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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大2回戦 自慢の打撃が大爆発!19安打16得点の猛攻で勝ち点を奪う! 

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大2回戦 自慢の打撃が大爆発!19安打16得点の猛攻で勝ち点を奪う!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立教大 2回戦
2015年9月20日(日)
法大多摩グラウンド

連勝で勝ち点を奪いたい法大。
この試合は前日の投手戦とは打って変わって、打線が爆発。
終わってみれば、19安打16得点の猛攻で大勝。3つ目の勝ち点を手にした。

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2本の本塁打で今季の本塁打数を4とした主砲小野

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 1 7 0 6 0 0 1 1 16 19 0
立 大 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 10 2

(法大)○室木(3勝)ー佐藤
(立大)●中川、片山、浅見、加藤ー奥山、杉山

本塁打:小野3号2ラン(3回)、4号3ラン(5回)、佐藤2号ソロ(8回)
二塁打:永田(2回、8回)、藤口(3回)、橘(3回)、佐藤(3回、5回)
盗塁:佐藤(2回)、永田(3回、6回)、甲本(3回)

打撃成績

打順 位置 選手名 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (5) 萩原幹斗(社2) 5 3 2 1 .436
2 (4) 藤口帝(社2) 5 1 0 0 .281
3 (6) 橘廉(社4) 6 3 4 0  .385 
4 (9) 小野慶典(経3) 5 2 5 0 .313
  9 内川慶一(経3) 1 0 0 0 .000
5 (7) 中村聖弥(経3) 5 0 0 0 .179
  7 窪田剛士(経2) 1 0 0 0 .200
6 (2) 佐藤裕太(経4) 4 3 1 1 .387
7 (3) 永田直(経3) 4 3 1 1 .333
8 (1) 室木大(経2) 4 1 1 0 .125
9 (8) 甲本裕次郎(社2) 5 3 2 0  .333 

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
室木 9 10 3 2 3 1.50
 
 

 リーグ戦結果(9/20現在)

  法大 明大 慶大 早大 立大 東大 試合 勝点 勝率
――   ●○△○   ○○ ○○ 8 6 1 1 3 .856
○●△● ○○ ―― ○○     8 5 2 1 2 .714
  ―― ●●     ○○ 4 2 2 0 1 .500
    ●● ―― ○○   4 2 2 0 1 .500
●●     ●● ―― ○○ 6 2 4 0 1 .333
●● ●●     ●● ―― 6 0 6 0 0 .000

戦評

 秋季リーグ戦も日程の半分を消化し、春秋連覇もいよいよ現実味を帯びてきたなかで臨んだ対立大2回戦。昨日は「投」で圧倒した法大が、今日は「打」の力を見せつけた。

 先発を任されたのは室木大(経2)。ここまで末次慶一郎(社3)と並び、2勝をマークしているチームの勝ち頭だ。連日の投手戦も辞さない流れだったが試合は早々に動きだす。2回、先頭の6番佐藤裕太(経4)が死球で出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスを作る。ここで打席に迎えるのは昨日、先制打を放った7番永田直(経3)。チャンスに定評のある永田の放った打球は右中間へ。難なく先制に成功する。だが、これはまだ序の口に過ぎなかった。
 「打」の本領を見せたのは3回。1番萩原幹斗(社2)が四球で塁に出ると、2番藤口帝(社2)、3番橘廉(社4)の連続二塁打で2得点。さらに、4番小野慶典(経3)にはバックスクリーン横に飛び込む本塁打が飛び出るなど、この回一挙7点を奪い取る。一度火のついた法大打線はもう止められない。5回にも6番佐藤の左越え二塁打を皮切りに、8番室木、9番甲本裕次郎(社2)、1番萩原の3連打。3番橘も中前適時打で続き、極めつけは小野の本日2本目となる右翼への本塁打で、この回も大量6点を追加する。ono1
本塁打を放ちベンチに迎えられる小野

 先発の室木は5回まで粘りのピッチングで0行進を続けていたが、6回に下位打線の連打を食らって2点を献上してしまう。8回にも高めに浮いた直球を左翼スタンドまで持っていかれ、失点を許す。しかし、得点されて黙っていないのが今日の打線。8回裏、6番佐藤のお返しと言わんばかりの左翼への本塁打でまたも得点を重ねる。そして、9回。9番甲本がガッツ溢れる一塁へのヘッドスライディングで内野安打をつかみ取ると、3番橘はとどめの一撃となる左線際への適時打で立大の反撃意欲を削ぎ落とした。

 終わって見ると、打線は19安打16得点の大爆発。先発室木も9回を完投し、失点もわずかに3と試合を作る活躍を見せた。いまだ勝ち点を落とさず、快進撃を続けている法大。残るカードは早大、明大とまだまだ強豪ぞろいだが連覇達成にむけて、その歩みを止めることはない。春秋連覇へ。歓喜の瞬間は近い。(原口大輝)

選手コメント

佐藤裕太(今季第2号となる本塁打を放つ)

―今日の試合を振り返って
打撃で相手を圧倒できたということで、法政らしい試合ができたかなと思います。最近点数を取れていなかったのですが、今日はピッチャーを投げやすくできたのかなと思います。  

―今日は今季第2号となる本塁打も放ちましたね
OBの方が一試合一試合指導してくださることを試合でやり続けた結果が今日の良い結果になったと思います。  

―今日の安打3本はいずれも長打でしたね
自分は長打を狙ってしまうと体が開いて凡打しか打てないので、体を開かずに強い打球を打とうと思っていました。その延長線上がホームランでしたね。  

―この秋、好調を維持していますね
自分的には春の振ればヒット、という感覚が忘れられなかったのですけど、あそこまで欲を出してやると自分の悪い面が出ると思います。なので一試合一試合、ここぞという場面で一本が出る選手になれたら、勝ちに貢献できるのではないかなと思っています。  

―昨日は末次選手、今日は室木選手が9回を投げ切りましたが、この2選手をリードする時に意識していることはありますか
2人ともピッチングに自信を持っていて勝気な投手なので、彼らが乗っている時にその勢いを止めないようにしています。あとは、打たれると本人たちにもプライドがあるのでカッカしてしまうのですけど、そこは冷静にさせてあげることを意識しています。  

―日程の半分以上を消費しましたが、ここまでを振り返っていかがですか
ここまで苦しんできたチームなので、今日の試合というのは大きいと思います。次は空き週なのですが、この空き週をうまく活用できれば好調を維持したまま早稲田、明治と戦えると思います。  

―早大、明大と残り2カードが残っていますが、それに向けての意気込みをお願いします
一筋縄ではいかないチームですし、成績や経験というのも両チームともあると思います。春のように圧倒して勝ちたいのですが、夏を経て相手も強くなっています。それでも自分たちのできることを100パーセントできれば勝てるはずなので頑張りたいです。

 

小野慶典(2本塁打5打点の大活躍)

―今日の試合を振り返って
楽な展開で勝てたと思います。 

―今日は2本の本塁打も出ました
一発狙っていこうと思っていたので、狙ったときに打てて良かったです。

―今日の本塁打で秋季4本目ですね
あまり気にしてはないですけど、今たぶん六大学通算で15本なので20本目指します。  

―打撃のコツは
インパクトの瞬間にいかにボールに力を伝えられるかですね。しっかり自分の力をボールに伝えることです。  

―チームも大量安打、大量得点でした
そうですね。チームとしてもバットを振れているので、(今後も)しっかりバットを振っていきたいです。  

―今日にむけての練習は
特にはないのですが…イメージだけですね(笑)。良いイメージで打席に立つようにしていました。

―今日で勝ち点3つ目となりました
勝ち点はしっかり落とさずに、次のカードも勝って優勝したいと思います。

 

室木大(9回3失点の好投で3勝目)

―今日の試合を振り返って
勝てて良かったと思います。2戦できっちり終わらせることが出来て良かったです。  

―今日の調子はいかがでしたか
真っすぐの勢いはあまりなかったので変化球主体で攻めました。  

―今日のピッチングの良かったところと悪かったところは
悪かったところは点を取られたりホームランを打たれてしまったところなのですけど、そうなった原因は簡単にストライクを取りに行って打たれたのが原因ですね。良かったところは変化球を使ってしっかりカウントを取り、バッティングカウントでシュートを投げて打ち取ることが出来たところが良かったと思います。  

―後半に失点してしまった原因は
疲れもあると思います。  

―連戦が続いて厳しいと思いますが体の調子は
来週が空き週なのでしっかり体を作る余裕もあると思いますし、徐々に早稲田戦にむけていい調子を作っていけたらなと思います。  

―バッテリーを組まれている佐藤選手の存在は
ワンバウンドを投げても止めてくれたり、大胆なリードでも引っ張ってくれたり、よく声も掛けてくれるので、本当に大きな存在だと思います。

―いつも投球するにあたって気を付けていることは
シュートとチェンジアップを投げることが多いのもあって、そういったボールは投げたい気持ちが強いと左肩が開くので、左肩が開かないように意識してやっています。  

―ご自身が考えるピッチャーとして大切なものは
アウトローの真っすぐだとかランナーを出しても気持ちを切らさずに逆に気迫で投げると言いますか、気持ちが大事かなと思います。  

―次回の登板にむけて一言
まだ秋は黒星がついていないので全勝で、あと2勝して終わりたいなと思います。

 

萩原幹斗(きょうも3安打で高打率をキープ)

―今日の試合を振り返って
チームの打ち勝つ野球を実践できた試合だと思いました。  

―打撃では猛打賞を記録しました
昨日はスライダーを空振りをしたので、今日はスライダーで三振はやめようと思って初球から狙っていました。それが(結果に)繋がったと思います。  

―打率は4割超えですが好調の秘訣は
テンションを上げてお祭り男でやってるので(笑)。  

―チームのムードメーカーでもありますね
ベンチでの通る声というか大きい声を出して相手にプレッシャーを与える感じですね。  

―結果を残すために大切なことは
今は(安打を)一日1本みたいな意識があって、それで2本3本(結果が)ついて来れたらいいなといつも思いながら試合をしています。  

―技術面では何かありますか
2ストライクになったらノーステップ気味で打っていますね。今日は、2ストライクでいい当たりがあって、2ストライクから2回打てたのはデカかったですね。

―ご自身の課題は
スライダーを振ってしまうので、追い込まれてからのバッティングとかは結構気を付けて練習しています。  

―再来週の早大戦にむけて
余裕で勝ちます。

 

甲本裕次郎(チャンスで2打点、課題克服か)

―今日の試合を振り返って
大量点が取れて良かったです。相手がエースではなかったのもありますが、点を多く取れて良かったです。  

―本日は久々の3安打でしたが
チャンスでも打てて、自分らしいバッティングができて良かったです。  

―これまでチャンスで打てないこともありましたが、チャンスで打って今日は2打点をあげました
(チャンスで打てないのは)技術ではなく、メンタル的な問題ですね。凡退したイメージよりも、打って良いムードになることを考えて打ちました。  

―今日で勝ち点3ということで、優勝も見えてきましたが
あと明治と早稲田と残っているので、今週の空週をしっかり調整していきたいです。  

―空週の間に取り組みたいことは
もっとバット振っていきたいです。守備は良い感じなので、バッティングで貢献できるように、やっていきたいです。  

―次節の早大戦へ向けて
早稲田も良いピッチャーがいるので、また接戦になると思いますが、まずは守備から入って、そこからバッティングに繋げていけたらと思います。

 

フォトギャラリー

  • ono22本の本塁打で今季の本塁打数を4とした主砲小野
  • muroki室木は粘りの投球で完投勝利を挙げた
  • tachibana橘は4打点で強力打線を引っ張った
  • nagata2盗塁など好走塁で相手をかく乱した永田
  • satou今季第2号となる本塁打を放った佐藤
  • koumoto甲本は鋭いスイングで猛打賞をたたき出した
  • hagihara萩原の強肩は確実に投手を助けている
  • nakamura不振にあえぐ中村だが優勝にはこの男の復調が鍵を握る

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