【バドミントン】平成30年度関東学生選手権 男子 圧巻!山澤がシングルスでV達成!!
関東学生バドミントン選手権
2018年6月4日(月)~6月23日(土)
千葉商科大学ほか
男子は、ダブルスは3ペアがベスト16に終わり、シングルスは4選手が準々決勝に出場。4選手のうち、山澤直貴(経2)はストレートで危なげなく勝利。藤原圭祐(経2)と嶺岸洸(社1)の同校対決は、両者譲らぬフルゲームの末、スマッシュが冴え渡った嶺岸が準決勝に進出した。準決勝では、入部依頼、破竹の勢いを見せているルーキー嶺岸を山澤が抑え、決勝に進出。山澤は決勝でも安定した試合を展開し、見事、関東学生王者に輝いた。
試合結果
シングルス
選手名 | 結果 | スコア |
---|---|---|
山澤直貴(経2) | 優勝 | 1回戦:○2ー0原(帝京大) 2回戦:○2ー0水村(中大) 3回戦:○2ー0山田(日体大) 4回戦:○2ー1木村(日大) 5回戦:○2ー1藤井(日大) 準々決勝:○2ー0鈴木(筑波大) 準決勝:○2ー0嶺岸(法大) 決勝:○2ー0霜上(日体大) |
嶺岸洸(社1) | ベスト4 | 2回戦:○2ー0加藤(日大) 3回戦:○2ー0山下(日体大) 4回戦:○2ー0平川(明大) 5回戦:○2ー0仁平(明大) 準々決勝:○2ー1藤原(法大) 準決勝:●0ー2山澤(法大) |
桐田和樹(経4) | ベスト8 | 2回戦:○2ー0登(帝京大) 3回戦:○2ー0山田(筑波大) 4回戦:○2ー0西村(中大) 5回戦:○2ー1村本(日体大)準々決勝:●1ー2霜上(日体大) |
藤原圭祐(経2) | ベスト8 | 2回戦:○2ー0武石(明大) 3回戦:○2ー0江越(日大) 4回戦:○2ー0高嶋(慶大) 5回戦:○2ー0佐藤(青学大) 準々決勝:●1ー2嶺岸(法大) |
佐藤優希(経4) | ベスト32 | 1回戦:○2ー1保坂(帝京大) 2回戦:○2ー0阿部(東洋大) 3回戦:○2ー0林(青学大) 4回戦●0ー2村本(日体大) |
野田悠斗(経3) | ベスト32 | 2回戦:○2ー1塚本(立大)3回戦:○2ー0柴田(中大) 4回戦:●1ー2田中(日大) |
原口翔多(社2) | ベスト32 | 2回戦:○2ー0茂木(東情大) 3回戦:○2ー0澁谷(明大) 4回戦:●1ー2藤井(日大) |
一ノ瀬力瑠(経4) | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー0長野(神大) 2回戦:●0ー2曽根原(筑波大) |
日光駿(経1) | 2回戦敗退 | 2回戦:●0ー2猪熊(日大) |
吉田昇永(経1) | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー1山下(千葉商大) 2回戦:●0ー2山元(日大) |
金子優太(スポ健) | 2回戦敗退 |
1回戦:○2ー0高畑(神大) 2回戦:●佐藤0ー2(青学大) |
小森園隆平(社4) | 1回戦棄権 | ー |
金子大地(社4) | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2池田(明大) |
野村拓海(社3) | 1回戦棄権 | ー |
春日井一生(経3) | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2中川(中大) |
長峰善(経1) | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2安藤(日大) |
上田竜也(社1) | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2村本(日体大) |
阿部文哉(文1) | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2森田(筑波大) |
ダブルス
選手名 | 結果 | スコア |
---|---|---|
桐田・山澤 | ベスト16 | 2回戦:○2ー0佐藤・保坂(帝京大) 3回戦:○2ー0能戸・樽(東海大) 4回戦:●1ー2中田・柴田(中大) |
小森園・野田 |
ベスト16 |
1回戦:○2ー0杉山・本巣(専大) 2回戦:○2ー0佐野・橋本(神大) 3回戦:○2ー1高橋・小野寺(日大) 4回戦:●0ー2西方・田崎(中大) |
春日井・上田 | ベスト16 | 1回戦:○2ー1江越・後藤(日大) 2回戦:○2ー0鈴木・森田(筑大) 3回戦:○2ー0田村・松瀬(帝京大) 4回戦:●0ー2畔上・林(青学大) |
原口・日光 | ベスト32 | 1回戦:○2ー0根本・小野(神大) 2回戦:○2ー0工藤・橋塲(作新大) 3回戦:●0ー2霜上・三上(日体大) |
佐藤・金子優 | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー0中川・金城(神大) 2回戦:●0ー2緒方・光島(日大) |
藤原・長峰 | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー1佐々木・岡田(東海大) 2回戦:●0ー2三浦・小倉(日大) |
一ノ瀬・金子大 | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー0前田康・前田健(山梨学大) 2回戦:●0ー2畔上・林(青学大) |
吉田・阿部 | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2山下・馬屋原(日体大) |
野村・嶺岸 | 1回戦敗退 | 1回戦:●0ー2村本・山田(日体大) |
戦評
今大会も最終日を迎えて行われた、男子シングルス準決勝。ここまで勝ち残った山澤直貴(経2)と嶺岸洸(経1)が出場した。この準決勝において、山澤と嶺岸が対峙し、どちらも譲らぬ同校対決となった。
第1ゲームは、山澤の多様な攻撃を受けながらも嶺岸がうまく拾い上げて返球し、一進一退の攻防繰り広げていく。しかし、前半にわずかにリードを取った山澤がそのまま逃げ切り、21-18で第1ゲームを奪った。続く第2ゲームでも、2人はしのぎを削り合う。互いにコートをうまく使い、フィジカルの強さが光る打ち合いとなるも、山澤が先輩の意地を見せつけ嶺岸を振り切り、21-17で勝利。決勝進出を決めた。
山澤の決勝の相手となったのは、準々決勝で主将の桐田和樹(経4)を破った霜上(日体大)。序盤から山澤が試合の主導権を握りると、流れは完全に山澤のものに。スマッシュやドロップを立て続けに決め、危なげなく第1ゲームを21-10で先取する。第2ゲームでも、山澤が安定して点を重ねていく。終盤、相手に追い上げを計られるも落ち着いてプレーし、21-16で勝利。山澤は、初出場の関東選手権で、見事に関東学生王者に輝いた。
試合後、「めちゃくちゃうれしいです」と笑顔で語った山澤。インハイでは、優勝経験もある実力者であり、大学入学後も数々の大会で入賞してきた。しかし、団体戦では思うようなプレーができず、壁にぶつかった。山澤が今後の目標として掲げるのは、団体として1本取ること。今日の結果を自信にし、団体戦でも山澤の1本でチームを頂点に導いてほしい。(大平佳奈)
選手インタビュー
山澤直貴
ー関東選手権を振り返って
去年出ていなくて、初出場となる大会で分からなかったのですが、いつも通りのプレーをしたら勝てると思っていました。ここまでしっかり準備もしてきていたので、優勝で締めくくれてよかったです。
ーシングルス優勝、率直なお気持ちは
もううれしいです!めちゃくちゃうれしいです!
ー準決勝では、嶺岸選手との対決でしたが
あまり嶺岸ということを意識はしていなくて、相手のことというよりは、いつもの自分のプレーをしようということを心がけてやっていました。前までは相手のことを結構考えていたのですが、今回からは気にせずに自分のプレーだけと思ってやっています。
ーダブルスはベスト16でしたが
法政のダブルはベスト8にも残れていなくて、自分も団体だとダブルで出ることが多くなるので、自分も含め、もっとダブル陣で徹底して練習に臨みたいと思っています。
ー個人戦に強い印象があります
みんなそう言うんですよね(笑)。そうなんですけど(笑)、結果が出ているのが個人戦なので。団体は、リーグ戦だったり去年の東日本だったり、なぜか、なかなか勝てないんですよね。なのに、個人戦勝ってしまうんです。多分気持ちの問題だと思うんですけど。
ーやはり、団体戦ではプレッシャーというのがあるのですか
なくはないです。楽しんでやろうと思っているのですが、できなくて。団体になると頭が真っ白になってしまうんです。そこは練習の積み重ねで上手くなると思うので、もう練習しかないです。
ー法大はシングルスが強いですが、レギュラー争いに関して
自分的には団体に関しては、シングルはもういいといいますか…。出たいは出たいです!でも団体になると弱いので、自分はダブルに専念して、思い切ってダブルの貢献に回ろうかなと思っています。
ー東日本に向けて
あと2ヶ月あるので、もっと意識を高く持ってやっていきたいです。個人戦は自分が全て悪いので、そこはもういいのですが、団体は自分は多分ダブルで出るので、東までの期間中、ダブルスにもっと磨きをかけたいです。他大だと日体大や日大が強いので、勝てるようなダブルにしていきたいと思っています。団体に関しては、シングルはもういるので、自分はダブルスと思っていて、ダブルスとして1本取れればと思っています。
嶺岸洸
ー今日の試合を振り返って
昨日激戦だったので、疲労がありました。
ー同校対決でしたが
自分はそんなに意識はしていませんでした。山澤先輩がトップでやってる人なので普通に負けてしまいました。
ー試合前の心境は
あまり緊張はしなかったです。相手が強いので自分から向かっていけたら良いと思ってました。
ーダブルスでは高校の先輩・後輩ペアでしたが
練習があまりできていなかったので、コンビネーションはあまり上手くいかなかったです。自分が足を引っ張ってしまっているところがありました。
ー今大会での課題は
ダブルスが全然できていなかったのでもっと重点的に練習したいです。東日本インカレではダブルスで良いところまで行きたいです。
ー東日本インカレに向けて
東日本では、シングルスもダブルスもベスト4以上で優勝を狙って行きたいです。
フォトギャラリー
- 実力の差を見せつけ、タイトル奪取
- 嶺岸は決勝進出とはならなかったものの、シングルスでベスト4と上々の結果だ
- 藤原は、熱戦の末、嶺岸に敗れたがベスト8入りを果たした
- 山澤・桐田ペアは団体戦でも活躍が期待される
- 小森園・野田の上級生ペアは、ベスト16に終わった
- 春日井・上田ペアは法大ダブルスの新戦力となれるか
- 笑顔で優勝を喜ぶ山澤
- 同校対決に敗れたものの、3位入賞した嶺岸