第77回関東学生フェンシング選手権 サーブル
2025年10月9日(木)~11日(土)
駒沢オリンピック公園屋内競技場
10月9日から11日の3日間にかけて行われたサーブルでは、男女とも個人・団体で表彰台に上がるなど大躍進を見せた。9日に行われた男子個人では、津森志道(営4=東亜学園)、山口李世(文2=法政二高)の2選手が3位に入り、そろって表彰台を獲得。続く男子団体では圧倒的な強さを見せ、見事に優勝を果たした。また、10日に行われた女子個人では駒路ひかる(文3=鹿児島南)が決勝に進み堂々の2位を獲得。その翌日に行われた女子団体でも準優勝し、男女とも輝かしい成績を収めた。法大サーブル陣は個人・団体ともに高い実力を発揮し、全日本インカレへ更なる飛躍が期待される結果となった。
試合結果
男子サーブル個人
順位 | 選手名 |
---|---|
3T | 津森 志道 |
3T | 山口 李世 |
9 | 白石 光 |
12 | 伊藤 遼志 |
17 | 茶野 友秋 |
50T | 望月 蒼空 |
女子サーブル個人
順位 | 選手名 |
---|---|
2 | 駒路 ひかる |
5 | 岡田 彩良 |
7 | 横田 彩未 |
13 | 後藤 千里 |
15 | 鈴木 暦 |
22 | 鈴木 凛 |
男子サーブル団体
順位 | 大学名 |
---|---|
1 | 法政大 |
2 | 日本体育大 |
3 | 日本大 |
女子サーブル団体
順位 | 大学名 |
---|---|
1 | 日本大 |
2 | 法政大 |
3 | 早稲田大 |
写真館

見事優勝を果たした男子団体サーブルメンバー

団体優勝の瞬間 津森志道(営4)

表彰後の駒路ひかる(文3)

決勝進出が決まり、喜ぶ女子サーブルメンバー
選手インタビュー
津森志道 選手
ー今大会を振り返って
個人戦・団体戦が同日に行われるという過密なスケジュールの中でも、最後まで気持ちを切らさず、チームメイト同士が声を掛け合い、助け合いながら戦い抜くことができました。まさに「チーム力」で掴んだ優勝だったと感じています。
ー今回の結果について
4年生として、そして法政のリーダーとして「大学の試合を全冠する」という強い気持ちを持って今大会に臨みました。チームメイト全員と目標を共有し、同じ方向を向いて戦えたことが、チームの結束力を高め、今回の優勝につながったと思います。リーグ戦、王座戦に続く三冠を達成できたことは、大きな自信となりました。
ー団体戦でのチームの雰囲気
試合前後には必ず、「この試合をどう戦うか」「さっきの試合の課題を次にどう活かすか」といった話し合いの時間を設け、常に全員で勝つために考え、臨みました。メンバー全員が大学トップレベルの実力を持つ中でも、「気持ちで勝つこと」を最も大切にするという共通の意識があり、それが今のチームの強さの源になっていると実感しました。
ー今大会で得たこと・反省点
過密なスケジュールの中で疲労が蓄積し、集中力やパフォーマンスの低下が見られる場面もありましたが、互いに声を掛け合い、最後まで気持ちを切らさず戦い抜くことの大切さを改めて学びました。
一方で、技術面はもちろん、冷静さや技の引き出しの多さといった点で、まだまだ成長できる余地があると感じました。
ーインカレに向けて
目標は個人・団体ともに優勝することです。大学全冠を達成するために、チーム一丸となり、全力で勝ちに行きます。
駒路ひかる 選手
ー今大会の振り返り
個人戦・団体戦を通して、落ち着いた試合が出来たと思います
ー個人の結果について率直な気持ちなど
プール戦から、決勝の舞台まであっという間に時間が過ぎていた感覚でした。決勝の舞台では、前半に点差が広がってしまったので、上手く組み立てて勝ちたかったという気持ちが、個人戦の感想です。
ー個人戦から団体戦に向け
個人戦とは違い、団体戦では助け合えるメンバーが居てくれます。その為、団体戦ではチームが勝つ為に雰囲気でも点数でもチームを引っ張れるよう切り替えました。
また、前日からお互いの調子や素直な気持ちを話し合って助け合うことで勝てた試合もありました。
個人にはない「チームの為に」という気持ちを持って戦うことができました。
ー今大会の結果から
試合中に、自分と相手の動きや気持ちの変化に気づくことが大切だと考えました。そこから臨機応変に対応できるか出来ないかで勝敗に大きく影響することを実感しました。
短い試合中に、より正しい選択をしていけるように日々の練習で視野を広く実践練習を積み重ねていきたいです。
ー全日本インカレに向けて
全日本・インカレでは確実に技術力、対応力でレベルアップした状態で試合に臨みたいです。
そこに結果がついてきてくれれば嬉しいです。
(取材・撮影:山鳥優里、松野要、加納正義)