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【サッカー】「アミノバイタル®︎」カップ2023 第12回関東大学トーナメント大会 5-8位決定戦 法大2-1東国大 最高の勝利、総理大臣杯出場権獲得!!

2023年6月30日(金)
「アミノバイタル®︎」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会
5-8位決定戦 法大ー東国大
流通経済大学フットボールフィールドB面

勝てば全国。絶対勝利と意気込んだ今節、小湊の欠場など不安要素があったが、役者がそれを払拭させた。
前半はエース・久保の今大会初ゴールで、貴重な先制点を奪うと、守備陣も奮起して応える。
後半は一時は追いつかれるも、中川敦の突破から、1年生・松村の今大会初ゴールで勝ち越す。これが決勝点となり、2-1で勝利を飾った。
この勝利で、法大は6大会連続25回目の総理大臣杯への出場権を獲得した。全国へ、2年前に掲げたあのトロフィーをもう一度。この夏をアツくさせるのは法大サッカー部だ。

決勝ゴールを決めたのは1年生・松村。全国への熱い気持ちを語っていただいた(インタビュー掲載)

試合結果

トータル試合結果

2
法政大学
1 前半 0 1
東京国際大学
1 後半 1

スターティングメンバー

ポジション 背番号  選手名 学部・出身校
GK 30 川崎淳 社会2・浦和レッズユース
DF 2 竹内豊 現福3・新潟明訓
DF 6 松岡迅 経済4・前橋育英
DF 7 今野息吹 経済4・三菱養和SCユース
DF 18 日高華杜 経済2・大津
MF 4 細谷航平 社会4・サンフレッチェ広島ユース
MF 8 渡邉綾平 経済4・前橋育英
MF 11 中川敦瑛 経済3・横浜FCユース
MF 23 松村晃助 経済1・横浜F・マリノスユース
MF 28 浅野直希 経済2・ガンバ大阪ユース
FW 9 久保征一郎 経済4・FC東京U-18
サブメンバー
GK 1 中川真 スポ4・徳島市立
DF 3 木村恵風 社会3・横浜F・マリノスユース
DF 17 モヨマルコム強志 現福4・東福岡
MF 10 髙橋馨希 社会4・常葉大橘
MF 13 林航輝 現福4・清水エスパルスユース
MF 24 小池直矢 現福1・前橋育英
MF 25 中村翼 社会3・横浜F・マリノスユース
MF 29 青木俊輔 社会3・東福岡
FW 19 石井稜真 経済3・アビスパ福岡ユース

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
26分 得点 法大 久保征一郎 1-0
63分 得点 東国大 竹間永遠 1-1
64分 交代 法大 浅野直希→髙橋馨希
69分 交代 法大 久保征一郎→石井稜真
80分 得点 法大 松村晃助 2-1
81分 交代 法大 松村晃助→中村翼
83分 交代 法大 中川敦瑛→青木俊輔
90+3分 交代 法大 渡邉綾平→林航輝

マッチレポート

前節早大戦はまさかの5失点と大敗。ショッキングな敗戦から中2日、全国への出場権をかけて戦う相手は1部・東国大。リーグ戦では、先制点を奪うも追いつかれ1-1に終わった難敵だ。白黒決着をつけるべくこの試合に挑む。渡邉綾平(経4=前橋育英)と川崎淳(社2=浦和レッズユース)は4試合連続スタメン、浅野直希(経2=ガンバ大阪ユース)は開幕節以来のスタメン起用となった。

最初のチャンスは法大。10分、今野息吹(経4=三菱養和ユース)のクロスに久保征一郎(経4=FC東京U-18)が右足で合わせるも、これはサイドネットに飛ぶ。立て続けに19分、またしてもチャンスは久保に訪れる。右サイドからのスルーパスに抜け出し左足でシュート。しかしこれはキーパーの正面に飛んでしまう。すると一転24分、ゴールキックからビルドアップを試みるも、細谷航平(社4=サンフレッチェ広島ユース)が低い位置で奪われ決定的なピンチを迎える。これは枠の左に逸れ、難を逃れる。その直後、松村晃助(経1=横浜F・マリノスユース)が右サイドに展開し、日高華杜(経2=大津)が駆け上がる。そのままクロスを入れると、中で合わせたのは久保。高い打点のヘディングシュートはネットを揺らし、大きな先制点を奪う。エースの三度目の正直は、今大会初ゴールとなった。その後は東国大の反撃に合うが、渡邉の高い危機察知能力や、竹内豊(現3=新潟明訓)、松岡迅(経4=前橋育英)の硬いディフェンスもあり、1点リードで前半を折り返す。

ハーフタイムを挟んだ後半、流れは変わらず東国大ペースで試合が進む。前半シュート1本に終わった東国大がゴールへの執念を燃やす。すると63分、途中出場の東国大・竹間にゴールを決められゲームを振り出しに戻される。なんとしても勝ちたい法大は、髙橋馨希(社4=常葉大橘)と石井稜真(経3=アビスパ福岡U-18)のフレッシュな2枚を投入する。その後は一進一退の攻防が続くが、77分には川崎のビッグセーブもあり法大に流れが訪れる。それを見逃さなかった。80分、中川敦瑛(経3=横浜FCユース)が中央を突破。そのまま駆け上がり左サイドへラストパス。これに反応した松村が、左足でニアを打ち抜きゴールイン。U20日本代表の一振りで法大がリードすると、その後も集中力を落とさずに試合終了。

結果が欲しかった2選手のゴールで勝利した法大は、この勝利で夏に行われる総理大臣杯への出場権を獲得した。7日間で4試合目を終えた選手たちには、安堵(あんど)の表情も見られた。それも束の間、次節は中1日で5位決定戦・中大戦が行われる。”八王子ダービー”、消化試合とは言わせない、勝って兜の緒を締めよ。有終の美を飾るべく、最後まで走り抜く法大サッカー部は、我々の色で見るものを魅了させる。
(記事・取材:大草拓馬、助川愛菜 撮影:大隈慶吾)


全国大会へ、集中力が途切れず90分戦い抜いた。

試合後インタビュー

井上平監督

-今の気持ちを一言
今年は吉尾にキャプテンを任せて、苦しいことやってもらっていた。このタイミングで怪我しちゃって、「虹樹のために頑張る」とかチームのために頑張るという気持ちを見せてくれた。みんなに感謝したい。みんなが喜んでるのを見られて、それが良かった。

-試合振り返って
今日はよく(松岡)迅と(竹内)豊が守った、気持ちで勝った。セイちゃん(久保征一郎)が決めて、(松村)晃助が決めて勝ったよく守った。本当によかった。

-渡邉綾平選手が4試合連続スタメン
雰囲気を作ってくれるし、技術もあるし、本当に外せない。カバーリングのエリアもすごくて、本当によく動く。一昨年のレンジ(松井蓮之・現町田ゼルビア)もすごかった。1人で全部カバーするんだけど、「アイツくらいになってくれ」と言っている(笑)。攻撃では確実に綾平の方が技術があって違いを見せられるからすごい選手。

-ターンオーバーは意識した
連日試合をやっているから疲労を考えたり、フレッシュな選手を使おうというよりは、このメンバーなら勝てるというメンバーを選んで起用していた。だからターンオーバーはあまり意識していなかった。いつもスタメンは悩みながら選んでいる。今日も左サイドハーフのところはすごいスタッフ陣で悩んだポジション。浅野もあまり出場機会がないから、下(Bチーム)に落として、Iリーグで(出場機会を増やしてもらう)というのを考えてはいた。それでも(吉尾)虹樹も島田も怪我してしまった。今節は息吹のところで勝負させたかったから、左サイドハーフにはボランチタイプを起用したかった。ビッグチャンスがあったから決めたら大きかった。次もフレッシュな選手を使いながら底上げを考えていきます。うちは誰が出てもクオリティが落ちないサッカーができる。

-全国大会への意気込み
チーム全体で、うちは層が厚いから底上げしていって、圧倒してしっかり勝てるような準備をしていきたい。

-次の順位決定戦に向けてに
底上げという面ではすごい大事な試合。今までフルで出ていた選手だけではなく、下からの選手もいるから、そういった選手を出しながら底上げして”勝ち”にこだわります。

全国大会でもこの笑顔を見たいところだ。

松村晃助選手

ー今日の試合を振り返って
立ち上がりからお互いに勝って全国大会に行きたいという気持ちがすごい高くて、ボールが行き交う立ち上がりだったんですけど、そこから自分たちの時間も徐々に作れた。まず先制出来たことはよかったが、その後は相手の時間帯になって、後半それを守り切れず失点してしまったのは課題。それを耐え切る力をつけなきゃいけないのとそこから勝ち切れたのは凄い大きかったと思う。

ー今日の得点を振り返って
前回の関東リーグでの東京国際戦もスタメンではなくて、この「アミノバイタル®」カップもスタメンではない試合が多くて凄い悔しい思いをしてた。今日スタートで出て「絶対点を取ろう」と思っていたので、まずひとつ結果を残せたのは凄い良かった。カウンターでのぶくん(中川敦瑛)がいい球をいいタイミングでくれたので1対1流し込むだけだった。

ー全国大会の意気込み
チーム全体で勝ち取った全国大会の切符なので、全国大会もチームとして戦って絶対優勝できるように頑張ります。

ー次の順位決定戦に向けて一言
ここで全国大会決まったが、もう一試合自分たちが成長出来るチャンスがあるのでそこでもしっかり戦って、勝てるようにまた明日からやっていきます。

久保征一郎選手

ー今日の試合を振り返って
2試合ぶりのスタメン、そして全国かかった中で、自分で点を決めてチーム勝たせるっていう気持ちで試合に入った。得意のクロスからのヘディングの形で決めれたので、(日高)華杜がいいボールを上げてくれたので合わせるだけっていう感じでした。

ー今日の得点を振り返って
得意な形から点を決めれたので、それが勝利につながったって思うと凄い良いゴールだったと思います。

ー今日試合前に監督に何か言われたか
自分に対してっていうより全体に対して、周りでメンバー外の人たちも応援に来て下さったりして、それが勢いになって絶対勝って全国繋げようという風に全員で呼びかけてたので、それが勝利に繋がったのでほんとに良かったです。

ー全国大会への意気込み
本当はアミノで優勝して全国行くことがベストだったが、しっかりと切符を掴めたので全国チャンスあるからには絶対1位で終わるっていつ気持ちでやっています。ここでみんな満足はしていないので、また期間空くので練習からしっかり全国優勝する迫力を持って練習しながら試合でもちゃんと結果を残せたらと思います。

ー次の順位決定戦に向けて一言
自分がまた試合に出たら点を決めてチームを勝たせるだけだと思うので、そこは迫力持ってしっかり明日リカバリーして明後日(順位決定戦・中大戦)に備えられたらなと思います。

竹内豊選手

-試合振り返って
今日は勝たないと(総理)大臣杯に行けないというところで、前節大量失点してしまったということもあって、後ろは粘り強くというのを意識していたというのもあって2-1で勝ててよかった。

-今日の試合で意識したところは
ロングボールが多いので、チャレンジ&カバーのところで相手のFWにやらせないというのを意識していた。間に落とされるシーンもあったが、チャレンジ&カバーもしっかりできたので、そこはよかった。

-松岡迅選手との連携
迅くんとはアミノで組み始めたコンビですが、迅くんの特徴である強さとか、声かけあって上手く連携が取れていたし、迅くんは組んでて喋ってくれるのでやりやすい。

-全国大会への意気込み
去年個人としても大臣杯デビューして、最後入れ替わられて失点に絡んでしまった。今年は、その悔しさを晴らせるように、大臣杯ではもっと粘り強い守備をする。そして、絶対に無失点というのを強く意識してプレーしたいと思う。個人としてもチームもしても、価値を高められる大会にしたい。

-次の順位決定戦に向けて一言
ここで全国大会が決まってホッとした部分はありますが、中1日でチーム全体でもう一度引き締めて絶対に勝ちたいと思います。

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