なげなく8、9回を抑え、試合終了。9点差をつける快勝となった。
準決勝進出を決めた法大の次なる相手は、関東六大学リーグ3連覇をしている強豪早大。圧倒的投手力を見せる早大と好調法大打線の対決には目が離せない。

(記事:渡辺光我、写真:磯田健太郎)

DSC 2035 R
経験豊富な右腕尾崎が投手陣を引っ張る

選手インタビュー

大石悠月

—今日を振り返って
3連戦の初戦ということで、これから優勝するために大事な試合になるのは間違いないので、全員で戦って勝とうという気持ちで臨みました。

—逆転打の打席ではどういった意識で臨んだか
ここ2試合、良い感じで振れていたので、自分のスイングをすることだけを考えていました。
—今大会、長打がよく見られるが、オフシーズンに取り組んだことや変化させたことはあるか
特に変わった取り組みはしてませんが、振り切ることを意識してることが、結果につながってると思います。
—外野での守備ではよく声を出していますが、どういった声掛けをしているか
特に大したことは言ってませんが、確認の声だけは掛けるようにしています。
—最高学年として意識していることは
上級生ということで、下級生はその姿を見ると思うので、お手本となるようにプレーで引っ張っていけるようにしたいです。
—次戦に向けて
あと2つというところまで来たので、一戦必勝でしっかり勝ち、優勝するために繋げていければ良いと思います。

細木雄斗

ー今日を振り返って
点を取られた後に取り返すことができたことが大きかったかなと思います。

ーオフシーズンに取り組んできたことは
状態が悪い時は引っ張ってファーストゴロ、セカンドゴロになってしまうので、引き付けて逆方向という意識でやってきました。チームでは守備よりバッティングを練習してきて2試合連続二桁得点なので、形にはなってきていますね。
ー8番打者として考えていることは
(大石)悠月さんも古屋(一輝)も当たっているので、考えすぎることなく自由に打たせてもらっています。
ー初挑戦の遊撃の守備は
まだ慣れないですね。勉強中です。
ーどのようなことを考えながら守っているか
今日や前の試合は点差が開いていたので、無理なく一つずつアウトを取ることを大事にしていました。
ー3年生になりましたが、意識の変化は
楽しくやらせてもらってます。自覚も持ちながら。
ー次の試合に向けて
ここまで(準々決勝)はこれると思っていて、明日が山場になると思うので、一球入魂で頑張りたいと思います。

伏見颯真

ー今日を振り返って
緊急登板でしたが、前から準備していたので、いつも通り投げることができました。
ー1死二塁から緊急登板し、最初の打者に死球を与えてしまいましたが、その後はどのようなことを考えながら投げましたか
守備の先輩方から声をかけられていて、落ち着いて投げようと思えて、初球がストライクだったので、「大丈夫だ」と思い直せました。
ーオフシーズンに取り組んできたことは
佐々木(健汰)といつも練習して、筋トレなどの体作りに励んできました。ただトレーニングするだけではなくて、論理的な部分を学びながらできていたので、きちんと身になるトレーニングができました。
ーオフシーズンにやってきた成果は出せていますか
去年よりは球の速さもキレも良くなって、コントロールもある程度まとまってきているので、オフにやってきたことは出せているかなと思います。
ー同期の堀尾選手とバッテリーを組みましたが、投げやすさなどはありますか
同学年ということもあって、普段から世間話もする仲なので、信頼できるキャッチャーで投げやすいです。
ー次の試合に向けて
次はいつ投げるかわからないですが、しっかり準備して、勝利につなげられるように頑張ります。

古屋一輝

—今日を振り返って
この大会自体もそうなのですが、序盤のミスから失点してしまいましたが、7点を取った回に一気に集中出来たことは良かったです。
—今大会9番打者として打点も多いが、意識していることはあるか
新人戦の時も9番でしたが、1番打者に良い形で繋ぐ意識をしていることが、安打になっていると思います。
—8回の犠飛での好走塁ではどういった意図があったか
短いフライの場合、外野手は内野手のハーフやタッチアップといった声で判断するので、それを逆手に取り、最初ハーフで取り、ギリギリでベースについて、外野手がもたついた時に、進むということを高校時代から練習し、意識していることなので、成功して良かったです。
—今大会は新2年生の活躍が目立つが、新2年生として意識していることはあるか
1年生が入り、新人戦では僕たちが引っ張っていく立場なので、こうしてスタメンで出してもらってる以上、引っ張っていかなくてはならないという気持ちは強いです。
—次戦に向けて
今日は犠打のミスや失策など、小さなミスが目立ちました。良い投手の多い早大戦で今日ようなミスをするとズルズルいかれてしまうので、そういったミスをしないようにし、絶対勝ちたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 2106 R気迫溢れる投球で好救援の尾崎
  • 主将中川大は2安打2打点の活躍
  • 打線の繋ぎ役である鎌田
  • 大石は今季長打が増えている
  • 切り込み隊長堀江
  • DSC 1908 R先発した前芝
  • DSC 1941 R打撃好調の細木
  • DSC 1979 R八木は高い出塁率と巧みな打撃で欠かせない
  • DSC 2100 R古屋は下位打線のチャンスメーカーだ
  • DSC 2152 R湯浅は負傷退場となってしまった
  • DSC 2021 R前芝のボークに本間監督が抗議する場面も
  • 伏見がピンチを切り抜けた

 

関連記事一覧