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【サッカー】難敵・神大に惜敗で2位と勝ち点差1も 副将・大畑凜生が”再輝”誓う「チームのために走り続ける」 第99回関東大学サッカーリーグ第16節

2025年10月12日(日)
JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ2部
第15節 法大-神奈川大 法政大学城山サッカー場

前季引き分けた相手に今節も苦戦した。相手の出足の早い守備に攻撃を組み立てられず攻めあぐねていると、ビルドアップの隙をつかれ先制点を献上。その後は相手ゴールに迫るも牙城を崩せず、悔しい今季2敗目となった。2位駒大との勝ち点差は1となった。残り6試合、優勝に向けて連敗だけは避けたいところだ。

▼試合結果


法大
前半
神奈川大
後半

得点者なし

▼スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 寺田周太 経3・法政二
10 DF 保田成琉 社3・阪南大高
DF 薬師田澪 経4・大津
20 DF 梅津龍之介 経3・鹿島アントラーズユース
17 DF 長田涼平 経2・名古屋グランパスU18
MF 浅野直希 経4・ガンバ大阪ユース
28 MF 根津元輝 経3・前橋育英
30 MF 峯野倖 経1・市立船橋
11 MF 小池直矢 現3・前橋育英
16 MF 荒井駿希 スポ4・静岡学園
27 FW 小湊絆 スポ3・青森山田・FC東京内定
サブメンバー
GK 藤澤芭琉 現3・徳島市立
DF 櫻井稜 経3・鹿島学園
19 DF 田中恵大 経3・法政二
24 DF 八十島陸斗 経3・鵬学園
MF 塩田悠人 経4・法政二
MF 大畑凜生 現4・矢板中央・清水エスパルス内定
23 MF 松田悠世 社2・桐光学園
29 MF 大久保祐希 社2・東京ヴェルディU18
13 FW 髙橋宗杜 スポ2・川崎フロンターレU18

▼マッチレポート

前節からスタメンを3人変更した法大は、前半戦で悔しいドローに終わった神大をホームに迎え、3連戦の最終戦に挑んだ。

キックオフ直後から法大は落ち着いたビルドアップで相手ゴールに迫り、相手の早いプレスにも冷静なパスワークを見せる。9分には浅野直希(経4=ガンバ大阪 ユース)のヒールパスから小湊絆(スポ3= 青森山田 ・FC東京内定)、そして小池直矢(現3= 前橋育英)へとつながる連動した攻撃でチャンスを創出するが、シュートまでは至らず。17分には、寺田周太(経3=法政二)のロングボールを小湊が収めて果敢にシュートを放つ。しかし、法大の攻撃も束の間。25分には大きくクリアしたものの、その先で待っていた相手に豪快なダイレクトシュートを打たれ、危険な場面を迎える。さらに神大の10番中心に、ボールを支配され続ける。その後も相手のボール支配に苦しみ、思うようにプレスをはめられない時間が続く。法大らしいサッカーが出来ず、前半をスコアレスで折り返した。

迎えた後半、試合は54分に動く。寺田のロングパスを相手にインターセプトされ、ペナルティエリア内に侵入を許すと、最後は相手に押し込まれ痛恨の失点。その直後、塩田悠人(経4=法政二)と大畑凜生(現4= 矢板中央 ・清水エスパルス内定)を投入し攻撃の活性化を図る。FWに入った大畑は前線からのプレスや、攻撃の起点となるなどチームを牽引。73分には左サイドでテンポ良くパスをつなぎ好機をうかがうも、フィニッシュには至らず。81分には小池がゴール前で力強いシュートを放つが、相手GKの好守に阻まれた。終盤、90分には大畑・小湊・松田悠世(社2=桐光学園)の連携から惜しい場面を演出し、アディショナルタイムには峯野倖(経1=市立船橋)がセカンドボールを拾ってサイドチェンジから再びチャンスを作るなど、最後まで粘り強く攻め続けた。しかし、神大の堅守を崩しきれず試合終了。

法大は首位の座をキープしたものの、内容的には悔しさの残る一戦となった。3連勝とはならなかったが、リーグ終盤戦へ向けて課題と収穫を得る試合となった。監督がインタビューで述べた「連敗しないこと」が1部昇格へのカギとなるだろう。(髙橋明日香)

(取材:山口晴暉、今本壮史、髙橋明日香、永井大夢、本橋拓実 撮影:山口、今本)

▼選手インタビュー

大畑凜生(現4・矢板中央・清水エスパルス内定)

ーー今日の敗戦をどう受け止めているか
後期に入ってから負けていない中で、相手も9戦ぐらい負けていない状態でした。相手のほうが勝ちたいという気持ちが強いと感じましたし、自分も前半ベンチから見ていてスイッチが入っていないように感じました。受けて立つような姿勢を感じて、そういう状況では勝てないという思いと、どんな状況であれ勝たなければいけないという思いがあり、素直に悔しいです。
ーー交代時に監督からどのような指示があったか
自分が交代する直前に失点して、何か指示を受けるというよりは、自分が勝たせるつもりで、同点、逆転という形に持っていければよかったかなと思っています。
ーー 次の試合に向けてチームにどのような働きかけをしていきたいか
残り試合は立場関係なくチームのために走り続けて、泥臭くプレーするということは、どんな環境に行っても変わらないと思うので、そこは自分が背中で一番見せるぐらいの気持ちで、残りの大学サッカー生活を過ごしていきたいと思います。
(インタビュー:本橋拓実)

柳沢将之 監督

ーー今季2敗目ということをどのように受け止めるか
選手にもお話しておりますけれども、そんなに甘くないと。なのでまずこれからやることは、試合終わった後から次の拓殖戦ですかね。連敗しないで勝つということを意識してやっていこうという話をしました。
ーー前半戦ドローという結果に終わった神大戦だが、今回はどのような点を意識して臨んだか
神大も負けていないということは聞いていたので、法政のところでなんとか勝とうと思ったんですけど。なかなか0対1という結果で悔しい思いでした。
ーー連戦でメンバーの入れ替えもあったと思うが、選手たちのコンディションについては
中2日、中3日やると出ている選手はやっぱり結構疲労が溜まっているんじゃないかなというのがありつつも、ただやっぱりチーム全員でそういったところを乗り切ると。3連戦で2勝1敗という形だったので、次の拓殖戦は「連敗しない」ということ。先ほども言いましたけれども、「連敗しない」ということを心がけて臨みたいと思います。
ーー次の試合に向けて修正したい部分は
やっぱり自分たちのサッカーというのをもう一度思い出す。自分たちのサッカーは何かと言ったら、やっぱり仲間を助けるだったり、基本的な走るとか戦うとか、そういったところをまずはベースに。そこから色々なことをしていきたいなとは思ってます。
(インタビュー:髙橋明日香)

▼MATCH PHOTOS

途中出場の大久保祐希は途中出場から果敢にプレーし流れを変えた

櫻井稜はベンチから声で仲間をサポート

浅野直希は絶妙シュートもゴールとはならず

▼試合後順位表

順位 大学名 勝点 勝-分-負 得失点
1位 法政大 36 11-3-2 18
2位 駒澤大 35 11-2-3 13
3位 早稲田大 33 10-3-3 15
4位 産業能率大 29 9-2-5
5位 神奈川大 28 8-4-4
6位 拓殖大 27 8-3-5 13
7位 関東学院大 21 7-0-9
8位 立正大 20 5-2-8 −3
9位 國學院大 17 5-2-9 −16
10位 順天堂大 16 4-4-8 -1
11位 山梨学院大 2-2-12 −26
12位 東京農業大 1-1-14 −28

▼日程と結果

日付 対戦校 結果 会場
4月6日 関東学院大 ⚪︎1−0 関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド
4月13日 國學院大 ⚪︎3ー1 法政大学城山サッカー場
4月16日 立正大 ⚪︎4ー1 立正大学熊谷キャンパスサッカー場
4月20日 駒澤大 ⚪︎1ー0 法政大学城山サッカー場
5月3日 早稲田大 △0ー0 AGFフィールド
5月26日 拓殖大学 ⚪︎5ー2 法政大学城山サッカー場
6月15日 神奈川大 △2ー2 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド
5月18日 順天堂大 ⚪︎2ー1 法政大学城山サッカー場
7月13日 山梨学院大 ⚪︎2ー1 山梨学院大学川田ツインサッカー場
10 6月1日 東京農業大 ⚫︎1ー2 東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド
11 6月8日 産業能率大 ⚪︎1ー0 法政大学城山サッカー場
12 9月20日 山梨学院大 ⚪︎6ー1 法政大学城山サッカー場
13 9月28日 早稲田大 △0ー0 早稲田大学東伏見サッカー場
14 10月5日 國學院大 ⚪︎1ー0 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド
15 10月8日 立正大 ⚪︎3ー2 法政大学城山サッカー場
16 10月12日 神奈川大 ⚫︎0ー1 法政大学城山サッカー場
17 10月19日 拓殖大 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
18 10月26日 産業能率大 産業能率大学第二グラウンド
19 10月30日 東京農業大 法政大学城山サッカー場
20 11月2日 関東学院大 法政大学城山サッカー場
21 11月9日 順天堂大 順天堂大学さくらキャンパスサッカー場
22 11月15日 駒澤大 駒澤大学玉川キャンパス

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