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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第9節対流経大 試合終了間際の山田将之のゴールで逆転勝ち!

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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第9節対流経大 試合終了間際の山田将之のゴールで逆転勝ち!

第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第9節 対流経大
2016年5月29日(日)
多摩市立陸上競技場

前節悔しい逆転負けを喫した法大。今節の相手は現在11位の流経大。試合は開始早々に失点するが、武藤のゴールで同点に追いつき前半を折り返すと後半44分、CKから山田がヘディングでゴールを決め、逆転勝ちを収めた。

IMG 9099
ゴールを喜ぶ長倉(左)と山田将(右)

試合結果

トータル試合結果

1
 流通経済大学 
1 前半 1 2
法政大学
0 後半 1

得点とアシスト

時間 大学 得点者 アシスト
2分  流通経済大学  渡邉新太 ジャーメイン良 
24分  法政大学  武藤友樹  なし
89分  法政大学  山田将之 長倉颯 

メンバー

法政大学
監督:長山一也
21 GK  関口亮助
2 DF  山田将之
4 DF  柳沢拓希
5 DF  林遼太
15 MF  川崎雅哉
→紺野(78分)
17 MF  武藤友樹
22 MF  永戸勝也
23 MF  黒柳駿
28 MF  土橋優樹
→長倉(65分)
31 MF  青柳燎汰
26 FW  ディサロ燦シルヴァーノ
→松澤(52分)
サブメンバー
1 GK 林翔太 
34 DF 前谷崇博 
29 MF 長倉颯 
27 MF 黒崎隼人
32 MF  紺野和也 
38 FW 末木裕也
40 FW 松澤彰

※(カッコ内)は交代した時間を表示しています。

 

マッチレビュー

やられたらやり返す。前節の日体大戦、終盤の2失点でまさかの逆転負けを喫し、明大に首位を譲った法大はリーグ戦第9節で流経大と対戦。首位に返り咲くため、法大はこれ以上黒星を重ねたくないところ。対する流経大は今季11位ながら、3位・法大との勝ち点差はわずかに3。この試合で勝利しジャンプアップしたいところだ。

5月とは思えない暑さの中で行われたこの試合は、開始直後から動く。2分、ジャーメイン良のスルーパスで抜け出した渡邉新太が、GKとの1対1を落ち着いて決め、流経大が先制する。早く追いつきたい法大は、永戸勝也(スポ4)の左からのクロスを中心にチャンスをうかがう。すると24分、ディサロ燦シルヴァーノ(経2)のパスを右サイドで受けた武藤友樹(社3)が中へ切り込み、角度のないところからシュート。これがゴールに突き刺さり、試合を振り出しに戻す。この勢いで逆転したい法大は、永戸の左からのCKを柳沢拓希(経4)が頭でつなぎ、最後は青柳燎汰(現2)がシュートするも、これはGKの好セーブに阻まれる。追いつかれた流経大も、1トップのジャーメインが起点となり、右サイドの渡邉らがチャンスを作るも得点には結びつかず、前半を1-1の同点で終える。

迎えた後半、暑さで選手たちに疲れが見え始めると、法大ベンチは動く。52分、ディサロに代わって1年生の松澤彰を投入。今日がデビュー戦の松澤は、高さを生かし最前線でのロングボールの競り合いで強みを見せる。しかし、セカンドボールを奪われる法大は、なかなか決定機を作り出せない。流経大も左SBの小池裕太がオーバーラップなどで攻守にわたりピッチを駆け回るも、エリア内まで持ち込むことができず、拮抗した時間帯が続く。なんとしても勝ち点3が欲しい法大は、最後の切り札として紺野和也(現1)をピッチへ。ドリブル突破が持ち味の32番は、中盤でのボールキープで攻撃陣に余裕を持たせる。86分には、約25メートルの位置からのFKのピンチを迎えるが、キッカーの小池が直接狙ったボールはゴール上。このピンチをしのいだ法大は、紺野の浮き球のパスを受けた松澤がボレーシュートを放つも、これはDFに当たりCK。そして89分、長倉颯(経2)の右からのCKに合わせた山田将之(社4)のヘディングシュートは、キーパーが触るもゴールへと吸い込まれる値千金の決勝弾。終盤の劇的なゴールで逆転勝利を収めた。

今季は先制点を奪い、そのまま逃げ切るパターンが多かった法大だが、今節では開始早々に失点し、追いかける展開となった。しかし、永戸のいる左サイドだけでなく、右サイドからのチャンスメイクも多く見られ、結果として逆転勝利したことは、今後の自信になるだろう。また、セットプレーやクロスによる攻撃を得意とする法大にとって、ルーキーの松澤は頼もしい存在になりそうだ。一方で、ロングパスのセカンドボールを拾えない場面が多く、中盤は相手に支配される時間帯が長くなった。前期も残り2試合、1つでも高い順位で折り返すためには、自分たちでボールを保持しゲームを作ることが求められるだろう。(小島雄太)

 

監督・選手コメント

長山一也 監督

—試合の総括を
今節はメンバーが変わってCBとボランチで選手を変えたのですが、その中でしっかりと勝ち点3が取れました。最初2分で失点したのですが、今日初めて出た林(遼太)がボールウォッチャーになったところはあったのですが、あそこで失点して逆に切り替えて戦えたのは良かったなと思います。そして山田将がやっとセットプレーで決めてくれて、逆転勝ちで勝てたので良かったです。

—後半開始直後に松澤選手を投入した意図と評価は
前半、ディサロが肋骨のところに相手のかかとが入って、松澤も今日初めて出るので後半10分くらいは出て欲しいなと思ってたのですが、ディサロがしんどそうだったので替えました。その中で松澤も高さがあるというのは見てわかると思いますが、しっかりと収めてポストプレーもこなしていたのでそこは起点になった部分もありますし、紺野からのボールをコントロールしてシュートを打った場面もありましたので、そこは評価できると思います。デビュー戦にしては素晴らしい活躍をできたと思います。

—次節へ向けて
混戦なので連勝することが重要だと思います。今日は連敗をしなかったところも評価できますし、次絶対に勝てるように。専修さんもいいチームなのでしっかりと練習から準備していきたいと思います。

永戸勝也

-試合を振り返って
絶対に勝たなくてはいけない試合だと位置づけていて、そこで勝てたのは本当に大きいと思います。今年初めての逆転勝利ですし、自分たちの力を出せたと思います。

-今日のご自身のプレーはいかがでしたか
相手を圧倒できたというわけではないので五分五分ですかね(笑) 失点もしてしまったので、課題は沢山ありますね。

-左のストッパーが試合によって変わっていますが、守備的にならざるを得ない部分はありますか
そうですね。守備的になってしまってる部分もあります。まずは守備から入って、攻撃の時はしっかり出ていくってのは意識してやっています。

-左サイドからの攻撃の時に永戸選手の仕掛けるスペースがかなりありますが、意識的にやっていることですか
今日は相手のキーパーが勢いよく出てくるタイプではなかったので、青柳とかには流れてこないで中で勝負しようと話していました。もっと僕がいいボールを蹴れれば得点には繋がったと思います。中と合わない部分もあったので、そこは修正したいです。

-決勝点の場面では長倉選手がCKを蹴りましたが
特にキッカーは決めていないですけど、ヤマ(山田)がアウトスイングのボールが欲しいと言ってきたので、(長倉)颯が蹴りました。個人的にもCKの調子はあまりよくありませんでしたし、場面によって使い分けています。

-4年生というところでプロへの意識も高まってきていますか
そうですね。大学サッカーの中で違いを見せられるような意識でプレーしています。全体的なレベルをもっと上げていきたいです。

-次節に向けて
専修には高校の時の同僚がいるので負けられないですし、次負けてしまったら今日の勝ちの意味がないので、連勝できるように頑張っていきたいです。

武藤友樹 

―今日の試合を振り返って
ああいう前半立ち上がりで、アンラッキーなゴールで最初に決められちゃったんですけど、そこで別に悲観することなく、攻めて逆転できたところが良かったところだと思います。

―暑い中での試合でしたが
自分自身、後半は前半に比べてパフォーマンスが落ちてしまっていたので、そこはこれからもっと運動量を増やしていけたらいいなと思います。

―1点目の得点シーンについては
いい形で受けたので、あとはシュートを打つだけでした。

―試合終盤での逆転劇でしたが
セットプレーで毎試合いい形でできていたんですけど、点を取れていなくて、チームの強みでもあると思うので、今回たぶんセットプレーから初めてだと思うんですけど、それで点を取れたので良かったと思います。

―紺野選手が入ってから動きやすさなどは
紺野はボールを持てるので、途中から入ってきてもらって結構助かりました。

―今後に向けて
あと残り2試合しっかり勝って後期につなぐことができたら、普通に優勝できると思います。

山田将之

ー今日の試合を振り返っていかがでしたか
早い時間帯で失点してしまいましたが、逆に早かったので自分たちで整理できたというかもう一度やろうと気を引き締めた結果が同点ゴールだったり、最後の逆転のゴールに繋がったと思います。逆転勝利っていうのは法政の中で今までそんなになかったので良かったです。

ー今季初ゴールでしたが
去年結構貢献できたので今年は監督やチームのみんなが期待してくれてる中でやっと点が取れたということで少し遅かったかなと思います。

ー得点したシーンであるコーナーキックでの山田選手の役割は
キッカーが自分のところを狙って蹴ってくれるのでそれに合わせるだけです。今日のような素晴らしいボールが来た時にそれをしっかり決めることですね。

ー相手の動きに合わせた素晴らしい守備も見られましたが
1週間で相手の特徴を抑えることが自分のやることだと思っています。その中で失点してしまったというのをしっかり反省して次につなげたいと思います。

ー前節での逆転負けからの切り替えは
先週の試合は内容的には勝ちゲームだったと思うので切り替えは難しかったんですが、今日の試合に勝ちきれたということが切り替えできてたってことだと思います。

ー次の専修大との試合にむけて
毎試合強い相手なので、相手のフォワード、前線の特徴をしっかり掴んで無失点で抑えることが自分の役割だと思うので準備して臨みたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • IMG 9099ゴールを喜ぶ長倉(左)と山田将(右)
  • IMG 8826右隅に狙い澄ましたシュートを突き刺した武藤
  • IMG 8943右サイドを突破する土橋
  • IMG 8947初出場となった1年生の松澤
  • IMG 8955得点後も右サイドをからチャンスを作った武藤
  • IMG 8976トップ下でゴールに迫る動きを見せた川崎
  • IMG 9075後半途中から出場した紺野は攻撃にアクセントをもたらした
  • IMG 9092決勝ゴールを決める山田将
 

 

 

 

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