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【硬式野球】日本生命・中津大和が起死回生の同点タイムリー含む2安打2打点の活躍!法大勢5年ぶりの若獅子賞の期待高まる

延長12回、同点タイムリーを放ちガッツポーズをみせる中津大和(令和7年卒=現日本生命)

◇第96回都市対抗野球大会 2回戦 JFE西日本(福山市・倉敷市)5-6× 日本生命(大阪市)※延長13回タイブレーク(9月4日@東京ドーム)

2試合連続の延長戦を制し、日本生命が6年ぶりのベスト8進出。ルーキーの中津大和(令和7年卒)は延長12回裏に起死回生の同点タイムリーを放つなど2安打、2打点と奮起した。

初回の第1打席、2ボール1ストライクからの3球目の内角の球を振りぬくと、打球は一瞬でフェンスまで到達する二塁打に。中継で表示された打球速度は163キロ。「前の試合の反省点としてフライアウトが多かった。強い打球を打てるように練習してきました」と早速成果が表れる。

さらに2試合連続の延長戦に突入し、2点ビハインドの延長12回裏は1死満塁で打席に。前の打席は延長10回タイブレークの先頭打者として迎えるも「緊張して硬くなっていた」とバントを決められず追い込まれた結果、中飛に倒れていた。

相手投手の武器がフォークであることを念頭に「ゾーンを上げていた」と初球の内角高めの球を引っ張り込んでライト前に運ぶ、起死回生の同点タイムリーに。塁上で大きなガッツポーズも飛び出し笑顔が溢れた。まさに大学時代から幾度となく口にしていた「チャンスでの一本」を大舞台で体現する一打となった。

塁上ではサステナブルポーズも飛び出した

大学では主に3番打者を任されていたが現在は1番に定着し、出塁率を意識。会社を背負うプレッシャーも感じているが、徐々にチームの勝利につながる活躍も目立ち始めている。そんな中津を支えるのは同じくルーキーの𠮷安遼哉(令和7年卒)かもしれない。「5年目の付き合いで、お互いに良いところも悪いところも分かっているからこそ高め合いながらできている。ヤス(𠮷安)がいるだけで気持ち的にも落ち着くし、頼りにしている」。

捕手としてベンチ入りする𠮷安遼哉(令和7年卒=現日本生命)

これで2試合連続フルイニング出場を果たし、チームの中心として次は鷺宮製作所との準々決勝。「良いピッチャーが多いので自分のスイングで強い打球を打ちたい」とやることは変わらない。法大OBでは第91回大会で朝山広憲(令和2年卒=元Honda)以来5年ぶりの『若獅子賞』(新人賞)の期待も高まってきた。

※硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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