【準硬式野球】 東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大2回戦 投打がかみ合わず今シーズン初黒星
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早稲田大学2回戦
2015年4月6日(月)
早大東伏見グラウンド
雨の影響で1日延期して行なわれた第2戦。連勝して勝ち点を得たいところであったが、打線がチャンスで得点できず、また好投を見せていた先発室木も6回に突如崩れ大量失点。最後まで投打がかみ合わず今シーズン初黒星。勝負は第3戦までもつれることとなった。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 2 | 7 | 14 | 1 |
法大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 |
(早大)〇大河原、沼座-松下
(法大)●室木(1敗)、秋山-佐藤
盗塁:藤口(3回、2盗塁、8回)、内川(1回)、佐藤(2回)、永田(2回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原 幹斗(社2) | 5 | 1 | 0 | 0 | .143 |
2 | (4) | 藤口 帝(社2) | 3 | 2 | 0 | 1 | .286 |
3 | (6) | 橘 廉(社4) | 3 | 1 | 1 | 1 | .286 |
4 | (7) | 中村 聖弥(経3) | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 |
5 | (9) | 内川 慶一(経3) | 4 | 1 | 0 | 0 | .286 |
6 | (2) | 佐藤 裕太(経4) | 3 | 1 | 1 | 0 | .286 |
7 | (3) | 永田 直(経3) | 4 | 1 | 0 | 0 | .143 |
8 | (1) | 室木 大(経2) | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 |
PH | 前川 祐樹(社3) | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
(1) | 秋山 駿介(経2) | 0 | 0 | 0 | 0 | – | |
PH | 谷川 正鉱(スポ3) | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
9 | (8) | 甲本 裕次郎(社2) | 4 | 0 | 0 | 0 | .429 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
室木 | 6 | 6 | 6 | 1 | 4 |
秋山 | 3 | 8 | 0 | 0 | 2 |
戦評
開幕戦となる第1戦を末次慶一郎(社3)の見事な完封で勝利した法大。雨天中止で中1日空いての第2戦となる。スタートダッシュに成功するためにもここで勝利して是非とも勝ち点をあげたい。
今日の先発は室木大(経2)。初回を危なげなく抑えるとその裏の攻撃。2番藤口帝(社2)が右前安打で出塁すると3番橘の打席で暴投、捕逸で一気に三塁へ。1死三塁の好機を迎えると、橘廉(社4)は右翼方面に打球を放つ。平凡な右飛のように見えたが右翼手が太陽で打球を見失い適時打に。2試合連続で先制点をあげる。その後も法大は再三好機を作り出す。2回の攻撃も佐藤裕太(経4)と永田直(経3)の連続安打と盗塁で無死三塁の形を作るも活かせず。3回も死球で出塁した藤口が二盗、三盗と完全に投手のモーションを盗み成功させ無死三塁となるが、その後三者連続三振で無得点。追加点をあげられない。それでも室木は熱投を続ける。抜群の制球力でテンポ良く打者を抑えていき5回まで二塁を踏ませない。
ゼロ行進の続く中、試合が動いたのは6回の守備。先頭打者に左前安打で出塁されると失策、安打で1死満塁のピンチに。3番鈴木の打席でまさかの捕逸。同点にされる。するとその鈴木が2点適時二塁打を放つと、前の試合4番だった笹井が代打で出場。その笹井から代打2点本塁打が飛び出し、一気に5失点、突き放される。
「打ち勝つ野球」を掲げるだけにこの点差でも逆転したい法大。その裏の攻撃、四球と中村聖弥(経3)、内川慶一(経3)の2連打で無死満塁の好機を迎える。一気に逆転を狙えたが佐藤の犠飛による1点止まり。その後の攻撃は7回から継投した沼座を攻略できず足踏み。9回にも代わって登板した秋山駿介(経2)が早大打線につかまり、さらに2失点。結局、反撃に転じるきっかけを見出せないまま試合終了。2-7で第2戦を落とし、開幕カードでの勝ち点を賭けた大一番は第3戦に持ち越された。(今井淳基)
選手コメント
室木大(課題はスタミナ)
―今日の試合を振り返って
立ち上がりは相手打者の力量を見つつ、変化球がコースに決まっていて良かったと思いましたが、中盤になって決まったところを上手く当てられて、内野と外野の間に落ちてしまいピンチになったり、エラーが重なったりしましたが、そこをカバーできなかったところが今の自分の弱いところだと思います。
―変化球はシュート、スライダーが良かったですね
シュートもスライダーもキレてると思います。チェンジアップも覚えてきて、左打者から空振りが取れるようになり楽に投げられるようになりました。
―6回以降崩れてしまった要因は
スタミナです。関東大会の中大戦でも五回のグラウンド整備の時に失点しているので、同じミスを繰り返している様では、まだまだ上では通用しないと思うから、もっと意識してやっていきます。
―次戦の登板までに修正したいところは
今日は少し真っ直ぐが高かったので、低めに集めていきたいと思います。明日もリリーフでいけるように準備してなんとしても勝ち点を取りにいきたいです。
―明日へむけて
なんとしても勝ちたいです。絶対に抑えたいと思います。
藤口帝(2安打3盗塁の活躍)
―今日の試合を振り返って
やはり勝負を決めたのは守備のミスだと思うので、ミスをしない方が勝つしした方が負けると思うので、今日の負けは必然的かなと思います。
―藤口選手は2安打の活躍でした
前の試合はノーヒットでしたが、調子自体は悪くなかったので、ファーストストライクから積極的に打ちにいこうと思っていたので、それが結果に繋がって良かったと思います。
―今日は3盗塁決めました
ピッチャーのモーションが大きかったので、ベンチからいける時はいけと声をかけてもらっていたので、確信があったので走りました。
―3盗を決めたのもそういったところからなのか
そうですね、モーションが大きくてマークが薄かったので、自分的にいけると思ったので走りました。
―次戦の試合に向けて
優勝するためには負けられない試合だと思うので、全員が力を合わせて勝てるように自分ができることをやっていきたいなと思います。
佐藤裕太(試合に出場する数少ない4年生としてチームを引っ張る)
―今日の試合を振り返って
残塁が多かったですね。序盤に取れる点を取れなかったというのが相手に流れを渡してしまったのかなと。それに法政らしく戦えなかったというのが負けた原因だとおもいます。
―法政らしさとは
ミスを気にせず、アグレッシブにいくところです。今日は小さいことを気にして大味な試合をしてしまいました。
―勝敗を分けた点は
追加点を取れなかったというのもあるのですけど後半に入って気持ちを締め直せなかった点ですね。
―6回裏、無死満塁のチャンスを作りながらも佐藤選手の犠飛による1点止まりでしたが
自分は最低限のことしかできなくて、あそこで走者一掃とかを打てれば良かったんですけど…悔いが残りますね。
―一昨日の第1戦の後、本間監督が佐藤選手のリードを褒めていましたが
しばらく投げていなかったといっても末次はポテンシャルがあるので、自分は末次を信じて投げさせるだけですね。普通に投げていれば抑えられるので危ないと思ったシーンはなかったです。
―4年生として意識することは
4年生で試合に出ているのが自分と廉(橘)しかいないですが、自分1人だったら結構背負いこんでしまうところ、廉がいてくれるから自分が気負いなくのびのびできていると思います。
―次の第3戦に向けて
負けられないです。明日は総力戦ですね。負けられないです、何が何でも。
フォトギャラリー
- 先制の適時打を放つ橘
- 先制のホームを踏み祝福される藤口
- 藤口は2安打3盗塁の活躍
- 室木はテンポよく打者を抑えていった
- 系統した秋山
- チームで盗塁を多く決めた
- シャープな打撃で安打を放つ永田
- チームの要佐藤