関東大学リーグ戦 対 流通経済大学
2013年10月6日(日)
群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場
前節日大に痛恨の敗戦を喫した法大。優勝を目指すチームにとって、連敗はなんとしても避けたいところ。しかし今節の相手は昨年度リーグ戦2位の強敵、流経大である。前回の反省を生かし、伝統校の意地を見せられるか。
試合結果
トータル試合結果
17 |
10 | 前半 | 14 | 27 流通経済大学 |
---|---|---|---|---|
7 | 後半 | 13 |
ポイント詳細
2 | T | 3 |
---|---|---|
2 | G | 3 |
1 | PG | 2 |
0 | DG | 0 |
法大 | 流通経済大学 |
法政大学スターティングメンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 |
---|---|---|---|
1 | PR | 鈴木 智丈 | 経4 |
2 | HO | 小池 一宏 | スポ3 |
3 | PR | 宇佐美 元太 | 経4 |
4 | LO | 吉村 公太朗 | 社2 |
5 | LO | 小山 智聲 | 現4 |
6 | FL | 堺 光弘 | 2 |
7 | FL | 西内 勇人 | 社3 |
8 | NO.8 | 堀 大志 | 情4 |
9 | SH | 大政 亮 | 現3 |
10 | SO | 加藤 俊介 | 経4 |
11 | WTB | 半井 優太 | 社3 |
12 | CTB | 金 勇輝 | 社3 |
13 | CTB | 大塚 剛史 | 工3 |
14 | WTB | 門間 麗 | 経3 |
15 | FB | 犬飼 涼二 | 経3 |
選評
前回は立ち上がりから流れをつかめなかった法大だったが、今回はFWとBK一体となってキックオフ直後から攻撃を展開する。すると3分、PGのチャンスを得るも#9大政のキックは惜しくも外れてしまう。仕切りなおして攻める法大だったが5分、#10加藤のスペースを狙ったキックは相手のチャージに合う。それを拾われ独走を許し思わぬ形で先制点を奪われてしまう。PG失敗、ラインアウトミスなど、攻めるもなかなか得点が奪えない中で迎えた17分、今季武器となっているラインアウトモールでゴール前へ前進するとFWが仕掛けていく。最後はここまでPGを2本外してしまっていた#9大政がトライ。さらに自身でゴールを決め同点とする。22分には、またしても#9大政が3度目となったPGをしっかり決める。再三の相手ペナルティにも助けられ、これで10‐7と逆転に成功。その後も#2小池、#7西内らがゲインラインを突破するなど試合を優位に進める。勢いのまま前半をリードして終えたい法大だったが35分、粘り強く守っていたゴール前を流経大BKに突破を許し逆転される。ゴールも決まり10‐14とリードされ前半を終えることになってしまった。
後半は逆に法大のペナルティが目立ち、5分には相手にPGを決められリードを広げられてしまう。法大は#10加藤の好タッチキックなどで敵陣へ攻め込むもノックオン、ノットストレートなどでチャンスをつぶしてしまう。それでもルーキー#19牧野内らを投入し、勝利への突破口を図る。すると27分、敵陣で攻撃を展開するとゴール前での流経大のペナルティに#7西内が素早くリスタートしそのままトライ。ゴールも成功し残り10分で17‐17の同点となる。逆転への機運が高まったが、32分、相手外国人ウイングに突破を許し、その後のパスは乱れたもののこぼれ球を拾われトライを許す。ゴールも決まり再び7点差。早く取り返したい法大だったが35分、痛恨のPGを与えてしまう。これが決まり勝利が遠のく3点が流経大に入る。その後も攻める姿勢を見せたが27‐17で試合終了の笛が鳴った。
この試合ではチャンスを確実にトライにつなげられず前後半ともに終盤に手痛いトライを許してしまった。2連敗となってしまったが、全体を通してみれば素早い連続攻撃やゲインを許さないディフェンスなど随所で法大らしさも見られた。次の対戦は優勝候補の東海大を破るなど、波に乗っている中央大だ。春には快勝を収めた相手だが勝利は簡単なものではなくなっている。まだまだ上位に食い込むためにも、連敗を止めて勢いをつけたい。(高津 勇佑)
監督・選手コメント
谷崎 重幸監督
-今日の試合振り返っていかがでしたか
結果は伴わなかったんですけど、内容的には充実してきた感じですね。でも結果が伴わなかったってところに課題がありますね。
-日大戦では試合の入りがあまりよくありませんでしたが
(前回は)ミスからだったんですけどね。今回は最後まで競り合った中で最後に競り負けたっていうゲームでしたね。
-昨年2位の強豪に最後までに競り合えたというのは
相手が強豪であるかっていうのは最初から考えてないんですよね。でも、去年の結果は当然リスペクトしますし、今年は下克上が多いので。最後までやり切ること、やってみないとわからないことがありますからね。
-両チームペナルティが多く試合の流れが掴みにくかったと思いますが
特に後半勿体無かったですね。でもやりきったところに次プラスになる課題があるんじゃないですかね。まだ3試合しかしてないですし、後4試合あるので。
-多くの交代選手を起用されましたが
怪我人が戻ってきたってのもありますね。
-次戦に向けて一言お願いします
自分達が成長していくしかないんでね。課題が出るってことは対策があるんで。負けた試合には原因があるのでそれを自覚すればまたまだ成長できますし、成長していかないといけないんで。
小池 一宏
-今日の試合を振り返って
前半はFWとBKで継続するラグビーができていてよかったと思うんですけど、トライを取れる場面で取りきれなかったことが敗因かなと思います。
-後半はペナルティが目立ちましたが
そうですね、なかなか追加点が取れなくて焦ってしまった部分があったと思います。
-個人では目立つプレーも見られましたが
今日はボールタッチの回数も多くてラインブレイクできたところもあったのでフィールドでのプレーはよかったと思うんですけどラインアウトでミスがあったのでそこが課題かなと思います。
-群馬県の高校(明和県央)のご出身ということですが特別な思いなどはありましたか
そうですね、先生や後輩たちも見に来てくれていたので頑張ろうとは思っていました。
-次回の中央大戦に向けて
もう自分たちはこのリーグ戦で負けられないのでこの負けを生かす、じゃないですけど課題を見つけてしっかりやっていきたいです。
大政 亮
ー試合を振り返って
今日は「継続」ということがテーマで、前半からどんどんキックで自分たちのいいプレーで攻めようとしたんですけど、前半はタイトなゲームになった。後半から勝負だったのですけど、相手が走れなくなるのが分かっていたのに、自分たちも走れなくなり、ミス、ミスでまた自滅という。
ー自身のプレー中の役割は
誰よりも走って、BKとFWにボールを供給するというテーマでやっていたが、そこで自分の球出しが少し遅れてしまったりして悪い流れになったのも敗因の一つかな、と。
ー自身のトライについて
前が空いていて、FWが前に行って頑張ってくれたので、最後あとは自分でトライするだけという感じでした。
ー日大戦の敗戦からの切り替え
みんな結構(敗戦の気持ちが)残っていたけど、すぐ次、流経大戦勝ったら大丈夫というのがあった。ここからまたチームがどう立て直すかが、鍵になると思うので、残りの試合全部勝ちに行きたいと思います。
フォトギャラリー
- ゴールを狙う大政
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