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【バドミントン】関東大学春季リーグ戦 男子 対早大、日大、日体大 混戦を制し、2季連続のリーグ優勝!!

バドミントン

【バドミントン】関東大学春季リーグ戦 男子 対早大、日大、日体大 混戦を制し、2季連続のリーグ優勝!!

関東大学バドミントン春季リーグ戦
2022年5月3日(火)、5月4日(水)、5月5日(木)

平塚サンアリーナ、平塚総合体育館

5日間に及ぶ関東学生春季リーグ戦も終わりを迎えた。1勝1敗で迎えた第3戦の早大戦は、ここまで苦戦が続いていたダブルスで下級生ペアが躍動。4-1で全勝中だった早大を下し、続く日大戦でも3-2で勝利を収めた。そして勝利すれば優勝という状況で臨んだ日体大戦は2-3で敗戦するも、優勝を争っていた早大も負けたことで法大の優勝が決定。2季連続でリーグ戦制覇を果たした。

2季連続の優勝を果たした

試合結果

第3戦 総合試合結果

法政大学

4

早稲田大学

1

 

詳細結果

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス 〇小川翔悟2ー0清水皓基(21-7、21-10)
第2シングルス  〇増本康祐2ー1緑川大輝(21-8、19-21、21-11)
第1ダブルス  〇谷津央祐・宮川友結2ー0池端元哉・清水(21-17、21‐17)
第2ダブルス  〇江頭桜空・高柳大輔2ー1緑川・町田脩太(16-21、21-17、27-25)
 第3シングルス  ●木野舜吾2ー0池端(8-21、23-25)

第4戦 総合試合結果

法政大学

3

日本大学

2

詳細結果

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  〇後藤サン2-0小川航汰(21‐19、21-17)
第2シングルス  〇小川2-0後藤拓人(21-7、22‐20)
第1ダブルス  ●中島巧・野田好希0-2小川・熊谷翔(14-21、17‐21)
第2ダブルス  ●小川・佐野大輔0-2寺島颯大・後藤14-21、14-21)
 第3シングルス  〇増本2-0曹淵鍼(21-8、21-17)

 

第5戦 総合試合結果

法政大学

2

日本体育大学

3

詳細結果

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ●一井亮太1-2野田統馬(21‐17、19-31、12-21)
第2シングルス  ●増本0-2馬屋原光太郎(18-21、13‐21)
第1ダブルス  ●小川・佐野1-2杉本一樹・山下蒼羽(22-20、13‐21、18-21)
第2ダブルス  〇江頭・高柳2-0江藤佑太・吉田翼(21-16、21-16)
 第3シングルス  〇小川2-0河村翼(21-9、21-8)

 

 

戦評

早大戦

第1シングルスを託されたのは中大戦と同じく主将の小川翔悟(経4)。巧みなコントロールで相手の反応できないコースを突いていき、21-7、21-10で危なげなく2ゲームを連取した。

第2シングルスには筑波大戦で勝利をあげた増本康祐(経2)が登場 。この日も強烈なスマッシュが次々と決まっていき、今季負けなしだった早大の主将・緑川大輝を撃破。「チームを波に乗せられるように」という宣言通りの活躍を見せた。
第1ダブルスでは、谷津央祐(経2)、宮川友結(経1)の二人がリーグ戦デビューを果たした。お互いに声を出し合い、はつらつとしたプレーで序盤から優位に試合を進めていく。結果は第1ゲーム、第2ゲームともに21-17で勝利。フレッシュな二人の活躍に、ベンチも大盛り上がりだった。

第2ダブルスには、こちらもリーグ戦初出場となった江頭桜空(デザ工2)・高栁大輔(キ2)ペア。 第1ゲームは16-21、第2ゲームは21-17で1勝1敗となって迎えた第3ゲーム。インターバルまでに11-5とリードしていたが、ここから相手の反撃に遭い試合はデュースへと突入。一進一退の攻防が長く続いたが、味方の応援を背に受け、27-25で激しい戦いを制した。

第3シングルスは木野舜悟(社2)が出場。コートを広く使う相手の攻撃に苦しみ第1ゲームは落としてしまったが、第2ゲームでは対応を見せ、リードするシーンもあった。しかしデュースに入るとサーブのミスが相次いでしまう。健闘を見せたが、23-25で勝利を手にすることはできなかった。
2連勝していた早大から4-1で白星を手にした法大男子。リーグ戦制覇へ向けて、大きな1勝となった。

日体大戦

勝てば優勝が決まる一戦が幕を開けた。
第1シングルスは筑波大戦以来の出場となった一井亮太(経4)。難敵相手に切れのあるスマッシュをどんどん決めていき21-17で第1ゲームを取る。続く第2ゲームも序盤は一井が優位に試合を進めるが8-6から2連続でポイントを許し、同点に。要所でスマッシュを決め、ポイントを奪っていくが最終的には19-21で惜しくもこのゲームを落としてしまう。勝負の第3ゲーム。初めはリードを奪うが、逆転を許すと点差は徐々に開いていきフルゲームの末、敗戦となった。

第2シングルスを任されたのは今季負けなしの増本。しかし、いつものような思い切りのよいプレーは息をひそめ、ネット際への配球に苦戦。相手コートに返すことができずポイントを相手に与えてしまう。最後まで自身のペースに持ち込めず、18-21、12-21で今季初黒星を喫した。

第1ダブルスは今季まだ勝利のない小川・佐野大輔(社4)ペア。互いに点を取り合う拮抗した試合展開に。第1ゲームは要所での勝負強さが光りものにするが、その後は相手ペアの力強い攻撃に苦戦し、2ゲーム連取され勝利はならなかった。

この流れの中で見事な試合運びを見せたのが、先日の早大戦でリーグ初出場を果たし、全日本学生選手権(インカレ)準優勝ペアに勝利した江頭・高柳ペア。序盤からリードを奪うと、勢いのあるプレーと息の合ったコンビネーションでどんどんポイントを奪っていく。終始試合を優位に進め21-16、21-16のストレートで勝利を収めた。

第3シングルスは小川が起用された。日体大戦の敗戦が決まった中ではあったが、勝利すればリーグ優勝のチャンスが残る状態での登場となった。序盤から相手を寄せ付けない圧巻のプレーで次々にポイントを重ねていく。付け入る隙を与えず、21-9、21-8で完勝。

2-3で日体大には負けてしまい、優勝の行方は隣のコートで行われた早大と筑波大の試合結果にゆだねられることに。全員が固唾を飲んで見守る中、筑波大の永渕雄大がデュースから2連続でポイントを奪い、勝利すると法大の選手たちも歓喜の瞬間に包まれた。3チームが3勝2敗で並ぶ混戦となったが、マッチ率(取ったゲーム数を全試合のゲーム数で割ったもの)で法大が上回り、昨年の秋リーグに続いて優勝に輝いた。
昨年成し遂げられなかったインカレ優勝に向け、幸先の良いスタートを切ったが課題も明白である。しかし、ダブルスでは苦戦が続いた中、下級生ペアが台頭しシングルスはエース・嶺岸洸(令3年度卒)の穴を感じさせない安定した戦いぶりを見せた。この収穫と課題を生かし、さらに強いチームになっていくだろう。今後の活躍にも期待がかかる。(齋藤彩名、窪田真一)

選手インタビュー

小川翔悟 主将

―優勝という結果について
優勝できたのはうれしいんですけど、最後負けてしまって2敗もしている中での優勝なので。この拮抗している状態から抜け出せるチームがインカレで優勝できると思います。課題としては僕たちの第1ダブルスが全敗してしまって、勝たなければいけないところでも負けてしまい、チームには迷惑をかけてしまいました。今の調子悪い中から挽回していきたいと思います。

―日体大戦を振り返って
特段悪くはなかったんです。ダブルスでは相手が勢いに乗っていて僕たちも全敗しているというのもあって緊張していて、自分がペアをもう少しコントロール出来ていたらと思います。

―今後チームがさらに強くなるために必要になってくることは
まずは自分たちのダブルスですね。インカレ3位という結果があるのに負けてしまって、自分たちが勝っていれば勝てていた試合もありました。まずは自分たちのダブルスの弱いところを徹底的に洗いなおしていけばと思います。他は今回、シングルス陣がポイントゲッターとなってシングルが安定していたので、そこは良かったです。去年のリーグはダブルスが安定していてシングルスが少し足を引っ張る感じでしたが、インカレではシングルス、ダブルスがしっかりかみ合って勝てたので、今年もダブルス陣とシングルス陣がカバーしあって、総合力の高さをつけるのが課題です。今大会はシングルス陣に引っ張ってもらったのでダブルス陣も負けていられないという気持ちで、高め合っていきたいです。

―ダブルスでは下級生ペアが活躍を見せていました
第1ダブルスと第2ダブルスがことごとく負けていたので流れを変えるために、下級生を出してみたら、本当に頑張って下級生らしくがつがつ行ってくれました。自分たちが思っていた以上の結果を出してくれて、MVPは江頭・高柳ペアかなと思ってます。

―次に向けての意気込みをお願いします
関東学生選手権があって、東日本学生選手権、インカレと続いて次は個人戦がメインになるんですけど、ベスト4に入ればインカレの出場権利がもらえるので狭いところですが、法政が4強を占められるくらいの実力をつけていけたらと思います。

江頭桜空・高柳大輔

―リーグ戦で優勝を果たされました。率直な感想は
江頭:優勝を目指してやってきたのでうれしい気持ちはすごくあります。
高柳:同じく、目標を達成できたことはうれしいですが、今度は自分たちの力で全勝優勝を目標に頑張っていきたいと思います。

―リーグ戦で印象に残った試合は
江頭:自分は今日の日体大戦が印象に残っていて、自分たちのいい形で終始できたのが自信にもなりました。それに比べて、早稲田戦は相手の気持ちとかで勝てた気がしたので、今日の試合(日体大戦)は自分たちの力で勝てたという点で印象に残っています。
高柳:自分も今日の日体大戦で、自分たちのいい形が最初から最後までできたことが一つ自信になって、印象に残っています。

―今日の試合に入るにあたり、優勝は意識したか
江頭:今日の試合が勝てば確定で優勝という形だったので、出るからには優勝に貢献できるようにというのはすごく意識して入りました。
高柳:同じく、チームに貢献できるようにどんな状況でも自分たちのやるべきことをやるということを意識して入りました。結果的に、運もあって優勝もできたし、自分たちもいい形でチームに貢献できてよかったです。

―リーグを通じての課題
江頭:コンビネーション能力というのは他大に比べても自分たちの持ち味だと思うのですが、個々の能力というのはまだまだ第1ダブルスに比べて自分たちは力不足なのかなと思ったので、コンビネーションを突き詰めたのはいいのですが、ここからは個々の能力も底上げする必要があるなと実感しました。
高柳:自分は調子がいいときと悪いときの波が激しくて、今日はたまたまコンディションと調子がよかったので勝てたものの、連戦になっていくとどんどんコンディションが下がっていくし、自分の足が止まってきたりと、波があるのでそこをいい状態で安定できるような体づくりとテクニックを身に付けて安定した第1ダブルス、第2ダブルスになれるように日々練習していきたいと思っています。

―次の大会に向けて
江頭:次は関東選手権になると思うのですが、そこでベスト4に入ればインカレ(出場)が決まるので、ベスト4以上を目標に頑張っていきたいと思います。
高柳:自分も同じく関東選手権でベスト4です。インカレ(出場)を早めに確定することを目標に頑張りたいと思います。

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