東京六大学野球2022春季リーグ戦 対東大
2022年5月21日(土)、22日(日)
神宮球場
4カード目の明大戦では、あと一歩のところまで追い詰めながらも痛恨の逆転で勝ち点を落とした。これで優勝はなくなったが、戦いはまだ終わっていない。最終カードの東大相手に連勝で勝ち点を奪い、来季につなげる戦いを目指す。
第一先発が予想される井澤
春季リーグ戦途中経過
順位 | 明 | 立 | 慶 | 法 | 早 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 明大 | ―― | ●○○ | ●△○○ | ○●○ | ○○ | 12 | 8 | 3 | 1 | 4 | .727 | |
2位 | 立大 | ―― | ●△● | ○○ | ○○ | ○○ | 9 | 6 | 2 | 1 | 3 | .750 | |
3位 | 慶大 | ○●● | ○△○ | ―― | ●○● | ○○ | 11 | 6 | 4 | 1 | 2 | .600 | |
4位 | 法大 | ○△●● | ●● | ○●○ | ―― | ○○ | 11 | 5 | 5 | 1 | 2 | .500 | |
5位 | 早大 | ●○● | ●● | ●● | ―― | △△○ | 11 | 3 | 6 | 2 | 1 | .333 | |
6位 | 東大 | ●● | ●● | ●● | △△●● | ―― | 10 | 0 | 8 | 2 | 0 | .000 |
東大戦展望
4月9日に開幕した春季リーグ戦も残すところ1カードとなった。最終カードの相手は東大。ここまで勝ち点は獲得できていないが早大戦では2度の引き分け、前カードは優勝候補・立大を相手に接戦を繰り広げている。さらに昨春のリーグ戦で法大は2-0で完封負けを喫し、東大に7季ぶりの白星を献上するなど決して油断できない相手だ。
東大の特徴は脚を絡めた『機動力野球』。ここまで明大と並びリーグ最多の17盗塁を決めている。中でも宮﨑湧には要警戒だ。打率.273のハイアベレージをマークするとリーグ最多の7盗塁を記録。宮﨑の出塁を防ぐことが勝負の鍵を握りそうだ。
第一戦で先発が予想されるのはエース・井澤駿介。昨季はリーグ戦初勝利を挙げるも防御率7.14と不本意な成績に終わった。しかし今季の早大1回戦では白星は付かなかったが9回2失点の好投を見せるなどここまで安定した投球を披露している。
東大エースの井澤がまたしても法大に立ちはだかるか
今カード勝利のキーマンとなるのはここまで全試合でマスクをかぶる扇の要、村上喬一郎(法4=東福岡)だ。俊足揃いの東大打線、持ち前の強肩で相手の機動力を封じ込めることが出来るかが勝負を分けそうだ。打撃面でも打率.324をマークしており、ここまで好調を維持。村上の攻守両面での活躍に期待だ。
結果によっては自身初のベストナインも射程内だ
優勝の夢はついえたが、期待の新戦力が躍動するなど収穫も多かった今季。最終カードで勝ち点を獲得し、秋季リーグにつなげたいところだ。
(二瓶堅太)