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FC東京は「魅力的なチーム」青森山田時代の恩師・同僚や日本代表選手との秘話も FC東京加入内定 小湊絆選手独占インタビュー

2025年3月25日(月)
城山サッカー場

スポーツ法政新聞会サッカー取材班は3月25日城山サッカー場にて、J1清水エスパルスへ加入内定が発表された大畑凜生(現4=矢板中央)、日高華杜(経4=大津)、J1FC東京へ加入内定が発表された小湊絆(スポ3=青森山田)、J1横浜F・マリノスへ加入内定が発表された松村晃助(経3=横浜F・マリノスユース)の4名に独占インタビューを行った。今回はFW小湊絆(こみなと・つな)選手のインタビューをお届けする。

ピッチで彼がプレーするところを見たものは皆、”ただものではない”と感じるだろう。青森山田高から鳴り物入りで入学後は1年次から主力として出場を重ね、23年総理大臣杯では得点王を獲得してみせるなど、法大サッカー部正真正銘のストライカー、そして大学サッカー界を代表する選手に成長した。その高いシュート技術と研ぎ澄まされたゴールへの嗅覚でクラブが掲げる『東京が熱狂』を体現してくれるに違いない。

背番号は名前にちなんで”27”

インタビュー

小湊絆(スポ3=青森山田)

――内定が決まった時の心境

プロになると思ってプレーしていたので喜びとか嬉しかったという気持ちよりも、いよいよこれからだなという気持ちの方が強かったかなと思います。

――周りの方の反応は

すごく喜んでくれました。ただ家族には色々相談もしていたので…(笑)元から知っているような状況だったんですけど、友達とかは喜んでくれましたし、たくさんメッセージもいただけて、すごく期待してもらっているなと感じたので身が引き締まりました。

――FC東京に対しての印象は

自分が小学校の時にアドバンススクールに通わせてもらっていたので、すごく身近にあったクラブだったと感じています。思い返してみると地元の商店街にポスターが貼られてありましたし、どこかで繋がっていたのかなと思います。サポーターに関していうと、とても熱いサポーターもいますし、観客動員数が2位で注目度が高いなと思います。注目度が高い方が自分としても楽しんでプレーできるので魅力的なチームだと感じています。

――サポーターからはやはり『つな』と呼ばれたいか

そうですね。『つな』でお願いします。

――練習参加などの活動を経たが、お手本としている選手や憧れの選手は

FC東京に初めて練習参加させてもらった時は松木玖生選手(現トルコ・ギョズテペSK)がまだ在籍していましたし、高校(青森山田)の時からの先輩で憧れにしている先輩なので、練習参加でまた一緒にプレーして改めてすごい選手だなと感じました。チームを決めた時も電話で連絡させてもらいました。トルコの時差に合わせて….(笑)。

――同じく青森山田出身の安斎颯馬選手はまだ在籍しているが

安斎選手はまだいるので、一緒にトレーニングも行っていましたし、「行くわ」という話をした時に「来んなや」みたいな絡みありましたね(笑)。それでも行った時にはすごく優しくしてくれましたし、結構喋る回数も多かったのでチームに溶け込みやすくなりました。

――恩師である黒田剛監督が現在、J1・町田を率いているが

町田の練習に参加させてもらった時もあったので、決まった時に電話で伝えさせてもらって、「教え子としては応援しているから」と伝えてもらったので、しっかりと自分の口から伝えられて良かったと感じています。

――長友佑都選手との絡みは

キャンプ初日の別メニューで調整している時に練習の前の準備のことや練習に取り組む姿勢などを教えてもらいました。それを聞くとやっぱり日本代表に値する選手だなと感じましたし、実際朝に練習に行くとしっかり準備していましたし、ブレずにやられているのは本当に尊敬できます。

――自分が思い描いている成長曲線に乗っているなという感触はあるか

大学一年生の時に比べると少し停滞気味なのかなとは思うんですけど、ただ、去年の試合に絡めなかった時期も決して無駄ではないと思っているので、一定のスピードで成長しないといけないとは思っていないですし、これから急上昇していければなと思います。

昨シーズンは終盤に4戦連発を記録。今シーズンは得点王獲得にも期待がかかる。

――内定した今、改めて法大について思うことは

内定した選手としてこのチームを引っ張っていかないと思いますし、(松村)晃助(横浜F・マリノス内定)、エスパルス内定の2人(日髙華杜、大畑凜生)も含めてこれだけの選手を揃える中で勝てないと言われるのは屈辱的なので、この肩書きに恥じないように結果を残していきたいです。

――法大、FC東京での今シーズンにかける思いは

法大に関しては去年1部に上げることができなかったので、今年こそはしっかりと昇格を達成することを皆さんに約束したいと思いますし、去年上がれなかった要因は僕が試合に出ていなかったからだと思っているので、今年は調子の波をつくらずに毎試合結果を残していきたいと思っています。FC東京については特別指定にもしていただいていて、法大で結果を出せば呼んでいただけるようになると思うので、こっちに来てくれと言わせるような活躍をして皆さんの前で少しでも早く点を決められるように頑張っていきたいと思います。

(記事・取材:山口晴暉)

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