• HOME
  • 記事
  • ハンドボール
  • 【ハンド】2023年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5戦 対早稲田大学 2連敗に終止符。法大のペースを取り戻した!!

【ハンド】2023年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5戦 対早稲田大学 2連敗に終止符。法大のペースを取り戻した!!

ハンドボール

2023年5月6日(土)
日本大学八幡山

流れが良いとは言えない状況が続いた2連敗。今回は特に”勝ち”を意識し確実に白星をあげた。選手それぞれが自らの課題を挙げ法大のハンドボールを見直す。そうした行動が勝利を引き寄せ、連敗に終止符を打った。第5戦の折り返し地点での勝利は今後の糧となる。

竹中柊翔選手と今松祐也選手

試合結果

トータル試合結果

30
法政大学
15 前半 13 25
明治大学
15 後半 12

 春季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月15日(土) 中央大学 ●28-33 中大多摩
2    16日(日) 日本体育大学 ⭐︎34-31 中大多摩
3      23日(日) 筑波大学 ●23-37 国士大多摩
4      30日(日) 明治大学 ●29-34 明大和泉
5   5月6日(土) 早稲田大学 ☆30-25 日大八幡山
6       7日(日) 国士舘大学 日大八幡山
7     13日(土) 日本大学 三郷市総合体育館
8     21日(日) 東海大学 立教大新座
9     28日(日) 立教大学 国士大多摩

個人得点

  •  岩﨑琢未 選手(スポ・3) ・・・10点
  • 渡邊桂也 選手(経済・3) ・・・5点
  • 竹中柊翔 選手(社会・2) ・・・5点
  • 布田航  選手(経済・4) ・・・3点
  • 小柏魁  選手(社会・3) ・・・2点
  • 石田季里 選手(経済・4) ・・・1点
  • 西村佳起 選手(経済・3) ・・・1点
  • 早川大翔 選手(スポ・3) ・・・1点
  • 栗田哲太 選手(社会・2) ・・・1点
  • 親泊寛粋 選手(経済・2) ・・・1点

戦評

 2連敗が続いた前回、そして今回は折り返し地点の第5戦早稲田大学との試合、アップから力を入れ望んだ。前半開始、法大からボールを持ってスタート。先手は打たれたものの雰囲気は維持しすぐに反撃。さらに速攻が上手く進み岩﨑琢未(スポ・3)2点巻き返す。5分頃までお互い得点していく。西村佳起(経・3)、竹中柊翔(社・2)がゴールそして石田季里(経・4)もゴールを目掛ける。シュートまではいかなかったものの7mスローを誘い込む。そして今回の7mスローは岩﨑がものにした。さらに走り込みゴール。8分手前でタイムアウト、ここまでで法大が3点リード。タイムアウトが明け、すぐに攻撃を食らうもなんとか相手を押さえ込むのに成功。相手の勢いはあるものの流れは渡さない。開始10分から14分頃まで何度も相手が攻め込んでくるが法大のディフェンスも負けじと戦いGK山口隼和(社・4)も本領を発揮し7mスローまでも守るという活躍が目立った。早大も得点を重ねるがその分法大も小柏魁(社・3)、副将渡邊桂也(経・3)と得点していき5点リード(法大10-5早大)。少し相手もペースを掴んで迫ってくるがそこで主将布田航(経・4)が得点。ゴール目の前でフェイントをかけ見事なシュート。さらに石田も角から得点を重ね、親泊寛粋(経・2)も得点ととんとん拍子にゲームが進んだ23分後半から25分。しかし残り3分を切った時、早大もピッチを上げてきて法大は焦りからかパスミスをしてしまい前半は2点差というリードで一旦終了。
後半では早大からのスタートであったが一度は小柏が上手く抑え込む。前半終了時の焦りをカバーしこちらのペースでゲームを進めて行く。そして前半同様お互いに点を重ねていく。そのため大きな差がなかなか生まれない。そんな中1点でも多く取ろうと選手たちは奮闘。岩﨑を筆頭に早川大翔(スポ・3)も1得点しまたも5点差(法大22-17早大)。12分前にタイムアウト。その後数分は2、3年生を中心としゲームが回っていく。そしてまたもタイムアウトに。失点し少し押され気味である法大は気持ちを切り替え丁寧に点を重ねて行く。ディフェンスがうまく行かないときにも今年の守護神GK山口が活躍しゴールを守り続ける。残り2分、シュートは拒まれるものの気合い上々。なんと残り5秒のところで岩﨑がゴールし無事5点差での勝利を掴み取った。

岩﨑琢未選手(スポ健・3年)

選手インタビュー

岩﨑琢未選手(スポ健・3年)

―今日の試合を振り返って
序盤から速攻とかでも自分が行って点が取れていたので入りが結構良かったのかなって。前々回の試合では調子悪くてシュートを外していましたが今日は結構上手くいったので流れを掴めたかなと思いました。

―チーム・個人としての対策
ずっと立ち上がりが悪い試合が続いていたのでアップから変えようとなって今日も外でアップしたりして心拍数を上げたのが良かったです。
自分としてはチームも調子悪くて自分も調子悪くて、自分が調子悪い時に負ける試合多くて。早稲田戦の前に今までのリーグの試合を見て自分の良いところと悪いところを分析しました。

―前回、前々回と空気的に重い試合でした。今回は岩﨑選手の声かけも目立ちメンタル的に明るい試合だと思いました。
チームスポーツなので自分1人だけで盛り上がっていてもダメなのでみんなを盛り上げつつ自分も調子を上げるような感じで頑張りました。

-前半と後半の作戦の中で変えたもの
前半の前半は結構足が動いていたのですが前半の後半、後半の後半も足が止まっている時が多くてその辺は声掛けを頑張りました。

―次戦の対策・目標
結構練習したこともあって北海道遠征とかでも良い試合ができたのでその時のことを活かして頑張りたいと思います。

主将 布田航選手(経済・4年)

−今日の試合を振り返って
相手が素晴らしいチームだったのでこの1週間だけではなく2週間かけて自分たちのハンドボールを作り上げてきたのでそれが今回は実って良かったと思います。

−前回、前々回と悔しい試合でしたがメンタル的に心がけたところは
メンタル面ではチームとして週の初めから一を積み上げるというところをテーマにやってきました。一回のパスであったりシュートであったりと一つ一つにどれだけこだわれるかというところで練習を積み上げてきたので今回も一つを丁寧にやろうというところが出て勝利に繋がったのかなと思います。

−OF・DFでの対策
対策というよりかは自分たちの軸が前回、前々回でブレてしまった部分があったのでもう一度見つめ直して分析して自分たちのやりたいハンドボールの精度を上げていこうというものでした。

−今日は第5戦目という折り返し地点でした。後半戦はどのように迎えたいですか
例年と違うのは初戦から勝ちに行っていたので一試合一試合かける思いっていうのはチーム全員素晴らしいものです。後半戦になってメンタル面とか体力で疲れてくるところだと思うんですけど今年は特にフレッシュなメンバー入っているので色々なメンバーを使いながら、それぞれがメンバーが活躍できるようなチーム、上り調子で終われるようなチームにして行きたいです。

−だからこそ2、3年生が中心として試合が行われている時があったのですか
去年は特に勝負所になった時に固定したメンバーで勝負しがちだったんですけどそういう時だからこそ色々なメンバーを使いながら秋にかけて伸びていくチームがすごく重要だと思っているのでここの目先の勝利だけではなくて経験が浅いメンバーを使いながらもチームの底力を上げて秋に向けても上げて行きたいなと考えて起用の仕方にしていると思います。

−声掛けも伝染しが昨年に比べ増していると感じます。
今の3年は去年からでているメンバーが多いので今年は去年思いっきりやってきた部分、後輩に思いやる気持ち、勝利にかける気持ちがすごく強いのでそれを上手い方向に力を向けてられてるから伝わっているのかと思います。

−次戦に向けて
2連戦ということでタフな試合になると思うんですけど自分達のハンドボールっていうものをまずは忘れずに色んなメンバーを使いながら勝利を目指すところは変わらずここで浮つかずに、自分たちのハンドボールを見つめ直して明日もいいゲームにしたいなと思います。

GK 山口隼和選手(社会・4年)

−今日の試合を振り返って
前々回、前回の試合でオフェンスが課題だったのかなとすごく感じていてその部分で自分たちの強みが相手に止められてしまった時に次の攻め方であったでりバリエーションの少なさが顕著になっていたかなと感じていたのでその部分は今日出せたのかなと思います。個人的には流れも良く、たくさん止められたので満足しています。

−戦略として大事にしていたポイント、目標は
チーム全体としては勝ちきるというところを重要視していて2連戦負けで続いていて、流れが悪い中でどういうふうに勝とうかという部分がありました。攻撃のバリエーションも高くてどのチームでも良い戦いできるんじゃないかと思います。

−キーパーから見てのDF
今日、以前の試合との比較ですが筑波大学、明治大学の試合では顕著に足が動いていなかった。相手に当たれていないというのがすごく出ていて今日もアップの時に軽めでいいんじゃないかという話も出ていましたがそれじゃダメなのではと思い自分も言って、アップを早めてもっと身体を動かして欲しいという話をしてそしたらやっぱり今日みんな足が動いていたのでそういう部分で基礎的な部分が自分たちには重要なのではないかと感じています。この成功体験、試合の中だけじゃなくて準備の部分も意識していかなきゃなと感じています。

−前半、後半での対策
前半は相手が上から打ってくる大きいエースの選手もいたりセンターの選手もいたりしたのでまず様子を見ていくというところが1番の重要ポイントでした。ハーフタイムであったりタイムアウトの時にも得点が取られていたのが相手からの逆速攻、ワンマン速攻というところが多かったのでその部分をまず修正しようという話をしました。

−今日で折り返し地点ですが
最初の2回の戦いでは勝ちに行けるんじゃないかっていうのをすごく感じていて、今までの法政の弱さを払拭できたかなと感じていましたがやはり負けが3敗というところで今まで振り返ってまてまだ甘い部分があったりと準備が足りない部分があると思いました。やはり今日勝ちきれたのは大きいのかなと思っていますがここを折返しというところで気を抜かずという部分はすごく重要だなと。2連戦になるのでみんなの疲れも、もちろん自分も万全に一戦一戦集中して頑張りたいなと思います。

−次戦に向けての対策
今日の試合とはチームの色的に違うと思っていて背も大きいし球も速いと思うのでその部分で早いですしそういう部分で今日とは全然違う戦いになるのかなと感じています。まず上から撃たれていくシュートを自分は止めて流れを作っていくという部分とオフェンスも今日のように身長が高い選手がいないのでそういう部分でどうやって崩していくかが重要になってくると思っています。

 


ギャラリー

※法大ハンドボール部に写真提供していただきました。

今回の試合は法大にとって負けられない試合であった。2連敗から緊迫感が見られるかと思っていたが選手たちの表情には自信が垣間見えた。きっと今日までに対策をたくさん考え練習してきたからこその勝利であったしその表情が見えたのだと思う。

(取材・記事 松岡茉満子)

関連記事一覧