SBC杯第21回全日本スピードスケート距離別選手権大会
2014年10月24日(金)~26日(日)
長野県エムウェーブ
今大会の最終日は1000m、5000m、マススタートが行われた。1000mでは中村駿と藤野が、マススタートでは三輪が見事表彰台入りを果たした。さらに中村駿、藤野がワールドカップ代表、中村隼がジュニアワールドカップ代表に選出された。
個人成績(1000m、5000m)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム |
---|---|---|---|
1000m | 2位 | 中村駿佑 | 1分11秒15 |
3位 | 藤野裕人 | 1分11秒34 | |
10位 | 中村隼人 | 1分12秒04 | |
20位 | 三輪準也 | 1分13秒36 | |
5000m | 6位 | 三輪準也 | 6分44秒38 |
9位 | 佐藤裕斗 | 6分46秒16 |
個人成績(マススタート)
順位 | 選手名 | スプリントポイント | 着順 | タイム | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
sp1 | sp2 | sp3 | sp4 | 合計 | ||||
2位 | 三輪準也 | 40 | 40 | 2 | 8分36秒701 | |||
5位 | 矢島友喜 | 3 | 3 | 12 | 8分54秒831 | |||
9位 | 佐藤裕斗 | 5 | 8分38秒126 | |||||
13位 | 大槻貴弘 | 13 | 9分03秒949 |
※マススタートのルール
全部で16周を滑走。最初の一周は急加速することなく1つの集団で滑走し、ベル信号の合図より2周目から加速が許される。フィニッシュ時の上位3人がメダル獲得となる。
レース中に3回の中間スプリントと最終スプリントがあり、レース順位はポイント制の勝負となる。4・8・12周通過時、1位に5点、2位に3点、3位に1点のスプリントポイントが与えられ、フィニッシュの最終スプリントでは1位に60点、2位に40点、3位に20点が与えられる。3回の中間スプリントとフィニッシュ時のポイントの合計で最終順位が決定する。
また、周回遅れのスケーターはレースを終了させられる。レース中に他者を妨害するなどしたら失格となる。
戦評
大会最終日となる今日は、5000m、1500m、マススタートレースが行われた。
まず行われたのは5000m。法大からは佐藤裕斗(営3)、三輪準也(営3)が出場。佐藤は昨年より順位とタイムを上げ、成長ぶりを見せた。距離別選手権での5000mは初出場となる三輪も6位と健闘した。
続く1000mに出場したのは、三輪、中村駿佑(営3)、藤野裕斗(文3)、中村隼人(営1)。エース中村駿は貫禄ある滑りで見事2位を獲得。中村隼、藤野は同走の組み合わせとなり、互いに譲らぬ接戦を繰り広げた。スピードを緩めることなく勢いのある滑りを見せた藤野は3位。ルーキー中村隼も10位に食い込んだ。三輪は「練習不足だ」と本人が語るように、20位と奮わない結果に終わった。
今年からの新種目であるマススタートレースには三輪、佐藤、大槻貴弘(法4)、矢島友喜(営2)が出場した。「三輪を勝たせる」戦略を立てた法大勢。序盤に残り3周というところで飛び出した三輪は、終盤の激闘を勝ち抜き2位。戦略通り、見事表彰台に上った。
また今大会の結果により、中村駿、藤野がワールドカップ第1戦〜第4戦の選手団に選抜された。さらに1年の中村隼もジュニアワールドカップ第1戦を獲得することができた。
それぞれが練習の成果を発揮しながら課題を見つけることができた今大会は、法大にとって非常に収穫のあるものになったに違いない。今後続く11月のワールドカップ、12月の全日本学生選手権等で、さらに磨きのかかった走りを見せてくれるだろう。(野口愛優)
選手のコメント
中村駿佑(1000mに出場)
ー表彰式を終えて今の気分は
初めて表彰台に乗ったので嬉しいです。純粋に。昨年色々あって辛かったので、結果で復活したことを示すことができたので良かったと思います。
ー準優勝という結果について
あのタイムで2位になれると思わなかったので良かったです。
ー狙っていたタイムはありましたか
狙っていたのは1分10秒頭なんですけど、思ったよりもリンクが滑らなくて、ラップも全然出なくて大変でした。
ー藤野選手も共に表彰台に上がったことについて
一緒に練習してきて自分だけだとやっぱりあれなんですけど、複数(表彰台に)乗ることで自分たちの練習が間違っていないんだなという自信につながりました。これからもっと後輩たちにバンバン表彰台に乗ってもらえるんだなと練習に対する自信になったので良かったです。
ー弟さん(中村隼人選手)が表彰式の間に涙を流す様子を見かけたのですが、何か声はかけられましたか
別に何もないてすよ(笑)お前も選ばれるようになれよとしか言えなかったです。
ー弟さんが中学の頃成績が良く高校で伸び悩んだというお話を聞いたのですが、大学に入ってどのように変わったと思いますか
だいたいみんな同じくらいのタイムなので、誰が勝っても負けてもおかしくないくらいなので、一発はまれは自分の上にも来ると思います。
ー昨日の500mについて
昨日は目標が8位だったので上々です。予定通りです。1000mに向けての500mだったので。
ー1000mの方が本命だったということですか
はい、1000mの方が得意なので。1000mの方が気持ちが楽です。500mはミスができないので。
ー昨日のレースで前走者が転倒しましたが影響はありましたか
あれは滑っているときにちょっと頭によぎりました。でもあまり変わらなかったと思います。
ー今日のレースで準優勝できた要因は何だと思いますか
最後のラスト一周で、フォームがあまり崩れないでバタバタしなかったのが良かったと思います。それが2位という結果につながったと思います。
ー昨日のレースから今日のレースにかけて改善した点はありますか
いえ、特にないです。普通にやればいけると思ったので。
ーこの大会に向けてうまく調整はできましたか
うーん、少し問題ない気もしますけど、でも上々だったと思います。
ーコンディション的にはどうでしたか
体は動いていたので、リラックスして滑れればというところてした。今日はリラックスできていたと思います。
ーレース前緊張感などはなかったですか
そうですね、1000mの時はなかったです。500mはちょっと緊張しました。
ー法大の中で1人黒いウェアだったのには何か理由があるのですか
特にはないんですけど、一応卒業している年代でインカレも出れないので、あのワンピ着ててもしょうがないと思って。作ってくれるって言われたのて、作ってもらいました。
(ワールドカップ代表決定後)
ーワールドカップ出場が正式に決まってどのような気持ちですか
やっとという感じです。前に一回行ったんですけど、その時はほとんど自分の力ではなくておこぼれで選ばれただけだったので、今回は自分の力でつかんだ代表なのでやっとスタートラインに立ったという感じです。しっかり頑張っていきたいと思います。
ー前回と気持ち的に違う部分はありますか
前回は本当にただ連れて行ってもらっただけなんですけど、今回はワールドカップ後半戦とか来年のワールドカップの枠を取るのに、取らなきゃいけない位置で選ばれているので、いつもと違ってちょっとプレッシャーがあります。だけど、枠を取ることにとらわれずに枠を取りにいきたいと思います。
ーワールドカップまで二週間ほどしかありませんがどのように取り組んでいきたいですか
いや、もういつも通り練習して調整するだけです。いつも通りいつも通りいつも通りと思ってやります。
ー練習は特に選抜された選手たちとすることはないのですか
集合が(来月の)9日なんですけど、9日前まではないので、そこまでは自由です。法政で練習します。
ーワールドカップ以外に国内のどの大会に今シーズンは出場予定ですか
多分全日本スプリントくらいです。年末の。
ー最後にワールドカップへの意気込みを改めてお願いします
枠取ることと、世界距離別に出れるように頑張ります!
大槻貴弘(マススタートに出場)
ー今日のレースを振り返って
チーム内では三輪くんを勝たせる作戦でした。自分は特にやることはなかったんですけど、最後まで滑りきろうと思って積極的にいきました。主は三輪くんを勝たせる作戦でしたけど、それにともなってそれぞれもという感じでした。
ー三輪選手が準優勝して嬉しかったですか
1位を獲ってもらいたかったです。
ーマススタートの難しさとは
どこで先頭に出るのかだったり、後ろに引いたりするのかによって大きく展開が変わるので、その選択が大事だと思います。
ーグループが3グループありましたが
あれは抽選で決まります。
ーどのグループが有利というのはありますか
いえ、特にないです。どこに入るかとか、誰の後ろにつくのかが大事ですね。速い人の後ろについて最後に刺すとか、そういうことの方が重要だと思います。
ーマススタートに法大からは4人出場しましたが、出場資格は
この大会に出れれば出れます。
ー昨日のレースから反省して生かした点はありますか
最後までばてないように、死なないように。(笑)昨日よりは楽に滑れたんですけど、結局最後になってしまいました。体力的に足りなかったです。しょうがないと思います。
ーこの大会の総括をお願いします
滑りきったので良しとします。無事終わることができたので良かったです。
ー今後出場される大会は
自分は12月の学生選手権とインカレには出る予定です。とりあえず出る予定でこれからも頑張っていきたいと思います。
ー次の大会までどのような取り組みをしていきたいですか
陸トレくらいしかできないんですけど、体力面を補っていけるようにトレーニングしていきます。
ー学生選手権での目標は
入賞することです。
佐藤裕斗(5000m、マススタートに出場)
ー今日のレースを振り返って
5000mで目標としてたベストは出たので、良かったかなと思います。
ー調子はどうでしたか
悪くはなかったです。
ーマススタートについて
マススタートは何にも考えずにとりあえず出た感じなので、雰囲気を味わったという感じです。
ー実際に滑ってみての感想は
特にないです。
ーレースの結果については満足していますか
5000mは満足ではないですが、今の力は出せたかなと思います。
ー今大会を振り返って
例年通りといえば、例年通りかなと思います。
ー今後の出場予定のレースは
ジャパンカップ、学生選手権、インカレです。
ー目標は
インカレで優勝することです。
藤野裕人(1000mに出場)
ー今日のレースを振り返って
1500mがもたなくて、けど動き的には悪くなかったので、今日は最初から攻めて600mまででいききって、後はもう気持ちで勝負と思っていました。しっかり600mまでトップの方と同じくらいで入れて、滑り的には国内ベストはもう出たので良かったかなと思います。
ー中村隼人選手と同走でしたが
隼人とは、隼人が高校生くらいのときからずっと一緒に練習している仲なので、意識もするんですけど、いつも通りというのができて全然1500mの時より緊張もなかったです。レース中でも気持ちに余裕がある中で滑れたので、良かったなと思います。
ー調子はどうでしたか
朝滑った感じも別に悪くなくて、昨日の空きの時間に滑った感じも全然悪くなかったので、今日はそのまま良い感じのまま滑れたので、良かったです。
ー2周目に疲れなどはなかったですか
足に乳酸がきてて左足が動かないくらいまできていたんですけど、後輩の中村隼人と滑っていて、負けられないなという意地があって動かせたので、あんまり落としすぎず回ってこれたかなと思います。
ー昨年の大会よりタイムがあがりましたが
まあちょっとずつですけど、上の方の人たちに近づけてるのかなと思います。
ーレース中のコーチからの指示は
最初から出していけと、あと1本しかないから全部出しきれって言われていました。自分が考えてることと一緒だったんで、しっかり全部出しきることだけ考えてました。
ー表彰台は狙っていましたか
狙うというか、1500mの感じ的に表彰台はちょっと難しいかなと思っていました。今日の目標は全部自分の力を出しきるってことだったんですけど、出しきった結果距離別では初めて表彰台に上れたので、表彰台につながって良かったかなと思います。
ー3位という結果については
自分の中では最高順位なので、今は嬉しい気持ちの方が大きいです。
ー今大会を振り返って
自分としては1000mの方が得意種目なので、得意な方でしっかり結果が出せたことは、良かったのかなと思います。
ー今後の出場予定は
代表に選ばれれば前半戦のワールドカップに出場することができるんですけど、選ばれなかったらジャパンカップがあるのでそれに出る感じです。
ーワールドカップの代表は狙っていましたか
今年、第1戦が帯広なので、枠がいつもより多かったのでそこは狙っていました。
(ワールドカップ出場決定後)
ーワールドカップ出場が正式に決まりましたが、今の気持ちは
嬉しいですね。3戦なので、そこに入れてとりあえず嬉しいです。
ー目標は
次の大会に出るための枠取りが大事になるので、少しでも上位に入れるように頑張りたいと思います。
ーワールドカップまではどのように取り組んでいきたいですか
そんなに時間がある訳ではないんですけど…北海道に戻って。今から新しいことをしてもどうしようもないので、いつも通り練習して調整していきたいと思います。
ーワールドカップに出場されるということは、12月の全日本学生選手権には出場されないという形になるのでしょうか
参加が難しくなりますね。残ってるメンバーの方に頑張ってもらいたいです。
ーワールドカップに向けて
初めて行くので楽しみな部分も多いんですけど、プレッシャーもあります。それに負けないでベストを出せたら最高です。まあ、楽しんでこれたらいいかなって思います。
三輪準也(1000m、5000m、マススタートに出場)
(マススタート表彰式後)
ー今のお気持ちは
普通に嬉しいです。
ーマススタートではどのようなレース展開にしようと
スケートはダブルトラックで実力差が出てしまうんてすけど、マススタートは運もあれば展開次第ではその実力差を埋めることができるので、今回ウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が圧倒的な強さだったんですけど、それを戦術によって埋めることができました。
ー一昨日ずる賢さを出したいとおっしゃっていましたが
勝ちに徹して、自分でこれ以上にないレースができたと思います。
ー本日はタフなレースになりましたが
練習不足が5000mの時に出てしまって、タイムの上がり次第では代表に入れたので残念です。1000mも5000mの疲れでまったく滑れませんでした。
ー5000mではウィリアムソン師円選手と同走でしたが
見とれていました。
ー今大会に向けて取り組んだことは
何もないですね。とにかく大会をしのぐだけでした。夏場から練習をしようと思ってもサボってしまって、そういう悪いところが出てしまいレース中も練習しておけば足がもったんだろうなという感じです。でも今回でやっと気が向きました。
ー今大会の収穫や課題などは
他の選手に比べて練習量が10分の1ないぐらいで、ふざけてるなって思ったのでそこを練習の効率で埋めてきています。質にこだわりすぎたので量を増やしてみようかなと。
ー質の高い練習とは
ただ滑るだけじゃなくて一回一回とにかく考えて、練習の一本をやるのに対して何十分も考えて一本一本考えてやってました。
ー具体的にはどのようなことを考えて
1500mを練習する時だったら、体重移動とかするタイミングでおせていないので、そこを自分の一本をとってから他のうまくできてる選手を見てもう一回考えて、次はどのタイミングでおそうとかを考えてからもう一本みたいな感じでやっています。
ー中村選手や藤野選手が表彰台に上ったことで刺激などは
あの人たちは練習をちゃんとやってきたので、成果が出たんだなと。
ー12月の全日本選手権に標準を合わせてるとのですが
今のまま頑張っていけば。ちょっと不安だったんですけど、5000mが思ったより滑れたのでそこまでには何とか間に合うかなと思います。
ー今後の大会に向けて
勝ちます。
矢島友喜(マススタートに出場)
ー今日のレースを振り返って
今日は三輪さんのアシストになれればいいかなって思っていたレースでした。最初の1周目で三輪さんをウィリアムさん(日本電産サンキョーウィリアムソン師円選手)の後ろにつけることを第一の目標というか、一番の指示だったので。それができたので良かったかなと思います。
ー残り7周のタイミングで前に出たのも、三輪さんのアシストのためですか
それはもう成り行きで。スピードがついてたので、このままポイントとっちゃえばいいのかなって。それでポイント取っただけです。
ー狙っていた順位はありましたか
いや、もう全然!順位頂けただけで。失格になるんじゃないかとヒヤヒヤしながらやってたので、順位いただけて有難かったです。
ー今大会全体を振り返って
初めての大会で緊張ばっかだったんですけど、自分の中で今シーズンの光…目標が見えたので良かったです。
ー目標というのは具体的に
1500mでは1分52秒頭から51秒にかけて。3000mでは4分切れればいいかなっていう目標を持って、今年はやっていけたらなと思います。5000mも3000mのスピードを殺さないように滑り切れればいいかなと思います。
ー今シーズンのために特に取り組んできたことはありますか
これってものはないですね。教職であまり練習出れてなくて、自分の思うようにいかないところも多々あったんですけど…まあ、やってました。
ー中村駿佑選手と藤野選手が表彰台に上りましたが、そのことでモチベーションに影響はありましたか
もう嬉しかったです!(マススタートの)レース前に2人が2位、3位を獲っていたので、モチベーションは上がりました。
ー今後出場される大会は
来週帯広の森(スピード競技会)があって、次がジャパンカップの第1戦から第3戦までやって、あと全日本学生選手権という感じになります。体調を崩さないように頑張れたらいいなと思います。
ー次の大会に向けて
次の大会も屋内で、自分はあまり得意としていないリンクです。そのリンクでも1500mで1分55秒は切りたいなと思っています。
中村隼人(1000mに出場)
ー今日のレースを振り返って
600mまでは今までにないくらいに良かったんですけど、最後足にきてしまい止まってしまいました。課題も見つかりましたけど良いレースだったのかなと思います。
ー500m、1000m、1500mに出場しましたがそれぞれどのように臨もうと
500mはスピードを出す練習だと思ってやっていたので、それがうまく1000mのレースにつながりました。1000mと1500mを通して最終ラップが課題だということも改めて確認できたので、良い大会でした。
ー代表選考もかかっていましたが、大会を迎えるにあたっては
最初の1500mで何がなんでも決めたいと思って臨みました。(代表がほぼ)決まって後の2本は気持ち楽に滑れました。代表に選ばれることが最大の目標だったので、それは達成できてとりあえず良かったです。
ータイムに関しては
調子が悪いわけではないんですけど、レースの前半まではだいぶ良かったので後は練習し直して、先輩方も活躍してくれたので、それを追いかけて頑張りたいです。
ー中村駿佑選手と藤野選手の表彰式の間に涙を見せることがありましたが
昨年色々とあったので、本当に良かったなって。
ー兄である中村駿佑選手、中村奨太選手(ロジネットジャパン)と一緒の大会に出るなかで、意識などはしましたか
近いようでまだ遠いので少しでも届くようにと挑みました。ちょっとは差が縮まったかなという感じですね。これから頑張る励みになりました。
ー姿勢が低く、蹴りが弱いとおっしゃっていましたが
ラップを見る感じではだいぶスピードが出てきて氷も捉えられてるかなという感じなので、少しずつですけど進歩はしてると思います。
ー大学初の大会でしたが、改めて今大会を振り返って
高校でけっこう苦労したので、大学に入って心機一転頑張ろうと思った大会で良い成績が出せたので、これからもっともっと頑張っていこうと思いました。
ー高校で苦労したというのは
中学校の時に比べると高校の時に伸び悩んで、色んな人に迷惑をかけたのでこれからしっかり恩返しができたらなと思います。
ー大学に入りに、伸びたきっかけは
同じ距離で自分より速い先輩がたくさんいたので、日々の練習から先輩に食らいついてやってきたのでそれが良かったと思います。
ージュニア代表に選ばれると思いますが
代表入りするのが目標の一つだったんですけど、これから世界大会で表彰台に上れるようにしていきたいと思います。
ー世界はいつ頃から意識しましたか
中学校の時に一回選考に絡んでその時は年齢制限で出られなかったんですけど、そこから毎年のように行けると言われながらなかなか行けなくて。今回最後のチャンスでジュニア代表をつかめたので、生かしていきたいなと思います。
ー今後の課題を改めて
最初のスタートがどうにも速くなくて、スタートが速くなれば次のラップも上がってくると思うので、最初のスタートダッシュと最後のラップを課題にやっていきたいと思います。
(ジュニアワールドカップ出場決定後)
ー改めて今の感想を
ほぼ確実だったんですけど、やっぱり名前を呼ばれた時は嬉しかったです。
ー今までの苦労などが思い返されましたか
そうですね。だいぶ辛かったので良かったです。
ーコーチでもあるお父様から何か声はかけられましたか
色々手続きとかもあってまだ話してないですけど、あまりないと思います。
ーレース前は何か声をかけられましたか
初日は「いけよ」とは言われたんですけど、後はほぼ初日で決まったので「落ち着いて滑れ」と言われました。
ー実際滑ってみて
500mは専門じゃないので気負わずに行けたんですけど、最後の1000mは一番得意としている種目だったので、緊張してしまったんですけどいつもよりは落ち着いていけたと思います。
ー中村駿佑選手と藤野選手がワールドカップに選ばれましたが
同じ大学に代表になるような選手がいるというのは自分にとっても良い環境であると思うので、これからしっかり先輩方を目標にして来年再来年と自分が勝てるようになればと。
ー今後、大会が立て込んでいますが
毎週のようにレースがありますげど、毎年そんなような感じなので特別ということはないです。
ー海外の大会は初ですか
3月にオーバルファイナルという大会があるんですけど、それは1年間の成績のトータルで高校生の中から選ばれるやつで、何度か出場したんですけど、こういう正式な大会で選ばれたのは初めてです。
ー海外でレースするなかで意識することは
自分の滑りをして表彰台に上れるように頑張りたいです。
ー最後にジュニアワールドカップに向けて意気込みを
ずっと念願だった日本代表になれて、チャンスをいただいたのでチャンスを生かして表彰台に上りたいと思います。