【サッカー】2部優勝1部復帰へ現れた1年生の新星・峯野倖 スタメン定着で法大の絶対的ボランチへ
【サッカー】2部優勝1部復帰へ現れた1年生の新星・峯野倖 スタメン定着で法大の絶対的ボランチへ

試合中はヘッドギアを着用、ピッチを縦横無尽に駆け回る
〜名門・市船を支えたその確かな実力〜
首位でリーグ前半戦を折り返すことに成功した法大。攻守両面において重要な役割を果たすのがボランチの選手達だ。法大のボランチにはJ1清水エスパルス内定の大畑凜生(現4= 矢板中央)やU-20日本代表に選出されている小倉幸成(経2=鹿島アントラーズユース)ら豪華な顔ぶれが揃う。
そんな中、1年生ながら関東リーグデビューを果たし、数多くの試合のスタメンに名を連ねているのが峯野倖(経1=市立船橋)だ。リーグ第2節國學院大戦で関東リーグデビューを飾ると、試合後に「スタメンは難しいけど、絶対とりたい」と意気込んでいた。その言葉の通り、驚きのリーグ9試合連続スタメン出場。大畑のJリーグ帯同、小倉の代表活動により2人がチームから離れる時期にも出場機会を得た。リーグ前半戦スタメンに定着し、今の法大には欠かせない選手になった。逸材1年生峯野は、前半戦の法大にとって間違いなく大きな存在だった。
峯野は名門・市立船橋高校出身。豊富な運動量と球際の強さが売りの峯野は、高校1年時にはU-16日本代表に選出されると、2年生で夏の全国大会インターハイで全試合スタメン出場。1得点をあげ、チームのベスト8に貢献し、インターハイ優秀選手にも選ばれる活躍ぶりをみせた。
3年生前期に挑んだ高校年代最高峰・高円宮杯プレミアリーグ。市立船橋は未勝利と苦しい状況だった。だが、インターハイ予選で千葉県を制覇し息を吹き返すと全国大会で全試合スタメン出場。2年連続の8強入りに一役買った。プレミアリーグが再開すると、後期怒涛の巻き返し。勝てば残留確定の可能性がある大一番の試合でフル出場。守備だけではなく、技術の高さを発揮した。市立船橋高出身の先輩達や同校出身で法大の先輩である佐藤凛音(スポ2=市立船橋)が見守る中、ホームで勝利を収め、残留を決めた。高校年代では度重なる脳震盪に見舞われながらも、着実に成長を遂げてきた。このように様々な経験や沢山の活躍をしてきたからこそ期待せずにはいられない。全国トップクラスの高校生達とマッチアップしてきた経験を活かし、持ち味のボール奪取力を大学レベルでも成し遂げられているのだ。
〜法大の絶対的ボランチへ〜
目標の「2部優勝1部昇格」に向けたリーグ後半戦。U-20日本代表の活動で小倉が約1ヶ月不在となる中、注目するべき選手だ。ボランチの位置でボールを回収することで攻撃の起点となり、得点機会が生まれる。それほどボランチは重要なポジションで峯野はその役割を果たしてくれいる。「市船の絶対的ボランチ」から「法大の絶対的ボランチ」へ。目標達成のためのカギを握る1年生・峯野は後半戦どんなプレーでチームを勝利に導き観客を魅了してくれるのか。リーグ後半戦での期待はもちろん、どんなプレイヤーへと成長するのか目が離せない。(髙橋明日香)
▼リーグ後半戦初戦 JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ第12節
vs山梨学院大学 9月20日18時kickoff @法政大学城山サッカー場
【前回対戦】
○法大2ー1山学大
得点者:小湊絆、保田成琉
▼前半戦終了時点でのリーグ上位5大学(12大学中)
順位 チーム 勝点 得失点差
1 法政大 26 12
2 早稲田大 23 9
3 駒澤大 22 6
4 産業能率大 20 6
5 拓殖大 18 2
※上位2校が1部へ自動昇格、3位が1部10位と入れ替え戦へ
PHOTOS

デビュー戦となった雨のホーム國學院戦

東京都サッカートーナメント(天皇杯予選)では唯一の一年生として優勝に大きく貢献

天皇杯1回戦でプロ相手にプレー