【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大3回戦 リーグ最終戦を泥臭く制し勝ち点奪取!全日へ大きく前進!!
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立教大学3回戦
2014年5月19日(月)
早稲田大学東伏見グラウンド
迎えた春リーグ最終戦、全日本選手権出場へ向けて勝ち点が絶対条件となる法大は立大との大一番を制することができたのであろうか。
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 |
立 大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 |
(法大)○末次(6勝1敗)-山路
(立大)●谷-奥山
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (4) | 落合 大泰(法4) | 3 | 0 | 0 | 1 | .278 |
2 | (8) | 甲本 裕次郎(社1) | 3 | 1 | 0 | 0 | .231 |
3 | (6) | 橘 廉(社3) | 4 | 0 | 0 | 0 | .317 |
4 | (7) | 中村 聖弥(経2) | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 |
5 | (5) | 萩原 幹斗(社1) | 3 | 2 | 1 | 0 | .333 |
6 | (9) | 窪田 剛士(経1) | 3 | 1 | 0 | 1 | .333 |
7 | (2) | 山路 脩平(経4) | 4 | 1 | 0 | 0 | .311 |
8 | (1) | 末次 慶一郎(社2) | 3 | 0 | 0 | 0 | .120 |
9 | (3) | 永田 直(経2) | 3 | 0 | 1 | 0 | .151 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
末次 | 9 | 5 | 5 | 4 | 1 |
二塁打:山路(7回)
盗塁:中村④(2回)、窪田②(2回)
犠打:萩原(2回)、末次(7回)、永田(7回)、甲本(7回)
残塁:7
リーグ戦経過(5/19 現在)
法政 | 明治 | 慶應 | 立教 | 早大 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 勝点 | 勝率 | 順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 | ー | ○●○ | ●○○ | ●◯◯ | ●○● | ○●○ | 15 | 9 | 6 | 4 | .600 | 2 |
明 | ●○● | ― | ○○ | ◯●◯ | ○○ | 10 | 7 | 3 | 3 | .700 | 3 | |
早 | ◯●◯ | ○○ | ○●○ | ー | ○○ | 10 | 8 | 2 | 4 | .800 | 1 | |
立 | ◯●● | ●◯● | ○●○ | ― | ●○● | ○○ | 14 | 7 | 7 | 2 | .500 | 4 |
慶 | ○●● | ●● | ー | ●○● | ●● | ◯◯ | 12 | 4 | 8 | 0 | .333 | 5 |
東 | ●○● | ●● | ●● | ●● | ●● | ― | 11 | 1 | 10 | 0 | .090 | 6 |
戦評
立教との最終戦の先発は、第1戦と同じ投げ合いとなった。法大の先発は末次、捕手の山路が言うに「調子はあまり良くなかった」と、初回に先制点を許してしまう。末次自身「どうなることかと思った」と振り返る初回の立ち上がりとなった。
対する立教の先発は六大学を代表する好投手である谷、と同時に第1戦で法大打線が打ちあぐねていた投手でもある。初めてチャンスを作ったのは2回。先頭の中村が内野安打で出塁すると、二死1、3塁となり打席には末次。その2球目で意表を突いたダブルスチールが決まるも、末次が中飛に倒れ、惜しくも得点に結びつくことはなかった。4回にも2本の安打で好機を演出するも、山路が遊ゴロで無得点、なかなか打ち崩すことができない。
そして6回表、内野安打と相手のエラーで3度目のチャンスが訪れる。二死3塁で打席には萩原、初球を叩いた打球は三遊間へ転がり、ショートの好守備に阻まれるも「セーフにどうしてもなりたかった」と見せたヘッドスライディングは間一髪セーフ。ようやく同点に追いつく。さらに続く7回、先頭の山路が左翼線に落ちる二塁打で出塁すると犠打で一死3塁。ここで迎えるは永田、自分から懇願したスクイズを決めるべく打席に向かう。初球をファールにしてしまうも2球目を見事に決め、ついに2-1と勝ち越しに成功する。
序盤苦しんでいた末次も中盤は山路の好リードもあってか立ち直り、無失点でしのいでいたが終盤はピンチの連続だった。それでもピンチで得意の右打者相手に要所を締めるピッチングで最終回の二死、末次の投じた115球目が捕邪飛となりゲームセット。今リーグ4つ目となる勝ち点を決め、全日出場に望みをつないだ。
ここまで15試合、法大ナインはこれでリーグ戦終了となったが、順位は確定せず自力で全日予選会への出場を決めることはできなかった。今週末の結果次第で予選会の出場権を得るかどうかが確定する。(渡邉大地)
※法大全日本選手権予選会出場の条件(予選会出場権はリーグ優勝チーム、2位チームに与えられる)
・5月24、25日に行われるリーグ最終節早稲田・明治戦で早稲田が勝ち点を奪った場合
→法大はリーグ2位となり予選会出場決定
・明治が勝ち点を奪った場合
→法大はリーグ3位となる。しかし3月に行われた関東大会の兼ね合いで同じ関東所属の東都大学リーグの中央大学が残りの試合に1試合でも勝利を収めると六大学リーグの予選会出場枠が広がり法大の予選会出場決定する
・明治が勝ち点を奪い、中大が残り試合に敗れた場合
→法大は予選会出場ができない
選手のコメント
松田知行(主将)
―リーグ戦最終戦を白星で終えましたが今のお気持ちは
本当にほっとしています。
―試合を振り返って
後半は粘りの試合が続いて、精神的にもみんなきつかったとは思うんですけど、本当によく粘ってくれて、最後まで「勝ちたい」という気持ちを持ち続けてくれた結果だと思います。
―末次投手が完投勝利と今季は柱として活躍していますね
安定していますね。今日は自分も行くつもりで準備はしていたんですけど、後半落ちましても、なんとか踏ん張ってくれて、ものすごく安定感があるので、期待に応えてくれる計算しやすいピッチャーです。
―打線は今日、少ないチャンスでしたが上手く点に結びつけましたね
自分がサイン出していたんですけど、試合前から「スクイズもやろうか」って話をしていて、それが本当にあの場面(7回)になって、それでしっかり決めることができたので、自分たちの準備がちゃんとできていたと思います。
―全日へ近づく1勝ですね
そうですね。予選にはかなり近づいているとは思うので、でも予選勝たないことにはこのリーグ戦、2位で予選に出る意味がないので、なんとしても勝ってから一回落ち着きたいですね。
―今後へ向けてやっていかないといけないことはありますか
まだまだ凡ミスがあるので、守備の面でももっと強化しないといけないですし、打線はスクイズとかでしか点とれないというかなり厳しい状況なので、もっとバッティングの底上げしていかないとです。トータルでもっとあげていかないといけないですけど、予選まで時間がないので、チームの一体感を大事にしてその中で意味のある練習をしていければ勝てるんじゃないかと思います。
末次慶一郎(負けられない試合で完投勝利)
―今日の試合を振り返って
勝ててほっとしています。
―今日の試合をどのような意気込みで臨みましたか
昨日松田さんがつないでくれて、今日も絶対負けられない試合で総力戦と言われていたので、自分はできるところまでいこうと最初からとばしてやろうと思っていました。
―初回先制されましたが、その後は要所を抑える投球でしたが
初回とか、どうなることやらと思ったんですけど、上手く立ち直らせてもらえたと思います。
―後半はピンチの連続でしたが
ピンチの場面で、得意の右打者がくることが多かったので、特に気にすることなく投げられたと思います。
永田直(決勝点となるスクイズを決める)
―今日の試合を振り返って
本当に勝ててよかったです。
―負けたら全日への望みが消える1戦でしたがどんな意気込みでしたか
昨日の試合終わってから、寝る前まで明日のこと考えて、起きてからも「今日勝たなきゃ」みたいな感じでずっと思っていました。
―決勝のスクイズを決めましたがあの場面はどうでしたか
ランナーが3塁にいて、一死だったので「スクイズお願いします」って自分から言って、スクイズ出してもらったんですけど最初失敗しちゃって、でももう1回決める自信があったので、「もう1回サイン出して下さい」的な雰囲気を自ら出して、そしたらマツさんが連続でサイン出してくれたので決まると思って、決めて、「よっしゃ」です。
―守備でも9回いいプレーが出ました
ファーストなんで体で止めること、ライン線の長打を警戒しながらも、内側の打球は体で止めて絶対アウトにしよう、って気持ちでした。上手く体が反応してくれてよかったです。
―守ってみて末次投手の投球はいかがでしたか
テンポもよくて、球数もあまり投げていないので、慶一郎らしいいいピッチングだと思います。
萩原幹斗(6回、同点となるタイムリー)
―今日の試合を振り返って
勝ちたかったので頑張りました。
―負けたら全日の可能性がなくなる1戦でしたがどのような意気込みでしたか
もっと4年生と野球したかったので、したいので、勝つって気持ちで臨みました。
―6回に同点タイムリーを放ちました
気持ちよかったです。
―その時は1塁へ気迫のヘッドスライディングをみせましたね
セーフにどうしてもなりたかったので出ましたね。
―守備でも相手の送りバントを阻止する好プレーをみせました
どちらかと言えば自分は守備の選手だと思うので、守備を頑張ってチームに貢献できました。
―新人戦への意気込みお願いします
連覇しているので、3連覇できるように頑張りたいと思います。
山路脩平(勝ち越しの起点となる二塁打&好リード)
―今日の試合を振り返って
しんどかったですけど、勝てて本当に良かったです。久しぶりにすごくしびれるような試合ができたので、楽しかったです。
―今日の末次投手について、リードしていてどうでしたか
調子がそんなに良くなくて、だから初回に点をとられたりして、でもだんだんと良くなってきて、良くなるように配球も気をつけていたんですけど。それで、終盤はピンチばかりだったんですけど丁寧に投げさせて、それにあいつも応えてくれたので良かったと思います。
―調子がよくなるように気をつけた配球とはどういったあたりでしょうか
具体的には、スライダーが抜けていたので、練習ではないですけどスライダーをたくさん投げさせてみたりだとか、良くない球を終盤で投げられるように序盤でたくさん投げさせてみたりだとかですね。
―決勝点につながるご自身の7回の二塁打に関して
なんでもいいから塁に出ようと思って、たまたまレフトに飛んで二塁打という形になって良かったです。それまでチャンスで凡退したりしていたので、やっと仕事ができたなという感じです。
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