【バスケ】第90回関東大学バスケットボールリーグ最終順位決定戦プレイオフ 対慶應大 遂に抜けたトンネル、10試合ぶりの勝利でリーグ戦を7位で終える
第90回関東大学バスケットボールリーグ戦プレイオフ 対慶應大戦
2014年11月2日(日)
国立代々木第二体育館
昨日国士舘大に敗れ、10連敗となった法大。選手からも「チームとして勝ち方がわからなくなっている」という言葉も漏れ苦悩の時間が続いている。しかし、戦いは続く。2か月続いたリーグ戦もこれがいよいよ最終戦。インカレのシードを得る為にも、何としても7位を確保したいところだ。
7位決定戦の相手は慶大。リーグ戦ではアウトサイドに苦しみ連敗となった。今季通算も1勝4敗とライバルながら苦渋を舐めている。慶大は前日、明大と激しい攻防を繰り広げた末に敗れ、暫定順位6位以上の成績は厳しくなったものの、OB達の激しい応援を背に果敢に挑んでくるだろう。
インカレシードを賭けた今季最後のライバルとの一戦。何としても勝利が欲しいが・・・
※プレーオフ制度について
1部リーグはは10チーム2回戦の総当たりを行った後、トーナメント方式による1~4位、5~8位の最終順位決定戦を実施。(プレイオフ制度)。対戦は以下の通り。
7位決定戦 慶大(リーグ6位)vs法大(リーグ8位)
5位決定戦 国士舘大(リーグ5位)vs明大(リーグ7位)
3位決定戦 拓大(リーグ2位)vs筑波大(リーグ4位)
1位決定戦 東海大(リーグ1位)vs青学大(リーグ3位)
トータル試合結果
85 法政大学 |
24 | 1Q | 23 | 75 慶應大学 |
---|---|---|---|---|
12 | 2Q | 16 | ||
24 | 3Q | 26 | ||
25 | 4Q | 10 |
法政大学スターティングメンバー:慶大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 181/78 | G | 4 | 2 | 4 |
#35 山岸 玲太 | 178/68 | G | 9 | 3 | 1 |
#24 加藤 寿一 | 190/75 | F | 21 | 6 | 0 |
#5 松澤 大晃 | 197/82 | C | 8 | 8 | 3 |
#16 沼田 凌 | 190/85 | C | 17 | 9 | 0 |
大学交代選手:慶大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#11 中野 広大 | 182/71 | F | 6 | 1 | 0 |
#14 植村 哲也 | 175/75 | G | 12 | 3 | 3 |
#17 小山 弘晃 | 170/65 | G | 0 | 0 | 0 |
#19 田宮 開(C) | 182/72 | GF | 0 | 0 | 0 |
#25 上山 敦士 | 185/80 | PF | 6 | 2 | 1 |
#31 安達 幹 | 187/87 | PF | 2 | 1 | 0 |
#57 安達 和貴 | 177/74 | G | 0 | 0 | 0 |
戦評
第1Q。加藤寿一(文3)がドライブで切り込み、そのシュートを沼田凌(法3)がリバウンドし、ファウルをもらう。コートに立つメンバー全員からゴールを狙う姿勢が見られる法大は、山岸玲太(営3)の3P、加藤のジャンプシュートなどでリードを広げていく。8分を過ぎると慶應は1年生ながら持ち前の体格と思い切りの良さで存在感を見せるトカチョフ・サワがインサイドを攻めはじめると、リズムがよくなり、それはディフェンスにもいい影響を与える。いつもの法大ならここで点が取れずにずるずるといってしまうが、エース加藤が3Pを決めて流れを渡さない。4分には最近プレイングタイムが伸びている上山敦士(営1)を起用。その上山が松澤大晃(法4)とのハイアンドローで得点をアシストし、残り時間が1分を切ったところではゴール下で当たり負けせずに得点する。第1Qはお互い一歩も譲らず、24対23で終了。
第2Q。慶應ボールで始まると、焦らずにチームでパスを回し、最後はマークが外れたサワが確実に決める。沼田や松澤がインサイドで決めきれないでいると、権田隆人が得意のジャンプシュートを含む3連続得点。慶應のベンチも盛り上がりを見せる。4分間無得点の法大は6分にタイムアウトをとり、監督が選手に檄を飛ばす。それが功を奏したのか、タイムアウト明け早々に山岸がフリースローライン近辺からシュートを決めて、このQ初得点を挙げる。そのまま勢いに乗りたい法大は加藤が1対1からボールを浮かせる技ありのゴール、上山が0度からのジャンプシュートを決める。3分を過ぎた頃には走った上山に植村哲也(文1)が素晴らしいベイスボールパスをして、得点を演出する。良い流れで終わりたかったが、途中出場の黒木亮に2本決められ、36対39で2Qを終了する。
第3Q。前半を終了して、1得点と本来のプレーができていない沼田がインサイドで1対1を仕掛けると、バスカンをもらい、フリースローもしっかりと決めて、幸先よくスタートする。しかし、9分13秒には伊藤良太をマークしていた山岸が、この試合3つ目のファウルを犯して、ベンチに下がってしまう。ディフェンスの要が抜けた影響があったのか、ボールを簡単に回されて、サワと黒木にゴール下で得点を許す展開が続いてしまう。それでも沼田にボールを集め、その沼田が中距離のジャンプシュートや3Pを決めて、5分間で12得点と大爆発。慶應にしっかりと食らいつく。沼田の頑張りをみて感じるものがあったのか、残り5分間今度はアウトサイド陣が意地を見せる。まずは植村が相手の戻りが遅くなった一瞬の隙をついて走り、そこに佐藤翔耶(法2)が鋭いパスを出しゴール。又も植村がバンクショットで得点を重ねると、シューター中野広大(法2)がファウストシュートで3Pを決める。守りでも山岸が相手のトラベリングを誘発させるディフェンスを見せて、法大ボールとすると、中野が2本目の3Pを沈めて、3Q終了。60対65と接戦のまま最終Qを迎える。
第4Q。スターターに中野と上山を起用。伊藤にいきなり3Pを決められてしまうが、法大の3Qからの勢いは止まらない。沼田がポストプレーであっさりと得点、上山がボールを奪い早い展開の中で、中野がシュート、惜しくも外れてしまうが、リバウンドをしっかりとり、セカンドチャンスを佐藤が鮮やかなドライブで決める。すると、6分57秒に松澤のペリメーターからのシュートが決まりついに同点に追いつく。続けざまに、加藤が福元直人のシュートをブロックして、そのまま速攻に持ち込み松澤がフリースローをもらう。1本でも入れれば逆転となるが、2本とも落としてしまい、逆転ならず。それでも加藤が冷静にシュートを決めて、6分に逆転に成功する。その後も沼田のダブルクラッチや佐藤のバックシュートなどで次々と得点を重ねる法大。対する慶應は4Qに入ってから、自分の思うようなプレーができず、10得点と沈黙してしまう。最後は経験豊富な植村がしっかりとゲームをコントロールして終了。85対75で勝利し、リーグ戦を7位で終えた。
リーグ戦は法大にとって、天国と地獄を味わうものとなった。前半5位で折り返しながらも、後半は全敗で8位。藤井裕太(社2)の離脱は特に痛手になっただろう。だが、このリーグ戦で得たものは大なり小なりあったはずである。この経験を糧に、1部二年目となるシーズンは飛躍を遂げることができるのか、彼らの活躍に期待したい。(高橋和杜)
試合後のコーチ・選手のコメント
幸山洋一アシスタント・コーチ
―今日を振り返って
最終戦ということで、法政バスケットとして練習やゲームで学んだことを出し切ろうということと、4年生が長いリーグ戦の最後なので後悔しないようにということを今日の試合では目標にしました。内容としては、ずっとうちの課題であるタイトなディフェンスと走る展開を目指して、悔いなく戦おうと臨みました。慶大には負けたくないよなという思いも選手には伝えました。
―長い長い10連敗でした、1ヶ月ぶりの勝利となりましたが
前半5位で折り返して、後半、、、、。すごく長くてチームとしても色々あって、一概にはまとめられないですね。各々が良さを出し切れないで負けるというのもありました。選手達は1部の当たりが強いというのを感じてくれたと思うし、オフェンスも簡単には崩せない。今回の経験はこれからにもすごい大きいと思うし、特にガード陣は勉強になったこともあると思うので来年以降に生かしていって欲しいです。
―今日は下級生の奮闘も目立ちました
1年生2人も含めて、2年生の広大もマイボールのルーズボールを追いかけるくらい無我夢中でやってくれて、相手ボールになるところでしたね(笑)
勝負どころの寿一がゴール下のルーズボールとかね。大晃は張り切りすぎて力が入ったのかな。ちょっと大晃らしさがなかったね。沼田もずっと真面目に練習の後も居残りで外角の練習していたのが報われて、今日は入ったし。ガード陣も安定した運びをしてくれたし。各々が持分をやってくれれば、これだけの試合ができるという事ですよね。でも裏を返せば、まだまだできると私達は思いますね。
―具体的に伸ばせるところというのは
ディフェンスの当たりをもっとタイトにするところであったり、オフェンスのセレクションも増やすことが出来ると思います。
―昨日と比べて積極性が出たように感じました
だから、出来るんだよね。試合前にも言ったけど、各々がファイティングスピリットというか戦う姿勢を持ってやるようにと話してて、それが今日の試合では出来たと思います。積極的なミスは良いよと、後ずさりになって変なミスになったり、相手ボールになるのはいけないよと。1部になってそういうのは顕著に表れたと思います。2部では楽にボールを運べたのが、できない。その中でもここまで来れたというのは、まだまだ伸びる余地もあるし、まだまだできることもあると感じたリーグ戦でした。いくらでも修正できる内容だったと思います。
―4年ぶりの1部で7位
インカレシード権ですよ、オールジャパンも見えてきました。久々の快挙ですね。なので、スタッフは何も言いませんでした。「お疲れさま」だけそれぞれ言いました。
―チームの目標が近づいてきました
チームの目標は1部残留、そしてインカレベスト8即ちオールジャパンだったので目標まで後少しですね。インカレベスト8が目前。よくやってくれました。
―来シーズンに向けて主力も多く残ります
そうですね。今年のチームは4年生があまり試合に絡めなかったけども、3年生以下が4年生を立てて、それに応えるように4年生が引っ張ってくれたチームでしたね。苦しかったろうけどもやり切ってくれたというのは、4年生としての責任を果たしてくれたと思います。来年の4年生にも期待したいですね。
中野広大
ー試合が終わって率直な感想をお願いします
嬉しいです。後半10連敗していて、そこから勝てやっと勝てました。インカレのシードも得られてよかったです。
ーリーグ戦とプレーオフを合わせて10連敗でしたが、試合前にチームで話したことは
自分達は一番下の順位で失うものはなかったので、思い切っていこうと話していました。
その結果が今日の試合に表れたと思います。
ー3Qの大事な場面で3Pを決めることができましたが、試合に出る際に考えていたことは
自分はシュートを打つことが仕事ですが、入らなかったときにディフェンスで頑張ろうと思っていました。
ーそのシュートが4Qの逆転劇につながったと感じましたが
そういう起爆剤になれたらいいなと思っていたので、そこで入ってよかったです。
ー1Qはいい形で終わりましたが、2Qの前半はリズムが悪くなり、タイムアウトで監督から檄を受けていましたが
全員でゴールに向かっていくことが1Qはできていましたが、2Qからできていなかったので、そこを言われました。(その檄のおかげてリズムがよくなったように見えました)みんな切り替えてやることができました。
ー4Q始まる前に逆転に向けて話したことは
残り10分なので、逆転して最後いい形で終わろうということで、勢いを持ってやろうと思ってやりました。
ー4Q特に終盤は相手にほとんど得点を許しませんでした
みんなが頑張って、オフェンスがダメでもディフェンスで切り替えるのが大事だったと思うので、それを徹底してできたのがよかったのだと思います。
ーインカレが終われば、中野選手自身は3年生となり、より3Pなどアウトサイドのシュートに期待がかかると思いますが
3Pの確率を高めるのはそうなんですけど、それだけではなく、周りをみてドライブなどをできるように、インカレが終わった後の冬の練習でやっていけるようにしたいです。
ーこの一年間で得たものは
去年まではベンチには入っていましたが、試合に出る機会はあまりなくて、今年の六大学リーグぐらいからだんだん出れるようになっていっていきました。試合がどのような流れで、どのようなプレーをしたらいいかというものが、高校と大学で違っていたので、最初は戸惑いましたが、途中からどのようにしたらいいか判断できるようになったので、それが大きな収穫だと思います。
ーインカレへ一言
みんな初めてだと思うので、チャレンジャーとして向かっていきたいと思います。
佐藤翔耶
ー今日は10連敗していた中での勝利でしたが
嬉しいです。ずっと勝てていなかったので。慶應に勝てたのは自信になりましたね。
ー2Qの最初のタイムアウトでは珍しく監督の怒声も聞こえましたが何を話していたのでしょうか
まず、相手にボールを持たせないようにDFせず、最後の最後だけ頑張ってて、頑張らなきゃいけないところを頑張れてないし、もっとやれることがあるんじゃないのか、と言われました。あとは誰が引っ張っていかなきゃいけないのか、っていうことですね。あそこで流れが変わったんじゃないかと思います。今井さんはすごい方です。尊敬しています。
ー中野選手の3Pについて
入って良かったです。本当に。今まで練習などでもずっと入ってたのに急に入らなくなって。そこからの、久々の今日だったので、本当に良かったです。流れも変えてくれましたし。
ー今日良かったところは
インサイドですね。(松澤)大晃さんがいつも以上に頑張っていたと思います。今日は掛け声にも熱気が溢れていて、気迫というか勢いがありました。
ー昨日のインタビューで、意思の疎通ができていないと仰っていましたが、今日はいかがでしたか
前半は足が動かなくて、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいチーム作りに徹することができなかった部分がありました。そこは自分の弱さですが。後半になったら体が温まって集中できるようになってからは、チームを動かせるようになりました。
ーベンチに戻ったときにストレッチやマッサージを受けていましたが
昨日のももかんですね。痣とかはないんですけど、思ったより深く芯に痛みが。深くは入って。最後だったんで頑張りましたコンディション的にはあまり良くはなかったです。今皆けがしてるんですよね。
ー今年からのプレイオフ制度により7位となりましたが
面白い仕組みですよね。嬉しいです本当に。今日は7.8位決定戦ということで、ベンチも盛り上がっていて、チームも盛り上がることができました。
ー伊藤良太選手とマッチアップして
やばい。うまい。かっこいい。尊敬。大好き。選手としても人としてもほんとにすごいんですよ。(プレー面では)思いっきりチェックにいっても、感覚だけで打ってるのかわかりませんが、そのまま3Pをスパスパ決められてしまいました。
ーインカレに向けて
チームの噛み合わない感じを無くしたいですね。最後だし、丸くおさめるような。どんなプレーヤーでもチームとして綺麗に進められたらと思います。泥臭くもあり、綺麗でもあり。そこはあと一ヶ月で修正したいです。
ーその直すポイントは何でしょうか
セットOFで45度でボールが止まってしまうのをなくしていきたいです。人のプレーを見てる時間をなくして、その間の動きを増やす感じです。
ー個人としてはいかがですか
楽しくやります。藤井待ってるよ♡
>植村哲也
ー10連敗を脱し、見事勝利しました
試合の前からチーム全員で、「インカレ前の最後の試合だから倒れてもいいからやろう」と言っていました。みんなの気持ちが一つだったので、今日は良かったと思います。
ー昨日の重たい空気から一転してとても良い雰囲気が出来ていましたが、その要因は
昨日の試合では相手を受けてしまっていました。監督から「自分たちはリーグ戦の結果で最下位なんだから失うものはない」と言われて、それでたぶん全員が吹っ切れて出来たのだと思います。
ー慶大の伊藤良太選手とマッチアップして
スクリーンの使い方も上手いし、駆け引きも上手いし、ディフェンスをやりながらも学ぶことが多かったですね。でも、そういうすごい選手を倒すつもりでやっているので。いい経験になりました。
ー審判の判定に苦しめられる場面もありましたが
それはいつものことなんで、あまり今日は気にしないつもりでやりました。昨日も僕は5ファールしてチームに貢献出来なかったんですけど、腐らずに今日は切り替えてやろうと思いました。
ー大学で初めてのリーグ戦を終えて
期間が長いので体力的にもきつかったんですけど、一試合一試合で自分の課題もチームの課題も見つかりました。やっぱり課題が見つかると練習にも身が入るので、そういう意味では僕にとってすごくプラスになったと思います。
ー見つかった課題は
僕はガードなんで、拮抗した場面でしっかりフロアバランスを見るとか、冷静にやることとか、ガードは最後までやるとか、ボールを持ってガードが後ろを向かないとか、そういうことですね。監督に言われてるのは、しっかり冷静になれってことだったので、そこを意識してやろうと思いました。
ーチームとしての課題は
出だしですね。トーナメントの時からそれは課題だったし、リーグ戦の時も出だしが良いときと悪いときの差が激しかったので、まだ課題として残ってるんですけど、インカレまで時間があるのでそれで解決したいと思います。
ーここ数試合は下級生のプレー時間が長くなっていますが、4年生がいないチームはいかがですか
ベンチメンバーに同じ学年の上山が居て、あいつはリバウンドもルーズボールもしっかり拾ってくれますね。下級生みんなそうなんですけど頑張る人たちなので、僕もしっかり信頼してプレーしてます。
ー今日は上山選手へのロングパスも通りましたね
はい、僕が出したい時に走ってくれたので。
ーそういったところで同級生だと、より息の合わせやすさはありますか
そうですね。同級生だと練習中も話しやすいし、結構コミュニケーションをとる機会が多いので。
ーインカレに向けて
どこと当たるか分からないですけど、リーグ戦で見つかった課題の出だしとかディフェンスの当たりとか、そういう点をインカレまでの練習でしっかり克服して万全の状態で臨みたい
上山敦士
ー今日の試合を振り返って
まずは勝てたことが良かったです。個人としてはディフェンスやリバウンドで貢献できるようにベンチにいる時から気持ちを上げていました。でもとりあえず勝てて、7位になれて良かったです。
ー第4Qでの逆転劇となりましたが、それまでの流れを作りましたね
自分が出て、良い流れを松澤さんや沼田さんにつなげられたのは良かったです。第4Qで競れる展開に持っていけて嬉しいです。
ー第4Qのベンチの雰囲気は
自分たちが逆転してからイケイケで、ベンチの盛り上がりに出ている選手も応えてくれてくれましたし、良い展開に持っていけたと思います。
ー昨日の不調からチームが立て直せた要因は
ムードが違いましたね。昨日は試合中ずっとテンションが下がっていて、それでシュートも落ちていました。今日みたいな良い展開に持っていければチームも盛り上がってきてシュートも入ると思います。今日は8位から7位に上がってインカレのシードを取るという目標もモチベーションを上げてました。
ーベンチから試合に出る時に意識していることは
最初から出ている松澤さんや沼田さんよりは自分は小さくて普通にしてたら自分が代わった意味がないので誰よりも気迫を持ってプレーしようとしています。
ーここ最近、上山選手のプレー時間が延びてきていますが
自分が結果を残すことでしかプレーする機会は得られないと思っているので、なるべく結果を残せるように練習からしっかりやっていきたいと思っています。
ー法政の特徴でもある走り切るバスケでの自分の役割は
法政はボールを前に前に出していくので自分が走らなければいけませんし、センター同士でクロスしたりして動いています。自分はセンターとしては小さいので走るということは特に意識しています。
ーインカレへの意気込みをお願いします
ベスト8でオールジャパンに出るということがチームの目標なので、それまでの練習が大切だと思います。自分にとってもどれくらいプレー時間をもらえるかはその練習の成果だと思うので。結果を残せるように、インカレでも全員で頑張っていきます。
フォトギャラリー
- 勝利を分かち合う法大戦士
- アウトサイドでも得点を
挙げプレーの幅を広げた沼田 - プレーでチームを引っ張り
続けたエース加藤 - 効果的にジャンパーを沈めた
植村 - 足を使った攻守の立役者は
やはり山岸 - 3P二本を沈めるだけでなく、
ディフェンスでも奮闘を
みせた中野 - チームをまとめ上げた4年生
安達和貴も出場