【自転車】第70回大学対抗選手権自転車競技大会 4日目
第70回大学対抗選手権自転車競技大会
2014年8月31日(日)
日本サイクルスポーツセンター(静岡県)
4日間続いたインカレの最後を締めくくるのはロードレース。5kmのサーキットを28周し140kmを走る。平坦区間は殆どなく、2度の厳しい上りがメインである難易度が高いこのコースでは、序盤から遅れをとる選手が続出。法大勢も苦戦を強いられた。湊諒(文4)、酒向俊平(文4)らが得点に絡んだが、表彰台は全て鹿屋体育大勢が独占。目標としていたロード部門の優勝には届かなかった。
ロードレース(140km=5km×28周)
6位 湊諒 4:10’13″(7点)
10位 酒向俊平 4:13’06″(3点)
14位 相本祥政 4:13’43″(2点)
24位 堀川裕輝 4:15’24”
29位 浅井創 4:15’38”
DNF 大城友樹
DNF 島袋大地
DNF 谷岡尚輝
総合成績
SP | TN | PR | KR | IP | TT | TSP | TP | R | 総合 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男子 | 順位 | 8位 | 4位 | 4位 | ― | 4位 | 6・8位 | ― | 4位 | 2位 | 6位 |
得点 | 1 | 5 | 5 | ― | 5 | 4 | ― | 6 | 12 | 38 | |
女子 | 順位 | 1位 | ― | ― | ― | ― | 1位 | ― | ― | ― | 4位 |
得点 | 7 | ― | ― | ― | ― | 7 | ― | ― | ― | 14 |
SP…スプリント TN…タンデムスプリント PR…ポイントレース KR…ケイリン
IP…インディヴィデュアルパーシュート TT…タイムトライアル TSP…チームスプリント
TP…チームパーシュート R…ロードレース
戦評
法大のロードメンバー8人は湊、酒向、大城友樹(理4)、相本祥政(環3)、島袋大地(文3)、浅井創(営2)、堀川裕輝(営2)、谷岡尚輝(文1)。
レースは序盤からハイペースで進み、1周目から遅れをとる選手が続出。集団からはいくらかのアタックが飛び出すが、決定的なものにはならなかった。法大メンバーは全員がメイン集団の前方を走る。5周目、堀川が鹿屋体育大のアタックに反応し2人の逃げを形成。その後ろを、島袋、浅井、谷岡が追いかけた。4人は何度かメンバーを前後させながら、メイン集団の前方を走り続ける。湊、酒向、大城、相本の4人は中盤までメイン集団から動くことはなく、その中で比較的余裕を感じさせる走りを見せた。レース中盤では鹿屋、中央、早稲田など各大学から有力候補が逃げを作り、法大からは島袋と浅井が反応。この集団が徐々に人数を減らすと、集団から仕掛けた鹿屋の石橋学に相本がチェックに入り追走に出た。1年生の谷岡は13周目で足切りされる。
その後も小さな集団が生まれるが、20周目には一つにまとまり、レースは11人の先頭集団とメイン集団という構図に収まる。しかし、ここから鹿屋体育大・徳田鍛造の単独アタックにより先頭集団が再び分裂、後方からも湊を含む数人の選手が上がってきて合流。苦しい表情を見せ徐々に集団から遅れた大城は22周目で、島袋は23周目でレースを降ろされてしまった。先頭を走る徳田鍛造に、昨年のロードで優勝した徳田優を含む鹿屋2名が合流、3人を追う中で後方の集団もばらけ始める。比較的脚を残していた湊は終盤にかけて積極的に前に出るが、思うようにタイム差を縮める事が出来ない。
26周目に入ったタイミングで、先頭の鹿屋3人から飛び出した昨年優勝した徳田優が飛び出す。他を寄せ付けない圧倒的な走りでラスト15kmを独走し今年も1位を勝ち取った。2、3位も鹿屋体育大学が譲らずに圧巻のワン・ツー・スリーフィニッシュ。法大トップの湊は先頭から2分19秒遅れの6位、湊からさらに2分23秒後に酒向が10位でフィニッシュ。相本は14位、最終的にメイン集団の中で走っていた堀川は24位、浅井は29位に終わった。
各校上位3名までが対象となるロード対抗得点は、1~3位までを独占した鹿屋が36点で1位だったのに対し、6位、10位、14位の法大は12点で2位。エース格を終盤で確実に上位に送り込んだ鹿屋と、一方でその鹿屋の逃げに対応しきれなかった法大は、順位にして一つしか差はなかったが、レース内容では明らかに完敗だった。(野口愛優)
監督・選手のコメント
都甲監督
ー今年度のインカレの総括をお願いします
今年はツイてなかったですね。トラック競技に関してはツイてなかったとしか言いようがないです。ロードは1,2フィニッシュを狙っていましたが、このような結果になってしまい残念です。でも、これが今の自分たちの実力だと受け入れて、また1からスタートしていこうと思います。いつもオレンジ魂などというふに呼んでいるのですが、私たちはチーム一丸となって練習に励んでいます。ただ、私はいつも選手に競技を楽しめと言っていて、競技を通して大学生活を謳歌してほしいと考えているんです。たかが自転車ですが、されど自転車です。やるからにはトップを目指してほしいですが、競技のほか、勉強などにも力を入れて人として成長していってほしいですね。
ー今後のチームについては
もう新しいチームの体制や練習については考えているので、これからまた動き出していきます。さらに、来年には部の寮が新設されることが決定しています。今よりもっと環境が整った状態で練習できるので、来年のインカレでは結果を残せたらいいなと思います。
湊諒
ーレースを終えていかがですか
作戦ミスというか、鹿屋に完敗ですね。自分の動きとしては消極的になっちゃったかなって。
ーどんな作戦を立てていましたか
序盤の逃げに何人が送り込むというものです。そこで、3人、浅井、相本、堀川が最初前に行ったと思いますが、3人を信じて自分は待機しておいて、3人に鹿屋をマークしてもらうって感じでした。けど、3人と鹿屋では力の差があって、(3人が)ちぎれてきちゃったから完全に不利な状況になってしまいました。僕もその時、(前に)行けば良かったんですけど、メイン集団の中でなかなか動きづらい状況になってしまって。行くんだったら、もう最初の時点で行かなくちゃいけなかったんですけど。
ー今回のレースで1番思うようにいかなかったところは
どこの時点で誰を使うかという起用の問題でしたね。浅井、堀川はまだ2年生ですし。酒向も最初から(前に)行って欲しかったんですけど、行けない状況になって。序盤に追走集団ができてから前のほうにいました。それから集団が1つになって最後はサバイバルレースって感じでした。それで上位に法政が食い込むというのを狙っていましたが、(先頭集団に)逃げ切られてしまいました。
ーメンバーはいつ決められましたか
最終決定は1週間前にしていました。
ーどのあたりから作戦が上手くいかなくなったと感じましたか
13周、中盤あたりです。なかなかタイムが縮まらなくて。集団の中にいた法政も、もう少なくなっていました。(先頭を)引けるのは堀川、大城、酒向、自分だけでしたが、自分は脚を使わず最後いきたかったんで、堀川と大城に先頭引かせてどんどんタイムを縮めるようにさせたかったんですけど、2人は脚を使ってしまっていて縮められなかったです。
ー上手くいかなくなった後、どのような作戦に切り替えましたか
僕はどんどんアタックかけて、集団を活性化させて。その結果、あのように自分と(石橋)学とか4人で追走していくことにしました。それでも追いつけなかったですけど。
ー鹿体大が上位を独占しましたが、鹿屋勢の走りについてはいかがでしたか
自分がついて行けたら、勝てる自信はあったんでそれだけに悔しいですね。応援してくださった方にも申し訳ないです。レースもインカレも全て終わったのが信じられないです。
ー序盤から余裕があるように見えましたが、終盤は体力などに余裕はありましたか
全然脚を使ってなかったです。消極的な走りになっていたので。最後まで出しきれなかったです。1人で行って追いつけるか追いつけないか、という感じだったんですけど、行けなかったですね。そこはやっぱ気持ちの問題でした。
ーメイン集団のペースなどは
自分にとっては別に問題ないペースでした。
ーメイン集団では、橋本英也選手(鹿体大)が逃げたとき、追うような動きはありましたか
なかったですね。行きたい人はどんどん行ってたと思うんですけど。集団全体ではそういうふうにはならなかったんで、なかなか追走集団はできませんでした。
ーこのコースの勝負どころはどこでしたか
上り終わってからの平坦間ですね。そこで踏んで一気に差をつけられるので。上りで脚を使ってる奴はほとんど行けないんです。
ーご自身のコンディションなどは良かったですか
はい、良かったです。自信があっただけに悔しいです。
ー今回、何が1番悔しいでしょうか
優勝できなかったことです。力があったのに、それを生かしきれなかったことですかね、1番は。
ー先ほど終わったことが信じられないとおっしゃいましたが、4年間を振り返っていかがですか
終わり良ければ全て良しと言いますけど、残念ですね。ここまで頑張ったのに。もう1年できれば続けたいです。4年生から自分が主将になりましたが、もう少し周りを見て声をかけてあげられれば良かったです。でも楽しかったです、法政に来て。良い仲間と可愛い後輩にも出会えましたし。
ー今後はプロチームで走られるのですよね
そうですね。学連登録を抹消して、実業団で走っていきます。
酒向俊平
ー今日のレースについて率直な感想をお願いします
目標がロードの学校対抗総合優勝だったので、それができなくて悔しいです。
ーチームとしては満足のいく結果にはならなかったということでしょうか
そうですね。
ー個人としては満足のいく結果でしたか
5位以内というのを目標としていたので、それが達成できなくて残念です。
ー今日の法政の作戦と、酒向選手ご自身の役割について教えてください
今回ロードの総合に絡んでくるのは鹿屋体育大学だと思っていたので、序盤からあるアタックに鹿屋が入っていた場合はそれをチェックする、というのを自分と堀川と谷岡でやっていました。また、中盤から湊、相本、島袋、浅井が、鹿屋が入っているアタックに積極的に反応するということをやっていました。
ーでは今日の鹿屋の動きは想定内だったのですか
そうですね。序盤にも動いてましたし、中盤の逃げも反応は出来たんですけど、やはり実力的にかなりの差があったなっていうのが正直な感想です。
ー今日のコンディションはいかがでしたか
今年1番じゃないかっていうくらい、今日の朝コンディションが良くて。もう少し上の順位を目指せたかなって。
ー今回難しいコースでのレースとなりましたが、手ごたえはありましたか
走り方というか戦略的にかなり難しかったと思います。実力の差もそうですけど。例えば、今日逃げに相本、島袋、浅井が入っていて、それを追うのか追わないのか、というところで湊との連携がもう少し上手くいっていれば、結果も少し変わってきたのかなという思いはあります。
ー以前の取材で「自分は上りが苦手で、インカレは上りが多いのでそこを強化したい」と仰っていましたが、その部分は上手くいきましたか
合宿でかなり上りの反復を繰り返してきたので、自分もそうですけど、チーム全体的に上りの力っていうのは上手くできたのかなと思います。
ー持久力の面ではいかがでしたか
冬から春にかけて比べものにならないくらい乗り込んできたので、過去3年間に比べれば持久力も一番良かったと思います。
ー最後のインカレとなりましたが、今までのインカレと比べていかがでしたか
今回は一番上の学年ということで自分だけじゃなくて、チームがいかにして強くなるかということを1番に考えていました。合宿を通しても自分の強化だけじゃなくて、常にチームの状態を把握しながらやってきたので、今回ロードの総合を取れなくて悔しかったのが1番です。
ー4年間の中で一番印象的だったレースはありますか
今回のレースですね。一番悔しかったです。
ー今後自転車を続ける予定はありますか
まだ未定ではあるんですけど、自転車が好きなので続けていく方向でいきたいと思います。
ー法政での4年間を振り返って、今思うことなどを教えてください
1年生で入ったときキツすぎて。私生活を含めて、これやっていけるのかなあ、という不安もあったんですけど、そこを我慢して続けてきて、その中で得るものもかなり多くて。法政の自転車部に入れてよかったです。
大城友樹
ーロードレースでの役割
みんなの補給を取れていなかったのを補ったり、逃げる選手を追うことが周りができなかった場合は自分が追ったりするなど、周りの仲間を勝たせるのが役割でした。
ー今回の作戦は
4年の酒向、1年の堀川が前半から潰しにいって、中盤からは実力のある湊や相本に逃げさけて旗を挙げる予定でした。前半は作戦通りだったのですが、中盤から湊をのせることができなかったので、そこが力不足だったと感じています。
ーレース前のコンディション
前日から何があっても楽しもうと思っていて、すごくよく眠れたので、とてもいいコンディションでレースを迎えられたと思います。
ー他大の走りで印象的だったことは
逃げに他大がのってくれていたことで法大と鹿体大が全然引かなくていい状況になったので、他がどれだけ動いてくるかが重要でした。最初の先頭の逃げはのれていたのですが、その追走にのれていなかったです。
ー今回のコースは厳しいと伺いましたが
正直走っている時はとても辛かったです。弱い人は上り坂に負けて容赦なく降ろされる厳しいコースでした。
ー法大のロードの結果について
ロードの総合で1位を取ることを目標にしてここまできたのですが、2位だったので非常に悔しいです。湊は特に満足できていなくて、自分自身は対応できていない面もありましたが、要所を押さえた走りはできたかなとは思っています。ただ目標には一歩及ばなかったので、まだまだ力不足でした。
ーメンバーはいつどのように決定しましたか
本当の最終決定は昨日でした。ただ、それまでに現地に入る前までの成績もふまえて選手各々も自分がメンバーかどうかは薄々分かっていたと思います。今回のコースは登りが強い選手でないと走れないので、山登りだけの合宿を組んで走れていた子を選びました。
ー4年間法大自転車部で過ごして感じたことはありますか
色々起こりすぎて難しいのですが、とてもよかったと思います。というのも1年生からできない経験をさせて頂いたし、結果として今日の最後のレースはゴールできなかったのですが、やることはしっかりやってきたつもりなので、みんなと一緒だったからこそ4年間頑張れたなと今は感じています。
相本祥政
ーレースを終えていかがですか
結果は悔しい結果になりました。得点的にはちゃんと取ることができたんですけど。今年の目標として、今年はあまり調子が良くなかったので、表彰台に乗れれば、というぐらいでしたが、完璧に一桁にも入ることができなかったです。展開もコースもきつかったので、仕方がないというか、調子が悪いのもあって実力的にこんなものかなと。やっぱりもうちょっと3年生として、後輩も引っ張っていかなきゃいけない立場なので、結果を出したかったですけど。応援してくださった方々がたくさんいて、後輩もバンク班のみんなもコース内に散らばってすごい応援してくれましたが、それは励みになりました。
ーご自身の調子について、今年になって新しくした自転車の調整はできていましたか
合宿前にいろいろいじったりしていたんですけど、なかなか上手くいかずに今まで、という感じです。自分の今出せる力を出せたので、やれることはやってこれからですね。でも、もっと強くなれる要素はいくらでもあると思います。走った感じも去年のほうが調整は良かったので。
ーRCS第5戦(お台場クリテリウム)の時点では、インカレに対して「まだ自信はない」とおっしゃっていましたが、残り1ヶ月の間で自信を持つことはできましたか
インカレ前の最後の練習で、1回膝を痛めちゃって練習できないときもあったんですけど、大体、8割くらいの練習はこなせたし、きついメニューもインプットしたので、それは自信になりましたね。湊先輩のような、全国で通用するレベルの選手とできたということも自信につながりました。
ー今日のレースはどのような展開を狙っていましたか
本当はもうちょっと後に(前に)出るはずでした。最初にできた10人くらいの逃げが、ちょうど自分が(集団を)引き終わった後にできてしまったので、それにはのることができなかったんですけど。法政と鹿屋が同じくらい(前に)出てくれてたので。そこから本来は自分は、チームのために確実に点を取りに行く選手だったので、中盤以降は逃げにいってという形でした。ちょっと早かったなと気もします。その10人逃げた後に、鹿屋の石橋さんとか強い選手がいたので、そのタイミングで行ったら、追走が2人だけになってしまって。その2人になったときがかなりきつかったです。しかも結構長くて。それがもう少し短かったら良かったんですけど。でも鹿屋を単独で逃がしたりするわけにはいかなかったので、行くしかなかったです。追走が入った時に、絶対に法政もチェックに入らないと、先に逃げている法政の人たちに追いついた時に数的不利になっちゃったりするんで。そのためにチェック入ったんですけど、それがなかなか早い段階だったので相当きつくて。でも、それはなんとか残り10周くらいで追走で追いついて、その後ぐちゃぐちゃになってからが本当にきつかったです。本当根性負けでした。応援してくださるみなさんにも申し訳ないです。
ー今回1番悔しいのは何でしょうか
結果を出してあげられなかったのが悔しいです。努力しても結果が出ないということは、努力が足りないということなので。過程は別に大切じゃないと思いますし、過程は評価されず、結果が評価されると思います。過程がないと結果も出ないですが。来年インカレ出るかわからないんですけどね。
ー来年、自転車を続けるか未定ということですか
そうですね、まだ決まってません。とりあえず神宮(クリテリウム)までは頑張ろうかなと思っています。まだわからないんですけど。
ー4年生が引退した後は
たぶん自分が主将なんですけど、野球とかでもベンチキャプテンとかがいるんで。人生かかってるので、なかなか決断できないです。この冬、本当に自分に甘えることなく、努力できたら、3月の時点で、残り半年を切ってる状態で自分がどうしたいかっていうのが見えてくると思います。もう今日から新しいチームで、勝てるチームをつくっていきたいですね。
島袋大地
ー今回のレースの感想をお願いします
自分のレースでの仕事として、1回目のアタックで逃げが決まった時に、酒向先輩と堀川が逃げを追う感じだったんですけど、それが帰ってきた時のセカンドアタックに自分がアタックに入って集団を様子見たりする役目で、その仕事自体はしっかり出来たんですけど、でも自分の力が無くて逃げの集団からちぎれてしまって、脚が攣ってしまっておりたっていう感じです。
ー具体的な作戦や選手それぞれの役割は
逃げに入って、後ろで湊先輩と相本がエースとして今回はやったんですけど、その選手を後ろで休ませるというような感じなんですけど、前で逃げてたら同じチームの後ろの人は追わなくてよくなるので、要するに脚をためれるって感じの作戦で脚を休めました。
ー9周目ではアタックしたことでトップの集団に入っていましたが、アタックのタイミングは狙っていましたか
そうですね。自分の仕事なので行かないとって感じで。
ー今回のコースは難しいものでしたか
難しいというよりも、本当に力が強い人しかこのコースは勝てないので、自分の力がまだ弱かったです。
ーご自身が苦しいと感じた時は
やっぱり逃げてる時で、集団から飛び出してる時が1番つらかったです。
ー優勝した鹿体大など他大の動きは想定していましたか
そうですね、想定はしてたんですけど力がやっぱり強くて上回っていたので、力の無さが目立ったというか、課題になりました。
ー天候や水分補給などのコンディションはどうでしたか
自分はすごく暑い方が得意なので、気候的には不利ではないですけど暑い方がよかったです。
ー自身のコンディションはどうでしたか
コンディション自体は悪くはなかったです。しっかり仕上げてこれたので大会前も乗ってる感じだと、ベストに近い状態でした。
ー前日、緊張はしましたか
前日は緊張はそんなにしてなかったです。当日のスタート前が色々考えたりとかして緊張しました。
ートラックの対抗得点が低いことでプレッシャーなどは感じましたか
そういうのはとくに無いですね。自分が決められたことをやるだけだと思っていたので。
ーこれからの課題や目標は見つかりましたか
やっぱり来年インカレで優勝したいですね。なので、そのためにもっと練習が必要ですね。あと基礎からしっかり埋めていって、インカレ前にしっかり練習に耐えられるような体を作っていくことが重要だと感じました。
ー次に出場する大会は
近いのだとツールド北海道、その次は六大学対抗戦です。
堀川裕輝
ー今日のレースを振り返って
辛かったです。完走できたことは良かったのですが、もっと上位にいく予定だったので、これからはもっと練習しなければいけないと思いました。
ー法大はどのような作戦を予定していましたか
自分を含めて3人ぐらいで序盤の鹿屋大の逃げに乗る作戦を立てていました。序盤は自分が上手く鹿屋大の逃げに乗ることができたのですが、その後思ったより早く捕まってしまったので、もう少し逃げ続けることができれば状況は変わったのかなと思います。
ー完璧には自分の役割をこなせなかったということですか
そうですね、自分がどんなに逃げても後ろが追いかけてきたら捕まってしまうので、やれる事はやったという感じです。
ー難しいコースを走ってみて
相変わらずきついですね。5月、6月にも同じコースで100kmのレースを走ったのですが、140kmは未知の数字でしたので自分でもどうなるかわかりませんでした。
ーレース中はあまり苦しそうな顔をされていませんでしたが
レース中は腰が痛くて筋肉は疲労していたのですが、心拍数は大丈夫でした。
ー調子が悪かったということですか
調子は絶好調でした。負荷がかかってレース中に腰を痛めました。
ー初のインカレ出場に関して
去年は出場できず悔しい思いをしたので、まず出れて嬉しかったです。
ー代表選手はどのような決め方でしたか
基本的には確実に強い選手を6人程選び、下の方は最後に決めます。
ー湊選手の6位入賞について
自分が終盤でもう少し仕事ができていれば順位も上がったと思います。湊先輩自身が動いて6位だったので、その作業を自分が手伝えればよかったです。
ートラックの対校得点が低くくロードに期待がかかっていましたが
むしろトラックの得点が低い方が相手にマークされないので、自分達は(気負いせず)走りやすかったです。
ーレースを終えて今後の目標は
きつくなってきた時に諦めないで付いていけるような練習をしたいと思います。
ー応援は力になりましたか
沿道から聞こえた声は本当に力になりました。凄く嬉しかったです。色々な場所に後輩たちがいて、常に自分を呼ぶ声が聞こえていたので感謝しています。
浅井創
ー今日のレースを振り返って
去年が16位だったので、今年は10位以内や表彰台を目指していたので今回の結果は悔しいです。
ー試合前のチームの作戦でどのような役割を任されましたか
最初に堀川と谷岡と酒向先輩が鹿屋大の逃げのチェックに入り、中盤から湊先輩や相本先輩や自分が前に出る作戦だったのですが、結局島袋先輩と自分が逃げに入る形になりました。
ー法大の作戦の中で自分の役割は果たせましたか
鹿屋大に食らいつき最後まで後ろに付いて逃げ切るという役割と、チームの為に逃げることで後ろを楽にできたかなと思います。
ー起伏が激しい難しいコースと言われていましたが
本当に上りと下りしかなくてきつかったです。サバイバルレースで、集団とかではなくて、自分との戦いになると思っていました。残り50km辺りでは苦しくて意識が飛びかけました。周りからの応援を聞いて絶対にちぎれてはいけないと思ったのですが、結果的にちぎれてしまい悔しいです。
ー今日のコンディションはいかがでしたか
コンディションはとても良く、今までで一番軽い体重だったので、足は結構回りました。
ー2年連続のインカレ出場ですが
去年よりは確実に強くなっていたと思うのですが残り20kmを我慢できず、良い結果には結びつきませんでした。
ー湊選手の6位入賞について
法大の目標はロードの総合優勝と湊先輩を優勝させる事だったので、この結果は悔しいです。
ーレースを終えて課題は見つかりましたか
優勝した選手に比べればまだまだ力不足だと思うので、また来年のインカレに向けてひたすら練習したいと思います。
谷岡尚輝
ー今日のレースの結果について
すごく悔しい気持ちでいっぱいです。でも、やっぱり得られるものもたくさんあったので、今年のインカレは自分にとってとても良いものでした。
ー谷岡選手のロード内での役割について
最初ファーストアタックを鹿屋が絶対にかけてくるので、4年生を勝たせるため、1,2年生の自分たちがそれについて行くこと。周りの大学に追わせて脚を使わせて、最後は、3,4年生の先輩に思いっきり行ってもらって、男子総合のロードをとってもらうって感じでしたね。
ーロードのメンバーはいつごろ発表されたのですか
7月末に決まって、それから8月の中盤の合宿までは完璧には決まってなくて。合宿が終わってからはほぼこれで行く、という形になりました。
ーそれは、どのようにして決まったのですか
修善寺のチャレンジサイクルロードレースと個人戦の結果で決まりました。
ー今日の谷岡選手の目標はありましたか
先輩に勝たせるのはもちろんですけど、それでただ自分がいなくなってしまうというのは全然だめなので、入賞を狙って、今日のレースに挑みました。
ー日本サイクルスポーツセンターのコースの手ごたえについて
4日前から練習してるんですけど。感じ的には、結構自分は上りが得意で、自分にとってすごく得意なコースだったので今回は絶対良い順位を狙える感覚でしたね。
ー具体的にどこが一番つらかったですか
最初、序盤で十何人逃げたじゃないですか。その後、後ろのメイン集団との差を広げるためにみんなで、スピードを上げあった時が一番きつかったです。
ー鹿体大の動きは想定内でしたか
想定内でした。
ー大学別総合得点について、トラックの選手の方から何かありましたか
とりあえずお疲れ様ってことと、チャンスはあるってことですね。
ー今日のコンデションについて
ばっちりです。
ー天候はどうでしたか
すこし肌寒いくらいですね。もう少し暖かくても良かった感じですね。
ー合宿後調子を上げられましたか
はい、できました。
ー前日は緊張していましたか
そうですね、今回のコースは自分でも得意ってわかってて、自信が緊張よりも勝ってて。あまり(緊張)しなかったです。
ー改めて初のインカレの感想をお願いします
高校では、個人を意識したレースだったんですけど、大学のインカレになると、チームを勝たせるということを意識していて。今までそういうことをしたことがないので、その難しさと、大学のインカレという本当に選ばれた強い選手しかいない中でのレースだったので、高校とは全く違うスピードとプレッシャーを感じました。
ー具体的な高校の大会と大学の大会との違いについてお願いします
そうですね、自分が一番違いを感じたのは、やっぱり学校で勝つということが一番違うと感じました。自分たちの高校では、今まで5人とか6人で大会いってたんですけど、大学になると、二十何人になるので。団体で勝つということがインカレとインハイの違いだと感じました。
ー寮生活には慣れましたか
はい。
ー今後の課題と抱負をお願いします
今後の課題は、まだまだ伸びるという自覚が自分にあるので、とりあえず、それに向けて練習をすることと、抱負はこのインカレのロードレースで入賞を絶対に狙っていくということです。
フォトギャラリー
- 初出場で24位の堀川法大トップの6位だった湊
- 酒向は目標の5位以内には届かなかった
- 相本は昨年から順位を下げ14位
- 初出場で24位の堀川
- もがきながら走る浅井
- 2年ぶりにインカレを走った大城
- 島袋は2年連続の完走とはならず
- 1年生の谷岡は13周目でレースを降ろされた