展望記事
2022年1月1日(土)
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)がいよいよ明日に迫った。予選会を6位で通過した法大は、本戦で『総合5位以内』、『シード権獲得』を目指す。前半から流れに乗り、シード圏内でレースを進められるか。今回は明日の往路展望をお届けする。
区間エントリー
区間 | 距離 | 選手名 |
---|---|---|
1区 | 21.3km | 内田隼太(経3) |
2区 | 23.1km | 鎌田航生(社4) |
3区 | 21.4km | 松本康汰(社3) |
4区 | 20.9km | 高須賀大勢(生命2) |
5区 | 20.8km | 細迫海気(社2) |
補欠 | 清家陸(社4) | |
川上有生(スポ3) | ||
河田太一平(社3) | ||
宗像直輝(社2) | ||
小泉樹(現1) | ||
武田和馬(社1) |
往路展望
今年の法政は何かが違う。多くの人がそう感じているだろう。
往路スタートまであと1日。昨年の箱根では総合17位という悔しい結果に終わった。
10月の箱根予選会では6位通過を果たし、箱根出場の切符を勝ち取った。
今年はチームとして『総合5位以内』という目標を掲げ、全員で箱根に挑む。
1区を任されたのは内田隼太(経3)。全日本大学駅伝(全日本)では、1区5位という結果を残しており、確かな力を発揮した。本人も箱根の希望区間に1区を挙げている。前回大会はエースの鎌田航生(社4)が1区を走り、法大として21年振りの区間賞を獲得した。2年連続の法大1区区間賞となるか。内田の積極的な走りに期待がかかる。
法大『花の2区』を任されたのはやはりこの男、鎌田航生。エースとして、練習面でもメンタル面でもチームを引っ張ったこの1年。「自分の記録を超えてほしい」という坪田智夫駅伝監督からの期待がかかる中、鎌田は「力を出し切るだけ」と意気込む。2度目の2区、集大成としてエースの意地を見せられるか。
3区にエントリーされたのは松本康汰(社3)。前回大会も3区で出走しているが、今大会は「昨年のリベンジを果たしたい」と強い気持ちを見せている。
今シーズンの松本は不調に苦しんだ。しかしその結果、さらなる粘り強さを身につけた。2年連続の3区出走で、4区に良い流れをつないでほしい。
往路の終盤、4区にエントリーされたのは、今シーズン好調を見せている高須賀大勢(生命2)。
箱根予選会で得た自信を胸に、『チーム総合5位』に向けて練習を重ねてきた。5区には「意識している」と語っていた同級生の細迫海気(社2)が控えている。粘りの走りに期待がかかる。
気温差や高低差に多くの人が苦しむ難関・5区に起用されたのは、大会ごとに攻めの走りを見せている細迫海気。坪田監督も5区については「面白い選手がいる」としていた中、エントリーされた細迫。今シーズンは、全日本選考会で2組5位という結果を残している。そこから安定した走りを続け、ついに箱根初エントリーとなった。
チーム目標を確実なものにするために、5区を駆け抜けてほしい。
リザーブには昨年2区を走った河田太一平(社3)やルーキーの小泉樹(現1)らが控えている。今シーズンの集大成。全選手がベストを尽くし、笑顔でたすきをつなげることを願い、明日の号砲を待つ。(芦川有)