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【硬式野球】逆転劇はルーキーの気迫のプレーから!東大とのシーソーゲームを制し勝ち点獲得!

東京六大学野球2024春季リーグ戦 東大2回戦
2024年5月12日(日)
神宮球場

1回戦は勝利を収め迎えた東大2回戦。先発・吉鶴は7回4失点と精彩を欠くも、初出場初スタメンの中村騎士(営1=東邦)の気迫の内野安打を皮切りに後半打線が奮起し、計10安打で東大を撃破。見事勝ち点を獲得した。

先発を任された吉鶴

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
東 大 0 0 0 1 0 2 1 0 0 4 8 1
法 大 0 1 0 1 1 0 2 2 × 7 10 1

(法大)〇吉鶴、安達—𠮷安
(東大)長谷川、●鈴木太、平田—杉浦
[本塁打]
法大:なし
東大:杉浦 1号(7回表ソロ)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回
1 (3) 武川 4 1 1 0 .250 三振 投ゴ 右3① 二飛
2 (8) 藤森康 4 1 0 0 .197 遊ゴ 中安 遊ゴ ニゴ
3 (67) 中津 4 2 0 0 .333 右飛 右3 三振 右安
4 (5) 松下 4 2 1 0 .345 左安 遊ゴ① 遊飛 左安
5 (2) 𠮷安 3 1 1 2 .233 右安 四球 中飛 四球
6 (9) 姫木 3 0 0 0 .250 右飛 右飛 三振
9 鈴木照 1 1 2 0 .208 中3②
7 (4) 中村騎 4 1 1 0 .250 捕邪飛 三ゴ 遊安 三振
8 (7) 内海 3 1 1 1 .167 遊ゴ 四球 三安① 二ゴ
6 熊谷 0 0 0 0  ―
9 (1) 吉鶴 2 0 0 0 .333 遊ゴ 中3② 捕ゴ
H 西村 0 0 1 0 .167 左犠飛①
安達 0 0 0 0 .000

投手成績

球数 打者 防御率
吉鶴 7 92 29 8 5 1 4 2.95
安達 2 18 6 0 0 1 0 1.46

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 32 土肥憲将(キャ2=鳴門) 8 中津大和(営4=小松大谷)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 3 田所宗大(キャ4=いなべ総合) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 37 大川航駿(社4=日大鶴ケ丘) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 31 増田凜之介(社3=春日部共栄) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
12 永野司(営3=倉敷商) 38 菅野樹紀(法3=土浦日大) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
47 古川翼(キャ2=仙台育英) 26 藤森康淳(営2=天理) 39 大沢翔一郎(法4=上尾)
27 岩間涼星(法4=磐城) 29 中村騎士(営1=東邦) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

先発は左のエース・吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)に託された。初回、2回と三者凡退に抑え上々の立ち上がりをみせる。

打線は松下歩叶(営3=桐蔭学園)が自身初の4番に座り、1年生の中村騎士(営1=東邦)が7番セカンドで初出場、初スタメンとなった。また武川廉(人4=滋賀学園)は自身初のファーストでの出場となった。

東大先発・長谷川に対し、緩急を駆使した投球に合わず初回は三者凡退に終わるも、2回は先頭の松下が左前打で出塁すると、パスボールで二塁へ進み、5番・𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)が右中間へ先制適時打を放ち1-0とする。

バースデイヒットを放つ𠮷安

吉鶴は2回に先頭の7番・橋元崚人、続く8番・杉浦海大に連打を浴び、無死一、二塁のピンチを招くも、ここからギアをあげ後続を抑える。しかし4回に先頭の3番・山口真之介の右中間への飛球をセンター・藤森康淳(営2=天理)、ライト・姫木陸斗(人4=日大藤沢)が互いに捕球体勢をとるも、衝突し捕球できず三塁打としてしまうと、続く打者のボテボテの三ゴロ間に1-1と同点を許す。

追いつかれた直後の打線は4回に中津大和(営4=小松大谷)のライトフェンス直撃の三塁打から、松下の遊ゴロ間に勝ち越し。さらに5回には武川の逆方向への適時三塁打で3-1とリードを広げる。

適時打を放つ武川

吉鶴は5回は三者凡退に抑えるも、6回に1死一、三塁から4番・大原海輝のレフトへのライナーをレフト・内海壮太(法4=御殿場西)が飛び込むも届かず2点適時二塁打となり3-3の同点とされる。さらに7回には8番・杉浦にバックスクリーンへの勝ち越しソロを浴び3-4とまさかの逆転を許す。

意地をみせたい打線は直後の攻撃で先頭の中村騎が気迫のヘッドスライディングで内野安打とし出塁すると、続く内海のサードへの内野安打と相手のエラーもあり同点に追いつく。なおも無死三塁で代打・西村友哉(法4=中京大中京)がレフトへ犠牲フライを放ち5-4と勝ち越し。

犠牲フライを放つ西村

8回には中津、松下の連打などで1死二、三塁の好機をつくると守備から途中出場の鈴木大照(文4=明徳義塾)が追い込まれてからファールで粘り、左中間へ2点適時三塁打を放ち7-4とダメ押し。

吉鶴は7回4失点で降板し、8回からは昨日に引き続き、2番手・安達壮汰(営4=桐光学園)が登板。2イニングを打者6人で抑え試合を締め2連勝で勝ち点を挙げた。

(記事:矢吹大輔、写真:中山達喜、山口晴暉)

選手インタビュー

鈴木大照 外野手

ーー今までのリーグ戦を振り返って
リーグ戦の難しさと楽しさを改めて感じました。

ーー今日はスタメンを外れたが
悔しい気持ちもありましたが、いつもベンチのメンバーに支えてもらっているので今日は自分がみんなを支えようと思いました。

ーー守備固めからのスタートだったがどのような準備を
試合前から大島さんに途中からいくと言われていたのでスタメンの時と同じように準備していました。

ーー打席が回ってきた時の心境は
今季のリーグ戦の目標がチャンスで打つことだったので、なんとしても打ってやろうと思ってました。

ーータイムリーを打って三塁到達時にガッツポーズがみられたが
とても嬉しかったですし、ほっとしました。

ーー今後のリーグ戦の意気込みを
優勝の可能性はまだまだあると思うので、絶対に優勝します。

8回裏、2点タイムリーを放った鈴木照

8回裏、2点タイムリーを放った鈴木照

中村騎士 内野手

ーー初スタメンを知らされたのは
昨日の夜でした。
先輩からもあるぞと言われてたので心の準備はしてました。

ーー1年生で一番最初に試合出場となったことに関しては
1番最初に経験をさせてもらえたことはとても嬉しいですし、あの雰囲気で試合ができたことが良かったです。

ーー高校時代に前田悠伍投手(現ソフトバンク)からホームランを打った神宮球場でのプレーに関しては
神宮は自分にとってもいい思い出があるのでまた神宮でプレーできて嬉しく思います。

ーー勝ち越しを許して迎えた、7回は先頭打者として打席に立ちましたが
2打席凡退していたので、どんな形であろうと出塁しようとしました。

ーー 一塁へヘッドスライディングをしたことに関しては
三遊間に打球が飛んでギリギリだなと思ったのでセーフだったら勢いもつくのでしました。

ーーここからは早稲田、明治とタフな戦いが予想されますが意気込みを
優勝に向けて負けられない戦いが続くので目の前の1試合を戦い抜いていきたいです。

気迫のプレーをみせた中村騎

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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