【バスケ】第11回東京六大学バスケットボールリーグ戦 1日目
第11回東京六大学バスケットボールリーグ戦 対早大・対立大
2014年3月20日(金)
明大和泉キャンパス
12月から新チームが始動し、「最低限ベスト4、目指すは頂点」「有言実行」を目標に掲げた法大バスケットボール部。今年度最初の大会、東京六大学が一堂に集うプレシーズンマッチが始まる。1日目の相手は昨季2部リーグ最終順位を4位とする早大と同じく2部で8位の立大。シーズン本格開幕を前に、新チームの実力が試される。
試合結果
トータル試合結果:早大戦
84 法政大学 |
23 | 1Q | 25 | 76 早稲田大学 |
---|---|---|---|---|
17 | 2Q | 13 | ||
15 | 3Q | 22 | ||
29 | 4Q | 16 |
法政大学スターティングメンバー:早大戦
選手名 | 学年 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 3 | 184 | PG | 宇都宮工 |
#7 藤井 裕太 | 3 | 175 | SG | 厚木東 |
#24 加藤 寿一 | 4 | 192 | F | 法政ニ |
#34 萩原 陵太 | 3 | 190 | C | 宇都宮工 |
#16 沼田 凌 | 4 | 190 | C | 湘南工科大附 |
トータル試合結果:立大戦
86 法政大学 |
28 | 1Q | 24 | 95 立教大学 |
---|---|---|---|---|
18 | 2Q | 26 | ||
15 | 3Q | 17 | ||
25 | 4Q | 28 |
法政大学スターティングメンバー:立大戦
選手名 | 学年 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|
#14 植村 哲也 | 2 | 175 | G | 明成 |
#35 山岸 玲太 | 4 | 179 | G | 福島商業 |
#24 加藤 寿一 | 4 | 192 | F | 法政二高 |
#91 竹内 悠貴 | 1 | 195 | C | 西武文理 |
#16 沼田 凌 | 4 | 190 | C | 湘南工科大附 |
戦評:早大戦
第1Q。新チームの初戦ということでベンチも盛り上がりを見せるなかでのスタート。早大の厳しいディフェンスもあり、なかなかシュートを決めきれず開始から3分近く無得点となってしまうが、沼田(法4)がバックシュートを決めこの状況を打破。続く加藤(文4)の3Pシュートなどで見る見るうちに点差を詰め同点に追いつくと、その後は互いに譲らず競った展開となり23-25で第1Q終了。
第2Q。またしても序盤に早大の連続得点を許してしまう。しかし、藤井(社3)の3Pシュートから流れを引き寄せ、初出場となるルーキー金剛鉉(文1)のシュートで逆転に成功。早大、木澤義椰の速攻などで終盤には同点に追いつかれてしまうが、植村(文2)のシュートが決まり40-38。なんとかリードして前半を終える。
第3Q。新主将、山岸(営4)が今年も持ち前の体を張ったプレーでチームを鼓舞。観客席に飛び込むほどのボールへの執念をみせチャンスをつくる。倒れてもなおボールを追いかける姿勢に他の選手たちも触発され、前半以上に激しいディフェンスで早大に襲いかかる。拮抗した時間が続いたが、最後に得点を許し55-60で最終Qへ。
第4Q。3Q、4Qとスターターに起用された1年生の竹内悠貴(法1)がリバウンドを奪いそのまま幸先よくシュートを決めると、植村のバスケットカウントで再び逆転。試合を通じて互角の戦いが続いてきたが、終盤になるにつれて法大の厳しいディフェンスに対し、早大のシュートが入らなくなる。ここぞとばかりに佐藤(法3)のアシストから沼田、上山敦士(営2)がそれぞれシュートを沈め、佐藤自身も3Pを1本決めた。最後は沼田のシュートで84-76。長い均衡を破り、試合を制した。(向井知優)
戦評:立大戦
第1Q。スタメンは植村、山岸、加藤、沼田、竹内と4年生と若手がバランスの良い布陣でスタート。序盤から法大、立大ともにスピードのある激しい展開をみせるが、立大のファールが多く、法大はフリースローを丁寧に決め得点を稼ぐ。だが、開始5分を過ぎたあたりから法大のファールが増え始め、逆にフリースローを与えてしまう場面が増える。そんな苦しい法大を救ったのは藤井。3P、中野広大(法3)へのアシスト、鋭いドライブからの連続得点など活躍を見せ、28-24で第1Qを終えた。
第2Q。スターターに1年生の大塚恭平を起用。開始早々、厳しいディフェンスで立大の24秒バイオレーションを誘い出すと、そのまま中野の速攻も決まり流れに乗ったと思われた法大。しかし、立大のゴール下での粘りや激しいディフェンスに圧され、ターンオーバーが相次いでしまう。逆転を許し46-51で前半終了。
第3Q。開いた点差がなかなか縮まらない。中盤になると両チームともにターンオーバーを繰り返し、攻守が次々と入れ替わるため試合全体が慌ただしい印象に。リバウンドなど積極的なプレーは継続しているだけに、点に結びつかないことがもどかしい我慢の時間となった。61-67で最終Qへ。
第4Q。山岸が連続得点を挙げ、開始1分、植村のシュートでついに同点に追いついた法大。立大のスピードや強い当たりに食らいつき、植村のアシストから山岸、中野、沼田が次々とシュートを決め拮抗した展開を繰り広げる。しかし、終盤に4連続得点を許してしまい、86-95で敗戦となった。(向井)
試合後の監督・選手のコメント
今井一夫 監督
山岸玲太 主将
沼田凌
ー今日の試合を振り返って
今日は勝敗はどうでもいいと言われてました。でも内容があんまり良くなくて、ディフェンスでやれって言われてる連携の部分だとか、一対一とかディナイとかまだまだ全然出来ていないので、そういった言われてることはしっかりやっていきたかったと思いました。
ー勝敗はどうでもよかったということですが、今日最も大切にしていたことはなんですか
ここがメインではなくてまだチームをつくっている段階なので、練習でやっている限られたことが出来るかどうかということですね。
ー新チームでの初試合でしたが印象は
まだ何とも言えないですけど、ルーズボールを追ったり、リバウンドを競りに行ったりという泥臭い部分は出ていたんじゃないかと思います。
ー立大戦では4Qで追い付いてから離されてしまいましたが
ディフェンスで相手を詰められなかったことが大きな原因だと思います。
ー今日良かった点は
点を結構取られてるので、良いところはまだまだ全然無いと思います。
ー今日見つかった課題は
最近ディフェンスの練習をやってるんですけど、ボールに対してちゃんと手を出したりとか、カバーからのディナイとか、そういう部分が出来ていないので、しっかりやっていくことが課題だと思います。
ー塚本氏が来て変わりましたか
全部変わったって言っていいくらいです。今までやっていたことはないです。全て変えていってますね。
ー手応えはありますか
まだまだ全然ですね。これからです。
ー残りの2日間に向けて
言われてるディフェンスをしっかりやっていくということだけだと思います。
竹内悠貴
ー大学の試合に初出場しましたが
レベルが高いっていうことと、今まで高校生とやってきたのとは違う、フィジカル面というか体の強さを実感して、自分はまだまだ高校生のままなんだなと思いました。やっぱり4年生はすごく上手くて、試合中は迷惑かけないように、という思いが強かったです。
ーそんな心境の中でもシュートを決めるなど活躍がありましたね
「初めてにしては」という言い方をしたら、活躍では無いですけど、貢献は出来たかなと思います。でも自分が今日目標に掲げていたのは1試合で10得点10リバウンドだったんですけど、どっちも出来なかったので、それは明日、明後日で頑張ろうと思いました。
ー立大戦4Qの苦しい場面で出場してみて
苦しい時こそみんなで声出して盛り上げたりだとか、ディフェンスを頑張ってオフェンスに繋げていくっていう良いリズムをつくるとか、どんなに疲れていても足を動かすことが大事だと思いました。
ーキャプテンの山岸選手が以前のインタビューで期待の1年生に竹内選手の名前を挙げられましたが
それは知らなかったので、すごいうれしいです。先輩たちにはアドバイスをもらうことが多いですね。法政には身長が高い選手があまり居なくて自分が一番大きいので、数少ないセンターとして自分に懸かっている期待は結構感じてます。その期待に応えて、出来ればトーナメントからチームに貢献出来るように練習していきたいと思います。
ー残りの2日間へ向けて
自分の良いところはリバウンドだと思っているので、リバウンドを1本1本コツコツと取っていきたいと思います。
クローズアップ
10個の質問で法大バスケットボール部員の素顔に迫る新企画。バスケットや普段の生活について伺います。
※次回の人を指名する制度。※毎回更新できない可能性もあるのでご了承ください。
山岸玲太 主将
- 誰よりもディフェンスやルーズボールを頑張る”仕事人”山岸。部員からの信頼も厚い。
①バスケ部でのニックネーム→山ちゃん。後輩からも呼ばれてます。
②血液型→B型です。
フォトギャラリー
- 加藤の得点力は安定を増した
- 早大の当たりにも負けない体とテクニックを持つ沼田
- 司令塔としてさらなる成長をみせる植村
- DFの1線やディナイが今大会の課題のようだ(目黒)
- 1・2年生にも多くの出場機会が与えられた(柳川)
- ルーキーながらゴール下で奮闘した竹内
- 池下涼星(法2)を中心にベンチの応援も盛り上がる