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【硬式野球】「神宮での経験を伝えたい」リードオフマン・武川廉の副将としての想い(新幹部インタビュー②)

2022年2月4日(日)
法政大学川崎総合グラウンド 大野球場

昨秋は投打ともにかみ合わずリーグ戦を4位で終えた法大。2024年は大島公一監督、髙村祐助監督の新体制の元8季ぶりの賜杯奪還を目指す。また1月10日には新幹部が発表。それに伴い弊会は2月4日に新幹部4名に取材を敢行。今回は第2弾として副将に就任した武川廉(人3=滋賀学園)選手のインタビューをお届けする。

2024年度新幹部

主将 𠮷安遼哉(法3=大阪桐蔭)
主務 黒坂夏希(営3=法政)
副将 武川廉(人3=滋賀学園)
副将 西村友哉(法3=中京大中京)

幹部インタビュー

武川廉 副将

ーー2月に入りオープン戦も近づいてきましたが、現在の個人のコンディションは
まだ実践的なこともやっていないので、個人のコンディションとしては自分の形や状態を上げていきつつ、フィジカル的なレベルアップをさせるという二つの軸で進めていっています。

ーー12月の取材の際にスイングスピードにこだわりがあると話していたが、オフシーズンの取り組みは
スイングスピードを上げるために、まずフィジカル的な部分、例えばウェイトだったり、瞬発的な動きをトレーナーの方や監督と話しながらスイングスピードとパフォーマンスの状態をすり合わせています。

ーー年末年始はどのように過ごしたか
実家に帰って、家族や親戚と過ごしました。

ーー副将になった経緯について
まずはキャプテンが決まって、その後大島さんを含め主務の方と話し合って決めたんだと思います。特に挙手制ではなく指名されて決まりました。試合にも出させてもらっていたんで、自分が引っ張っていかないといけない立場だとは思っていました。

ーー就任が決まった時の率直な心境は
大島さんや仲間から認められてこの役職につけていると思うので、周りに対する感謝と認められていて嬉しいという2つの感情があります。

ーー高校の先輩である尾﨑選手とのやり取りはあったか
特に今回特別なやりとりはありませんでした。普段からご飯に連れて行ってもらったり、部屋に来てもらったりしているので。仲はいいです。

ーーこれまでの野球人生で主将や副将などの幹部の経験は?またどのようにチームをけん引したいか
いや、ないですね。高校の時にゲームキャプテンをしたことはありますが、ほぼ初めてです。まずはみられる立場なので手本となれる行動をしていきたいです。神宮での経験など色々な経験を伝えたり、厳しくしないといけない時は厳しくしたりして、みんなや𠮷安がやりやすい環境を作っていきたいです。

ーー首脳陣も変わり新たなスタートを切ったチームの雰囲気は?また変化したことがあれば
監督とコーチが変わり雰囲気ががらっと変わりましたし、自分たちも変えていきたいと思っています。
まずは1つの束になって戦えるチームにしていきたいです。それがどんな形になるか、明確な答えはまだないのですが、みんながやっていく中で結果的に1つになっていくものだと思うので。
トレーナーも変わったので、練習のメニューやチームの雰囲気は変わってきているのかなと思います。

ーー新4年生はどのような学年か
自分は下級生の頃から出ていませんでしたが、みんな下級生の頃から出ている選手が多いです。結構仲が良いので、みんな気を使わずに過ごしています。とにかく仲がいいですが、それだけではだめだという話もしているので、練習の時はだめなところをしっかり言い合えるように、良いところはしっかり共有していけるように、私生活とのメリハリをつけています。

ーー法政の上下関係は
他大学に比べるとないと思います。下級生とも仲が良くてご飯に行ったりもしてるんで。後輩みんな可愛いですし。全くないわけではないですが、後輩のみんなもある程度の接し方をしてくれてると思うので、いい関係だと思います。

ーーチームの決まりなどで変えたこと、変えていきたいことは
寮のルールやグラウンドでのルールを幹部中心に変えた部分はあります。
私生活だと、4年生が1年生の点呼を取るのを当番制で回したり、朝10分間みんなで掃除をしたり。グラウンドでのルールもありますが、まずは私生活をのルールを整えていきたいという話はしています。

ーー変える目的は
私生活が充実していないと、練習に対するモチベーションや本気度が変わってくると思っています。私生活の小さな積み重ねがグランドのいろんなところで発揮されると思っているので、自由の中でもみんなが意識を高く持てるようにすれば強いチームになっていくのかなと。

ーースローガンは「結」に決まりましたが、この1文字に対する思いは
まずは結束、さっきも一つの束になってという話をしましたが、結束することが優勝への鍵になるということと、結果を出すというとこです。法政で野球をやるからには、日本一でリーグ優勝は当たり前、と言う状態を目指して当然だと思うし、結束してやればその結果に繋がると思います。

ーーこれまでの野球人生で影響を受けたキャプテンは
やはり、去年の今泉さんですね。妥協せずに、野球に関して、キャプテンとして完璧な部分があって、いつも隙なく背中で見せてくれているところがあったのでみんなついてきていたと思うし、ああいう人がチームを引っ張って、チームを作るんだなと。

ーー目標とする選手像は
山田哲人(ヤクルト)選手とかですかね、足も使えてバランスよくトップレベルで活躍しているので、そういう選手になりたいなっていう思いがあります。

ーー仲の良い部員は
四年生だと鈴木大照(文3=明徳義塾)ですね。同じ大阪出身でもありますし。あとは田所(宗大、キャ3=いなべ総合)、山城(航太郎、キャ3=福岡大大濠)とか。でも基本グループとかないのでみんな仲がいいです。

ーーリーグ戦出場経験が少なかったり、未経験の選手の中で注目の選手は
野手だと片山(悠真、文1=八王子学園八王子)。フィジカル的にもポテンシャルが高いので、しっかり練習していけばすごい選手になるのではないかと。ピッチャーだとやはり山城がすごいボールを投げてるのでポテンシャルが高いなと思います。味方で良かったなと思います。

ーー卒業後の進路について
プロを目指して、頑張っています。

ーー来季に向けた意気込みを
充実したなと思えるシーズンにしたいなと思っています。個人的にもチームとしても、自分が結果を出せば優勝に近づくと思うし、充実したなと思えるということは、結果が出たということなので。そういう意味で充実したシーズンにしたいです。

ーー最後にファンの皆さんへ一言
いつも応援していただいていて、雨の日でも声援をいただくこともあって感謝しています。その声援がみんなの力に変わっているので、ぜひ来てない人にも来ていただきたいです。
(取材・佐藤倫香)

武川 廉(たけかわ・れん)
人間環境学部3年 2002年4月15日生まれ
大阪府出身・滋賀学園
178cm77kg・右投右打
昨季成績:14試合 56打数 18安打 4打点 0本塁打 8四死球 打率.321
『法大を勢いづける先頭打者。昨春リーグ戦初出場を果たすと勢いそのまま首位打者争いを演じる。昨秋は序盤は不調に悩まされるも終わってみれば打率3割に到達。大学日本代表候補に名を連ねる、法大の切り込み隊長は副将としてタイトル獲得に突き進む。』

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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