関東大学リーグ戦 対早大 7失点大敗を喫し3連敗
平成26年度関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅰ-A 対早大
2014年9月20日(土)
ダイドードリンコアイスアリーナ
2連敗と波に乗れない法大。次に迎える相手は、昨季インカレ覇者の早大だ。優勝を目指すにはこれ以上の黒星を避けたいところだったが、またも大量失点で敗戦。開幕3連敗となった。
試合結果
トータル試合結果
2 (32) |
0(14) | 1P | 4(10) | 7 (30) |
---|---|---|---|---|
2(11) | 2P | 2(10) | ||
法政大学 | 0(7) | 3P | 1(10) | 早稲田大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|---|
早大 | 1 | 03:59 | 18 金子立樹 | 12 加賀美太一 | ― | ― |
早大 | 1 | 06:58 | 26 青木優之介 | 4 斜森敬太 | ― | ― |
早大 | 1 | 11:45 | 21 池田一騎 | 18 金子立樹 | 12 加賀美太一 | ― |
早大 | 1 | 18:16 | 26 青木優之介 | 24 三浦亮 | ― | ― |
法大 | 2 | 00:24 | 4 佐々木祐希 | 22 小原日向 | 13 松本力也 | PP |
法大 | 2 | 01:04 | 18 西口開羅 | 10 間山慎也 | ― | ― |
早大 | 2 | 10:10 | 88 寺井敏博 | 28 石川貴大 | 18 金子立樹 | PK |
早大 | 2 | 16:12 | 12 加賀美太一 | 21 池田一騎 | 7 新井遥平 | ― |
早大 | 3 | 19:09 | 14 森田哲朗 | 88 寺井敏博 | 7 新井遥平 | ― |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 間山慎也 | A 22 小原日向 | 23 末廣直樹 | C 4 佐々木祐希 | 8 川上朝日 |
2 | 13 松本力也 | 18 西口開羅 | 91 中口郁弥 | 81 横山恭也 | 16 畑中大季 |
3 | 89 吉村紀耶 | 61 大山翼 | 71 阿部拓斗 | 6 松本勝利 | A 88 石橋智輝 |
4 | 11 吉田厳介 | 19 磯田祥平 | 92 大野峻丈朗 | 2 今将駿 | 3 髙橋魁人 |
※GKは#55富田哲平が先発。第1ピリオド途中から#35藤田拓丸が出場
戦評
前節までの2試合で課題だった第1ピリオドの動き出し。この日はパスを回し積極的に攻めていく。だが3分、GKと1対1となった金子立樹に先制点を挙げられてしまう。早くも追う展開となるが、6分にもディフェンスが手薄となったところに2失点目。11分にもマークを外れていた選手にシュートを決められ、0―3に。パックを持った相手に追い付けずにフリーでゴールを許し、失点を重ねた。ここで法大はたまらずタイムアウトを取る。しかし、残り2分にも失点し、第1ピリオドを4点ビハインドで終えた。
第1ピリオド終了間際に早大に反則者が出たため、パワープレーで始まった第2ピリオド。このチャンスを逃したくない法大は、FW小原日向(営4)の好パスにDF佐々木祐希(営4)がゴール前で合わせ、1点を返す。3試合目にしてようやくパワープレーでの得点を挙げた。続けて1分にはFW西口開羅(法1)が2点目を挙げ、久しぶりに法大ベンチが活気づく。だが、この流れがその後続かない。小原が度々一人で攻め上がりゴール前まで攻めるもマークにあい、シュートを打てない。ゴール前で粘り強く攻めるもあと1本が出ないと、リバウンドも詰められない場面が重なり、チャンスを逸する。すると7分、8分と連続して反則を犯し、3対5のペナルティキリングを迎えた。早大はパス回しでディフェンスを崩しにかかるがなんとかかわし、1人目の反則が終了。しかし、4対5となった直後、遠目から放たれたシュートがゴール左に決まると、16分にも6点目を奪われ再び差は4点となった。
勝利には攻め続けるしかない法大だが、第3ピリオドは攻めの姿勢が弱くなる。攻撃が淡泊になり、結局シュート7本と攻めきることができず。終了間際にもミスで1点を追加され、試合終了のブザーが鳴り響いた。
これまでの2試合とは異なり、攻撃面には粘りが見えてきた。だが、ゴール前で最後に決める選手がおらず、得点力不足が依然として解消できていない。そして何よりも、3試合で18失点と崩壊しているディフェンスの立て直しが急務だ。それでも「3敗したが、まだあきらめてはいない」と小原。次戦は中2日で、昨季2冠の中大と対する。強敵から勝ち点をつかみとり、悪い流れを断ち切りたい。(熊谷優)
選手のコメント
FW 小原日向副将
―今日の試合を振り返って
1ピリに自分たちのミスで早い段階で3失点していましましたが、2ピリの最初に2点返せて、そのあとチャンスを決めきれずに2対7という結果で終わってしまいました。でも、今日は最後まであきらめないでできたと思います。
―前の2試合と比べて動き出しが良かったように思えます
今日は勝たないとまず優勝もほとんど消えてしまうので、今日は最初から勝ちにこだわってやっていたんですが、守りの部分でミスが出てしまったのでそういうところですね。
―守りという点では3試合で18失点となっていますが
勝てる試合も勝てなくなってしまいますし、練習で守りをやって失点を減らしてもっと得点も取らないと、次の中央は勝てないと思います。
―ノーマークでゴールを決められる展開が目立ちました
声の掛け合いもなかったと思いますし、周りも見ていなかったですね。
―2ピリの序盤の良い流れを継続できませんでしたが
2ピリの最初の方は点数を取らないと勝てなかったのでチェックも行っていましたが、2点取ってからはチェックにいくのも甘くなってきて、最後2ピリに2点取られて、また3ピリに4点ビハインドから(スタート)というので、そういうところで自分たちを苦しめてしまったという点が大きいです。
―ゴール前であと1本が出ないという場面も多かったように思います
あと1本というのは決定力不足だと思うので、練習からしっかりゴールに行けるように意識していきたいです。
―ご自身で決めにいこうという意識はありますか
2ピリは狙いにいって外してしまったんですが、外したあとそのリバウンドも詰められませんでした。次の中央まで時間がないのでそういうところも自分でしっかり最後決められるように努力したいです。4年生のFWとして点数も取って、チームを引っ張っていければいいと思います。
―ここまでの3試合の得点力不足についてFWとしてどう考えていますか
得点を決めないと勝てないので、とりあえず次の中央は0に抑えて得点を取って勝てればいいと思います。パスを探しすぎているのかなと感じます。もう少しゴールに向かっていけたらと。あとはリバウンドをゴール前で戦えればとゴールが増えていくと思います。
―次の試合に向けて
3敗していますがまだあきらめてはいないので、勝ってこれからにつなげられるような試合にしたいです。
DF 横山恭也
―今日の試合を振り返って
みんな一生懸命したと思いますが、失点が大きいかなと思います。
―3試合で18失点の原因はどう考えていますか
キーパーを中心として守れていなくて、ちょっとしたミスで失点したりと、簡単に点数が入れられているというイメージです。
―試合前に、何かディフェンス陣の間で話されたことは
毎試合、失点を少なくしようとやっているんですが、最近点を取られすぎなので、あとは次の練習から意識してやっていきたいと思います。大事なのはみんな勝つことに対していかに強く思うかだと思うので、技術的な問題ではないと思っています。
―第2ピリオド開始直後に動きが良くなりましたが、何を話されていたのですか
取られたものはしょうがないので、まず点数を取って追いつこうというふうになりました。
―横山選手は昨年に比べ、個人的に攻め上がる回数が少なくなっていると思いますが
まだ選手層が薄いので、守りを意識してやっているのは確かです。
―次の試合への意気込みをお願いします
3連敗が続いているので、次は絶対に勝って勝ち点を取りたいです。
フォトギャラリー
- 1Pにタイムアウトで立て直しを図ったが…
- ディフェンスの再建が急務
- 今リーグ戦初ゴールの佐々木
- 小原が度々攻め上がるもあと1本が出なかった
- 一時2点差に迫るゴールを放った西口
- 西口のゴールに沸くベンチ
- 第1セットで奮闘したFW間山慎也(営4)