2025年4月16日(水)
JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ2部
第3節 法大-立正大
立正大学 熊谷キャンパスサッカー場
前節の勝利から中2日。敵地で臨んだ一戦は松田、浅野にリーグ戦初ゴールが飛び出すなど4得点で快勝。これで開幕3連勝!リーグ首位に躍りでた。リーグ首位は1部時代も含め2021年第1節以来となった!
2025年4月16日(水)
JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ2部
第3節 法大-立正大
立正大学 熊谷キャンパスサッカー場
前節の勝利から中2日。敵地で臨んだ一戦は松田、浅野にリーグ戦初ゴールが飛び出すなど4得点で快勝。これで開幕3連勝!リーグ首位に躍りでた。リーグ首位は1部時代も含め2021年第1節以来となった!
4 法政大学 |
2 | 前半 | 0 | 1 立正大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 1 |
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
35分 | 得点 | 法大 | 洪怜鎭 (松田悠世) | 1ー0 |
44分 | 得点 | 法大 | 相澤デイビッド | 2ー0 |
47分 | 得点 | 法大 | 松田悠世 (小池直矢) | 3ー0 |
51分 | 失点 | 立正大 | 笠井冠晟 (中村優斗) | 3ー1 |
56分 | 交代 | 法大 | 松田→小湊 | 3ー1 |
63分 | 得点 | 法大 | 洪→浅野直希
峯野倖→塩田悠人 |
4ー1 |
65分 | 得点 | 法大 | 浅野直希 (保田成琉) | 4ー1 |
71分 | 交代 | 法大 | 櫻井稜→佐藤凛音 | 4ー1 |
75分 | 交代 | 法大 | 小池→黒瀨舜 | 4ー1 |
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
21 | GK | 寺田周太 | 経済3・法政二 |
2 | DF | 櫻井稜 | 経済3・鹿島学園 |
6 | DF | 薬師田澪 | 経済4・大津 |
21 | DF | 梅津龍之介 | 経済3・鹿島アントラーズユース |
19 | DF | 保田成琉 | 社会3・阪南大高 |
23 | MF | 松田悠世 | 社会2・桐光学園 |
30 | MF | 峯野倖 | 経済1・市立船橋 |
11 | MF | 小池直矢 | 現福3・前橋育英 |
15 | MF | 小倉幸成 | 経済2・鹿島アントラーズユース |
9 | FW | 相澤デイビッド | スポ4・日本文理 |
10 | FW | 洪怜鎭 | 社会4・三菱養和SCユース |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
12 | GK | 竹内琉真 | スポ1・コンサドーレ札幌U18 |
22 | DF | 佐藤凛音 | スポ2・市立船橋 |
17 | DF | 長田涼平 | 経済2・名古屋グランパスU18 |
29 | DF | 田中恵大 | 経済3・法政二 |
8 | MF | 浅野直希 | 経済4・ガンバ大阪ユース |
4 | MF | 塩田悠人 | 経済4・法政二 |
16 | MF | 黒瀨舜 | 経済4・尚志 |
26 | MF | 荒井駿希 | スポ4・静岡学園 |
27 | FW | 小湊絆 | スポ3・青森山田 |
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月6日 | 関東学院大 | ⚪︎1−0 | 関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド |
2 | 4月13日 | 國學院大 | ⚪︎3ー1 | 法政大学城山サッカー場 |
3 | 4月16日 | 立正大 | ⚪︎4ー1 | 立正大学熊谷キャンパスサッカー場 |
4 | 4月20日 | 駒澤大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
5 | 5月3日 | 早稲田大 | ー | AGFフィールド |
6 | 5月26日 | 拓殖大学 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
7 | 5月11日 | 神奈川大 | ー | 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド |
8 | 5月18日 | 順天堂大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
9 | 5月25日 | 山梨学院大 | ー | 山梨学院大学川田ツインサッカー場 |
10 | 6月1日 | 東京農業大 | ー | 東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド |
11 | 6月8日 | 産業能率大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
12 | 9月21日 | 山梨学院大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
13 | 9月28日 | 早稲田大 | ー | 早稲田大学東伏見サッカー場 |
14 | 10月5日 | 國學院大 | ー | 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド |
15 | 10月8日 | 立正大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
16 | 10月16日 | 神奈川大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
17 | 10月19日 | 拓殖大 | ー | 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
18 | 10月26日 | 産業能率大 | ー | 産業能率大学第二グラウンド |
19 | 10月30日 | 東京農業大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
20 | 11月2日 | 関東学院大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
21 | 11月9日 | 順天堂大 | ー | 順天堂大学さくらキャンパスサッカー場 |
22 | 11月15日 | 駒澤大 | ー | 駒澤大学玉川キャンパス |
開幕連勝とスタートダッシュに成功した法大。スターティングメンバーを4人変更し挑んだ今節、右サイドハーフに松田悠世(社2=桐光学園)がリーグ戦初スタメンで起用された。
両チーム中2日での試合に固い展開が予想されたが、それとは裏腹に攻守が目まぐるしく動く試合が展開される。2分、洪怜鎭(社4=三菱養和SCユース)が絶妙なタイミングで裏へ抜け出し、右足でシュートを放つ。これは惜しくもニアポストを叩き先制点とはならないが、13分には立正大にもチャンス。右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで待っていた選手がヘディングで合わせる。こちらはGK寺田周太(経3=法政二)のファインセーブでゴールを割らせない、一進一退の攻防が繰り広げられる。均衡を破ったのはエースだった。松田のスルーパスに抜け出した10番・洪が逆足を振り抜くと、これがネットを揺らし先制に成功。するとここからは圧巻のゴールショーで法大が圧倒し続ける。44分、保田成琉(社3=阪南大高)のミドルシュートが、ペナルティエリア内で相手選手のハンドを誘いPKを獲得。これを相澤デイビッド(スポ4=日本文理)がきっちり沈め2点リードで折り返す。
後半も立て続けに攻める法大は、立ち上がりすぐに追加点を奪う。47分、左サイドから小池直矢(現3=前橋育英)がトリプルで切れ込むと、クロスにファーサイドで待っていたのは松田。「絶対マイナスのボールが来ると思いました」と丁寧に押し込み、大きな追加点を奪う。松田は初スタメン戦を初ゴールと初アシストという最高の形で自らに花を添えた。52分には左サイドから崩され失点を喫するが、分厚いベンチワークも生かし、追加点を狙い続ける姿勢を見せる。すると65分、左サイドから保田が運び持ち上がると、ペナルティエリア内の混戦の中押し込んだのは浅野直希(経4=ガンバ大阪ユース)。「やっと取ることができて本当に安心しています」と安堵とうれしさに溢れた関東リーグ初ゴールでダメ押しの4点目を奪うことに成功する。その後も黒瀨舜(経4=尚志)がリーグデビューを果たすなど、丁寧な試合運びを見せ続け試合終了。4-1の完勝を飾った。
東京都サッカー予選学生の部から続く公式戦5連勝含むリーグ戦開幕3連勝で首位に浮上した法大。圧倒的な得点力と集中した守備陣が噛み合うサッカーを見せた。次節は同じく3連勝中の駒大をホームに迎える。真の強さを見せつけ、首位固めを図れるか。中3日での試合に、再び総力で挑む。
(文:大草拓馬・撮影:大草、松野要・取材:中田沙羅)
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点-失点 | 得失点 |
1位 | 法政大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 8-2 | 6 |
2位 | 早稲田大 | 6 | 3 | 3-0-0 | 9-4 | 5 |
3位 | 駒澤大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 7-3 | 4 |
4位 | 國學院大 | 6 | 3 | 1-2-0 | 4-4 | 0 |
5位 | 順天堂大 | 4 | 3 | 1-1-1 | 6-6 | 0 |
6位 | 産業能率大 | 4 | 3 | 1-1-1 | 4-4 | 0 |
7位 | 拓殖大 | 4 | 3 | 1-1-1 | 6-7 | -1 |
8位 | 立正大 | 3 | 3 | 1-0-2 | 6-7 | -1 |
9位 | 神奈川大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 4-6 | -2 |
10位 | 山梨学院大 | 0 | 2 | 0-0-2 | 1-3 | -2 |
11位 | 関東学院大 | 0 | 2 | 0-0-3 | 0-2 | -2 |
12位 | 東京農業大 | 0 | 3 | 0-0-3 | 2-9 | -7 |
ーー試合を振り返って
前半、相手に決定的なものが3本くらいあって、それを寺田中心に止めてくれたことが1番大きかったと思います。あとは、途中からFWの位置を相手のDFに近づけて、よりゴールに近づくのが結構ハマりました。しっかり前線の選手が、苦しい中でも得点を取ったというところも、大きかったと思います。
ーー開幕3連勝で順調に勝ち点を積み上げていますが、チームの現状をどう見ていますか
勝つというところが、チームの連携を更に強くしていってるんじゃないかと感じます。これをまた続けていけるよう、出ている選手も出ていない選手も含めてまたやっていけたらと思います。
ーー今季は堅守を築き、公式戦5戦でわずか3失点。守備の約束事として意識していることはありますか
やはりしっかりボールを取りに行くところと、抜かれてもカバーするところ、という基本的な部分を上げていくこと。あとは味方を助けるところを1番大事にしているので、それが徐々に出てきたのではないかと思います。
ーー前節からスタメンを4人入れ替えましたが
誰が出てもしっかり役割をこなしてもらうということが1番大事です。あとは連戦ですので、そういった意味も含めて、チームの総合力をどんどん固めていくために、出た選手が頑張ってくれたと思います。
ーー次節、駒大戦に向けて
駒澤も3連勝しているというところで、法政と同じ勝ち点なので、絶対負けられないと思います。ただそこは、相手を上回る総合力と、絶対負けたくないという気持ちの部分をしっかり出して、勝ちに行きたいと思います。
(インタビュー:中田沙羅)
ーー今季初ゴールを振り返って
悠世(松田、社2=桐光学園)が良い形でボールを持っていて、自分の特徴である背後への良い動き出しができました。トラップが少し流れてしまいましたが、練習していたとおりのシュートを打てました。
ーーゴールパフォーマンスの元ネタは何か
BAD HOPのVingoという人のポーズを切り取ったものです。自分と大迫蒼人(経4=FC東京U18)はBAD HOPが好きでゴールパフォーマンスでやろうと決めていたので、早くやりたくて仕方なかったです。
ーー今季から背番号10番を背負っているが、前任の中川敦瑛(令6年度卒=柏レイソル)選手から何か声はかけられたか
お前が引っ張っていけとは言われました。リスペクトしている先輩なので、去年から様々なことを学んでいて、今季は(中川選手を)超えられるような活躍をしたいと思います。
ーー今季は右サイドにも挑戦しているが、トップとの違いや手応えなどは感じているか
左もやりますし、右もやるようになったので自分の幅を広げられると思っています。上に行って右も左もFWもできると価値のある選手になれると思いますし、監督からも色々なポジションを求められているので、与えられたポジションをしっかりこなすというのは最近意識しています。
ーー今季の目標と意気込み
前期は頑張って7ゴール、7アシストを達成したいと思います。
(インタビュー:松野要)
ーーついに関東初ゴール、みんなが待っていました
よく考えたら初めてでしたね。点取って点取ったのは嬉しかったですけど、9割は(保田)成琉の得点ですね(笑) でも本当に安心しています。
ーー昨シーズン終了後からはサイドに再転向。違いや手応えは
2年生の時はサイドで出ていましたが、やっぱり仕掛けが大事だと思っています。ボランチとはまた違って、ゴール前の怖さっていうのも必要になってくると思うんで、もっと点をに取ったりアシストしたり、結果残してやっていかないとなって思います。
ーー今後の意気込み
このゴールでまた自分に勢いつけて、もっと点を取って、チームの勝利に貢献したいなと思います。
(インタビュー:大草拓馬)
ーー今日の試合を振り返って
前半うまく前進できない時間があったので、もっと背後へのアクションだったりが必要だと思いました。それでも、次第にデビ(相澤デイビッド、スポ4=日本文理)のところでボールが収まるようになって、サイドの自分と直矢が関わるプレーが増えてからは自分達のリズムになったと思います。1点目の怜鎭(洪、社4=三菱養和SCユース)のゴールもデビが収めて、自分が受け取って怜鎭にスルーパスを送るという形としては完成されたプレーだったと思いました。
ーーリーグ戦初先発だったが、いつ知ったか
前日練習でスタメンのマグネットに自分の名前があったので、そこで知りました。晃助(松村、経3=横浜F・マリノスユース)がいなくて、自分がやらなくてはいけないという使命感もあったので、準備はできていました。今日はやってやるぞという気持ちでした。
ーー初ゴールもあったが、ゴールを振り返って
直矢(小池、現3=前橋育英)がドリブル得意なので、深い位置まで来たときに絶対マイナスのボールが来ると思いました。ほぼ直矢のお膳立てのようなゴールでしたが、決められて良かったです。
ーー今季の個人の目標と今後の意気込み
今年からどんどん試合に出たいと思っているので、ゴールでもアシストでも目に見える結果を出して、早くプロに声をかけてもらえるように頑張りたいと思います。
(インタビュー:松野要)
ーーついにリーグ戦初出場
3年間ずっとBチームで、Bチームでもで出れない時もあって、苦しい時間が多かったですが、4年生になって、まあ一番上として「やってやろう」って気持ちでやってた結果が、まあ今日のデビューに結びついたんじゃないかなと思います。
ーー開幕戦では初のメンバー入りも、デビューが叶わなかった
開幕戦でベンチ入って嬉しかった気持ちと、そこで「結果を出してやる」という気持ちで臨みましたが、出られず、悔しい気持ちで1週間練習に臨んでいました。練習試合や紅白戦で本当に「自分の良さを出してやろう」という気持ちで毎日まあ臨んでいたところが今日の出場につながったかなと思います。
ーーそして今日、ついに呼ばれた時どんな気持ちでしたか
うれしさよりも、求められている自分のプレーがはっきりしていたので、固くならずに楽しく自分の良さを出して出してやろうって気持ちでした。
ーー監督やコーチやメンバーからの声がけでは何かありましたか
後輩とか、同期とか、自分が初めてリーグ戦に出るということで暖かく送り出してもらえました。「やってこい」って言葉かけてもらえたので、自分的にもスムーズに入れたっていうか、まあ周りの仲間のおかげかなって思います。
ーー最後は黒瀨チャントが10分近く続いていました
もちろん聞こえました。嬉しかったです(笑)
ーー今日の出来について振り返ると
40点ぐらいですね。自分の良さは前への仕掛けだったり、スピードという部分の中で、今日求められている部分が、相手のストロングのスピードの部分をしっかりケアしてほしいというところでした。守備のところはある程度ついていったりできましたが、やっぱ攻撃のところでもっと、自分が途中から出たので相手も味方も疲れている中で、もっと仕掛けの部分や時間作るところで、もっとやれたところや出て行く部分でまだまだ足りないなと感じています。少し守備に重きを置いてしまって、自分の良さである攻撃の部分があまり発揮できなかったのでこれくらいの評価かなと思います。
ーー次節以降への意気込み
出場するかわからないんですが、自分の持ち味であるスピードとトリブルを出して、硬くならずに楽しくプレーしたいと思います。やっぱり原点は「サッカーは楽しい」ってことなので、楽しみながらまあやっていきたいなと思います。
(インタビュー:大草拓馬)