【バスケ】第11回東京六大学バスケットボールリーグ戦 2日目

【バスケ】第11回東京六大学バスケットボールリーグ戦 2日目

第11回東京六大学バスケットボールチャリティーマッチ 対明大・対東大
2014年3月21日(土)
明大和泉キャンパス

大会2日目。この日の相手は昨年1部リーグ最終順位5位の明大と4部リーグに所属する東大。明大はリーグ戦で一度も勝てなかった相手だけに、ここで一度勝っておきたい相手。東大戦では多くの選手に出場機会があると見込まれるが、油断はならない。

IMG 8593
明大戦にてスタメン出場の柳川

試合結果

トータル試合結果:明大戦

75
法政大学
23 1Q 16 76
明治大学
17 2Q 19
19 3Q 21
16 4Q 20

 

法政大学スターティングメンバー:明大戦

選手名 学年 身長 ポジション 出身校
#67 佐藤 翔耶 3 184 PG 宇都宮工
#7 藤井 裕太 3 175 SG 厚木東
#24 加藤 寿一 4 192 法政ニ
#12 柳川 知之 2 192 PF 明成
#16 沼田 凌 4 190 湘南工科大附

トータル試合結果:東大戦

85
法政大学
21 1Q 11 39
東京大学
24 2Q 8
19 3Q 13
21 4Q 7

法政大学スターティングメンバー:東大戦

選手名 学年 身長 ポジション 出身校
#67 佐藤 翔耶 3 184 PG 宇都宮工
#7 藤井 裕太 3 175 SG 厚木東
#24 加藤 寿一 4 192 法政ニ
#91 竹内 悠貴 1 195 西武文理
#16 沼田 凌 4 190 湘南工科大附

戦評:明大戦

 第1Q。序盤から沼田(法4)や加藤(文2)のシュートが決まり5点のリードを奪う。だが明大も吉本らの活躍ですぐに食らい付いてくる。相手の強い当たりにも負けず、積極的に攻めていく法大。山岸玲太(営4)は持ち前の運動量でスティールやライン際のルーズボールに飛び込み、チームを鼓舞した。沼田のインサイドがよく決まり、23-16で第1Qを終えた。

 第2Q。柳川(法2)や沼田、交代で登場した萩原陵太(営3)がリバウンドに飛び込み、法大優勢の流れを作る。藤井(社3)は体勢を崩されながらも、素晴らしいボディバランスとゴールへの執念を見せベンチを湧かせた。バスケットカウントや3Pも決められたが、ルーキー金剛鉉(文1)の活躍などもあり、40-35で前半を折り返した。

 第3Q。加藤の2P、佐藤(法3)の3Pで45-35と10点差まで開いたが、直後、明大・吉川に連続で3Pを2本決められる。追い討ちでさらに1本決められたところでガード陣は交代。植村哲也(文2)・山岸コンビがスピードで対抗し、速攻を連発。一時逆転もされたが、なんとか盛り返し59-56。

 第4Q。拮抗した展開に。残り3分までに沼田のバスケットカウントや速攻、加藤の3Pで4点差まで離した。しかしラスト1:03、明大2年生の齋藤の速攻にファールをしてしまい、フリースロー2本を沈められ、ここで同点。直後加藤のフローターシュートで再びリードを奪い、勝利を確信したかと思われた。18.1秒でタイムアウトを要求した明大は3Pライン上でパスを回すが、先を読みしっかり守れていたはずの法大。だが3.6秒、齋藤に渡った瞬間、わずかに一歩遅れ、見事な逆転3Pを決められてしまった。すかさずタイムアウトを取り、ワンプレーに賭けるもラインアウト。残り1.9秒で再び明大タイムアウトの後、スローインで藤井が受け、シュートを放つも、リングを通ることはなかった。75-76。リードしていただけに、惜しくも悔しい敗戦となった。(宮下優希)

戦評:東大戦

第1Q。東大は4部所属だが、昨年の京王電鉄杯では引き分けた油断できない相手。法大は主力を温存せず、佐藤、藤井、加藤、竹内(法1)、沼田でスタート。立ち上がりから積極的なオフェンスを展開する。竹内のゴールで先制すると、藤井のブレイク、沼田のドライブで次々と得点を重ねていく。ディフェンスでも開始5分間は相手に得点を許さない。その後は田勢陸(法3)や鈴木蓮(現福2)ら今大会初出場の選手を投入し、第1Qを21-11で終える。

第2Qも法大ペース。鈴木の3P、田勢のアシストから戸堀勇吾(文2)のゴールでさらに試合を優位に進める。さらに竹内、大塚恭平(営1)を投入しインサイドを固める。途中出場の財前大輝(営3)がチャンスメイクし、内外からゴールを量産。リードを広げ45-19で前半終了。

第3Q、後半に入っても足を止める事なく攻め立てる。下級生を積極的に起用し、選手もその起用に応える。しかし、中盤からは両チームともにターンオーバーを繰り返し、攻守が次々と入れ替わる慌ただしい展開に。それでも最後は田勢、池下涼星(法2)がゴール。64-32で最終Qへ。

第4Qは池下が果敢に攻める。自らドライブで切り込みゴールを狙い、4Qで2桁得点を挙げる活躍を見せる。さらに財前は「しっかり周りのことを考えてプレーした」と語るように絶妙なアシストでチームに貢献。第4Qはわずか7失点に抑える完璧なディフェンを披露。結果84-39の大差で勝利した。下級生中心で臨んだだけに、コンビネーションの未熟さはあったものの、思い切りの良さが感じられた試合だった。(蟹沢陽司郎)

 

試合後の監督・選手のコメント

今井一夫 監督

ー明大戦についていかがでしたか
残念です。
 
ー明大・齋藤に逆転3Pを決められた後のタイムアウトはどんなことを話したのですか
残り3秒くらいのときですね。向こうのチームファールがたまっていたから、変にプレーを決めるより、ファールをもらえと指示しました。それよりも、その前の明大のタイムアウトのときに、最後貴重なこと言うの忘れたんですよね。「3Pだけはダメだぞ」って(笑)それが悔やまれますね。
 
ー東大戦では多くのメンバーが出場しましたが
うちの普段試合出ないような選手たちを出せる相手で、思いっきりプレーしてこいという感じでした。
 
ー収穫はありましたか
財前とか野口なんかはディフェンスしっかりやろうとしている意思が見られたので良かったですね。萩原なんかは持ってる能力だけではなく、もっと考えながらプレーできるともっと良いかなと思います。
 
ー明日の慶應戦に向けて
勝ってね、と選手には言いたいです。明日仕事で来れないので。結果を楽しみにしてます。
 

財前大輝

ー東大戦を振り返って
1年生と一緒にプレーすることが多くて、1番(ガード)として周りを使うことと、1年生とのプレー時間が少ないので、声を出してコミュニケーションを取ることでプレー時間の短さという穴を埋めるように心がけました。

ー試合の出来はいかがでしたか
前半の最初は良かったのですが、ピリオドの終わりはあまり良くなかったので、第4Qに出してもらったときはしっかり周りのことを考えて、アシストだったり、シュートだったり、最後はゲームをしっかり締められるようやりました。

ーゲームでの課題はありましたか
試合に出たときにチームの流れが良くなるような活気あるプレーができたらなと思っています。出場するにしてもプレー時間は短くなるので、盛り上げられるようなプレーをしたいです。

ーガードとしての意識は
ヘッドコーチの言うことはあくまで言うだけで、プレーするのは選手なので、ガードがしっかり司令塔として役割を果たさなければいけないということを言われているのでそういうところは意識していますね。

ー上級生としての意識は
1,2年生はフレッシュさといいますか、元気のよさは良い部分だと思うのですが、その勢いだけでやらせるのではなく、上級生として落ち着かせるところはしっかり落ち着かせたいと思っています。

ー今シーズンに懸ける思いは
4年生の人数が少ないので、しっかりフォローしつつ、上級生として手本になるようなプレーをしたいです。

 

フォトギャラリー

  • IMG 8676今日も安定した活躍を見せた沼田
  • IMG 8656藤井と明大・齋藤(桐光学園出身)の神奈川メンマッチアップも見どころだった
  • IMG 8608明大戦にも出場した金
  • IMG 8791財前は上級生としてリーダーシップを発揮
  • IMG 8757中野の3Pにも期待だ
  • IMG 8747田勢もチームを引っ張った
  • IMG 8854ミスを恐れず積極的なプレーが魅力の池下
  • IMG 8892ベンチからの応援が熱かった早川健星(法2)
 

 

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