秩父宮杯・秩父宮妃杯第99回全日本学生スキー選手権大会事前インタビュー
2月18日より、学生日本一を決めるインカレが幕を開ける。今回大会は、アルペン種目が長野県菅平、ノルディック種目が北海道名寄市で行われる。アルペン種目に出場するスキー部主将の太田朱里(経4=白馬)とノルディック種目に出場する藤元彩子(社1=社)の2人にインタビューを行った。
秩父宮杯・秩父宮妃杯第99回全日本学生スキー選手権大会事前インタビュー
2月18日より、学生日本一を決めるインカレが幕を開ける。今回大会は、アルペン種目が長野県菅平、ノルディック種目が北海道名寄市で行われる。アルペン種目に出場するスキー部主将の太田朱里(経4=白馬)とノルディック種目に出場する藤元彩子(社1=社)の2人にインタビューを行った。
| 種目 | 日程 | 場所 | |
|---|---|---|---|
| アルペン | 男子大回転
女子回転 |
2月19日 | 菅平バインピークスキー会場 |
| 男子回転
女子大回転 |
2月21日 | ||
| クロスカントリー | 男子10km
女子5km |
2月20日 | 名寄健康の森クロスカントリーコース |
| 男子30km
女子5km |
2月22日 | ||
| 男子7.5km×4リレー
女子5km×3リレー |
2月23日 | ||
| ジャンプ | 女子ノーマルヒル | 2月20日 | 名寄ビヤシリシャンツェ |
| コンバインド | 男子ノーマルヒル・10kmF | 2月20日 | 名寄ビヤシリシャンツェ |
ーースキーを始めるきっかけは
元々出身が雪国だったこともあり、父が(スキーの)先生をやっていて、その影響で兄弟もスキーをしていたので、自然と始めていました。
ーー自分の強みなどは
私は計画的に努力ができるかなと思っていて。高校生まではあんまり努力の仕方がわからなかったですけど、大学に入り、いろんな先輩やコーチの話を聞いて影響を受けて、自分が目指すところに合わせて、夏からシーズン終わりまでの目標を細かく立てて、そこに向かって達成していくことで結果に繋がっているのかなと思っています。
ーー今年度主将になった経緯など
役職決めは去年の4年生の代と監督や助監督で話し合って決めていただくので、経緯はちょっと私にはわからないですね。
ーーアルペン競技の魅力について
自然の中で行う競技なので、レースによって雪の状況やコースも違ってきて。天気によってすごく左右されるので、本当に誰が勝つかわからない、100分の1秒を争う世界なので、誰が勝つかわからないことが魅力だと思います。今まで成績が出てなくても勝てるチャンスはあるところも面白い部分かなと思います。
ーーこれまでの大学での成績について
大学に入ってからは、大学1年生の時に学生チャンピオン大会で優勝したのと、インカレのスピード種目で準優勝。2年生は学生チャンピオン大会優勝。3年でインカレの大回転で準優勝と回転で5位入賞です。
ーー昨シーズンの成績と今シーズンの成績を比べて
昨年度インカレの成績については、結構自分的には良かったなと思っていますけれど、その前に怪我をしたのもあって思うように練習ができなかったですけど、会場の雪の状況や何が起きるかわからない状況になったので、そこで成績を出せたのは良かったと思います。今シーズンはまだ学連のレースでは入賞はできていないですけど、大回転、回転ともにいい調子でレースや練習ができているので、この後のインカレで表彰台を狙っていけたらなと思っています。
ーー結果に繋がった要因などは
去年のシーズン振り返り、1から夏のトレーニングの計画を立て直して、そのトレーニング方法が合っていたことと、今年のシーズン初めから滑り込みがたくさんできて、自分でも夏のトレーニングから気づきを得られて、それを非常に活かすことができているので、それが要因かなと思います。
ーー今シーズンのコンディションは
体調の面では特に怪我などなく今シーズンは過ごせていて。メンタル的な部分でも練習もレースも基本的に調子がいいので、あまり下がることなく上がり気味でやってこれているのではないかと思っています
ーー今シーズンチームの雰囲気は
今季に限らずずっと仲のいいチームで、夏場もずっと同じ寮で生活をしているので、私生活やトレーニングをみんなで一緒にやっていて、やっぱり悪い部分も指摘し合えるようないいチームなんじゃないかなと思ってます。
ーー昨年からチーム内での変化などは
今年から朝練が導入されたことによって、朝からみんな活気があって。月に1回測定会という成長を見るような会で、すごくみんないきいきとして。去年に比べてすごく活気が出たなとは思います
ーーインカレに向けたチームの様子
男子と女子で少し変わってきますけど。女子はこの前やったスピード系のインカレ種目で3人が入賞してくれて。みんなに期待しています。男子については1人クロスカントリーの方でランナーが優勝しましたけれど、もっとポイントを取っていきたいところなので。ただ、男子もすごくみんなスキーに対する考え方はすごくいいなと思っていて、どうすれば速くなるのかを常に考えていると思うので、インカレでその成果を見せてくれたらなと思います。
ーー今回のインカレでのチームの目標は
チームとしての目標は女子総合3位入賞を目指しています。男子は目標とする順位はないですけれど、できるだけ(上の成績)を目標にしています
ーー個人の目標は
個人の目標は、得意としている大回転で優勝と回転で表彰台に乗ることを目標にしています。
ーー今回のインカレはどのような大会にしていきたいか
チームとしては、今回のクロスカントリーだったり、ジャンプ部門と別開催になってしまうので、いつもより少し寂しいインカレになってしまうかなと思いますけど、離れていてもお互い刺激し合えるようなインカレ期間にしていきたいなと思っています。
私個人としては、もうこのインカレを機に引退になるので、最後、本当に悔いのないようなレースにしていきたいと思っています。

「H」のポーズをする太田選手
(インタビュー:山鳥優里)
ーーなぜ法政大学に進学を決めたか
私が小学校からお世話になっているコーチが法政出身でした。そこから声を掛けてくださって、ご縁があってという感じです。スキージャンプの場合は特に大学に通いながら競技をやることが難しくて、大学でスキージャンプをできる環境もあまり多くはないのですが、そういった環境がある法政を選びました。
ーー大学に入ってからの変化は
部活の中で先輩と関わる機会は増えたと思います。高校の時は1人で動く感じでしたし、中学も結構小人数だったので。練習は大きくは変わらないですけど、今スキー部は結構人数が多いので(先輩とも)関わる機会が増えています。
ーー特にお世話になっている先輩は
主将に気にかけてもらうことが多いです。今ジャンプチームは 1年生が3人なので、上の先輩がいなくて勝手がわからないところを主将に気にかけていただいてます。
ーー将来の目標は
私の最終的な目標はフライングヒルという世界で一番大きいジャンプ台で飛ぶことです。大きい規格のジャンプ台が2台、ヨーロッパにあるんですけど、飛ぶためにも試合じゃなきゃ飛べないので。そのためには世界ランキング30位以内に入らなくちゃいけなくて、そうなってくると段々逆算するとポイントゲットして30以内に入るために、まず国内で勝てるような選手になっていかなきゃいけないので。まず一番近い目標としては、国内戦で表彰台に乗る、優勝することが目標です。
ーー憧れの選手は
伊藤有希選手です。よく1人で動いていた私のこと気にかけてくださっています。有希さんはジャンプが上手いだけではなく、周りに気を配れる方です。私が試合でテストジャンプをした時もわざわざ自分も試合があるのにお礼しにこっちに寄ってきてくださったりとか、試合が終わった後もありがとうございましたって連絡をくださったりとか。そういう人間性に憧れていて、目標にしています。
ーー今シーズンの目標は
インカレはもちろん優勝を目指してます。その後1週間ぐらいに世界ジュニア選手権っていう20歳以下の世界大会がノルウェーであるので、そこで入賞することが目標です。
ーー今シーズンの調子は
今の調子としては大分いい感じです。ジャンプも安定していいジャンプが出てますし、それに合わせて順位も上がってきてるので、この調子でいけたらなと思います。
ーージャンプの時に特に意識してることは
一番意識してるのは、前回のジャンプから修正すべき点です。例えば少し立ち上がるタイミングが遅かったらそこを意識します。100%完璧なジャンプをするというよりは、「8割ぐらいいいジャンプできたらいい」ぐらいの気持ちで、最近は飛ぶようにしてます。意外とそっちの方が伸び伸び楽しくやれるっていうか上手くいっているので。気張りすぎないようにしています。
ーーインカレでの目標は
インカレは優勝を目指して動いていますが、去年女子はジャンプ(に出場する選手)がいない中で4位だったので、まずは女子を表彰台に乗せる手助けになればいいかなと思います。
ーー初めてのインカレだが
私はインカレは現地でも動画でも見たことがなくて、雰囲気がまだ掴めてないんですけど、楽しみだなって思います。今回のジャンプ台が得意で慣れている台ですし、出る人も毎回顔を合わせているような人ばかりなので楽しみです。
ーースキージャンプに馴染みがない方へ
スキージャンプは比較的マイナーな競技であまり見たことがない方も多いと思います。でも私は初めて見た時の衝撃が本当にすごくて。風を切る音がして、真横で見るとものすごい迫力があります。動画だけでも十分迫力が伝わる、見ていて面白い競技だと思っているので、ぜひ一度見てほしいです。現地に足を運んでいただけたら最高なのですが、場所が遠いので、YouTubeで少し見ていただくだけでもうれしいです。オリンピックでも好成績を残している日本のハイレベルなジャンプをぜひ見てみてほしいです。

インタビューに答える藤元選手
(インタビュー:紺野真帆)