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【ラグビー】関東大学リーグ戦 対東海大 後半のスコアは同点も、前半に許した6連続トライが響き2連敗

関東大学リーグ戦1部
対東海大
2025年9月27日
小田原市城山競技場

MIPに選ばれたSO佐川一眞(2)

後半のスコアは同点とするも、前半に許した6連続トライが響き30点差で敗戦。開幕から2連敗となった。

 

試合結果

トータル試合結果

31
法大
12 前半 42 61
 東海大
19 後半 19

 

ポイント詳細

2/3 6/3
1/2 G 6/2
0/0 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:細川、本橋、三浦、桜庭、鈴木、G:渡辺、小山田2

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 守安史成 3 桐蔭学園
2 HO 本橋陽助 3 國學院久我山
3 PR 本山淳祥 2 佐賀工業
4 LO 山内滉太 3 昌平
5 LO 細川幹太 4 國學院久我山
6 FL 大沢空 2 秋田工業
7 FL 三浦幹太 3 秋田中央
8 NO.8 植浦慎仁 3 報徳学園
9 SH 小山田裕悟 4 桐蔭学園
10 SO 佐川一眞 2 専大松戸
11 WTB 福本亘 1 報徳学園
12 CTB 渡辺圭祐 2 中部大春日丘
13 CTB 徳山凌聖 1 桐蔭学園
14 WTB 炭竈柚斗 3 報徳学園
15 FB 福本耀 2 報徳学園
16 Re 木本慶祐 2 尾道
17 Re 小笠原吉宗 4 大津緑洋
18 Re 澤村勇介 3 尾道
19 Re 嶋崎汰星 4 法政二
20 Re 諏訪賢介 1 茗渓学園
21 Re 箕輪大地 3 石見智翠館
22 Re 鈴木颯太 3 秋田工業
23 Re 桜庭侑大 4 秋田工業

 

戦評

第2戦の相手は、昨季3位の東海大学。立正大学との開幕戦は、50-3と大差で勝利している。昨季ベスト15にも選出された身長196cmのCTBコンラッド・セブンスターや、リザーブには開幕戦3トライを挙げたウェスリー・トンガなど強力な留学生を擁する。

試合開始後フィールド中央で反則を取られると、自陣深くでのラインアウトとなりピンチを迎える。ゴールライン前の攻防が続く中、WTBまでパスを回されトライ、4分に先制を許してしまう。その後は法大が深い位置まで攻め込むも、東海大BKのランで一気に自陣深い位置まで攻め返されてしまう場面が多く、18分、22分、27分、30分、33分と立て続けにトライを奪われ、前半で6連続トライ、計42点のリードを許してしまう。

WTB炭竈柚斗(3)

法大は37分ハーフウェイライン付近のラインアウトから、この試合WTBとして先発出場した炭竈柚斗(3)がラインブレイクしFL三浦幹太(3)へと片手でパスを繋げる。三浦はそのまま右サイドを駆け上がり敵陣深くまで攻め込んだ。ペナルティを獲得するとFWでフェーズを重ね、最後はLO細川幹太バイスキャプテン(4)がトライ。ゴールを決め7点を返す。

直後の東海大キックオフから、ボールを左サイドへと回しNo8植浦慎仁(3)がゲイン。敵陣でのプレーが続き、5mラインでのラインアウトとなる。キャッチ後スローしたHO本橋陽助(3)へとボールを返すサインプレーでタッチライン際にトライを決める。法大は前半12点を返し後半へと折り返した。

FL三浦幹太(3)

後半開始早々、SO佐川一眞がスペースを駆け抜けチャンスを演出する。敵陣でプレーを続けFL三浦幹太が6分にトライ。法大が後半最初のスコアで反撃の良い流れが来たかと思われた。しかし、18分、23分、25分と東海大の3連続トライで点差を更に引き離されてしまう。

WTB桜庭侑大(4)

30分には途中出場でWTBに入った桜庭侑大(4)が自陣のマイボールスクラムから右サイドを駆け抜けた。キックしたボールは再び桜庭へと跳ね返りトライ。約70mを1人で走り切った。

WTB箕輪大地(3)

41分にも途中出場のWTB箕輪大地(3)が自陣22mラインから一気に敵陣ゴールライン前へとボールを運び、最後は鈴木颯太(3)がトライ。
終盤2連続トライを返すも試合終了。後半のスコアは19-19と同点に持ち込むも、前半に奪われた6連続トライが響き、31-61の大差で2連敗となった。

 

インタビュー

新宮孝行 監督

ーー試合を振り返って
去年が勝って今年が負けるとなると、去年がまぐれで勝ったと言われてしまうので、勝つ準備をしっかりしてきました。後半始まる前、選手もやはりチームとして負けてる気はしてなかったので、後半取って行こうという意思がありました。東海大学も10年で7回も優勝しているチームですから、後半なかなか取らしてくれなかった。もう一つは今まで体感したことがないフィジカルにひるんだところがあったと思います。ともあれ2連敗したので、全国大会に行く事を考えたら1敗もできない状況。強いては、このまま負け続けてしまうと入れ替え戦に行かなければいけない危機感も踏まえながら次の試合に向かっていきたいと思います。

ーーMIPに選ばれた佐川一眞(2年、SO、専大松戸)の評価
彼ともう1人鈴木颯太(3)がSOにいますけど、「迷った時には自分の判断で仕掛けていけ」と言っていたので、今日はそれを実現してくれたので評価としては良かったと思います。

LO細川幹太(4)

細川幹太 バイスキャプテン(4年、LO、國學院久我山)

ーー試合を振り返って
前半の最初は、自分たちの中で戦えていた部分はあるのですが、その中でも自分たちの我慢が出来なくなったところでトライを取られてしまったので、我慢比べで負けてしまったと思っています。

ーー試合の入りの部分に向けた意識
自分たちの流れに持って来るためには、まず先制しようというゲームプランがあったんですけど、最初に取られてしまってからズルズル崩れてしまっていったのかなと。相手の留学生を1人で止められないので人数を掛けてしまったところで外が余ったり、1人1人のタックルが強ければ外も余ることはないと思うので、そこの部分で差が出たと思います。

 

SH小山田裕悟(4)

小山田裕悟(4年、SH、桐蔭学園)

ーー試合を振り返って
前半の入りから東海大学に圧倒されてしまって、自分たちのしたいラグビーが出来ずにズルズルといかれて。前半の最後には少し立て直すことが出来ました。後半は自分たちのやりたいラグビーがちょっとずつ出せてきて、最終的に後半のスコアは同点に終わったんですけど、前半の最初の部分が響いて大敗してしまい、もっと前半の入りから自分たちのしたいことを出来るように準備の段階から気を引き締めてやっていかなければいけないなと思います。

ーーアタックの手応え
前回の流経大戦も前半やられてしまって後半から自分たちのやりたいラグビーが出来たんですけど、多少振り切って「攻めるしかない」というマインドになってから出来てると2試合通じて思うので、最初からそのマインドを持てれば今回の試合もこの結果にはなっていないのかなと思います。そこが反省点です。

ーーMIPに選ばれた佐川一眞(2年、SO、専大松戸)の評価
今2年生なんですけど、それを感じさせないくらいチームに指示を出してくれている選手なので、その面で今日は自ら引っ張ってチームに流れをもってきてくれたので良かったと思います。

ーー今年からKenヘッドコーチの加入による変化
例年だったらエリアごとに何をするというサインが明確に決まっていない部分があったんですけど、Kenが入ってきてくれて「このエリアではこうする」という全てのエリアに対してどうするかと言う答えがあるのでその部分では変わったと思います。

 

(記事:北川築来、撮影:松野要、大林奈々子)

 

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