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【バスケ】関東大学バスケットボールリーグ戦 対青学大 圧巻の逆転劇!ブザービートから延長戦を制し7勝目!

第99回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部)
2023年9月13日(水)対青学大@駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場 aコート

法大が劇的勝利を果たした。昨季まで1部に所属し総合力の高い青学大に第4Qブザービートで同点に追いつくと、延長戦の末81-74で撃破。法大の快進撃が、始まろうとしている。

試合結果

トータル試合結果

 81
法政大学
11 1Q 14    74
青山学院大学
18 2Q 21
16 3Q 18
22 4Q 14
14 OT 7

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#7 本山遼樹(法2) PG 福大大濠 3 1 0
#3 今池翔大 PG 法政二 34 4 4
#23 堤玲太(文3) SF 九州学院 2 3 1
#6 杉澤ロメオ(文4) PF 東海大札幌 4 3 0
#74 長橋冬真(営4) C 國學院大久我山 4 15 4

法政大学ベンチ入り選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#10 坂本温人(現2) PF 法政二 13 5 1
#9 黒木丈(法4) PF 福大大濠
#24 安原明優(人環4) SG 八千代松陰 0 2 0
#25 鍋田憲伸(法1) PG 福大大濠 4 2 2
#11 岡部雅大(国文3) SG 國學院大久我山 4 4 0
#8 石田泰三(法3) PF 北陸学院 13 2 0
#31 コラン直生(済2) PG 法政二
#75 柳田大斗(営2) C 國學院大久我山 0 0 0
#21 藤平皓成(営3) PF 正智深谷 0 1 0
#77 武川暖(理工1) SG 法政二 0 0 0

試合経過・日程(1巡目)

日付 対戦相手 結果
8/26 順天堂大 76ー54    WIN
2 8/27 明星大 79 ー70     WIN!
3 8/30 東京成徳大 89ー68      WIN!
4 9/4 帝京平成大 111ー69    WIN!
5 9/5 関東学院大 91ー65  WIN!
6 9/9 玉川大 83 ー54     WIN !
7 9/10 東洋大 63ー65      LOSE
8 9/13 青山学院大 81ー74      WIN !
9 9/16 国士館大  ー
10 9/17 上武大  ー
11 9/23 駒澤大  ー

戦評

法大はここまで6勝1敗。3日前(9月10日)に東洋大に初めての敗北を喫したが、連勝からの連敗にならないよう選手たちの目には闘志が宿っていた。そんな中迎えるは、難敵青学大。昨季まで1部に所属し、少数精鋭で高い総合力を誇るチームだ。

第1Q。両チームのディフェンスが機能し、無得点の時間が続いた。しかし、#74長橋冬真(営4)がディフェンスリバウンドを奪うと、#3今池翔大(文4)が瞬時にコートを見渡す。前に走っていた#6杉澤ロメオ(文4)への縦パスが通り、2-0。先制点を獲得したのは法大だった。しかし、青学大もノールックパスから3Pを沈めるなど、一つ一つのプレーの精度が高い。拮抗した試合展開が続き、第1Qは11-14で終了。

▲先制のレイアップを決める#6杉澤ロメオ

第2Q。先制を許すも、#25鍋田憲伸(法1)が流れるようなドリブルで相手ディフェンスを華麗に抜き去り一気にゴール下までボールを運んだ。相手の足元を通すパスを#10坂本温人(現福2)が決め、13-16。その後も#25鍋田憲伸がレイアップで1点差に迫るも、青学大の連携のとれたパスワークを前にじわじわと点差をつけられる。ディフェンスリバウンドが取れず、青学大に4本連続決められ、18-31とこの日最大の13点差に。しかしそこから#3今池翔大の3P2本と相手ファールを誘うプレーで獲得したフリースローを2本確実に決め、前半終了。29-35。

第3Q。幾度となく青学大に流れを持っていかれそうになるが、我らがエース#3今池翔大がそれを許さない。必死に食らいついているのは、#3今池翔大のシュート力があったからだ。もらったフリースローはすべて確実に決め、38-37とこの試合初めてリードを奪う。しかし、青学大も的確な速いパス回しで青学大#1細川翔平を中心に得点を重ねると、45-53で第4Qへ。

▲大エース#3今池翔大。3Pの決定率は驚異の55%越え

第4Q。#10坂本温人が果敢に3Pを狙い、2度目のトライでしっかりと決める。その後もゴール下で粘ってからシュートを奪い、58-63。法大はクイックパスを多用し攻撃を続けるも、青学の早いトランジションを前に、点を取っては取られ、この数点差が縮まらない。しかし、この状況を最後の最後に打破してくれたのが、#8石田泰三(法3)だった。試合時間残り8.5秒、法大ボールから再開すると、#3今池翔大が誰も追いつくことのできないドライブで3Pを狙う。惜しくも外れたボールを#11岡部雅大(国文3)が即座にコートに戻すと、そのボールは#8石田泰三のもとに。試合時間は残り1秒を切ろうかという切迫した状況の中、冷静に3Pラインを確認し、1歩下がってから、ボールは美しい弧を描いた。法大の誇るシューター。お手本のような3Pをブザービートで決め、67-67と勝負を延長戦にもつれ込ませた。

▲第4Qの3点ビハインド、残り0.3秒で3Pを放つ#8石田泰三

OT。第4Qの興奮冷めやらぬままブザーが鳴ったが、選手たちは落ち着いていた。ディフェンスの強度を落とさず、オフェンスディフェンスともに隙が無い。#3今池翔大がレイアップを決め73-72とリードを奪うと、相次いで相手ディフェンスを欺き3Pを沈めてみせた。終わってみると、81-74。法大は7勝目をあげ、2部リーグ2位に躍り出た。

 

この夏シュートを磨いてきたと語る#3今池翔大は今日両チーム最多の34得点。これまで8試合すべてチーム最多得点を維持し、得点数では2部リーグ2位に位置している。3Pの決定率は驚異の55%を誇り、法大になくてはならない核の選手だ。そんなエースを中心に下級生も台頭。昨季からチームを牽引した#7本山遼樹(法2)をはじめ、今季から#25鍋田憲伸や#10坂本温人らも出場機会を増やしている。選手層の厚い、個の力も集の力もある法大は、今日の試合で1部昇格をより明確なものにした。法大バスケ部の快進撃は、まだはじまったばかり。次戦はここまで8勝0敗とリーグ戦負けなしで1位の国士舘大学。現在2位の法大は、この直接対決に勝利し、1位の座を奪いたい。

 

『次戦:9月16日(土) 対国士舘大@武蔵野の森総合スポーツプラザbコート 14:30 tipoff』

一般のお客様も観覧可能です!この首位攻防戦、ぜひ現地でご覧ください🏀!(自由席1000円、中高生500円)

 

学生コーチインタビュー・有賀隆人(営3)

ー今日の試合振り返って
戦術面や内容的には完全に負けていた試合だったんですけど、結果的に最後個人の力で勝つことができたので選手達が本当に凄いと思いました。

ー青学大の印象やゲームプラン
これまでの相手と比べると身長も自分達と似ていて簡単にリバウンドで勝って繋げるような相手ではなかったので、まずはディフェンス頑張ってトランジションの得点が増えてこないと苦しいと感じていました。ハーフコートではピックのところで上手く崩していきたかったですが、なかなか思うようにいきませんでした。

ー今日のよかった選手
やっぱり今池(翔大)が凄かったのと、石田(泰三)が大事なシュートを久々に決めてくれたのでよかったです。

ー学生コーチとして意識していること
自分はブレイン役なので、修正するべきところや相手の狙いどころを試合中でも冷静に判断することを心がけています。逆にそのような判断ができなければこのチームにいる意味がないので、バスケをよく見て勉強しています。

ー次戦国士舘への意気込み
このような勝ち方をして次勝てなかったらいつ勝つんだって感じなので、絶対勝てるように準備していきます!

ーファンの皆様へ
いつも応援ありがとうございます。今年はここ数年とはチームの雰囲気も違い、実際結果にも表れているので最後まで全員でハードワークして1部昇格を達成したいと思います。応援よろしくお願いします。

 

(記事:伊藤朱音)

写真提供=法政大学体育会男子バスケットボール部

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