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【重量挙】第60回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 +105㌔級・野中が初優勝を飾る!!

重量挙

【重量挙】第60回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 +105㌔級・野中が初優勝を飾る!!

第60回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会
2015年10月23日(金)~25日(日)
埼玉県上尾市 スポーツ総合センター

埼玉県上尾市で行われた今大会。+105㌔級に出場した野中雅浩(キャ1)がトータル333㌔を挙げ、見事大学初優勝を飾った。

野中は2位の選手と大差をつけて優勝!

試合結果

個人成績(丸数字は順位)

選手名 階級 順位 スナッチ クリーン&ジャーク トータル
 平良朝希 69kg級 10位 95kg⑧ 115kg⑩ 210kg
 平仲康太郎 85kg級 6位 110kg⑤ 145kg⑤ 255kg
 久保田篤史 85kg級 記録なし 125kg⑭
 雨宮玄剛 94kg級 3位 120kg④ 150kg③ 270kg
 野中雅浩 +105kg級 優勝 150kg① 183kg① 333kg

戦評

初日の69㌔級には平良朝希(営2)が出場。6本中4本の試技を成功させ、「良かった」と安定した試技を見せる。

85㌔級に出場したのは平仲康太郎(法1)と久保田篤史(法2)。平仲はスナッチの1本目を成功させるも、2本目、3本目を連続で落としてしまう。スナッチでは一転、1、2本目を成功させるも3本目を失敗。久保田はスナッチを3本連続で挙げられず、まさかの記録なしに終わる。悪い流れはジャークでも変えられず、3本中2本失敗。「内容ははっきり言って最悪」と次の大会での挽回を誓った。

94㌔級には雨宮玄剛(営1)が出場。総重量270㌔を挙げ、3位に食い込んだ。

最終日の+105㌔に出場した野中雅浩(キャ1)は圧巻の試技を見せる。スナッチを普段より5㌔増しでスタートするも、連続で成功させる。続くジャークでは選手の中で最も遅く出場し3本連続の試技を行った。「あまり練習できなかった」と語ったものの、1本目の175㌔を挙げて優勝を確定させると、2本目の183㌔も成功。3本目の190㌔には届かなかったが、トータルで2位の選手に43㌔差をつける圧勝。見事大学初優勝を飾った。

例年通り優勝者を輩出し「ほっとした」と平良監督。今大会に出場した選手はまずまずの成績だったと言える。12月に行われる全日本大学対抗戦前に行われる最後の公式戦であったが、団体戦に出場しない選手は来年の3月まで公式戦は行われない。団体戦登録メンバーは10人のみであるが、部員全員で「気持ちを込めて」(平良監督)練習に励み、チームを盛り立てていきたいところだ。(荒木翔太)

選手・監督コメント

平良朝順監督

―今大会を振り返って
エントリーしたのに1人けがで出なかった神谷という選手がいたということと、あとは予定通り出ましたが、今日最後にやった1人が優勝したということで最低でも1人は毎年優勝させたいというところがあったので、まあほっとしているところですかね。

―9月下旬に行われた国体で法大の選手の成績は
平仲主将が3、4位くらいでしたかね。ちょっと間違えてるかもしれないですけど、だいたいそんな感じですね。赤松は4位くらいだったですかね。法大では出場したのがあと2人ぐらいいますが、さっき1番になった野中が8位以内までには入ってたと思うんですがね。私今回ちょっと行けなかったもので細かくは見ていないですけれども。

―日大の選手の成績は
うち(法大)よりかは良かったと思いますよ。

―12月のインカレに向けて
今最後に出た野中を含めてまだメンバーを固めてはいませんが、もう10人くらいならとっくに絞れてるんで、あとはまだメンバー交換まで1カ月あるのでその間で他大学の分析をしっかりして、1番最新の状況を把握して、それで当然ですがうちのメンバーを当てはめて、1点でも多く取れるように、そういうようなメンバー構成にします。

―練習などについては
特にインカレに向けていきんだりすることもないので、いわゆる通常の練習ではあるんですが、言い古された言葉ではあるけれども、気持ちを込めてトレーニングをしていれば、いわゆる内容の濃いトレーニングにつながるかなと思います。何をいくら綺麗に並べてもやる者たちの気持ちが伴わないと結果が付いてこないもんですから、そういうことからもメニュー内容を変えるよりかは気持ちを充実させて大会に向けてのトレーニングを考えています。

+105㌔級 野中雅浩

―今日の試技を振り返って
今回スナッチの1本目をいつもの大会よりも5㌔上げてスタートしたんですけれども、まあちょっと力んで試合に入ってしまったかなという感じです。

―ジャークの方は
ジャークはまあリラックスしてやれたと思います。

―今回の調子は
まあまあで、自分としては絶好調というわけではなかったんですけれども、試合前はスナッチだけは絶好調だったんですけれども、まあいつも通りって感じですね。

―最近出場した国体での結果については
スナッチが145㌔で、ジャークが179㌔です。

―今大会まで何に力を入れましたか
国体終わってスナッチが練習で自己新記録が4㌔出て、腰が国体前から、東日本の(大学)対抗戦終えてから悪かったんで、あまりジャークが練習できてなくて、その分スナッチが練習できてたかなと思います。

―次の大会は12月のインカレですが
初めてなんですけど、団体戦でちゃんと6本成功させて、優勝に貢献できるように頑張っていきたいと思います。

―同じ階級に日大の強い選手がいますが
やっぱり高校の時からずっと自分の1個上で、目標としてたので早く追いつけるように頑張っていきたいと思います。

69㌔級 平良朝希

―今日の試技を振り返って
6本中4本とれたので、それは良かったです。

―試技の前に意識していたことは
スナッチとジャークともに自己新記録を狙っていきました。練習の時に調子が良かったので、絶対とるぞって気持ちでやったのですが、どっちともとることができなくて。最後ジャーク120kg挑戦したんですけど、あれがとれていたらなと思います。

―自己ベスト更新はなりませんでしたが、今日は全体的に悪くない印象でした
そうですね、悪くなかったです。調子も上がってきていたし、成功率も高めだったので。

―今後に向けて
インカレに向けて、自分の記録を上げていくことで、少しでも先輩方の雰囲気を良くすることにつながればと思います。

85㌔級 久保田篤史

―試技を振り返って
スナッチが3本とも失敗、ジャークも2本失敗ということで6本中5本失敗してスナッチは失格してしまったので内容ははっきり言って最悪の試合でした。

―スナッチを振り返って
重量が挙がっているのに取れなかったので、自分の中でけがも重なり練習不足でもあるし、絶対取ってやるという気持ちの部分で負けていました。けがは今ひざが悪く、あまり練習できませんでした。

―調子はいかがでしたか
調子は良かったのですが、スタート重量を触ったときに全然挙がりませんでした。スタートを取らないといけなかったのですが、それすら触れなかった状態でした。ジャークもスタートを下げたのですが、スナッチと同様取れませんでした。

―今大会にはどのような目標で臨まれましたか
85㌔級に初めて階級を上げて出たので、そこで体重も増えているので、普段自分は成功率が悪いので、一本で多く挙げることを目標にしていました。

―どのように成功率をあげていきますか
普段の練習から試合の雰囲気を意識していきたいです。どんなに練習しても本番で何かあっても対応できるように、気持ちの面で負けないことを意識していきたいです。

―全日本対抗戦を除くと次の公式戦は来年度になりますが、今後への意気込みをお願いします
前から言っているのですが、体重を80㌔台以上に持ってくることと、けがをしている膝を直して普段の練習が積める体にしたいと思います。

94㌔級 雨宮玄剛

ー3位入賞でしたが
嬉しかったのですが、成功率が2本2本と低く、ジャークの3本目の155㌔が挙げられなかったので悔しいです。自己ベストは153㌔でした。

ー今大会にはどのような目標で臨まれましたか
6本全部取って、自己新を出すことを目標としていたのですが、両方とも取ることができなかったので、しっかり練習を積んでいきたいです。次の大会では自分の記録を塗り替えられるようやっていきたいと思います。

ージャークの3本目の155㌔はほとんど挙げられませんでしたが
軽かったのでいけるかなと思ったのですが、ちょっと焦って落としてしまったので、しっかりデッドリフトを練習していきたいと思います。普段の練習でも155㌔は触ったことがなかったです。

ー改めて、今大会で見えた課題は
デッドリフトのセカンドの部分(ジャークで重量が膝を超えるところ)のタイミングを改善したいです。

ーインカレ前の最後の公式戦でしたが、今後への意気込みをお願いします
次は3月の全日本ジュニアになると思います。しばらく大会がないので、そのうちにしっかり練習をして記録を伸ばして、1位を取れるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • 野中は2位の選手と大差をつけて優勝!
  • スナッチとジャークどちらも1位に輝いた野中
  • 雨宮は3位入賞
  • 雨宮はトータル270㌔を挙げた
  • 6本中4本の試技を成功させ「悪くなかった」と平良
  • 久保田は記録なしの悔しい結果に
  • 平仲は6位
  • 平仲はジャークで、惜しくも自己ベストが挙げられなかった

 

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