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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大戦 4年生にささげる勝利! 延長11回の死闘を制し今季初の勝ち点をつかんだ!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対東大戦
2020年9月15日(火)
明大府中グラウンド

今季初戦となる東大戦に臨んだ法大。スタメンのほとんどを4年生が占めるメンバーとなったこの試合は、序盤から白熱した投手戦を展開。7回に1年生鈴木歩夢(社1)の適時三塁打で先制するも、8回に追いつかれ、試合は延長に突入する。東大の攻撃をかわしながら迎えた11回、前芝がスクイズを決めサヨナラ勝ち。今季初の勝ち点をつかんだ。

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4年生総動員の一戦を制した

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 H E
東大 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 8 4
法大 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 3 6 1

(法大) 尾崎、阿部、○前芝−安倍、荒井
(東大) 布施、●萩野ー八幡

三塁打:鈴木(7回)
盗塁:鈴木(5回)、八木(7回)、南(8回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (4) 鈴木歩夢(社1) 明星 4 3 1 0 .750
4 篠けん太(現4)  法政 1 0 0 0 .000
2 (8) 大石悠月(経4) 静岡 2 0 1 2 .000
3 (7) 中川大輔(社4) 日大三 4 1 0 1 .250
1 前芝航太(営3)  法政二
4 6 福本陽生(経1) 星陵 2 1 0 1 .500
6 石下隆浩(スポ4) 宇都宮北 2 0 0  0 .000
5 (9) 南太貴(営3) 法政二 3 0 0 1  .000
6 (3) 篠崎宰響(社4) 明星 2 0 0 1 .000
3 竹下和宏(経4) 東福岡 1 0 0 0 .000
7 (2) 安倍正貴(経4) 日大鶴ヶ丘 2 0 0 0 .000
PH5 堀江悠介(経3) 健大高崎 1  0  0  2 .000
8 (5) 上田雄己(社4) 法政二 2 1 1 0 .000
2 荒井大樹(経4) 法政二 3  0  0  0 .000
9 (1) 尾崎海晴(社4) 鳴門 2 0 0 0 .250
PH 堀尾浩誠(社2)  報徳学園  ―
PR 八木達也(社3)  日大三  ―  ―
1 阿部敏之(スポ4) 法政
PH 渡邉慶輝(現3) 上田西  1  1 0  0 1.000
PR7 古屋一輝(経2)  健大高崎  ―

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
尾崎  7 6  5 0 0 0.00
阿部  2 2 1 0 0 0.00
前芝 2 0 1 0 0 0.00

戦評

新型コロナウイルスの影響により急遽開催形式が変わり1回戦総当たり制として開幕したリーグ戦。4年生を中心とするメンバーで初戦となる東大戦に挑んだ。

先発マウンドに上がった尾崎海晴(社4)は3回まで1人の走者も許さない完璧な立ち上がりを見せる。しかし打線は1、3回に好機を作るも無得点に終わる。4、5回と共に走者を出すもスコアボードに0が並ぶ緊迫した投手戦が続く。不穏な空気が漂う中7回裏、好投を続ける尾崎の代打に入った堀尾浩誠(社2)が四球で出塁する。堀尾の代走の八木達也(社3)が盗塁で1死二塁となると1年生ながら1番打者としてチームを引っ張る鈴木歩夢(社1)が左中間に適時三塁打を放ち待望の先制点を奪う。続く大石悠月(経4)の犠飛で追加点を奪う。

8回から阿部敏之(スポ4)がマウンドへ。しかし8回表に途中出場の堀江悠介(経3)の失策で走者を許す。1死二塁となるが9番打者の打ち取ったと思われた打球を二塁手の鈴木が悪送球し、1点を返される。そして続く打者には左中間へ適時三塁打を放たれ同点に追い付かれてしまう。

9回裏、この回先頭の代打渡邉慶輝(現3)が右方向へ二塁打を放つ。途中出場の篠けん太(現4)の犠打で1死三塁となる。続く大石、中川大輔(社4)が連続四球で1死満塁のサヨナラの好機を作る。しかし続く石下隆浩(スポ4)が放ったライナー性の打球は相手の好守に阻まれ、二直併殺打となり延長に入る。

10回から登板した前芝航太(営3)が2イニングをしっかり抑え、相手に流れを渡さない投球を見せる。すると11回裏、この回先頭の古屋一輝(経2)が四球で出塁し、盗塁も決め無死ニ塁となる。篠の進塁打と大石の四球で1死一、三塁の好機を作る。迎える打者はこれまで好投を見せた前芝。1ボール1ストライクからスクイズを決めサヨナラ勝ちを決める。

多くの4年生が出場した試合となったが、強い絆で結ばれる4年生にとって今回の勝利は大きな意味のある1勝となった。チームをここまで支えてきた4年生の背中を見てきた後輩にとっても大事な日と言えるだろう。ただまだ戦いは始まったばかり。悲願の優勝に向け、チームの一致団結する姿に期待したい。

(記事:渡辺光我、写真:磯田健太郎)

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要所を締める投球を見せた尾崎

『去りゆく戦士たち』第1回 石下隆浩

 今季リーグ戦期間中では、対戦カードごとにラストイヤーとなる4年生の特集を行います。第1回目の『去りゆく選手たち』では、一般入学から入部した石下(いしおろし)隆浩(スポ4)選手にフォーカスしました。ぜひご一読ください!

多くの4年生が出場したこの日、7回から遊撃に入ったのは石下隆浩(スポ4)だ。柔らかいハンドリングと強い体幹でどのような打球にも対応する柔軟な守備力を持ち、打席に入れば、ゆったりとした構えから迷いのないスイングでライナー性の打球を放つ。確かな技術で法大を支えてきた内野手だ。

栃木県の進学校、宇都宮北高出身であり、最後の夏はベスト16で敗退。一般入試で法大を受験し合格した。入学後、彼が準硬式野球の門を叩いたのは周囲の人々の影響だった。「高校の先輩の沼尾(賢弥、日大準硬式野球部)さんの紹介です。沼尾さんが高校の監督に紹介されて準硬を始められて、日大に浦和学院の方がいて、法政にも浦和学院の先輩がいたので紹介していただきました」。名門出身の選手がひしめく法大準硬式野球部での4年間が幕を開けた。

日本中から名のある選手の集まる法大で、試合に出場することは容易ではなかった。1、2年次には新人戦での出場は果たすも、公式戦でのメンバー入りはなし。3年次には6番を背負いメンバー入りしたが、同じ遊撃、かつ一つ上の先輩大石智貴(静岡高出身、令2年卒)の壁は高く、出場は1試合のみ。ベンチを温める日々が続いていた。本間隆洋監督も「良い選手なだけあってもったいない」と評することもあった。しかし、これまでの4年間を振り返る石下の言葉は明るかった。「今までに体感したことのないようなレベルの高い環境で野球ができたのは、自分の技術や知識の向上にすごくいい環境でした」と言葉を続ける。公式戦出場数が多くなくとも、高いレベルの野球を肌で感じられたことが、彼にとってなによりの財産だったのだ。4年間を過ごした同期たちについて「仲が良いですね。野球に関しても意識が強すぎないというか、お互いに技術を教えあいながら高め合える存在です」と表現する。就職活動などで4年次の前半はほとんどチームに帯同できなかった石下だが、いざ出場すれば仲間がまっすぐに声援を向けてくれるのは、彼のチームでの立ち位置と、チームの雰囲気の良さを証明している。

準硬式野球部に紹介してくれた先輩の存在や、楽しみながら高いレベルの野球を体感させてくれた仲間たち。「周りの人たちに恵まれました」と笑顔で振り返る、平たんではなかった4年間。酸いも甘いもかみわけた経験と、苦楽をともにした仲間の存在が、きっとこれからの彼の人生を彩るはずだ。

(記事:磯田健太郎)

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7回から途中出場し、投手や内野陣に積極的に声をかけた

監督・選手インタビュー

尾崎海晴

ー今日を振り返って
今日は投げるのが久しぶりだったので最初の打者の1球目を特に意識して全力で投げました。先頭打者を抑えられたので今日はいけると思いました。

ー長い期間投げていなかったが試合勘は
打者に向かって投げたのが1ヶ月ぶりだったのでとりあえず集中して投げました。

ー自粛期間はどういった練習をしていたか
ランニングをメインでやっていました。

ー今日は多くの4年生が出場したが4年間を振り返って
1、2年の頃は結構活躍できたのですが3年以降は自分としてあまり結果が残せなかったです。でもこれが最後のリーグ戦なのでしっかり活躍できるように頑張りたいです。

ー4年間で得たことは
友達、仲間を大切にすることです。4年間みんなで頑張ってこれたので最後勝つことができてよかったです。

ー4年生はどんな学年か
プライベートでも仲良くしてくれる人が多く、これから先の人生も共にしていきたいと思う仲間です。

ー後輩に向けてメッセージは
普段の試合はスタメンで4年生が1人くらいしか出ておらず、3年以下のチームなので今年経験したことを活かして全国大会を優勝してもらいたいです。

ー次の試合に向けて
次の立教戦は勝たないと優勝はないと思うのでまず立教を倒し、それ以降の明治、早稲田などを倒していきたいです。

阿部敏之

ー今日を振り返って
下級生の頃は何度か出場させてもらっていましたが年々出場機会が減った中でこの1年間やってきたことがしっかり形になりました。結果として失点してしまいましたが自分の中で納得いく投球はできたと思います。

ー4年間を振り返って
長かったといえば長かったのですが、自分が今まで所属していたチームではみんなの出身校がすごいようにダントツ強い環境の中である程度チャンスをもらって試合に出てそれなりにできたので納得いく4年間だったと思います。

ー準硬に入ったきっかけは
大学に進むときに体育会で何かやりたいと思っていて硬式野球だと自分の出場機会が少なくなってしまうと考え、また先輩がいたということもあり準硬式に入ろうと思いました。

ー4年間で得たことは
環境が人を育てるということがその通りだと思っていて、これまでの環境より周りがうまいからこそ、それに必死についていく努力をしました。技術的な面で同級生とか後輩とか関係なくアドバイスをもらったり吸収してここまで来たので環境がある程度大事であるとこの4年間で学びました。

ー後輩に向けてメッセージは
特に後輩のピッチャーは主力として出ているメンバーが多いのでここからのリーグ戦で来年に繋がるようなプレーを見せて欲しいと思います。

荒井大樹

ー今日を振り返って
なかなかチャンスで1本が出ないという苦しい状況でしたがその中でピッチャーもピンチを作っても耐えて粘れたのが今日の勝因だと思います。

ー4年間を振り返って
一言で言うとあっという間だったというのが1番ですね。

ー準硬に入ったきっかけは
入学当初から何かしらの形で野球をしたいと考えていて、硬式野球、準硬式野球、軟式野球と色々選択肢がある中で準硬式という環境が自分がやりたいことができる大学生活が送れると思ったのが1番です。あと先輩たちがいた時の部活の雰囲気がよく、楽しく野球ができると思い準硬に入りました。

ー4年間で得たことは
僕自身スタメンとかで試合に出るわけではありませんでしたが先輩後輩、同級生含めて素晴らしい仲間に出会えたというのが僕が準硬に入ってよかったと思う点です。

ー4年生はどんな学年か
一人一人にそれぞれ個性があり、話しているとこの人はこういう考えを持っているんだな、こう思ってんだなと思うことがたくさんあり、一緒にいて楽しいみんなでした。

ー後輩に向けてメッセージは
野球を頑張ってもらいたいという以上に準硬に入って出会った仲間というのを在籍しているときはもちろん、引退してからも大事にしてこれからも楽しんでいってほしいです。

篠けん太

ー今日を振り返って
序盤はベンチの中の雰囲気は自分としては良いと思っていましたが中盤以降0点が続き、声が途切れる場面もありました。しかし最終的に勝てたというのは4年生の代にとっても大きいことですし、これからのリーグ戦を戦っていく上で接戦を勝てたのはかなり弾みになったと思います。

ー4年間を振り返って
自分は怪我もあったり実力もともわなずレギュラーやメンバーには食い込むことは出来ませんでしたが家族のような温かいメンバーに恵まれたおかげで学生野球最後に今までの中で1番野球を楽しめたと思います。仲間と環境に恵まれて素晴らしい大学野球生活を送れたと思います。

ー準硬に入ったきっかけは
阿部選手と一緒で法政高校の野球部だったのですが、高校でも多摩のグラウンドを使っていてそこで準硬に進んだ先輩たちの話を聞き、魅力的だと思ったのが私生活と部活を両立できるという点でした。先輩もいたということで入りやすいというのもあり準硬に入りました。

ー4年間で得たことは
仲間に恵まれたと思ってます。野球の実力関係なく技術面で教えてほしいといったら教えてくれるし仲間を見捨てたり切り離したりは絶対なかったです。東大戦もどんな形であっても出場させてもらったのは仲間と監督さんの恩情に救われたと思っています。実力だけでなく人間性や友情やチームワークがあったチームだと思っていて友達を多く持ったのが1番の収穫です。

ー後輩に向けてメッセージは
大学野球で公式戦に出たのが今日が初めてですごい緊張しましたがベンチに4年間やってきたかけがえのない仲間がいたのでしっかりプレーできました。仲間の1つ1つのつながりを大事にしていけば良い形で学生野球を締め括れると思います。技術どうこうよりも人を大切にして野球を楽しんでほしいです。

安倍正貴

―初のスタメンマスクでした
緊張しましたね。

―尾崎選手をリードする上で意識したことは
押せるところまではまっすぐでいこうと考えていて、それが苦しくなったらツーシームでと考えていました。初スタメンの選手が多かったので、起こりうるプレーを一つ一つ確認しながらやっていました。

―途中出場の荒井選手は同期で同じ捕手ですが、安倍選手にとってどのような存在ですか
キャッチャーとしてのセンスは荒井が一番あると思っていて、そういう部分で一年生のころから参考にしていた選手ですね。

―大学で準硬式野球をやろうと思ったきっかけは
高校の監督にやれと言われて、それがきっかけです。

―4年間を振り返って
だれよりもチームに迷惑をかけたのは自分だと思っているので、いろんな高校から上がってくる人たちと野球をできたのは大きな財産だと思います。

―4年生はどのような世代か
個がしっかりしているというか、そんなにみんなでわいわいという感じではないのですが、一人一人の考えがしっかりとしている印象ですね。

―チームに向けて
色々迷惑をかけて申し訳なかったなと思います。ありがとうございました。

南太貴

―今日の試合の4年生の雰囲気は
下の世代が試合に出ていることが多いチームなので、今日4年生が多く出て勝てて良かったなと思います。

―大学で準硬式野球をやろうと思ったきっかけは
僕は高校時代レギュラーではありませんでした。それでも最後に試合にでたいなと思っていて、硬式野球は少し厳しいなということで準硬式で文武両道をしながら、最後頑張りたいなと思って準硬式を選びました。

―市ヶ谷キャンパスの学部ですが、どのように練習などに参加してきたのですか
なかなか練習時間を確保できない中で、市ヶ谷のウエイトトレーニングをやるとか、自宅で自主練習をするとかして、いつでも試合に臨めるように準備してきました。

―3年生頃から出場が増えてきましたが、その頃の心境は
本当にありがたいなと思っていて、練習や練習試合で結果を出せば使ってもらえるので、どんどん下からチームを押し上げることができますし、そういう機会をいただけたのはこのチームだったからこそなのかなと思います。

―準硬の4年間で得られたことは
自分で考えてやることですね。高校違って言われたことをやっていればいいわけではなくて、何が自分に足りなくてどういう練習をするのかという所を自分で実践して試行錯誤できる能力は準硬で得られたことだと感じています。

―4年生はどのような世代ですか
僕が良いところだと思うのは、下の世代の事も”思える”というか、下級生も何でも言ってくれるし、良い意味でフラットというか、トップダウン式ではなくみんな平等に発言が与えられていて、みんなで頑張っていこうという雰囲気があります。4年生の暖かさがあるのかなと思います。

ーチームに向けて
のこるタイトルはこの秋の優勝だけなので、なんとしても優勝してほしいですね。

石下隆浩

―チーム合流後1週間ということですが
年明けからほとんど練習はできていなくて、先週の水曜に合流しました。

―今日に向けた4年生の雰囲気は
リーグ戦の初戦かつ最後の大会なので、一人一人のアツい雰囲気がありました。

―どのような事を意識して試合に入りましたか
本当に直前で合流したのでベンチに入れないことも覚悟して練習してきて、実際にメンバーに入れていただいたので、いつ試合にでてもいいように準備していました。

―阿部選手、堀江選手、篠選手に声をかけていましたが、そのような事を話していましたか
自分にとって最後の試合になると思っていたので、楽しくやろうとは思っていて、その延長で、楽しくやるために自然と声をかけていました。特に何かを意識したとかはなかったですね。

―9回はあわやサヨナラヒットという惜しい当たりがありました
”持ってない”と思いましたが、野球ってそこまでうまくできてないと感じましたね。一週間前に帰ってきた人間がサヨナラのヒーローになるようなスポーツじゃないと本当に思いました。

―4年間を振り返って
入学したころは、今まで自分が経験したことのないようなレベルの高い環境で野球ができるということで気が引き締まったし、自分の技術や知識の向上にすごく良い環境だと思っていました。雰囲気の良い楽しい野球ができていたと感じています。

―準硬式野球をやろうと思ったきっかけは
高校の一つ上先輩の沼尾(賢弥、日大準硬式)さんの紹介ですね。沼尾さんは高校の監督の紹介で日大で準硬を始めて、日大に浦和学院出身の方がいて、法政の先輩の廣田さん(悠樹、令2卒)が浦和学院出身で、そのつながりで紹介していただいた形です。体育会で野球をやろうとは考えていていたのですが、準硬をやりたくて、というより始めは「憧れの沼尾さんの紹介もあるし…」という感じでしたね。

ー4年生はどのような世代ですか
他の学年と比べたらスポーツ推薦と一般入学の間に壁がないというか、仲が良いですね。野球に関してそこまで意識が強すぎないというか、バチバチの関係ではなくて、お互いに技術を教え会いながら高め合える存在ですね。

ー準硬の4年間で得られたことは
野球の技術、知識はもちろんですが、高校の時は「真面目に練習しないと打てない、上手くできない」という意識がかなり強かったのですが、自分で目的をもって練習することが一番大切で、全て全力で取り組むことが常に正しいわけではないということに気づきました。

ーチームに向けて
このチームが始まるときに「一つも負けないこと」を(中川)大輔(主将)が言っていたので、それに向けて頑張っていってほしいです。

上田雄己

―今日の試合の4年生の雰囲気は
普段試合に出ない4年生にとって今日の試合は集大成のようなものだったので、絶対に勝つという意識で臨んでいたと思います。
―スタメン出場でしたが、どのような事を意識して臨みましたか
チャンスで一本でていなかったので、後ろにつないでつないで…という意識でやっていました。
―大学で準硬をやろうと思ったきっかけは
本当は二部体育会の方でやろうと思っていましたが、高校のコーチが準硬式をやれと言っていて、その場で本間(隆洋監督)さんに連絡して、行かせますと。正直最初は仕方なくという感じではありましたが、レベルの高い環境で、自分の実力が上がっていく感覚があったので、入って良かったと感じています。
―4年間を振り返って
スポーツ推薦の選手のレベルが高い中、結果を出しても使ってもらえない時期もあったりしましたが、人間的にも、野球の技術の面も向上した4年間だったので、有意義だったと思います。この4年生のメンツで野球をできてよかったとも感じています。楽しく野球ができました。
―4年生はどのような世代ですか
基本的に元気ですね。練習で暗い雰囲気になることもないですし、キャプテンもポンコツですし(笑)。そういう意味で雰囲気が良いですね。
ーチームに向けて
4年間このチームで野球できて幸せでした。社会人になったらバラバラになってしまうかもしれませんが、定期的に集まって思い出話をして飲みましょう。ありがとうございました。

竹下和宏

―今日は途中出場でしたがどのようなことを意識して試合に入りましたか
この試合のために準備をしてきたので、きちんと準備した結果、ミスなく終わることができました。

ーバントもきちんと決めました
キャプテンの中川(大輔)に指示をもらっていたので、きちんと準備して臨めました。

ー大学で準硬式をやろうと思ったきっかけは
高校ではレギュラーではなくて、不完全燃焼という気持ちで、大学ではサークルか体育会でやるかというところで、自分はサークルが性に合っていないように感じられていました。たまたま入学式で荒井や上田と知り合ったのもあって、準硬式野球部の存在を知って、入部を決めました。
ー4年間を振り返って
高校3年間はすごく厳しくて、高校のチームは仲が良くないような感じだったので、大学入って、楽しく雰囲気良くできたのはとても良かったと思います。
ー準硬での4年間で得られたことは
継続することができるというのは強いことだと感じました。試合に継続して出場するために努力する人をこの目で見てきたので、これからも努力すること、継続することは大切だということは、準硬式野球部だからこそ感じられたことではないかなと思います。
ー4年生はどのような世代ですか
二個上の時の雰囲気に似てると思います。私生活でも野球でも仲が良いという感じです。
ーチームに向けて
4年間しっかりやりきれば、自分の中に残るものがあると思いますし、自分の感じたものを大事にしてほしいですね。

篠崎宰響

ー今日の試合に向けて準備したことは
緊張するだろうなとは思っていたので、普段より練習から試合を意識して取り組みました。

ー大学で準硬をやろうと思ったきっかけは
硬式野球部でやろうと思っていたのですが、色々あって断念して、硬式野球のクラブチームか準硬かというところで準硬を選びました。

ー4年間を振り返って
2年生の新人戦のころから出させていただくようになって、3年生の頃は大事な場面で使っていただけるようになったのですが優勝のかかった早稲田戦(春季リーグ戦)で代打で出て打てなくて…悔しい思いもしたのですが、4年間このチームでやれて良かったなと思います。

ー4年生はどのような世代ですか
面白くて、個性が一人一人あると思いますね。

ー準硬の4年間で感じたことは
いろいろな球場を使う中で、グラウンドがあって野球ができるありがたさを感じました。

ー二塁手の鈴木選手は高校の後輩ですね
僕と同期のメンバーの弟なので、面識はあって、法政にくるという事だったので、僕から誘いました。高校の試合を見ていたときからセンスあるなと感じていて、結果も出しているのでこのまま頑張ってほしいですね。

ーチームに向けて
残り少ないですが、できる限りのことをして最後優勝で終わりたいです。

前芝航太

ー今日を振り返って
前から投げると言われてましたが延長はないと聞いていたので気持ちが切れた時もありましたが投げるとなってからすぐ気持ちを切り替えて投げれたのは良かったと思います。

ー捕手の荒井選手とはどうだったか
荒井さんとは高校の時と組んでいて投げやすい先輩です。僕は球が高めに浮いてしまうんですが、低めに意識して荒井さんがワンバウンドになったのも止めてくれたので思いっきり投げることができました。

ー前芝投手にとって4年生とはどんな存在か
みんな優しくて投げるときにすごい声をかけてくれるので投げやすい環境を作ってくれます。

ー今季前芝投手に注目するチームメイトも多いですが自粛期間などはどのような練習をしていたか
嬉しいですね。試合がない分練習に集中できるのでホームを一から見直して走り込みもしました。基礎的なことをしたことで投球が安定してきたと思います。

ー次の試合に向けて
次の試合も厳しい戦いになると思いますが自分が投げることがあれば自分の役割をしっかり果たしてチームに貢献できるように頑張りたいです。

 

フォトギャラリー

  • DSC 4573 R三塁でスタメン出場の上田
  • DSC 4643 R南は右翼で出場
  • DSC 4713 R攻守に巧みさが光る大石
  • 安倍はスタメンマスクで尾崎をリード
  • 主将の中川大は左翼で奮闘
  • DSC 4764 R豪快なスイングを見せた篠崎
  • DSC 4806 R遊撃で途中出場の石下
  • DSC 4712 R均衡を破る適時打を放った1年生鈴木
  • DSC 4807 R力のあるボールを投げ込んだ阿部
  • DSC 4840 R荒井は途中出場で三人の投手をリードした
  • DSC 4861 R二塁で途中出場、犠打も決めた篠
  • DSC 4908 R丁寧な犠打を決めた竹下
  • DSC 4915 R前芝のスクイズでサヨナラ勝ち
  • DSC 4874 R渡邉は代打で安打を放った
  • DSC 4614 R遊撃で良い動きを見せた福本
  • DSC 4912 R選手を迎え入れる4年生たち

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