【準硬式野球】第57回関東選手権大会3回戦 対國學院大 攻守がかみ合い快勝!いざ中大戦へ!
第57回関東選手権大会3回戦
2015年3月23日(月)
法政大学多摩グラウンド
大会3回戦の相手は國大。初戦をコールドで飾り、波に乗る法大はこの試合でも2桁安打と打線が好調。また先発した秋山が終始安定した投球を披露し完投勝利。強豪・中大との4回戦進出を決めた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
國大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
法大 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | × | 7 |
(國大)●安生、浦-後飯塚
(法大)〇秋山-佐藤
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原幹斗(社1) | 5 | 1 | 0 | 0 |
2 | (4) | 藤口帝(社1) | 4 | 1 | 0 | 0 |
3 | (6) | 橘廉(社3) | 4 | 1 | 1 | 0 |
4 | (DH) | 中村聖弥(経2) | 4 | 3 | 2 | 0 |
5 | (2) | 佐藤裕太(経2) | 3 | 1 | 1 | 0 |
6 | (7) | 前川祐樹(社2) | 4 | 3 | 1 | 0 |
7 | (3) | 永田直(社1) | 3 | 0 | 0 | 1 |
8 | (9) | 窪田剛士(経1) | 4 | 2 | 1 | 0 |
9 | (8) | 甲本裕次郎(社1) | 4 | 2 | 1 | 0 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
秋山駿介(経1) | 9 | 5 | 6 | 3 | 0 |
戦評
初戦の埼大戦を5安打完封勝利で飾った室木に続き、同じく2年生ながら先発を任された秋山。エースの末次を欠く中、先日のオープン戦では5回を2失点と上々の出来を見せただけに期待がかかった。
初回、甘く入ったスライダーを捉えられ、中堅前へ安打を打たれてしまう。捕逸により走者を三塁に進め、四球も重なり二死一三塁のピンチになってしまったが、慌てずに後続を抑え無失点で切り抜けると、その裏、先頭の萩原が左中間への二塁打で好機を演出。2番藤口が犠打を決めると、すかさず3番立花が右翼への適時打を放ち、法大が先制。5番佐藤の中堅後方への犠牲打も相まって、リードを2点に広げる。2回は四球で出してしまった走者に盗塁を試みられるが、捕手佐藤の強肩が光り盗塁を阻止。天候が次第に悪くなり、気温の急激な低下が見られたものの、そんなことは歯牙にもかけず、その後は3回を難なく無安打に抑えた。すると4回、6番前川の左翼前安打を筆頭に8番窪田の右中間への三塁打、9番甲本の左翼後方への二塁打でさらに國大を突き放す。5回にも4番中村、5番佐藤、6番前川の三連打で追加点を加えると、極め付けは6回、中村が試合を決定づける右翼スタンドに突き刺さる特大2点本塁打。守備でも秋山は二塁手の藤口、遊撃手の橘などの連携プレーに助けられ、終わってみれば被安打5で完投、103球と少ない球数で完投。スコアも7対1と連日の快勝だった。
次戦は強豪の中大戦で、これまでのように簡単にはいかないかもしれない。だが、法大の打ち勝つ野球で勝利を掴み、全日本選手権へと駒を進めたい。(原口大輝)
選手コメント
中村聖弥(2試合連続のホームラン)
―今日の試合を振り返って
冬場に野手が打って勝てるように練習してきたので、その通り結果が出せたのでよかったです。
―2試合連続のホームランでしたが
思い切り振ってそれがホームランだっただけなので、あまり意識しないで来た球をフルスイングしていきたいです。
―好調の要因は
今年は野球に集中できる最後の年なので、強い気持ちでやっています。
―久々の4番でしたが
4番の内川がけがで急遽4番になりました。
―4番を打つことへのプレッシャーは
周りが打撃好調なので、あまり気負うことなく繋ぐ気持ちで打ちました。
―今日はDHでの出場。けがの具合は
あまり良くはないです。リーグ戦もあるので無理せず頑張っていきたいです。
―明日の中大戦への意気込みを
自分たちがやってきことをしっかりやって、それで負けたとしても悔いのないようにしっかりやっていきたいです。
橘廉(走攻守でチームをけん引)
―今日の試合を振り返って
ピッチャーも守備も安定していたし、チャンスでしっかりとみんなが打てたので良い流れで勝てたかなと思います。
―今日の秋山選手のピッチングを後ろからみてどう感じましたか
ストライク先行で安定していたので悪いところさなかったです。
―その秋山選手を守備で援護しました
サードの萩原のファインプレーもありましたしね。それで秋山も良い流れでいけたかなと思うので守備も今日は良く守れていたと思います。
―初回に先制点となるヒットを放ちましたが
その一本だけでしたね。他にもチャンスがあったし、そこで一本が出るか出ないかが次からの試合で大事になってくると思います。
―チーム全体で打線がつながっている印象を受けますが
中途半端ではなく思い切り振り抜くことをみんな意識できているからだと思います。でも明日からは苦戦すると思うのでチャンスを大事にしたいです。
―最高学年として意識していることはありますか
裕太(佐藤裕太)と2人で試合に出ているのですけど、自分と裕太で内野をまとめたり、声を掛けたりというところは意識しています。1人ではなく2人でやれているという意味で裕太の存在は大きいです。
―次戦は中大戦となりますが意気込みをお願いします
接戦になることは間違いないと思うので1つのチャンスを掴むか掴まないかが勝負を分けると思うのでそこの集中力を高めていきたいとおもいます。
秋山駿介(被安打5で完投勝利)
―今日の試合を振り返って
とりあえず勝てて良かったです。打者が結構打って援護してくれたので、投げやすかったです。
―球数の少ないピッチング内容でしたが
思っていたより打たせてとれたので、想像していたよりいい出来でした。
―変化球で効果的に三振が取れましたね
決め球はスライダーでしたが、捕手が打者に直立とういうか真っ直ぐの時にスライダーのサインを出してくれたので、ちゃんと決まって良かったです。
―今日のピッチングでご自身として一番良かったところは
早いカウントから打たせてられたところが良かったと思います。
―先日は室木選手も素晴らしいピッチングでしたが、同学年としてもライバル関係はありますか
特に意識はしてないですが、2人で頑張ってチームを盛り上げていければなと思います。
―明日は中大戦が見込まれますが、どのように準備しますか
いつでもいける準備をしておいて、明日も投げることがあれば今日のようなピッチングができればと思います。
―次戦への意気込みをお願いします
全日に行きたいので、勝ち続けることが最低条件だと思います。
フォトギャラリー
秋山はリズムの良い投球で完投勝利
堂々のピッチングで被安打を5本しか許さず
最近の活躍が認められ藤口は2番に打順に上げた
橘は走攻守でチームを引っ張る
3点目となる3塁打を放ち喜ぶ窪田
長打も狙える甲本が9番にいる意味は大きい
前川はこの日も3安打の活躍
2試合連続となる本塁打を放つ中村