【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第6節 対日体大 後半まさかの大逆転負け… リーグ戦負け越し決まる
2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 男子1部
第6節 対日本体育大学
2015年9月13日(日)
日本体育大学健志台第一体育館
リーグ前半戦を1勝4敗と大きく負け越している法大。日体大のホームに乗り込んでのゲームは、序盤から法大の勢いが相手を勝るが、勝負所での弱気なプレーが響き逆転負けを喫した。これでリーグ戦の負け越しが決定した。
試合結果
トータル試合結果
23 法政大学 |
14 | 前半 | 10 | 29 日本体育大学 |
---|---|---|---|---|
9 | 後半 | 19 |
スターティングメンバー
選手名 | 身長 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|
#20 高間アミン(経2) | 178 | LW | 群馬・富岡 | 5 |
#7 遠藤由陽(経4) | 177 | LB | 栃木・國學院栃木 | 5 |
#13 猪俣淳三郎(経3) | 168 | CB | 神奈川・法政二 | 2 |
#18 石川雄貴(経3) | 183 | RB | 神奈川・法政二 | 1 |
#5 竹野恭平(社2) | 170 | RW | 神奈川・法政二 | 3 |
#3 長谷川良介(社3) | 184 | PP | 茨城・藤代紫水 | 6 |
#1 仲村充(社1) | 180 | GK | 茨城・藤代紫水 | – |
交代選手
選手名 | 身長 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|
#11 渡邉大貴(社4) | 181 | RB | 茨城・藤代紫水 | 1 |
#26 内門竜之介(経2) | 178 | RB | 鹿児島・鹿児島工業 | 0 |
#28 田島走(社1) | 175 | LW | 茨城・藤代紫水 | 0 |
#29 福本直也(経1) | 172 | CB | 神奈川・法政二 | 0 |
#30 黛祐貴(経1) | 177 | LB | 群馬・富岡 | 0 |
#21 柿崎雅俊(デ工3) | 183 | GK | 埼玉・浦和学院 | – |
#31 深井亮太(理工1) | 180 | GK | 埼玉・浦和学院 | – |
※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー(ポストプレーヤー)、GK…ゴールキーパー
戦評
立ち上がりは順調。主将・渡邉大貴(社4)のけがを考慮し、RBのスターティングメンバーに石川雄貴(経3)を起用。その期待通り、石川が積極的に攻める。自らカットインで切り込み、シュートにいくなど上々の立ち上がりを見せる。しかしその積極性が仇となり、石川は開始6分過ぎに早くも2回目の警告を受け、2分間の退場となってしまう。そこで粘れたのがこの日の法大。フローターとポストの連携が噛み合い、得点を重ねる。さらにこの日はGK仲村充(社1)が大当たり。ことごとく相手のシュートをセーブし、流れを引き寄せる。PP長谷川良介(社3)の3連続を含む怒涛の7連続得点で法大が一気に相手を突き放す。前半終了間際に連続失点するも14対10とこれまでにない出来で前半を終える。
後半に入って流れは一変する。日体大に速攻で5連取され、前半のリードが一瞬にしてなくなってしまう。この場面で食らいついたのは、高間アミン(経2)と竹野恭平ら両ウイング。サイドからゴールを射抜く。ゲームはお互いに点を取り合うまさにシーソーゲームの展開に。残り時間5分のところで両チームの点差はわずかに1。法大はリードを許しており、最低でも追いつき引き分けで終わりたい場面だったが、力尽きたか。最後の最後で5連続失点。23対29でまさかの逆転負けを喫した。
「リードしているときの試合の進め方がわかっていない」。佐藤浩監督は口酸っぱくそう語る。前半は法大が勢いに乗り、リードし折り返したが、後半からは修正してきた相手に食らいつくのが精一杯だった。しかし「前半を10点に抑えられたのは自信につながる」と収穫もあった。そしてなによりも収穫と言えるのが、チームのプレースタイルを、従来の”DFから速攻”から”速攻をしないスタイル”に変えたことだ。じっくり守り、じっくり攻めることでミスが減り、結果としてロースコアに持ち込むことができた。新スタイルをものにし、ここからいくつ勝ち星を積み重ねることができるか――。残り3戦で法大の真価が問われる。(蟹沢陽司郎)
※掲載が遅れましたこと深くお詫び申し上げます。
監督・選手コメント
佐藤浩 監督
―試合を振り返って
自分たちで掴みかけたチャンスを自分たちで逃してしまったかたちかなと思います。昨日から今日でいろいろ変えるのは難しいと昨日は申し上げたのですが、守ってからの速攻をやらないという形をとりました。速攻を一切やらないことで、うちの攻撃時間が長くなり、結果的にロースコアに持ち込むことができましたし、明確に全員がその意識を持ってやることができました。その意思統一をできていたので前半はうまくいきました。後半に入ってからは、リードをしているときの試合の進め方が、今まで勝てていないので分かっていないですね。相手は負けているので焦っているはずなのに、こっちが逃げるようなプレーをしてしまってむこうに勢いがでてしまい、最終的にはミスをして負けてしましました。
―DFは機能していたが
実際、ノーマークの場面で仲村が防いでくれて助かったというのもあるのですが、春リーグと同じように、しっかりセットのDFも守れるんだという自信がついたと思います。正直なところ、前半は一桁失点に抑えたかったのですが、それができることによって自信にもつながりますし、十分やれるんだという気持ちにもなったと思います。
―次の試合に向けて
今日成功した部分は全部次の試合以降に通用すると思うので、しっかりさらに完成度を上げたいと思います。また試合の中で勝ってる場面、負けている場面があると思うのですが、とくにリードしているときにマイナスのプレーをしてしまうと勝たないといけない試合でも負けてしまうので、そこらへんをどうするかということですね。一回ビデオをみてポイントを明確にして次週以降全部勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- ポストでチーム最多の6得点を挙げた長谷川
- DFを中心に出場した渡邉(左)
- 前半のリードは仲村の好セーブ無しには語れない
- 遠藤夕陽(経4)はフル出場でチームに貢献する
- CBに定着しつつある猪俣淳三郎(経3)
- 攻守で積極性を発揮する石川
- 逆サイドまで大きく周り込みミドルシュートを放つ高間
- 当たり負けしないパワーが売りの内門竜之介(経2)